摘果とは?作業をする時期、摘花や摘蕾などとの違いをご紹介!目安は?のイメージ

摘果とは?作業をする時期、摘花や摘蕾などとの違いをご紹介!目安は?

摘果という作業の名前を聞いたことがあるでしょうか。摘蕾や摘花もありますがそれぞれの目的には違いがあるのかわかりにくいというご意見もよく耳にします。今回は摘果とそう作業についてその目的や時期・果物によるやり方の違いや予備摘果についても解説します。

2019年07月06日更新

佐藤3
佐藤3
ガーデニング、DIYを中心として自分の経験を活かして執筆中!多くの人の役に立つ記事を心がけています。
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目次

  1. はじめに
  2. 摘果とは
  3. 摘果と摘蕾・摘花の目的と違い
  4. 代表的な果実の摘果の作業1
  5. 代表的な果実の摘果の作業2
  6. 代表的な果実の摘果の作業3
  7. 代表的な果実の摘果の作業4
  8. 最新の果物農家の摘果のやり方
  9. 果物の果実に対する摘果のやり方ポイント
  10. まとめ

はじめに

果実の摘果の目的や違いは?予備摘果も含め紹介

摘果という言葉をご存知でしょうか。ガーデニングや野菜栽培にご縁がない方には耳慣れない言葉ではありませんか?摘果とは具体的にどういう意味なのか。他の摘蕾や摘花という似た言葉との違いは?といった初歩的なことから、果物によるやり方の違いまで解説します。庭や畑にある果物の木にもっと大きくて美味しい実を付けたいと思っている方必見です。

摘果とは

摘果という言葉と作業の意味・目的

まず摘果というのが何をどうすることなのか?という初歩の初歩からご説明しましょう。摘果とは読んで字のごとく果実を摘むことをいいます。せっかく付いた果実なのに摘んでしまったらもったいないと思われる方はする必要はありませんが、例えば庭の果物の木に大きな甘い実を実らせたいならぜひとも行いたい作業のひとつです。

予備摘果とは

摘果にはふたつの方法があってまずおこなうのが予備摘果という作業です。これは数が多かったり奇形に対して数を調整する目的で行います。さらに最終的に摘果をおこない果物の果実を大きく育てるのが目的となるでしょう。

摘果と摘蕾・摘花の目的と違い

摘果の主な目的

摘果とはでもご紹介しましたが、摘果の主な目的はいかに大きく味よく果物を実らせるかです。植物が育つには栄養が必要で、その栄養は根から吸収されて株や木全体にまわることがほとんど。いくら肥料をあげてみても根が吸い上げる栄養には限界があります。果実の数が多かったらひとつあたりの栄養は少なくなり小さく、味も劣るというわけで。その対策が摘果の目的で、おこなう必要ともいえるでしょう。

摘蕾・摘花の主な目的

一方摘蕾や摘花という言葉もあります。文字も似ていますよね。摘蕾はつぼみの時点で摘み取ってしまうことで摘花は花を摘むこと。どちらも果実の間引きという点では同様の働きになりますが、これからその蕾や花がどのような実になるのかはまだわかりません。

摘蕾・摘花は予備の予備の間引き

せっかく残した花からできた実が奇形だったらがっかりですね。ですので摘蕾や摘花は果物においては予備の予備の間引きであくまでも実を見てからおこなう方がより選別して育てられるというわけです。

摘果との違いは

また摘蕾・摘花というのは果実だけでなく花を見る植物に対してもおこなうことがあります。たとえば傷んだ蕾を取り除く。時期が終わった花を摘んで栄養を省エネするなどにも使われます。実の収穫に限定した作業というのが摘蕾・摘花との大きな違いになるでしょう。

代表的な果実の摘果の作業1

摘果で大きく!桃の摘果作業

その最終目的は同じでもおこなう植物の種類によって摘果の方法や時期は微妙に変わってきます。まずは予備摘果を行い、時期をおいて仕上げの摘果をおこなうようになります。まずは桃の摘果から見ていきましょう。

桃の摘果作業の時期

桃の摘果はまず予備からおこなってください。時期は花が満開になった後、20日から30日くらいが目安。

桃の予備摘果

まだ実が付き始めた頃におこないましょう。ここでは少し加減をして、多めに残すのがポイントです。できるだけ少なくした方が木への負担も軽いのですが、はじめておこなう場合は少し軽めにして翌年への学習用と考えるとよいですね。

桃の摘果作業のやり方・残す個数

最終的な作業では、きちんと果実の数を調整します。目安としては長い枝であれば桃の場合2個-3個くらい。中くらいであれば2個になります。しかし、これはあくまでも目安で木全体を見て多すぎる(果実の大きさが小さい・味もイマイチ)であればもう少し数を減らすことが必要。目安はありますが、その木に合ったバランスも桃の場合は大切です。

代表的な果実の摘果の作業2

摘果で大きく!みかんの摘果作業

みかんは比較的小粒でたくさんの実がつきます。庭にみかんの木がある場合摘果をすることを考えるとあまり大木にしてしまうと作業がしづらいので、食べる目的で植えているのであればまずは木の剪定作業で高さを何とかするということが必要になるかも知れません。脚立を使う場合は危険も伴いますので十分気をつけておこなってください。

