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ロープのほどけない結び方は?引っ越しでも役立つ簡単な縄や紐の縛り方をご紹介!

ロープや紐などの結び方はたくさんあってその中には簡単でほどけにくいとても便利なやり方も存在します。キャンプなどアウトドアのテント設営や釣り糸のし掛け作り、新聞紙リサイクルや引っ越しの荷造りなど知らないと損をする簡単でほどけないロープの結び方をご紹介します。
更新: 2021年2月28日
佐藤3
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はじめに

アウトドアや荷造りに!ロープや紐の結び方

物を固定するのに縄や紐などを使う時、結び目がほどけてしまってうまく固定できないことはありませんか?

いくらぎゅっと紐端をひっぱり強固に結束したつもりでも、その縄を手でもって持ち上げたり引っ張ったりするうちにだんだんと緩んで解けてしまうのはよくあること。それを避けるためには結び方にちょっとしたコツがあります。

はじめての人でも簡単にできる結び方8選を紹介

結び方の中にはクレーン技能資格である玉掛けに使用したり、トラックの荷台の荷物を固定するための土佐結び(万力結び・南京結びとも)もあるけれどこれは専門的な方が使うもので結び方も難しいもの。それ以外にもたくさんある簡単なほどけにくい結び方を8つご紹介します。

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方①

立ち木にロープや縄・紐を掛ける結び方

まずはキャンプなどアウトドアで活用したりちょっとした洗濯ものを掛ける紐を木の間に張るのにも使える掛ける結び方から見ていきましょう。勝負な紐を掛けてそこに荷物を下げたりハンモックを吊るしたりと汎用性が高い結び方。

しっかりと固定したい縄などを簡単に張りたいときに使用してください。

「ねじ結び」の特徴

Photo byschuetz-mediendesign

掛ける結び方にもいろいろあるけれど、その中でも簡単でわかりやすいのがねじ結びです。杭や立ち木・柵やフックなどに紐や縄を掛けて結んでいきましょう。巻く回数を増やすことで強度が増すので、使用によって加減ができるのが特徴。

しっかりとしてほどけないのに解くのは簡単という利点もあるのでぜひ覚えてくださいね。

ねじ結びの結び方

ねじ結びの結び方は①杭や木などに縄先をぐるりと1回巻いて輪を作り②端を輪の内側から通してそのまま何度か輪に絡ませてください。(この回数で強度が変化することがポイント)③端をひっぱると完成です。

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方②

ロープや縄・紐同士のほどけない結び方

男結びという昔からある強いひも同士の結束方法です。水引きなどの結び方にも似たような結び目になるものがあり見たことがある形でしょう。男結びの結び方には糸や縄などを2本結束させるとき、または端と端を結んで輪にするのに使います。

「男結び」の特徴

男結びは古くからある日本の紐や縄の結び方。お正月の門松の竹を結ぶのにもこの男結びが使われます。簡単にはほどけないのが男結びで逆に簡単にほどける結び方もありそれは女結びと呼ばれています。

今回はほどけない結び方なので解説しませんが、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。動画はそんな男結びの中でも丈夫でほどけない男結びの結び方になっています。

男結びの結び方

ほどけない男結びの結び方は①右の縄端を輪にします。②その輪にもう1本の端を上から通し下から上に出してきて輪の中のその端とつながる縄と別の縄端が作る輪の中を上から通して引き締めます。

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方③


輪が大きく解きやすいほどけないロープの結び方

もやい結びというと船を停泊させるときにつなぐやり方と認識されている方も多いでしょうが、この方法を知っていることで船をつなぐ以外でもいろいろな場面で便利に使え、ポールや杭などを使わずに輪にしてどこにでも掛けられるようにすることもできるでしょう。

使い方によってどちらのやり方にするか決めてください。

「もやい結び」の特徴

もやい結びはねじ結びのように杭や立ち木に対してロープを結びつけるやり方なのですが、このとき作った輪が杭や木などを締め付けないのが大きな特徴。さらに一度締めてあとはロープを引っ張っても、結び目はそれ以上固く閉まることはないのでほどくときにも苦労しません。

もやい結びの結び方

もやい結びのやり方は①まずロープ端を対象物に引っ掛けるところからはじめてください。②端ではない長い方にひとつ輪を作り、その中に端を上から通し、もう片方のロープの下を通って同じ輪の中から出してきて引き締めて完了!

