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夏の渓流で狙うべきポイントはここだ!おすすめルアーも合わせて徹底解説!

渓流釣りを始めたばかりでは変化に富んだ渓相は何処も彼処も良さそうに見えてしまいます。一つ一つ丁寧に狙うのも悪くありませんが、より沢山のポイントと景色に出会うのも渓流釣りの醍醐味。遡行のテンポを保ちつつ夏に狙うべきポイントと使用ルアーを紹介させてもらいます。
更新: 2021年4月25日
木下進二朗
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目次

夏の渓流トラウト事情

灼熱の太陽が照り付ける夏。ですが樹々に覆われて冷たい水が流れる渓流では、都会で感じる不快な暑さはそれ程感じられません。という事は、水の中のトラウト達は元気にエサを追い回しているかというと実はそうでもないのです。

渓流の中も楽じゃない

水量の減少による水温上昇とそれに伴う酸素不足、解禁から蓄積されてきた人的プレッシャー、ライバル達との縄張り争いの激化等、涼し気に見える渓流の水の中も楽ではないのが実情なのです。そんな中でも、的を絞って釣りをしていく事とルアーの性能を活かす事でトラウト達に近付いていこうというのが今回の課題であります。
 

夏の渓流で狙うべきポイント1:落ち込み

「落ち込み」とは水が落差を流れ落ちる事で川床が掘れ、深みを形成するポイントの事です。渓流では最もポピュラーなポイントで、特に水温上昇で酸素量が不足する夏期には、酸素の供給されるオアシス的なポイントと成ります。しかしその流れは複雑で、案外攻め切れていない事が多いのです。

落ち込みのポイントを狙うルアー3選

トラウトチューンHW

サイズ:55㎜
ウェイト:6g
タイプ:フロントヘビー・ヘビーシンキング
 

55㎜/6gのヘビーシンキングミノー。前傾姿勢で素早く沈下する為深場を攻め易い仕様となっています。フォール後にトゥイッチングアクションを入れて誘うのがベーシックな使い方になります。

カイモ


サイズ:45㎜
ウェイト:6g
 

渓流専用メタルバイブレーションで、3つのラインアイでレンジとリトリーブ速度の調節が可能。前のアイは敢えてアクションを大人しく抑えたバランスとなっていて、これにより浮き上がりが抑えられる為、ボトムレンジを長く引く事が出来ます。真ん中のアイはスイミングバランスに優れた位置で、リトリーブで使いたい時にはこのアイにセット。後ろのアイはレスポンスに優れるバランスと成り、ピンポイントでボトムバンプさせて誘いたい時にはこれがおすすめです。

ピグミーシャッド

サイズ:44㎜
ウェイト:2.6g
タイプ:シンキング

トラウトチューンHWやカイモはウェイト(重さ)で沈めるのに対して、PYシャッドはリップに水を受けてスイム(泳ぎ)で潜行するタイプのルアー。低活性のゆっくりチェイスする様な相手におススメです。
 

夏の渓流で狙うべきポイント 「瀬」

落ち込みから傾斜が緩く成ると流れは平らに成り「瀬」と成ります。その瀬に石が絡む事で複雑な流れと成り、渓魚達はその周辺に定位する筈です。流れの効いた瀬では、レンジをキープし易いりミノーが扱い易いでしょう。

 

瀬を攻略するルアー3選

アーティストFR55

サイズ:55㎜
ウェイト:4g
姿勢:水平フォール
 

タイトアクションの物が多いトラウトミノーですが、このアーティストFR55はブリブリとウォブリング強めのアクションをします。それにより、強い流れの中でもアピール力を損ないません。また、引き抵抗をしっかり感じることが出来るので、アップストリームの釣りでも自信を持って使えるはずです。

奏 (かなで)

