スリット鉢とは?使い方とそのメリット、デメリットをご紹介!

スリット鉢とは?使い方とそのメリット、デメリットをご紹介!

スリット鉢の種類や、使い方をまとめてみました。スリット鉢を使ったときのメリットとデメリットも載せています。スリット鉢は、「根詰まりがひどい」「根腐れを起こしてしまう」「根の生長が偏る」などの問題を、解消してくれる容器です。

記事の目次

  1. 1.スリット鉢とは?
  2. 2.スリット鉢の種類
  3. 3.スリット鉢の効果
  4. 4.スリット鉢の効果① 根詰まり・根腐れを防止する
  5. 5.スリット鉢の効果② 必要な酸素を供給してくれる
  6. 6.スリット鉢の効果③ 根の生長を止めてくれる
  7. 7.スリット鉢の使い方・植え方
  8. 8.スリット鉢のメリットとデメリット
  9. 9.スリット鉢を使ったときのメリット
  10. 10.スリット鉢を使ったときのメリット① 根詰まりを防ぐ
  11. 11.スリット鉢を使ったときのメリット② 水はけがいい
  12. 12.スリット鉢を使ったときのメリット③ 鉢替えを抑えられる
  13. 13.スリット鉢を使ったときのデメリット
  14. 14.スリット鉢を使ったときのデメリット① 土がこぼれる
  15. 15.スリット鉢を使ったときのデメリット② 虫が入ってくる
  16. 16.スリット鉢を使ったときのデメリット③ 土が乾きやすい
  17. 17.スリット鉢を使ったときのデメリット④ 土のうえには置けない
  18. 18.まとめ

スリット鉢とは?

スリット鉢は、底にスリット(細長い穴)を開けたり、鉢の側面にフィンがついていたりする鉢のことです。形は、円形から、角型、八角形など、育てる花木の種類・大きさに合わせられます。軽く、持ち運びに適している鉢で、ホームセンターや通販で売られている製品。根の旋回を防げたり、根張りをよくしたりと、根詰まりを起こしやすい植物に適しています。

スリット鉢の種類

スリット鉢は、大きさ・形・素材別の製品が販売されています。「花木の生長を見越して大き目の鉢が欲しい」「角形の鉢が好み」「おしゃれな鉢を探している」など、希望に合った鉢が選べます。スリット鉢には、次のような種類がありますよ。

スリット鉢のサイズ

号数 鉢の直径 容量
4号 12cm 0.6l
6号 18cm 2.2l
8号 24cm 5.2l
10号 30cm 8.4l

サイズは、4号から10号ほどです。4号のサイズは、12cm・0.6lで、10号が30cm・8.4lが目安とされています。大型の10号タイプは、バラの栽培に使われているサイズです。「鉢替えの回数を減らせる」「根詰まりが少ない」「水はけがよい」など、バラを育てやすい環境を整えられます。

スリット鉢の形

スリット鉢の形は、大きく4つの種類に分けられます。ひとつ目は、角形。ポリポットのような形で、小さいサイズの容器に多く見られます。

2つ目は、丸形です。花木や果物の苗を育てるときに使われています。

3つ目が、八角形。鉢の内側に角を設けることで、根を下へ導く仕様です。

そして4つ目が、ロングタイプの鉢。通常のスリット鉢よりも、鉢が高いので、直根性の植物や、野菜を育てるときにおすすめです。鉢替えをしても根を傷つけるリスクを減らせます。

スリット鉢の素材

スリット鉢は、主に2つの素材が使われています。ひとつは、プラスチック。軽くて、持ち運びに適しています。もうひとつが、素焼き(テラコッタ)。プラスチック製よりも重いため、風に強く倒れにくい特徴をもっています。また、日射しにも強いので、温度の上昇も抑えてくれますよ。

スリット鉢のカラー

スリット鉢に使われているカラーは、モスグリーンや紺色、黒、白、茶色です。おしゃれな色はあまり見かけませんが、通販サイトなどで探してみると、白や茶色などのカラーも見つけられますよ。ホームセンターなどでは、モスグリーンのカラーが主流ですね。

スリット鉢の効果

スリット鉢には、2つの効果が期待できます。ひとつは、根詰まりと根腐れを防げること。そして、もうひとつは、必要な酸素を与えてくれる点です。

スリット鉢の効果① 根詰まり・根腐れを防止する

鉢の側面に設けたフィンが、伸びた根を鉢の下へと誘導します。これにより、根がぐるぐると巻いてしまう事態を防止してくれるのです。また、スリットからは余分な水を外に出してくれる機能があります。これで、根腐れも予防。適度な水分を保てるため、腐ってしまう事態が避けられるのです。

根詰まり・根腐れの問題は、スリット鉢で解消!

