始めての海外旅行、飛行機の座席でおすすめは?
海外旅行など比較的に機内で過ごす時間の長いフライトでは座席をどう選びキープするかで結構迷います。同行者の人数や小さな子供連れかどうかでもそれは違ってくると思います。いい席とはそれぞれのグループ毎に求める事が違いますので、必ずしも人気の非常口座席が絶対にいい席だとも限りません。今回はエコノミークラスで自分達にとってどこがいい席か!選び方の参考になるように具体的にそのメリットや乗り心地、景色等を探って行きたいと思います。
飛行機で揺れない席はあるの?
飛行機に乗る場合、まず気になるのが飛行中に機体がとても揺れるのではないかという事だと思います、出来れば揺れない席がいいな!と思うのは誰でもです。では揺れない席はあるのか、どの座席が比較的揺れない席なのか、を分かりやすく確認していきましょう。飛行中に飛行機の機体が揺れる理由は大きく分けて2つ有ります。その2つ理由をそれぞれの角度から検証していき一番揺れない席は何処かを具体的に探って行く事にしましょう!
1、飛行機の特性上から探る揺れない席とは?
飛行機は進路変更(曲がる)をする時に機体の軸を中心に曲がる方向の翼を下に傾けて移動します。理論的には左右の端の窓側座席よりもセンターの通路座席の方が傾斜角が少ないので揺れも少ない事になります。同様に上昇時では機首を持ち上げて移動しますので最前方席のファーストクラスよりも機体中程のエコノミークラス最前列辺りの方が揺れない席と言えます。飛行機は機体の前後左右の真ん中の座席が最も揺れない席と言えると思います。
2、気象の特性上から探る揺れない席とは?
気象上の特性から見ると全く揺れない席は残念ながら有りません。しかし気象に絡む揺れの多くが雨天の場合が着陸前の雨雲の中を降下していく時の揺れになります。飛行機もギリギリまで雨雲を避けてアプローチをして行くと思いますが、避けきれずに重い雨雲の中を通過する際の機体上下の動きが揺れと感じます。その際も飛行機は機体の軸を中心にバランスを保つので前後の中央が揺れない席と言えます。ただ雲の層がどこまであるのかなど外への視認性のある席の方が精神的には安心ですね。
揺れない席と揺れる席の違いの程度は?
飛行機の揺れる席と揺れない席を検証しておりますが、実際のそれら2つの揺れの度合いはどの位の差異があるのでしょうか。飛行機の揺れについて気象上の揺れで見たように、着陸時の降下に伴い雨雲を通過する際の機体の上下の動きで発生する揺れでは、飛行機が全体的に上下に動く為に概ねどの席でも揺れに大きな違いはありません。時間的にも降下中の15分程度ですので雨風の強い時のフライトでは予めある程度の着陸時の揺れは想定しておく必要はあります。
揺れない席が有ったらいいな!揺れた時の対処法
上空で飛行機がいくら揺れても、揺れが原因で墜落する事は飛行機の性質上無いので安心して落ち着く事が第一です。しかしながら緊張して体温が上昇してまう事が多いので、上着や締め付けのきつい服装の場合は少し緩めて楽な恰好を心掛けます。飛行中の揺れで体が座席から浮くような大きな揺れはまず無いのですが、浮いた場合、精神的な影響から体がびっくりして血圧も上がりますのでしっかりと肘掛けなどにつかまって体を固定しましょう!
飛行機の揺れない席おすすめエコノミークラス①最前方
前が広いのは嬉しい!
どこがいい席かは、人によって選び方が違いますが、概ね人気なのが足元が広い席です。指定出来るのであればエコノミークラス最前方(前がビジネスクラスのパネル)がおすすめです。前に座席がないのでリクライニングが倒れてこない環境ですので自分の前の空間にゆとりと言うメリットがあります。窓際席からトイレに行くときも前が広いので隣の方に迷惑を掛ける事なく移動が出来ます!僅かな違いですが揺れない席の観点では窓側よりも通路側席がおすすめとなります。
お腹が空いても大丈夫!
