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ガラス絵の具で簡単にアート作品を作る方法は?塗り方のコツや注意も解説!

ガラス絵の具をご存知でしょうか。通常ガラスに着色するには高温で溶かしてそれに染料を混ぜてから冷やして固めるという難しい技術や専門の設備を必要としますがガラス絵の具を使えば子供でも簡単にガラスの着色が可能。今回はガラス絵の具の塗り方・使い方のコツを解説します。
更新: 2022年1月11日
佐藤3
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はじめに

ガラス絵の具でステンドグラスアートを作ろう

100均でも売られている手軽なガラス用の絵の具をご存知ですか?ガラスに普通の絵の具で絵を書いても乾いたらひび割れたり剥がれてしまうなど不満足な結果になることも多いですが、このインクを使えば子供でも簡単にステンドグラス風なガラスアートペイントが可能!工作の宿題作りにもピッタリなガラス絵の具の使い方。

塗り方やすてきな作品作りのコツと注意点を知り、自分だけのおしゃれな作品を作ってみませんか?

ガラス絵の具について

ガラス絵の具とは

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/815PSUypyXL._SL1500_.jpg

ガラス面に対してペイントすることを目的として作られたインクで、通常の絵の具のように筆で描くのではなくボンドのようにプラスチックの容器に入ったものを直接ガラスに当てて描く染料です。

そのまま直接ガラスに書くこともできるし、別のものの上で書いて乾かしてシールのようにガラスに貼って使うことも可能です。

ガラス絵の具の特徴

この絵具の大きな特徴は、ドロッとした濃度のあるインキであること。そのために直接ガラスの上に流してもあまり広がらずラインも描くことができ、乾くと透明度が上がってまるでステンドグラスのようなペイントとなることです。

容器のままで濡れるので他の道具を必要としない手軽なペイント材料となっています。

どこで買える?価格は?

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ガラス絵の具が注目されはじめたのはダイソーやキャンドゥなどの100均で扱われはじめたためです。これらの100均の画材コーナーの人気商品となっています。

そのため100均で在庫が無い場合もありますが、普通の文房具屋や通販でもセットやガラス器とセットになったものなどいろいろなバリエーションのものが売られているのでそちらも除いてみてください。価格は100均でも文房具屋でも1本あたり100円(税抜き)程度。

手軽にアート!ガラス絵の具の塗り方・使い方①

100均材料でステンドグラスフレーム作り:前編

塗る時は色のついたボンドのような質感ですが乾くと透明度がアップして透け感がおしゃれなガラス絵の具。この性質を活かして簡単なインテリアフレームを作ってみましょう。

基本のやり方ということで、詳しく前後編に分けて作り方をご紹介します。まずは用意するものや下絵の作り方・塗り方のコツを覚えつつ黒い線画を描くところまで。

材料

前後編共通の材料として硝子板(この動画では曇りガラスを使用しています)・100均のフォトフレーム・ガラス絵の具・下書き用の紙と筆記用具。あとは下絵がズレないようにマスキングテープや細かい部分まで絵の具を塗るために竹ひごや爪楊枝など先がとがったものがあると良いでしょう。

ステンドガラスアートの作り方

①フレームの大きさに合わせた紙を用意しそこに下絵を書きます。②用意したガラスに下絵を裏からマスキングテープで貼り付け固定します。③黒のガラス絵の具で下絵の線をなぞって輪郭だけ描きます。④1日程度しっかり乾かして色塗り前まで完成!

色塗りをして完成させる:後編

縁取りの輪郭線が乾いたら、その中にお好みの色を塗っていきます。ガラス絵の具はガラスの上で色を混ぜ合わせることも可能です。黄色と青で緑色を作ったり赤と青で紫にしたりと塗りながら色作りができるのがポイントのひとつ。

塗っていきながら色が足りないなと感じたらこのように色を混ぜて新しい色を作ってください。

細かいところは爪楊枝を使って丁寧に


細かいところに絵の具が入り込まないときは爪楊枝などを利用してそこにもインクが入るようにしてください。十分乾いて透明になったら完成!

塗り方注意点・コツ

下絵を書くときのコツですが、鉛筆やボールペンなどの細字の筆記用具で描いたら、サインペンなどの太いもので線をなぞってある程度太さがあった方がステンドグラスになった時のイメージが捉えやすいですし、線を描く時もやりやすいです。

主線と色塗りは黒(などの濃い色)が乾いて透明になってから色インクを乗せていくと色が混ざらずきれいに仕上がるでしょう。

手軽にアート!ガラス絵の具の塗り方・使い方②

100均材料の組み合わせでキラキラステンドグラス

ガラス絵の具だけで作品を作るのも良いのですが、その他の材料をプラスすることでもっとキラキラなかわいいアートになります。ここでは、ガラス絵の具プラス100均で売られている材料で作るキラキラ輝くスマホケースの作り方を紹介しましょう。

材料

使うものはベースとなるクリアのスマホケース・ガラス絵の具・下絵・サンドペーパー・マニキュアのトップコート・グリッターです。トップコートにはラメが入っており、グリッターには少し小さめのスパンクルが含まれているものを使用しています。

塗り方注意点・コツ

ガラス絵の具については作り方や塗り方は1でご紹介したように、線画を先に描いて乾いてからその中に色をつけていく感じで進めます。ここでは塗らない部分も作っていくのがコツ。仕上げにトップコートやグリッターを塗った時にクリアにキラキラ輝きます。

手軽にアート!ガラス絵の具の塗り方・使い方③

縁取り下絵なしで簡単夢かわガラス絵の具ペイント

下絵を書いたり太く黒い線画のペイントが苦手という人におすすめなスタンプにように彩色していくガラス絵の具の使い方はいかがでしょうか?ポンポンと色を付けて押すだけなのでとても簡単に作ることができます。

