奥多摩に行こう!
奥多摩フィッシングセンターがある青梅市は奥多摩町と隣接して東京都の一番西の外れ。東京の秘境と呼ばれる緑豊かな大自然がそのままの姿を留めるまるで別世界のような街です。梅雨明けのあと太陽が燦燦と輝く夏の初めからヒグラシの声が聞こえ始める秋口までの間、東京に居ながらにして豊かな渓谷の清々しさを楽しめる貴重な場所で、この奥多摩を訪れるには2つのアプローチがあります。多摩川に沿ってドライブを楽しむ青梅街道とローカル線の風情を満喫できるJR青梅線で、それぞれは誘うように山の奥へ奥へと伸びています。
青梅の大自然を満喫しよう!
青梅の山間部はまだまだ手付かずの大自然が残っています。ひんやりとした空気の良さ、都会の喧騒を忘れる静さ、そして渓流のみずみずしい清涼感を味わいにこの夏、奥多摩を訪れてみるのはいかがでしょうか。奥多摩フィッシングセンターは初心者でも十分に渓流釣りを楽しめる施設です。
奥多摩フィッシングセンターはどこにあるの?
奥多摩漁業協同組合・奥多摩フィッシングセンター
【住所】〒198-0174 東京都青梅市御岳2丁目333
【連絡先】0428-78-8393
【営業時間】3月~11月 7:00~16:00 / 12月~2月 8:00~17:00
【定休日】12月~2月は毎週木曜日が定休日です。
自家用車でのアクセスについて
都心からは首都高4号から中央道八王子で下りて国道411号青梅街道をひたすら西に向かいます。青梅市内を通過して人家も急に少なくなった頃にJR御岳駅が見えてきます。ここからさらに奥多摩方面約1.5キロ先を左折すると奥多摩フィッシングセンターに到着します。吉野街道(45号)からは通行止めで出入場できないので注意してください。
電車でのアクセスについて
東京方面からはJR中央線立川乗換(青梅線直通もあります)でJR青梅線の「御岳駅」で下車します。駅前食堂脇の「御岳渓谷入口」のカンバンのある坂道を川に降り、遊歩道をずんずんと15分ほど歩いて河原に降りてくると奥多摩フィッシングセンターが見えてきます。
奥多摩フィッシングセンターの料金について
奥多摩フィッシングセンターの料金は以下を参考にお出掛けの計画をお願いいたします。こちらの施設は自然の渓流を利用した管理釣り場ですので一般の渓流にはない安全性や施設の利便性があります。上流のダムからの放水情報やスタッフさんの見回り、お手洗いや日蔭の休息所など安心して自然の中で釣りを楽しめる金額と考えれば十分な価値はあると思います。
※当記事は2019年7月14日時点の情報をもとに作成されております。
※奥多摩フィッシングセンター場内でバーベキューを行う場合、総人数の7割以上の遊漁券が必要となります。
一般餌釣り場料金
料金1日一人:3300円(貸竿レンタルの場合1本300円・餌600円)
一般餌釣り場はマイ竿の持ち込みが出来ます、仕掛けは一般的な餌釣りになります。(ルアーは出来ません)自然のままの渓流ですので瀬や岩の後ろの窪みなど魚の棲むポイントが分からないと初心者には釣果は期待できないかもしれません。ちなみに奥多摩フィッシングセンターからの魚(ニジマスが主で数尾)の放流が9時と12時半の2回あります。
ルアー・フライ釣り場料金
料金1日一人:3700円(高校生以下・女性3150円)、半日:2700円(高校生以下・女性2150円)ルアー・フライ釣り場は本格的な大自然の渓流になります初。心者には難しい釣り場かもしれませんがルアー・フライフィッシングのデビューには良い場所かもしれません。こちらも奥多摩フィッシングセンターから魚(ニジマスが主で数尾)の放流が9時前後に1回(時々追加放流あり)あります。
ファミリー・団体釣り場(20名以上)料金
料金1日一人:3600円(貸し竿代込み)
釣り餌を買うだけで手軽に楽しめる釣り場です。渓流の流れが整備されていて区画や足場がしっかりとしています。初めて釣りをする初心者にも十分に釣果もあり楽しめます!こちらはマイ竿の持ち込みが出来ません。釣り上げた魚はスタッフが無料でさばいてバーベキュー用に竹串に刺して塩をふってくれます。
釣り堀料金
釣り堀入場料400円(貸し竿と餌代込み)
すごく簡単に釣れる場所です。初心者や子供でもすぐ釣れるので楽しいと思います。釣った魚は1尾330円で購入するシステムでリリースはできません、釣りすぎに注意して楽しんでください。釣掘入場料400円だけでバーベキューはできません。
奥多摩フィッシングセンターでバーベキュー!
