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渓流釣りをこれから始める初心者の方に。これだけは覚えておきたいこと5点

初心者にとって敷居の高い渓流釣りにおいて、注意したいことを6個のポイントに絞ってご紹介します。渓流釣りは大自然に触れることで心の癒やしになりますが、初心者の方にとっては命を落とす危険性もあります。その危険を注意深く回避し、安全第一で楽しむ方法を解説します。
2020年8月27日
河西幸彦
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渓流釣り初心者が覚えておきたい注意事項

大自然と触れあえる渓流釣りは、現代のデジタル社会においてデトックス効果は抜群。綺麗な水、景色、魚を目の前にすると心の中が洗われるようです。夏はバーベキューやキャンプなど、アウトドアレジャーの楽しい季節。渓流も山々の緑が美しく、きれいな水での釣りは心地よいものです。水も冷たいので、暑い夏に涼めるのも魅力です。

渓流釣りを完璧に楽しむために

楽しいレジャーも事故が起きてしまうと台無しになってしまいます。「山でのレジャーのついでに渓流釣りにチャレンジしてみよう!」となったとき、事故を未然に防ぐにはどのようなことに気をつければよいのか、渓流釣り初心者に注意していただきたい点を説明させていただきます。

渓流釣り初心者が覚えておきたい注意点1:川への移動

渓流釣りをする時に当然川へ入らなければなりません。川への高低差が少ない場所ならば問題ありませんが、当然、そのような場所ばかりではありません。下りられそうなルートを探して下りるのですが、使われる機会が多い場所のひとつとしてガレ場という土砂が崩れた跡が挙げられます。

傾斜が緩やかでも油断は禁物


崩れているので他のところよりは傾斜が緩やかです。渓流釣りの入口として使いやすいのですが、安易に下りると危険です。元々崩れている場所なだけに、地盤が脆くて崩れやすく滑落の危険があります。また、複数人で行く場合には、先行者のすぐ後を下りるのも危険。下で待たせると申し訳ないから急ぎたい気持ちは判りますが、すぐ後ろを下りると、後ろの人の足元が崩れた場合、本人が落ちなくても崩した岩が先行者を直撃してしまう可能性があります。従って、追って下りる場合には先行者が真下のラインから外れるまで待ってから下り始めると安全に川まで到着することが出来ます。

渓流釣り初心者が覚えておきたい注意点2:入水時

川の水が濁っていれば底が見えないので誰もが慎重に水の中に入ります。しかし、意外と渓流釣り初心者がヒヤリとするのはものすごくきれいな水。普段見慣れないぐらい水のきれいな川に行くと、川底までクッキリ見え、実際よりも水深が浅く感じてしまいます。

川に入る時は水面からの印象に騙されずに慎重に

「そんなに深くない」と思って足を踏み入れると、ズドンと深いことも度々あります。下手をするとバランスを崩して転倒することもありますので、水中に踏み入れるときには慎重に水深を確認しながら進んでください。また、岩に付いているコケは大変滑りやすいです。特に雨が降らずに渇水している場合はコケが流されずに多く付いてしまうのでご注意ください。

渓流釣り初心者が覚えておきたい注意点3:天候の変化

雨が降れば大抵の人は「止めよう」と考えますが、怖いのは上流側での雨。近年、ゲリラ豪雨のようにまとまった雨量が短時間で降ることが多くなりました。釣っている場所は晴れていても、上流側でゲリラ豪雨があれば一気に水かさが増すこともあります。


水の色に注目

注目するのは水の色で、今まできれいだった水が濁ってきたり、流れてくる落葉が増えたりしたら安全な場所に避難してください。水かさが増えて川を渡るのに怖いなと感じたら、その先は増える一方となってしまいますので、とにかく早期に気づくことが大切です。毎年「増水して川の中州に取り残される」というニュースが流れますが、気づくのが遅いのが原因。早めに気づいたら迷わず避難しましょう。

ロッドは通電しやすいので、雷が鳴り始めたら釣りは止めましょう。

渓流釣り初心者が覚えておきたい注意点4:野生動物

渓流を釣り歩いていると、動物と遭遇することもしばしばあります。渓流釣り初心者の方と同行していると珍しがって写真を撮ろうと近づいていってしまいがちです。さすがにクマは皆さん怖いことは知っておりますので警戒するかと思いますが、シカやイノシシ、カモシカなども、成獣に突っ込まれたら大変危険です。サルも群れで攻撃してきますので侮れません。

野生動物は下手に刺激しないこと

動物を見かけたら、刺激せずにやり過ごすようにしてください。ヘビやハチなども、マムシやスズメバチなど特に危険度の高いものは出来れば覚えておいた方がよいですが、覚えていなければ極力避けて刺激しないようにしてください。

渓流釣り初心者が覚えておきたい注意点5:心構え

事故を起こさないことで一番大切なことは、「怖い」「危険だな」と感じたら止めること。止める勇気を持つことが大切です。「そんなことを言っていたら釣れない」などということは全くありません。筆者も釣りの専門誌で連載していたことがありますが、その取材地を決めるのに守ってきたのは『迷惑を掛けない駐車スペースがあること』『車からすぐに川に下りられること』『誰もが再現できること』でした。危険なことをしなければ魚は釣れないということはありませんので、安全に楽しんでください。


最後に渓流釣り初心者におすすめ動画をご紹介

ここには書き切れなかった注意点や、釣り方のテクニックなど更に動画で詳しく知りたい!!という方は、こちらの動画をチェックして見て下さい。それでは、安全かつ楽しい渓流釣りをご堪能ください。

渓流釣りが気になる方はこちらもチェック!

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