ラインナップ
40㎜/3g
50㎜/5g
60㎜/8g

45㎜/3.5g
 


奏シリーズの一番の特徴はセミロングリップによるレンジキープ能力です。他のミノーと同じ使い方をしても一枚下のレンジを通す事が出来るので、流れの勢いに負けてルアーが浮いてしまう場合なんかには頼もしいいアイテムです。

40㎜・50㎜・60㎜は比重高めのヘビーシンキングで流れの勢いが強く、深いポイントで活躍します。45㎜は比重低めに調整されでオールマイティに使えるモデルとなっています。

雫62V (しずく)

サイズ:62㎜
ウェイト:4.4g
タイプ:シンキング

雫の一番の持ち味はトゥイッチングでキレがあり長いダートアクションを起こす事です。スレた個体にもスイッチを入れる事が出来る特殊な仕様となっています。シンキングなので沈めて使う事も可能ですが、得意のイレギュラーアクションで表層に魚を誘い出す釣り方が面白いでしょう。62㎜というサイズは渓流から中・小規模の本流まで幅広く使えるところも有り難いです。
 

夏の渓流で狙うべきポイント 「淵」

「淵」とは岩盤や岩等に流れがぶつかり、その周辺が深く掘れた地形のポイントで、水深が深い事で渓魚達は外的から狙われ難く水温も安定する為、夏に限らず常に魚がストックされるポイントと言えるでしょう。しかし、その深さが手伝ってルアーが最深部まで届かないケースが多いのです。
淵では水面が鏡と成る事で魚からも釣り人が見つけ易く安易に近づくと警戒心を与えてしまいます。更に、流れが緩い為にルアーを見切られ易いという、居ても釣れないといった難易度の高いポイントでもあるのです。

淵のボトムを狙うルアー3選

トラウトチューンHW

サイズ:55㎜
ウェイト:6g
タイプ:フロントヘビー・ヘビーシンキング

淵では、長くカウントダウン(沈める)を取りなるべく深くまで沈めましょう。この際ルアーのフックにラインが絡まない様、テンションを掛けてカーブフォールさせるのがコツです。トラウトチューンHWはカーブフォールの際、ボディをユラユラと揺らしながらのシミーフォールをしてくれます。このフォール中のバイトにも集中しましょう。

カイモ

サイズ:45㎜
ウェイト:6g


カイモのウェイトは、トラウトチューンHWと同じ6gです。しかし、メタルバイブレーションであるカイモは、ルアーのボディにエアールームが無い為、更にスムーズなフォールスピードとなり深場に早く到達します。また、こちらもラインテンションを掛けてフォールさせればシミーフォールする仕様と成っています。

淵の様に深く広いポイントでは、浮き上がりを抑えるセッティングと成っている一番前のラインアイにスナップをセットするのが良いでしょう。
 

ダートマジックネイティブ

ラインナップ
3g・43㎜
5g・50㎜

エリアトラウトで爆発的人気を博した神ルアー。ロッドを煽る事で、上下左右に不規則なダートアクションを起こしリアクションバイトを誘発させる仕様です。使い方のコツは、ロッドを煽った際にラインスラックを多めに出す事でより足の長いダートを演出すること。このルアーで反応が無ければ、そのポイントは見切り次のポイントを目指すのが良いでしょう。
 

最後に

夏は行楽シーズンという事もあり、多くの釣り人がフィールドに出掛けます。フィッシングプレッシャーに加え高水温でトラウト達の活性が低い状況も予測されます。そんな時は個性豊かなアイテムの力を借りて、他の釣り人が攻めきれなかったポイントをよりタイトに攻めたり、違ったアプローチを試してみましょう。工夫を凝らして手にした一尾はサイズに係わらず新しい発見と大きな喜びを与えてくれるに違いありません。
 

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暮らし~のではこの他にも多数トラウトフィッシングに関する記事を掲載しています。トラウトフィッシングに慣れるためにまずはエリアフィッシング(管理釣り場)に挑戦してみるものいかがですか?