どこがいい席かは、人によって選び方が違いますが、機内食などのサーブも早い方が良いという方は前方席がおすすめです!機内食やドリングなどのサービスは前方から始まるので、最前方は最初にサーブされるため魚とお肉の選び方でどちらかが無いという事態はありません。また早くサーブされる利点は温めたメインの料理がパサつく前に頂けますし、ドリンクも冷蔵庫から出して直ぐなのでキンキンに冷えたままで頂けます。美味しそうな良い匂いがして来たら早く食べたいですよね。
エコノミークラス最前方は機体中央で揺れない席
どこがいい席かは、人によって選び方が違いますが、飛行機の特性で見たようにエコノミークラス最前方は機体中央に位置していますので比較的揺れは少ないおすすめな席だと思います、さらに進路変更時に発生する機体の傾きを軽減する観点では左右の窓側席よりは通路中央の座席の方が理論上揺れない席となりますが、飛行機の揺れは離着陸時の一時的なものが殆どですので多くは気にならない場合が多いです。
飛行機の揺れない席おすすめエコノミークラス②ギャレー前
後ろを気にせず寛げます!
どこがいい席かは、人によって選び方が違いますが、後ろの席が気になる方はギャレー前がおすすめです。後ろに席がないので後方を気にせずリクライニングを深く倒せます。エコノミークラスで時間の長いフライトですとリクライニングは遠慮なく倒したいですよね。また後ろの席に子供がいる場合、結構有りがちなのがテンションが上がって前の座席を燥いで叩くことがあります。これは結構びっくりしますがその懸念が無くなります。
お化粧室も近くにあるので安心!
どこがいい席かは、人によって選び方が違いますが、時間の長いフライトですとトイレには数回行くと思います。ギャレーには隣接してお化粧室も位置している場合が多くトイレが心配という方にもおすすめです。空いていればすぐ行けますし機内ではお腹の具合も気圧の関係で地上のようにいかないこともあるので何かと近くにあると便利です。ちなみに気密性が高いのでトイレの音や臭いが気になる事はまず無いと思います。食事の後の歯磨きや目覚めた後の洗面も便利です!
ギャレー前は機体中央で揺れない席!
飛行機の特性上からも見たように、機体の中央に位置するギャレー付近はバランス上揺れない席でもあります。揺れない席の観点からもおすすめの座席と言えます。ギャレーはフライトの間も食べ物や飲み物を置いて提供してくれていますので、食いしん坊なので機内食ではちょっとお腹にもの足りないという食べ盛りの子供には特におすすめです。
飛行機の揺れない席おすすめエコノミークラス③非常口座席
足元が広いのはうれしい!
どこがいい席かは、人によって選び方が違いますが、非常口座席は一般的に人気があります。しかしエコノミークラスでの非常口座席は機体の中ほどに位置していますので最前方ではない場合が多いです。最近では足元の広い非常口座席や、前方通路側及び窓側座席等一部が事前座席指定有料化になっている航空会社もりますのでお金と相談で判断する必要もあります。一見乗り心地が良さそうな非常口座席ですがメリットとデメリットを検証しましょう!
非常口座席のメリット
一般的に人気の非常口座席のメリットは確かに多いです。最大のメリットは足元は広く前に座席が無い事で生まれる開放感にあると思います。また飛行機のやや前方に位置するので機内食などのサーブを受ける順番が早いです。また目的地やトランジットで到着したらすぐに降りて移動を開始したいですよね!位置的にも飛行機を降りる順番は早いです。CAさんの席が対面にある事も情報を確認する際や質問を聞きやすいので便利だと思います。
非常口座席のデメリット
人気の非常口座席ですが乗り心地も含めて全て良しなのでしょうか。最近では非常口座席等の席の一部を指定するのにお金がかかる機種もありますので対価と合わせて選択が必要になりました。非常口座席のデメリットは足元に手荷物を置けない事もあり意外と不便です、そしてテーブルが肘掛けからスライドして出るので少々不安定です。シートも少々固いような気もします。15歳未満の子供は国土交通省による「運航規程審査要領細則」にて着席できない決まりがあります。
注意点
※非常口座席等の席の一部を指定する倍の金額はANA国際線の場合2019年8月19日以降搭乗分が対象。詳しくはANA HPでご確認ください。
飛行機の旅、人数別おすすめの座席①ふたり旅
