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植木鉢のサイズ「号数」とは?大きさや容量、植物にあった選び方まで解説!

植木鉢のサイズは号数や尺で呼ばれていますがこの号数や尺が実際の大きさなのかわからず困っている人もよく見かけます。サイズにより入る土の量もだいたい決まっています。号数による大きさとその容量、植え付ける植物に合わせた植木鉢の選び方もご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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この記事で紹介しているアイテム

ジオメトリックポット

素焼き鉢 浅鉢 6.0号

プラ鉢 輪型 8号

はじめに

植木鉢の号数・尺による大きさと容量を解説!

園芸サイトで植物の育て方を見たときに植木鉢サイズが号数や尺で書かれていて、それが自分が持っている鉢に適合しているのかわからないということはありませんか?また土を買う時にリットル表示になっていてそれがどのくらいの鉢を満たす土の量なのか困ることもあるでしょう。鉢のサイズと容量を知ればそのお悩みは簡単に解決しそうですね。今回は植木鉢のサイズと選び方を解説していきます。

植木鉢のサイズについて

植木鉢サイズは1号変わると3cm増える

植木鉢サイズの考え方は簡単で1号で3cmとなり、号数が1つ増えるたび3cmずつ大きさがアップします。これさえわかれば手持ちの鉢の大きさも長さをはかることで簡単に何号鉢か知ることができるでしょう。

土の量も植木鉢サイズでだいたい決まっている

同様に鉢の容量(入る土の量)も直径によって割り出すことができます。詳しいはかり方は後述で紹介しますが、計算しなくても一般的なスタンダード鉢であればだいたいの目安となる容量は決まっていますのでそれを知っておくと土を買う時も困らずにすみそうですね。

尺で表示される鉢について

鉢サイズは号数の他に尺で表されているものもあります。これは昔は日本の長さの単位に尺や寸が使われていた名残です。今では尺貫法は廃止されcmやg、㎥などで表示されるように統一されているので尺といわれてもピンとこない人も多いでしょうが、寸は約3cm尺はその10倍で30cmとなりますので尺鉢といわれたら直径30cmの鉢と考えてください。

植木鉢サイズのはかり方と呼び方①丸鉢

植木鉢サイズはどこをはかるのか

前述で鉢の号数を知るには長さをはかるとお話しましたが一般的な丸い形をした鉢には幅、奥行き、高さと3つの長さがありますね。鉢サイズで使われるのはこの中の幅=直径となっています。四角い鉢ならその容量に収まるくらいの丸鉢と置き換えて土の量を少しプラスして買うとよいでしょう。

植木鉢の合数とサイズ適応表

号数 大きさ
3号鉢 9cm
4号鉢 12cm
5号鉢 15cm
6号鉢 18cm
7号鉢 21cm
8号鉢 24cm
9号鉢 27cm

鉢サイズは号数✕3(cm)というはかり方になりますがひと目でわかる適応表をご用意しました。こちらを使えば計算しなくてもひと目で鉢のサイズがわかるでしょう。

植木鉢サイズのはかり方と呼び方②プランター

プランターサイズはどこをはかるのか


丸鉢や四角い鉢のサイズはだいたい計算や表でわかるようになっても、プランターのサイズは?その容量は?という疑問もわきますね。プラタンターについては横に長い(幅が長い)ので一般的な鉢サイズの直径が適応できないので幅=長い方のサイズで判断してください。

プランターサイズの呼び方は型で1型1cm

プランターのサイズは号ではなく型と呼ばれていて1型あたり1cm大きくなります。このことから30型のプランターと言われれば長い方のサイズが30cmあるプランターであるとわかりますね。

植木鉢サイズと土の量

植木鉢サイズによる土の量目安

スタンダード鉢での鉢のサイズによる容量目安を紹介しましょう。これよりも高さがある鉢ならば多めに、低いものなら少なめに土を用意してください。市販の培養土はリットルで販売されているので土の量はリットルでの表示になっています。

鉢の号数 土の量
3号鉢 0.4リットル
4号鉢 0.7リットル
5号鉢 1.4リットル
6号鉢 2.2リットル
7号鉢 3.5リットル
8号鉢 5.3リットル
9号鉢 7.8リットル

鉢に入る土の量のはかり方

表にない号数の鉢やスタンダード型以外の鉢の容量のはかり方もご紹介しましょう。計算方法は簡単で半径✕半径✕高さ✕3.14で体積を求めてあげれば良いです。

3号鉢の容量計算例

上の表の例でいうと3号鉢の直径は9cmとなりますので半径は4.5センチ。スタンダード鉢は直径の80%ほどの高さの鉢のことをいいますので9✕0.8で高さが求められてリットル換算するために1000で割りますので、4.5✕4.5✕7.2✕3.14÷1000=0.4リットルということになります。

円柱の体積計算で出すと少し多めな土の量になる

鉢は円柱状ではないのでこの計算式で求めると少し多めの土の量となりますので不足することなく目安としては使いやすいでしょう。プランターに必要な土の量もこのはかり方を使うことで縦✕横✕高さで計算できます。

植木鉢の種類と特徴①高さ

植木鉢の種類は高さや材質で決まる

植木鉢は大きさだけでなく形や材質などの種類も豊富ですね。ここからは植木鉢の種類とその分け方を知り、これから鉢を買うときの選び方について解説していきます。まず大まかな種類は鉢の高さで決まるのでその3種類の特徴や分け方から見ていきましょう。