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方④

ほどけにくい簡単なロープ・縄や紐の掛ける結び方

ねじ結び・もやい結びと他のものにロープや縄を回して固定するやり方を紹介してきましたが、もうひとつ掛けるタイプの簡単な方法を見ていきましょう。強度としてはもやい結びの方が強いけれど、それほど強さを必要としない場合はこちらの方が断然簡単で素早くできあがるのでおすすめ!

「巻き結び」の特徴

巻き結びは左右に縄端が伸びるのでアウトドアでは長く縄を張る中間地点を止めるのに便利。またロープの端を引っ張ることで引き締まるので、重いものを結んで持ち上げるのに使用したり新聞紙や雑誌のリサイクルなど幅広い使いみちがあるのが特徴。

巻き結びの結び方

巻き結びのやり方は①木や杭などの対象物に手前から回しかけ、別の縄にクロスさせるように移動させ。②できた輪の中に手を入れて縄端をつかんで自分の方に引っ張り、その後両側のロープを引き締めると結び目がぎゅっと固定できるでしょう。

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方⑤

張る緩めるのが簡単!ロープの掛ける結び方

ロープを結ぶ方法が簡単なのは良いけれど、長さが足りなかったり余ったりとほどいて結び直すこともときにはあるでしょう。ほどくのも簡単ならもっと良いのにと思う場面も多々あるのではないでしょうか?何度も結び直すのはおっくうです。そんなイライラがなくなる方法を紹介しましょう。

「自在結び」の特徴

自在結びはその名のとおり結んだ後からロープの長さを自在に調整できるロープの固定方法です。テントやタープをピンと張るのにとても役立つのでおすすめ!

自在結びの結び方


自在結びのやり方は①杭などにまずロープを半周巻きつけてから②短いロープ端を長い方の下を通して上からひと結び。③下から上にまわして長いロープに2回巻きつけ④手前に持ってきて結び目を1つ作り完成です。長い方のロープを引いたり緩めたりすることで長さを調整してください。

自在結びはふた結びの応用

自在結びの2つ目の結び目はふた結びという頑丈なほどけない結束方法を使っているのにお気づきですか?これだけでも、テントやタープを張るときに使用できるので長さ調整が必要ない場合はこれだけでも使用可能です。

ふた結びの結び方

①ペグや杭などにまずロープや紐をかけて②下から巻きつけて輪の中に上から入れ③下に伸びている紐部分に先程からませた紐端をもう一度巻きつけキュッと引き締めるだけ。二回結ぶだけなのでふた結び呼び、1回だけよりもずっと強度が増すのが特徴。他のやり方では難しいと思う方はこれだけでも覚えておいてください。

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方⑥

新聞などがほどけない簡単な結び方

新聞紙や雑誌などをまとめるときによくやる縛り方に似ているけれど、紐の絡め方にコツがありこのおかげで固定したものがくずれにくくなる方法です。変わった名前ですが、これは手術のときにしっかり固定するために使うやり方のためこう呼ばれるようになりました。

「外科結び」の特徴

やり方は普通の固結びができれば誰でも可能なとても簡単な方法です。お子さんでも、少し力があれば自分で崩れない荷造りができるでしょう。いつもの雑誌などのまとめ方も少し変えるだけで持ち上げると緩んでしまう結束紐がまったく緩まなくなるのでおすすめ!

外科結びの結び方1.