国際線の場合、機材の多くは座席配置が3列4列3列になるので2列席はあまり存在しませんが、どうしても他人が隣に来るのを避けて2人の世界に浸りたい場合は、機体最後部のボディが細くなっている辺りに数席ある2列席をおすすめします。一番お尻の方なので色々と順番は遅く離着陸時に少々揺れもありますが10.000メートルの雲の上では揺れませんしカップルにはいいかもしれません!後方のトイレも近いので便利です。
飛行機の旅、人数別おすすめの座席②3人旅
機内の座席配置が3列4列3列の場合には3人旅は選択肢が多いです。多く見受ける光景は子供窓側席、ママ中央席、パパ通路側席です。子供が15歳以上であれば非常口座席を指定して足元伸び伸びとフライトを楽しむのもいい席の選び方の1つです。非常口座席とギャレー前以外の場合では、どこがいいとは言い切れないので、座席の位置は比較的前方を指定できれば景色も翼の上を避けられるのでいいと思いますし、機体の中ほどですので乗り心地も変わらないと思います。
飛行機の旅、人数別おすすめの座席③4人旅
機内の座席配置が3列4列3列の場合には4人旅も選択肢が多いです。外の景色は見なくて良いと言う場合はセンターの4列シートで映画でも観ながら仲良く行くか。家族の場合は子供とママは3列席でパパがひとり飛び地というパターンです。また赤ちゃんがいる場合はエコノミークラス最前方かギャレー後方のベビーベッドが設置できる席を指定する事をおすすめします。最近ではJetKidsなどベビー関連アイテムも充実していますのでルールに沿って活用してください。
赤ちゃん用おすすめ座席サポートアイテム
BedBox
ギャレー後方のベビーベッドが設置できる席を指定出来なかった場合は、JetKids BedBoxやFLY-TOTなど機内持ち込み可能な乳幼児の座席サポートグッズの活用をおすすめします。それらは原則として窓側座席または通路に挟まれたセクションの中央座席で使う事ができます。価格は概ね15,000円前後ですが使用する機会を考えるとレンタルをする会社もあるようですので、上手く活用して快適に空の旅を楽しみたいですね!
揺れない席?飛行機最後部座席の乗り心地を検証
最後部は揺れない席?揺れる席?
最後部座席は位置が飛行機の尾翼付近にあるために乗り心地は離着陸時や旋回時にやや振られる感があります。しかしながらフライト時間の殆どは安定した高高度飛行ですので揺れは気にならないと思います。近年では全席禁煙で空気が悪い事はありませんがサービスが最後の方になるのは否めません。後方部座席はパッケージツアーなどエアチケット価格が安価に抑えられるというメリットもありますので、コスパ重視の場合はいい席だと思います。
最後部座席って乗り心地以外はどうか?
乗り心地が問われる最後部座席ですが、上記でも触れたように離着陸時の乗り心地は確かに多少振られる感はありますが機体最後部はトイレが多くある利点もあります。長いフライトでのトイレの位置の重要性は述べてきましたがトイレ以外にも後方の非常口があり最後部に少しゆとりの空間がある機材も多いので全く良くないという事ではないと思います。
景最後部座席からの景色はどうか?
最後部座席からの景色はどうか?バスも電車も最後部の座席は不思議な乗り心地の雰囲気を持っています。結構ファンもいいのですがその理由の一つに人々の視線が無い事があります。当然座席は前を向いているので着席してまった後、最後部は視線から解放されてなんとなく自由な感じがするのでしょう。寛げるという人も多いんです。窓からの眺めもオブザーバー的な感じで比較的に良く見渡せるのでついぼんやりと眺めてします。
景色はどう?①飛行機マニアにおすすめギャレー付近座席
エコノミークラスのギャレー付近席は機内のやや後方に位置します。主翼の根っこ辺りになりますので窓のすぐ下の景色は視界を妨げるものはありませんが、窓から前方を見る場合は主翼が大きく見えますので、景色を見たい場合ではその分少しストレスに感じるかもしれません。しかしながら逆に言えば主翼の動きを観察する飛行機マニアにはとてもいい席だと思います。離着陸時に風で微かに曲がる主翼の先端の動きも捉えられると思います。
景色はどう?②飛行機マニアにおすすめ機体後方座席
機体後方の座席からの地上への眺めは妨げるものは無く、良く見えると思います。巡航高度では雲海が眼下に広がって飛行機に乗っている事を実感します。離着陸時にはフラップと呼ばれる装置が主翼後方から出てくる動きも観察出来る位置ですので面白いと思います。また窓から外の景色を撮影する場合は必ず主翼も写り込むので飛行機のマークなども思い出になる一枚が撮れると思います。SNSでインスタ映えのするショットも撮れますよ!