スタンダード鉢

ジオメトリックポット

まずは一般的に使いやすいスタンダード鉢というものからで、この鉢は基本となるベーシックなタイプという理由から標準鉢とも呼ばれています。スタンダード鉢の特徴は口径と高さがほぼ同じで、どのような植物にも使いやすくなっているところにあるでしょう。

浅鉢


素焼き鉢 浅鉢 6.0号

スタンダード鉢よりも高さが低いものを浅鉢と呼びますが、この他にも平鉢や鉢皿などという呼び方もありますが、どれも高さが口径よりも低いのでこの浅鉢の仲間ということができますね。木を成長させたくないコンパクトな盆栽や寄せ植え、クロッカスなど背の低い球根植物をまとめて植えるなどの用途に使ってください。

深鉢

深鉢は浅鉢の逆で口径よりも高さがあるものになるので見た目が縦長でスタイリッシュなデザインのものが多いのが特徴です。土の量もたくさん入りますので上が重くなるような大きくなる観葉植物などを植えても転倒することなく、観葉植物用によく使われていることでも見たことがある人も多いのではないでしょうか。

プランター

高さは関係ないのですが鉢の種類ということでプランターもご紹介しておきましょう。プランターは縦と横の長さが大きく違う鉢の呼び方で、高さにもいくつかあって植える植物の選び方バリエーションが広がります。深型プランターは根菜など野菜を植えるのに重宝するもので、浅いものは花や葉物野菜など根が長く伸びないものをいくつか植える用として使うのが一般的。住宅の門扉わきに並べて置いて道行く人に植物を楽しんでもらったりベランダ園芸用として見かけることが多いですね。

植木鉢の種類と特徴②材質

テラコッタ鉢

スタンダード鉢などに多く見られる焼き物の鉢でその中でも高温で焼き上げたものをテラコッタ鉢と呼びます。一方スタンダードな鉢は素焼き鉢(テラコッタも素焼きなのですが焼き温度で呼び名を分けています)と呼ばれ温度の違いで表面の目に見えない穴の数が違ってきます。通気性が良く水分が足りなかったらある程度乾きから守り、多すぎたら放出するという植物に対して良い環境を作ってくれます。ストロベリーポットをはじめおしゃれなデザインが揃っているのも特徴です。

プラスチック鉢

プラ鉢 輪型 8号

加工が楽でデザインや大きさも豊富で安価に手に入るのがプラスチック鉢で、ホームセンターなどで大量に安く売られている鉢植え株などはこのプラスチック鉢が使われていることが多いですね。少しでも販売コストを下げようという目的でしょう。その一方通気性に欠けることと外気を伝えやすいことにより梅雨時から夏の植物管理には注意が必要となります。

木製鉢

寄せ植えや大きめの観葉植物を植えたりするのに使われるおしゃれな鉢に木製鉢もあります。樽などを形どったものが有名でしょう。天然素材なので通気性もよく温度変化を土に伝えにくく、植物管理が楽になる一方腐食の心配があります。茶色く色がついているものが多いのは防腐処理用の塗料で、このために簡単には腐りにくくなっていますが寿命がある鉢と思っておきましょう。

植物による植木鉢サイズの選び方

多肉植物に向く植木鉢サイズ

ここからは植物による植木鉢サイズの選び方目安となる号数を紹介します。まずは多肉植物ですが、これは小さなものが多いので3号からと小さなものもよく使われます。サボテンなど大きくなる種類は除き5号鉢があればほとんどのものを植え付けることができるでしょう。

観葉植物に向く植木鉢サイズ

観葉植物は多肉植物よりももう少し大きめな鉢を選びましょう。小さな株のうちは4号から5号サイズでリビングにインテリアとして飾るような大型の観葉植物であっても9号鉢の深鉢があればほとんどのものは植え付けることができます。

寄せ植えに向く植木鉢サイズ


たくさんの草花を寄せ植えにするならば10号鉢以上の大きなものがあると良いですね。置く場所にもよりますが、ハンギングにしたり壁や塀沿いに置くのならばプランターなどの横長なタイプが選び方としてはおすすめです。植える草花で高さの変化を付けるのも寄せ植えの魅力なので、幅だけでなく奥行きもある程度ある鉢を選びましょう。

野菜作りに向く植木鉢サイズ

野菜もミニサイズの葉物野菜やラディッシュなどであれば5号鉢くらいから栽培可能です。トマトは背丈が大人女性の身長くらいにまで成長しますので大きめ10号の深型鉢を使うことで株も安定して管理しやすくなります。

植え替え時の植木鉢サイズの選び方

鉢サイズの選び方は重要

植え替え時に目安とする鉢の大きさ選びは現在植わっている鉢の大きさを参考にしつつ、プラスアルファを加味して考えます。小さいと植物の根が成長できず水切れも早くて枯らしてしまうこともありますし、鉢が大きすぎるとこれも水やりが大変であったり重くて動かせないということにもなります。

新しい鉢に植え替える時の選び方

株に適した鉢のサイズは現在植わっている鉢よりもひとまわり大きなものにすると共に、高さも高いものに変えてあげると良いでしょう。

まとめ

植木鉢で迷ったら市販の鉢植えを参考に!

鉢のサイズ号数と尺・中に入れる土の量とはかり方などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。鉢を変えることで植物の栽培難易度があがったりさがったりしますので選び方は重要です。観葉植物などを植えるのに鉢の選び方なども参考にしていただければと思います。

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