奥多摩フィッシングセンターでは場内にバーベキューセットの貸し出しがあります。これらのセットは渓流ぞいの河原に持ち出してバーベキューが楽しめます。釣り上げたニジマスの塩焼き、炭火で焼くやきとり、色とりどりの夏野菜など絶対ビールに良く合うと思います!焼き網セット(七輪と網、炭1㎏、着火剤、トング等):500円。バーベキューコンロ(コンロ、網2枚、炭1kg、着火剤、トング等):1,000円
※バーベキューの食材は各自で持ち込みになります。事前に準備する必要がありますのでご注意ください。
奥多摩フィッシングセンターは家族で楽しむ!
奥多摩フィッシングセンターは釣りの初心者もベテラン釣師にも楽しめる施設です。バーベキューも楽しめるので釣りをしない人がいてもみんなで楽しく1日を過ごせます。特にファミリー釣り場は安全でスタッフの方も近くにいるので小さい子供も安心して遊べます。釣りは川の中の実際に目には見えない世界を想像してポイントを選んだり、釣り方を研究したりします。魚の棲みやすい岩の後ろの流れの緩いところでゆっくり泳ぐ姿を想像したり、昆虫の多い瀬の落ち込みで餌を探す魚の姿など想像したり、子供の想像力を養うのにもとても良いと思います。
子供連れはファミリー釣り場がおすすめ!
奥多摩フィッシングセンターのファミリー釣り場ではスタッフの方が巡回して餌の付け方や針の外し方などを親切に教えて手伝ってくれます。釣果もけっこう上がりますので初心者にはおすすめの釣り場です。釣り堀ではバーベキューが出来ませんのでバーベキューもここファミリー釣り場がおすすめです。
初心者でも釣れる狙い方①
釣り堀を攻める
安心してください。釣り堀では確実に釣れます!その日のコンディションにもよりますが釣り堀の魚は腹ペコな状態だと思いますので入れ食いになります。奥多摩フィッシングセンターの釣り堀は魚影も濃く、また釣り堀の水深も浅いので魚の姿がよく分かります。釣り針に餌をつけて魚の鼻先にもっていけば必ず食いつきますので魚が針にかかったら一気に釣り上げてください。釣りが初めての方でもおもしろいように釣れます!たたし釣り堀ではリリースはNGで1尾330円で購入になりますので釣り過ぎにはご注意ください。
初心者でも釣れる狙い方②
一般餌釣り場で餌に凝る
奥多摩フィッシングセンターは餌(イクラ、ブドウ虫)の販売もありますが、釣りは可能性を試すことが重要な行動です。手段が多い方が釣れる確率がグンとあがります。事前準備としてアマゾンでも買えますので川虫、ミミズ、ワーム(疑似餌さ)など購入しておき現地に持参していきましょう。現地での川虫の採取は時間がかるのでおすすめできません。そしてまずは現地でも買える餌から順番に試していきましょう。ポイントごとに順番に餌を試していきます、そこがダメならポイントを移動してまた順番に餌を試していきましょう!どれかに必ずヒットがくると思います!
初心者でも釣れる狙い方③
すこし大きめの玉ウキを使う!
奥多摩フィッシングセンターの釣りの対象魚は概ねニジマスになります。ニジマスは餌に食いつけばアタリは強めにあります。ただ渓流の場合、激しい流れがウキの動きを複雑にして初心者には魚のアタリが読みにくい場合が多々あると思います、ポイントを選ぶのに参考になる魚が餌をくわえてみた場合や、チョンとつついてみた場合などのウキの変化を見極めるためにも渓流の流れに左右されにくい玉ウキを使うのが鉄則です。且つニジマス狙いでは引きも強いですので、すこし大きめのウキを使えばアタリも分かりやすいと思いますのでおすすめです。
上級者向けのフライ・ルアー釣り場もあります
奥多摩フィッシングセンターのルアー・フライ釣り場は難しい釣り場ですがルアー釣りデビューには最適な場所といえます、ルアー初心者は手持ちのルアーの種類が少ないと思います。持参するのは安価で数を揃えても苦にならない小型のスプーンかスピナーが良いと思います。流れの最上流部から瀬や岩の下、流れ込みなど丹念に探りながら攻略してくると釣果も上がると思います。ルアー釣りは餌を使わないためシンプルで扱いやすいため(究極は餌の虫関係を触らないので)女性にも人気があります。奥様や彼女を誘ってみてはいかがでしょうか。
奥多摩フィッシングセンターはレンタルも充実!