景色はどう?③飛行機マニアにおすすめ前方翼の上座席
エコノミークラスの前方席は機体の中央に位置する事が多いです。機体前方からファーストクラス席とビジネスクラス席が機体の中程をまでを占めるからです。したがってエコノミークラスの前方席は主翼の上付近に位置しますので、離着陸時の眺めは主翼に遮られて地上の様子は良く見えないです。しかしながら遠くの景色は問題なく眺められるのでビーチリゾートなど自然の景色や都市の場合の街の規模感は十分に楽しめると思います。
時間別景色おすすめの楽しみ方①離陸直前のランウェイ
飛行機の座席指定でどこがいいかその選び方を検証して来ましたが、何時がいいかも触れておきたいと思います。前方の窓側席で且つ右端か左端か1/2の確率で離陸直前にランウェイをほぼ正面から見られる一瞬があります。誘導路からランウェイの入る直前で機体が90度回るときに見られる景色ですが、メリットはこれから離陸する感の雰囲気がとても良く、旅の始まりの気分を盛り上げてくれることです。
時間別景色おすすめの楽しみ方②夜明け
飛行機の座席指定でどこがいいかその選び方を検証して来ましたが、何時がいいかも触れておきたいと思います。飛行機の中で夜明けはとても静かに訪れてきます。眼下に広がる海原はまだ紺碧の闇に眠っているのですが高度10,000メートルの上空では朝日は静かに飛行機の機体をバラ色に変えていきます。そっとシェードを上げてみるとそこには厳かで美しい朝の景色が静かに広がっていると思います。窓側席のメリットはこういう美しさを堪能できる事もあります。
時間別景色おすすめの楽しみ方③夜間着陸のアプローチ
飛行機の座席指定でどこがいいかその選び方を検証して来ましたが、何時がいいかも触れておきたいと思います。夜間に到着するフライトで特にヨーロッパやアメリカ大陸では、漆黒の闇の世界へ高度を下げて行くようにアプローチが始まります。最初は小さな点でしかないオレンジ色の街の灯が、だんだんと大きくなりやがて街灯や建物が識別できて人の生活が確認出来る様子を楽しめます。やはりこれは窓側席を指定した特権ですね。
時間別景色おすすめの楽しみ方④南の島へ着陸のアプローチ
飛行機の座席指定でどこがいいかその選び方を検証して来ましたが、何時がいいかも触れておきたいと思います。飛行機の窓からの景色で一番の醍醐味は南の島に降りる時に見える海の青さだと思います。その青色は一色ではなくて濃いブルーからだんだんにエメラルド色に変わりやがて透明になります。白いビーチの砂と熱帯植物のグリーンの木々が太陽の強い日差しを受けてそれを引き立たせます。やはりリゾートはいいですよね!
ANA A380について
2019年5月24日ついに日本の航空会社としては初めてA380がハワイ便で就航しました!その事も最後に触れておきたいと思います。2階建ての飛行機で1回はすべてエコノミークラス。2階はファーストクラスとビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス等です。エコノミークラスの座席は3列4列3列で機体はカメさん模様!やはりハワイ便は日本人にとって特別な感じがしますよね!この機体のプレミアムエコノミークラスはひと昔前のビジネスクラスのような贅沢さです。
まとめ
飛行機の座席についてどこがいい座席かを様々に検証してみましたが、どこがいいかは個々の旅行スタイルや人数、予算によって様々にあると思います。非常口座席の有料化等は新たな判断基準になってゆくと思いますので一概に非常口座席が最高とは言えないと思います。これから旅の計画をする方にとってこの記事のおすすめのうち幾つかが旅の参考になれば嬉しいです!飛行機の旅は窓からの景色や機内食、機内映画、CAさんの対応などが全て重なり合って良い旅となります。良いご旅行を!
飛行機の旅が気になる方はこちらもチェック!
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