このように、スリット鉢は根詰まり・根腐れを起こしやすい花木や野菜の栽培に適しています。「根詰まりによる鉢替えが面倒」「土や水の量を変えても、根腐れを起こす」などの悩みを持つ方は、スリット鉢への交換を検討してみましょう。

根腐れを起こすときは、鉢の種類を見直すこと

スリット鉢には、細長い穴が開いています。ここから、余分な水分を排出することで、土の水分を調整してくれるのです。そのため、植物の根詰まりを防止する効果が得られます。乾燥気味の状態を好む植物や野菜などの栽培に、最適です。使用する用土にばかりに注目せず、水はけのよいスリット鉢にも目を向けてみましょう。悩んでいた「根腐れ」が改善できるかもしれませんよ。

スリット鉢の効果② 必要な酸素を供給してくれる

スリット鉢の効果によって、水やりの度に、土のなかの酸素は、新しい酸素と入れ替わります。土に水をあげると土のなかの古い水分は、重力に従い、外へと排出されるためです。しかし、普通の鉢に開いている丸い穴では、表面張力が働いて、排水を妨げてしまう場合があります。そこで、スリット鉢の登場です。スリットは、鉢の角についているため、表面張力が働かず排水はスムーズ。不要な水が、鉢の内側や土の間から、外へと出ていくので、新しい酸素を招くスペースが確保されます。こうしたスリット鉢の効果によって、新鮮な酸素が運ばれるのです。

スリット鉢の効果③ 根の生長を止めてくれる

スリットから根が出ると、太陽の光や空気があたるため、根の成長が止まります。植物は、ほかの根を伸ばそうとするため、鉢の中央にも根を伸ばしてくれるのです。根詰まりを気にするなら、スリット鉢を利用してみてください。

スリット鉢の使い方・植え方

スリット鉢の使い方・植え方には、3つのポイントがあります。ひとつめは、土の入れ方。2つ目が、鉢底石を使わないこと。3つ目が、土のうえに置かないことです。スリット鉢を使うときは、次のような流れで行ってください。詳しい使い方を解説します。

スリット鉢の使い方と植え方① 土の入れ方

スリット鉢を使った植え方では、土の入れ方がポイントです。スリット鉢は、底の近くや鉢の側面に穴が空いてます。土を入れると漏れてしまいますが、きっちりと土を詰めるとこぼれにくくなります。また、鉢の底にだけ粒の大きな土を入れると、こぼれてしまう土の量を減らせます。さらに、あらかじめ土に水を撒いておくことも大切です。水をあたえると土が締まって、スリットからこぼれる量を抑えられます。スリット鉢を使う場合は、植え方に気をつけると、まわりを汚さずに植物を育てられますよ。

スリット鉢の使い方と植え方② 鉢底石は敷かない

スリット鉢を使った植え方では、鉢底石を使いません。鉢底石を敷くと、根の生長を止めるスリットを塞いでしまうのです。これでは、根のサークリングを抑えられません。スリット鉢の効果を活かしたいなら、鉢底石を敷かない使い方を選びましょう。

スリット鉢の使い方と植え方③ 土のうえには置かない

土のうえに置いてしまうと、根が地面に潜ってしまいます。これでは、根の生長が止まってくれません。そのため、スリット鉢を使うときは、土のうえには置かず、レンガやブロックなどのうえに置きましょう。

スリット鉢のメリットとデメリット

スリット鉢にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。これからスリット鉢を試す、という方は、スリット鉢のよい面と悪い面を知って、植物を植えたり、植え替え用に使ったりしましょう。

スリット鉢を使ったときのメリット

スリット鉢を使うと、3つのメリットに恵まれます。「根詰まりに困っている」「土の排水性を高めたい」「植え替えの頻度を減らしたい」などの悩みを解消してくれますよ。

スリット鉢を使ったときのメリット① 根詰まりを防ぐ

スリット鉢の形や、フィン、縦長の穴によって、根がぐるぐる回るサークリング現象を防いでくれます。角に向かう根を底に導き、穴から根を出させることで、生長を抑止。こうすると、植物がほかの根を伸ばすようするため、根張りがよくなります。根詰まりを防ぎながら、根の動きも調整してくれるため、短期間でも、すくすくと育ちます。