はじめからバーベキューセットや釣り道具をすべて揃えるのは経済的にも知識としても難しいとおもいます。釣りの初心者やアウトドアに馴染みのない方でも奥多摩フィッシングセンターではレンタル備品が充実していますので釣りもバーベキューも両方楽しめます!まずはレンタルで釣りやバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。アウトドアは釣りにもバーベキューにもつながりますので自分のスタイルに合ったアウトドアライフ、釣りのスタイル、バーベキューの楽しみ方を見つける入り口になるかもしれません。少しずつ自分流を極めれば不要な道具を買わずにも済みますよ。
貸し竿と餌について
奥多摩フィッシングセンターでは餌釣りの竿以外にもルアー竿の貸し出しもあります。(1日1000円)ぜひルアー釣りで渓流を攻略してみてください、貸しルアーセットは概ねスプーンのルアーが付いている場合が多いです。スタッフの方に投げ方を教えてもらえばすぐに挑戦できると思います、初めてヒットした時の感激は忘れられないと思います。
バーベキューハウスについて
奥多摩フィッシングセンターでは施設内にバーベキューハウスも併設されています。本格的に大人数でバーベキューを楽しめます1区画で10人程入れます。料金は1部屋(1小間10人用)レンタルで3,000円、バーベキューセットは1,500円です。こちらも食材の販売など一切行っていないので、食材は持参する必要があります。釣りをせずにバーベキューだけの利用は出来ませんのでご注意ください。
奥多摩フィッシングセンターの釣果は?
奥多摩フィッシングセンターの釣果はニジマス、ヤマメ、イワナが釣れます。一般餌釣り場やファミリー釣り場ではニジマスが主な釣果になります。ヤマメとイワナの攻略場所はルアー・フライ釣り場が中心になります。日々魚を放流していますのでそれらが自然化して大きく育つ個体もいて、時々すごい大物が釣れたりするのが醍醐味です。さて河原のバーベキューで食べきれなかったニジマスはクーラーボックスで持ち帰りイタリアンにしてみるのはいかがでしょうか。タイム、ローズマリー、バジル、セージなどのハーブと一緒に香草焼きにしてオリーブオイルで頂くと冷えた白ワインに良く合います!
奥多摩フィッシングセンターの攻略法①
朝イチで攻めよう!
奥多摩フィッシングセンターの攻略法のひとつは朝イチから釣りを始めることにあります。特にルアー・フライフィッシングでヤマメやイワナを攻略するには周囲の静かさも必要です。もともとが臆病で繊細な魚なので人の声が大きくなる日中は釣果も下がるのです。一般餌釣り場やファミリー釣り場では朝イチの場所取りにあります。渓流の流れにそって景色のいいところでレジャーシートを広げてランチやバーベキューの場所をキープしたいところですが、週末は混雑しますので良いポジションは早くから場所が埋まっていきます。混雑の少ない朝イチにお気に入りの場所をキープしておくことおすすめします。
奥多摩フィッシングセンターの攻略法②
やっぱりバーベキュー!
奥多摩フィッシングセンターは渓流に沿って川辺でバーベキューも出来ますし、屋根付きのバーベキューハウスもありますのでお昼ご飯はぜったいバーベキューをおすすめします。渓流で釣った魚はスタッフさんがさばいてくれますのでそれを焼くだけでとても楽です。興味のある人は魚の串打ちを教えてもらうといいですよ、コツをつかめば意外と簡単にできます。食材や飲み物はすべて持ち込む必要がありますので事前に美味しいものを沢山購入して行きましょう!なおバーベキューハウスは混雑時は予約をおすすめします。
奥多摩そばも美味しい!
奥多摩の名物にお蕎麦があります。山奥の街道沿いに美味しいお蕎麦屋さんがたくさんあります。水のきれいなところは蕎麦の名店が多いといいます。また蕎麦には欠かせないワサビの産地でもあるんです。山の幸、山菜の天ぷら蕎麦は格別です!奥多摩フィッシングセンターの午後からの攻略法はお蕎麦をたべてから来るのもいいですね。
デザートはこれ!