外科結びは①固定するものの大きさに合わせて紐や縄で平らなところに輪を作ってください。②固定したい雑誌や新聞紙の中心が先程作った輪の交差しているところにくるように置くと良いです。

外科結びの結び方2.

③輪を下から中心にくるように持ち上げてきましょう。

④右手方向にある紐の端を先程の輪に通し、引っ張って輪がきちんと中央にくるように調整し⑤残りの紐端をさきほどの紐に何回か(2回程度)まきつけて両端をひっぱりしっかり結束させましょう。

⑥あとは普通に一回だけ結び強く引くだけです。

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方⑦

四角い物を簡単に結ぶほどけない結び方

紐や縄をクロスにしなくても同じ方向に数回巻くだけでしっかり固定できたら。重いもので十字に縄をかけるのが大変なものもありませんか?。またクロスさせない簡単な方法なので、手早くまとめられるので時短効果も期待できるでしょう。

「かます結び」の特徴

Photo byPexels

箱や雑誌などをロープで固定するのに向いている縛り方です。特徴は結び方がとても簡単なのと、ロープ部分を持っても荷物がくずれにくいこと。

かます結びの結び方

かます結びの結び方は①ロープや紐を固定する荷物に2-3回回しかけ②片方の紐端を反対向きに折り返し③もう一方の紐で2の折った紐ごと巻きつけて④先程の折り返した輪の中を通して両方の紐を引き締めてください。


ほどきやすいかます結びの結び方

かます結びはそれだけでもしっかりほどけない結び方として重宝するけれど、もし結束したものをもう一度ほどきたいと思った時に簡単にほどけるバージョンがあるのをご存知でしょうか?

やり方は簡単で、最初に作った輪の中に通したあと、最初の輪だけをぎゅっと締めほどくときは、その輪をさかのぼった紐端を引っ張るとスルリとすべての結び目が解けるのでとても便利です。

ロープや縄・紐のほどけない簡単な結び方⑧

ロープや縄・紐を継ぎ足す結び方

最後に細い紐2本を小さな結び目でしっかり固定させ、ほどけない結び方をご紹介しましょう。編み物をしていて毛糸を継ぎ足すときなどに重宝します。もちろん、荷造りの紐の長さを足すときにも使えるやり方です。

「マジックノット」の特徴

2つの紐や毛糸などでそれぞれもう一方の紐を巻き込んだ玉結びになるのですが、その玉部分がとても小さくほどけにくいのがこのマジックノットの特徴です。

つなぎ合わせ系の結び方(ベントテクニック)のひとつで、よく使われるのが編み物の毛糸が足りなくなったとき。それ以外でも結び目を目立たせないようしっかりと2本をつなぎ合わせるときに使ってみてください。

マジックノットの結び方

マジックノットの結び方は、①まずつなぎ合わせたい紐2本を左右から並行に並べて置きます。②片方の紐をもう片方の紐に回しかけて1度結びます。③もう片側も同様にして紐をひっぱり結び目を合わせ余分な糸を短く切り完成です。

まとめ

簡単なほどけない結び方を活用しよう

ロープや紐・縄の簡単な緩みにくい結び方8選はいかがでしたか?どれも簡単な方法ですし動画でやり方を見られるのでわからない場合は一時停止を駆使して見てください。

すべての結び方を覚えなくても自分が使うものだけでもやり方がわかると今までゆるんでしまっていたロープや紐結びの結び目が引っ張るほど頑丈になったり、ほどきやすいのに簡単にほどけなかったりと良い点がたくさんありますよ。

結び・結束が気になる方はこちらもチェック

紐やロープの簡単な結び方やキャンプでテント設営するのに使用する自在金具の使い方。しっかりとした基本的な本結びのやり方。ロープなどよりも手軽に結束できる結束バンドについてなどものを固定するためのコツやアイテムについて紹介しています。こちらも是非見てくださいね。