また色同士の重なりもできるので混じったところが新しい色に変わって複雑なニュアンスが楽しめるのも良いですね。

材料

材料は透明なスマホケースやクリアペンレース・ガラス絵の具・丸くたいらなもの(大きさの違う丸で3種類)・サンドペーパー・レジン液と筆を用意してください。ガラス絵の具の色は6-7色くらいあると良いです。

塗り方注意点・コツ

ガラス絵の具がケースの端からはみ出しているとそこから取れる原因となりますので、際の部分にはスタンプしないようにするのがきれいに仕上げるコツです。ドット模様にスタンプしたあとにレジンを塗ってコーティングするのですが、しっかり乾いてからおこなうようご注意ください。

手軽にアート!ガラス絵の具の塗り方・使い方④

ステンドガラスシールの作り方

ガラス絵の具の使い方のひとつとしてシールにするというものがあります。シールにする場合は別のものの上にガラスに書くのと同じようにペイントしてから剥がして使うのですが、何に書いたら上手にシールになるのか気になるでしょう。作り方のコツや注意点を御覧ください。

材料

材料はガラス絵の具・下絵・クリアファイル(無色透明なもの)これだけです。材料も少なくてすぐに作りはじめることができますね。


塗り方注意点・コツ

シールにするときはガラスでなくツルツルで透明なクリアファイルを使うのがミソ。ファイルなので下絵を挟んで作れるので紙とのズレも防げて一石二鳥です。気を付ける注意点は乾いてから剥がすとき。強く引っ張ってしまうと破れてしまうので、注意深く無理に取ろうとしないのがコツ。

手軽にアート!ガラス絵の具の塗り方・使い方⑤

100均LEDライトに被せるステンドグラスの作り方

この絵具の使い方はガラスに描いたりシールを作ったりするだけではありません。中にLEDライトを仕込んできれいなお部屋のインテリアにもなるステンドグラスライトを簡単に作ってみましょう。

材料

材料は小型のLEDライト・ガラス絵の具・クリアファイル・マスキングテープ・セロハンテープ・ハサミ・下絵です。作ったライトの上にステンドグラスライトをかぶせるので、ライトはできるだけ小さなものがおすすめ。マスキングテープは仮止めに使うので器用な方はなくてもできます。

塗り方注意点・コツ

円錐型や四角錐にあらかじめ丸めてセロハンテープで形づくっておいたクリアファイルにガラス絵の具でお絵かきをして乾燥させ透明なステンドグラスにして中にライトを仕込みます。

乾くと透明になるという性質をうまく利用した作り方ですので、蓄光式などの透明にならないタイプのインクでは作ることができませんのでご注意を。

手軽にアート!ガラス絵の具の塗り方・使い方⑥

ガラス絵の具で簡単スクイーズの作り方

ガラス絵の具はなんとスクイーズ作りにも使えるのをご存知ですか?100均のかわいい動物型のスポンジに絵の具を浸透させて乾かすと低反発スクイーズが簡単に作れます。

材料

材料は動物型の小型スポンジ・ガラス絵の具・スプーン・使い捨て手袋です。作業するテーブルがインクで汚れないようにクッキングシートなどを敷いて作業してください。

ガラス絵の具の塗り方の注意・コツ

ガラス絵の具を刷毛や筆で塗ると後で乾いて使い物にならなくなってしまいます。使ったらあとで捨てられるようなプリンやゼリー買うと付けてくれるプラスチックスプーンなどで伸ばしてあげると良いですね。それだけではスポンジの中に浸透しづらいので手袋をした手で揉んでください。

ガラス絵の具だけでうまく出来ない場合の作り方

先程の作り方でも低反発のスクイーズになりますが、改良してもっと使う絵の具の量を少なくする方法もあるのでそちらも紹介しましょう。

材料

材料は先程のものと同様で、そこにボンドを足していきます。ボンドを加えることで絵の具の量を少なく思ったような低反発スクイーズになるので、ぜひこちらも試してください。

ボンドとガラス絵の具の混ぜ方のコツ


あらかじめ絵の具とボンドを混ぜ合わせてから塗るようにします。その時の合わせる分量ですが、ボンドと絵の具はほぼ同量にするのがコツ。白い絵の具を使っているので色が変わったりせず、乾くと透明になるので元のスポンジのカラーも少し薄くなる程度に残るでしょう。

おすすめガラス絵の具の種類と使い方

乾くと透明になるガラス絵の具

一般的なガラス絵の具で乾くと透明になるタイプです。このような先が細くなっているボトルに入っているものは100均の商品にもあり、直接このままペイントできるので筆などを使用せず手間がかからず人気を集めています。

蓄光性ガラス絵の具

ヤマト 画材 グラスデコ ネオン 蓄光タイプ

出典:楽天
出典:Amazon
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夜になると蓄光して光るタイプのガラス絵の具です。一般的なものと比べると販売されている色数はまだ少ないですがちょっと変わった楽しい作品づくりに使えそうですね。

手軽にアートできる便利な透明アートキット

ヤマト 画材 グラスデコ 14色

出典:楽天
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ステンドグラス作り初心者の方におすすめなのが、材料すべてがセットになっているキット販売。こちらはおしゃれなスリムなグラスボトルにチューリップの絵が書けるタイプ。子供の工作だけでなく大人も楽しめるおもちゃです。

まとめ

乾くと透明なガラス絵の具で簡単アート作品作り

手軽な値段で手に入り筆などを必要とせずアートペイントが書けるガラス絵の具。その基本的な作品の作り方から塗り方のコツ・注意点を解説してきました。ガラスだけでなくいろいろな作品作りもできるので余らせることなく楽しめること請け合いです。DIYが好きな方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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