デザートにもお土産にも最適な奥多摩名物へそまんじゅうです。出来立てアツアツが美味しいんです!疲れたあとは甘いものがほしくなりますよね。このへそまんじゅう云われは古く戦国時代までさかのぼるといいます。おまんじゅうの箱に云われが書かれたリーフレットがあります。武蔵野の歴史に興味がある方はぜひご一読ください。
奥多摩フィッシングセンターの口コミを見てみよう!
ファミリー層の口コミは?
自然豊かな環境で、釣りが楽しめます。緑に囲まれとても涼しく水も綺麗で癒されます。こう言う環境は、なかなかないので、子連れにオススメだと思います。
本格的なマス釣りが体験可能です。あまり釣りの経験がない私でも簡単に連れて尚且つ子供も出来るのがとても良かったです。自分で釣った魚を食べる機会も中々ない経験でした。
初心者でも餌を買うだけで釣りが楽しめる手軽さがいい言う口コミが多いです、昨今の都会の生活では自分で釣った魚を食べるという体験は無いと思いますので、子供に貴重な体験させてあげられて良かったと言う口コミが目を引きます。
友達・グループ層の口コミは?
手軽に、釣りが楽しめるので、初心者の方も、女性の方も一緒に楽しめるとおもいますので、おすすめできる場所です。 夏休みなじきをずらしても、わりと人もいるので家族でも、女子のグループで来ても楽しめるとおもいます。
釣り、バーベキューなどのアウトドアを初心者から本気の人まで対応しています。東京とは思えない環境にレジャーとして大変癒されます。
若者のグループ層では断トツでバーベキューが出来るので楽しいという口コミが多いです。最近ではつりジェンヌという言葉もあるように若い女性にも人気がある釣りですが、都心から近くて手軽ということで女性の方からの口コミも多いです。
釣り上級者の口コミは?
唯一の趣味が魚釣りなので休みの日はよく釣りに行きます。奥多摩は東京でありながら自然豊かで水もきれいなので好きです。
御岳駅から徒歩でいける渓流釣り場です。毎日魚が放流されますが,川に放流するので釣り堀と違い,そんなに簡単には釣れません。しかし何度も通っているうち,自分なりのポイントが掴めてきて釣果が上がるようになります。釣り人の多い東京で,比較的簡単に渓流釣り気分を味わえるスポットです。
上級者向けのルアーやフライフィッシングでイワナやヤマメをねらう方からは本格手な環境を手軽に得られて良いという口コミが多いです。管理釣り場ではありますが自然の要素が多くて、ある程度の難しさがいいとう口コミもあります。釣り師一人でもここに釣りに訪れるという口コミも多いです。
奥多摩フィッシングセンターは多摩川の上流です!
武蔵野の南西部を流れる多摩川ですが、その水源は奥多摩にあります。多摩川はその地域ごとに姿を変えて目を楽しませてくれます。中下流では白サギが餌をついばむゆっくりとした時間があり、美しい夕映えに羽を染めている景色があります。それは普段の暮らしの中のでの憩いの眺めであったりもします。奥多摩に源を発した清流が清らかなままで河口まで流れることが出来るように、ゴミや不用品は河原に捨てないようにしましょう!
奥多摩フィッシングセンターの混雑について
都内からでもアクセスのいい奥多摩フィッシングセンターは手軽に大自然の豊かさを満喫できると人気で夏休みの土日などは特に混雑します。人も多くなると魚の放流も増えるのですがそれに比例しては釣果は上がりません、むしろ釣果は下がります。大勢の釣り人がラインやルアーを川に入れるのため一般餌釣り場はもちろんルアー・フライ釣り場でもなかなか釣れません。こういう時はバーベキューをメインに楽しんで大いに盛り上がりフィッシングは釣り堀で数匹、子供と釣りを楽しむ程度で過ごすのが最良の攻略法かもしれません。
奥多摩フィッシングセンターまとめ!
初心者にも楽しめる奥多摩フィッシングセンターですが、上級者向けのルアーやフライフィッシングでイワナやヤマメを攻略するフライ・ルアー釣り場には、圧倒されるほど雄大な大自然の川の流れがあります。その流れは生き物のように日々水量を変えるため川面の表情は毎回行くたびに異なります、そんな豊かな清流をもつ奥多摩フィッシングセンターはいつ行っても釣り人を飽きさせません、瀬の音と渓谷の鳥の声だけがすべてであるここで、フライフィッシングのラインを送り出している時のわくわく感はいつも釣り心を魅了します。
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