スリット鉢を使ったときのメリット② 水はけがいい

スリットから不要な水を排出してくれるため、土のなかの水分を均一に保てます。ほかの鉢やプランターでは、土の表面が乾燥し、真ん中の部分は水分が多くなるのが、一般的です。しかも、根詰まりを起こしていれば、さらに排水性を弱まわり、根腐れを引き起こす危険が高まります。その点、スリット鉢では、水はけをよくする鉢底石も、敷く必要ありません。鉢の機能だけで、水分をコントロールしてくれます。

スリット鉢を使ったときのメリット③ 鉢替えを抑えられる

スリット鉢を使うと、鉢を替える頻度を減らせます。根は、隙間を埋めるようにまんべんなく走ります。そのため、根のサークリングが抑えられ、根詰まりよる栄養・酸素不足を解消。長い期間でも、同じ鉢で植物や花木を育てられるのです。そのため、スリット鉢は、鉢替えを嫌う・直根性の根を持つ植物に適しています。

鉢替えで根を傷つけにくい

スリット鉢を使うと、鉢替えで根を傷つける危険を減らせます。鉢の底でとぐろを巻くサークリングが抑えられるため、根が密集する事態を回避してくれるのです。これなら、根をほどいたり、土を落としたりするときでも、根に与えるダメージが減らせます。

スリット鉢を使ったときのデメリット

スリット鉢には、デメリットがあることも知っておかなくてはいけません。悪い面にも目を向けてから、スリット鉢を使いましょう。スリット鉢のデメリットは、次の3つです。

スリット鉢を使ったときのデメリット① 土がこぼれる

根が張るまでは、詰めた用土が、スリットからこぼれてしまいます。土がこぼれて、嫌だという方はほかの鉢を使ってください。ただ、「土に水を含ませてから混ぜる」「粒の大きな土を使う」、などの対策を取ると、こぼれ出る土の量を減らせます。

スリット鉢を使ったときのデメリット② 虫が入ってくる

スリット鉢の穴から、虫が入ってくることがあります。ナメクジ・コガネムシ・蛾などが入り、新芽や葉を食い荒らされたり、卵を産みつけられたりと、被害を受けることがあるのです。虫の被害を避けたいなら、細かいネットを敷きましょう。土を入れるまえにネットを敷くことで、虫の侵入を防いでください。ネットであれば、光や空気を通すため、サークリングを抑えるスリットの効果も維持できます。

スリット鉢を使ったときのデメリット③ 土が乾きやすい

スリット鉢は、排水性が高く、土の乾燥を早めます。そのため、水枯れが起きてしまうことがあるのです。スリット鉢で植物を育てるなら、乾燥を好む種が適していますよ。また、小さい鉢では土の量が少ないので、土も早く乾いてしまいます。スリット鉢を用いるなら、保水性の高い土や、大きな鉢を選んで、水枯れを防いでください。

スリット鉢を使ったときのデメリット④ 土のうえには置けない

鉢ごと土のうえに置いてしまうと、スリットから伸びた目が地面に潜り込んでしまいます。これでは、根の生長を止めることができません。ほかの根が伸びないため、鉢のなかに張り出す根には、偏りが生じてしまいます。そのため、スリット鉢を置くときは、テラスや、レンガ、コンクリートのうえなどを選ぶことが大切です。ポットフィートを置いても、地面との接触を避けられますよ。

まとめ

スリット鉢の特徴や使い方を紹介しました。スリット鉢は、根詰まりや根腐れの防止に適した容器です。根の性質を利用することで、根の張りをよくしたり、栄養と酸素を届けたりと、根・茎・葉の生長を維持してくれます。
さらに、根のサークリングを抑えることで、鉢替えを行う回数も減らせますよ。大きな鉢への植え替えを面倒に思うなら、育てる鉢の種類を検討してみましょう。スリット鉢なら軽量のため、容器の移動も楽に行えます。プランターや通常の鉢のほかにも、スリット鉢を候補に入れてみましょう。

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ライター

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ガーデニング、観光地・スポットを紹介するトラベル、キャンプ・登山などで使うアウトドア用品の紹介記事を書いています。心がけていることは、わかりやすい内容や、丁寧な解説です。閲覧した記事のほかにも、気になる記事があれば、目を通してみてください。


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