みかんの摘果作業の時期

みかんは生理落果という木自体が自分で摘果するような行動を見せます。まだ果実が小さなうちに黄色くなり落ちていく自然現象です。これが治まるのが6月末ころなのでこの時期になってもまだ実が多すぎる木に対して予備作業をおこないます。

みかんの予備摘果

その後も多少落果しますので、ここであまり少なくしすぎると収穫数が足りないということにも。しかし、多いよりは翌年の実の付きには良いので悪く考えないことです。

みかんの摘果作業のやり方・残す個数

みかんの実は手でひねると簡単に取れます。みかんの実の摘み方は内側にあって日当たりが悪いもの、樹木の下の方にあるものも同様の理由で摘んでしまってください。その後数が多いところを間引くようにすると、どれを取っていいのかわかりやすいですね。

代表的な果実の摘果の作業3

摘果で大きく!りんごの荒摘果作業

りんごは桃やみかんと違いハサミを使って実を摘む作業をしてください。清潔でよく切れる剪定ハサミを用意しましょう。また時期が早いので注意が必要です。

りんごの荒摘果作業の時期

りんごは比較的早く荒摘果といって最初の実を摘む作業をする果樹。開花後ひと月を目安におこなってください。小さな実ですが、枝に対する数でおこなえばバランスもわかりやすいでしょう。

りんごの予備摘果

花が散ってガク立ち(具体的には根本が膨らんできたのが確認できること)したものの中からおこないます。枝の先にいくほど新しい枝となりますので、負担を少しでも軽くするために枝の先端を多く(すべて取り去るくらいでok)だんだんと数を増やしていくと翌年の木のためにもなります。

りんごの荒摘果作業のやり方・残す個数

まず最初に去年出た新しい枝についた実はすべて摘み、その他の枝の場合はまんなかを残すようにすると取る実に悩まずに作業できます。ハサミを使って丁寧におこなってくださいね。もし真ん中がすでに傷んでいるような場合は、その他の中から一番大きく健康そうなものを選んでひとつ残しましょう。

代表的な果実の摘果の作業4

摘果で大きく!トマトの摘果作業

摘果は何も果物だけとは限りません。トマトやスイカなどの野菜に対してもおこなう作業。ここではそんな野菜の中でここでは実の数が特に多いトマトについて紹介しましょう。

トマトの摘果作業の時期

トマトは大玉の品種に対して実を摘んだ方が良いです。中玉以下のサイズのものは様子を見ながら、多すぎるようなら摘むといった感じ。ミニトマトに関しては一番果を摘むだけであとはそのまま放置でもかまいません。時期の目安といえば、大玉トマトが500円玉硬貨くらいの大きさになった頃が適期となります。

トマトの予備摘果

トマトに関しては数もそれほど多くならないので、予備というのはなく一度でできますが強いて言えば脇芽摘みなどの作業が予備にあたる実のコントロール作業でしょう。

トマトの摘果作業のやり方・残す個数

だいたい残す数は枝につき2-3個。傷んでいるものを中心に成長が悪いものなどを優先することになります。手でねじれば取れますが、他の実を傷つけるのが心配なら清潔なハサミを使用しても。

大きな実にも注意

また一見大きくてよさそうな中にも問題児が隠れています。他よりも大きく上から見てみて楕円形になっているものは栄養を集めすぎた一種の寄生種です。どうしても他への養分の分配比率が悪くなってしまうので、もったいないですがこれも摘んでしまいましょう。

最新の果物農家の摘果のやり方

摘果は手間がかかる作業

家庭菜園や庭の果樹の手入れとは少しお話がズレますが、果物農家では果樹の数も多くひとつひとつ手作業で選別・摘果をしていてはコスパが悪すぎるという場合も多々あります。中には薬剤を使って摘果する方法をとっている農家もありますので、それについても軽くご説明しておきましょう。

果実の収穫をあげ手間を減らす摘果方法

薬剤による摘果の方法は、インドール酢酸やナフタレン酢酸といったソーダ塩やカリウム塩を低濃度で散布しておこないます。これらは植物ホルモン剤となっています。

果物の果実に対する摘果のやり方ポイント

果物にあった時期を選ぶ

Photo byartursfoto

それでは最後になりますが、全体的な摘果のポイントやコツ・注意点となる部分を紹介を。まず大切なのはいつおこなうかという時期の問題です。これは果物や野菜によって大きく変わり、中でも特徴的なのが早く行うりんごや大きくなりこれから色づくというときにトマトなどですね。野菜はどうしても結実から収穫までが早いのでそうなりやすいと思っておきましょう。適した時期におこなうことで、効果的に栄養を各実にいきわたらせ、大きく味よくしてくれます。

摘み取る果物の見極め

その年の実を大きく立派に育てるという他に、翌年の新しい枝の付き方にも摘果は影響してきて、できるだけ適正な数、良い果実だけを残した方が良いということは必至でそのときにポイントになるのが何を摘み取ったらいいのかという見極めです。各果物のやり方の中でも、どれから取っていくかをご説明していますので、そちらを参考に良いものを残すようにしていただければきっと満足する結果につながるでしょう。

果物は予備摘果もおこなって効果的に

今回は予備摘果も含めて紹介してきましたが、これも大切な実を育てる作業だからです。できるだけ手間はかからないに越したことはありませんが、どうしても一度だけでは満足できるものではありません。多くされる方は2度だけでなく3度4度とこまかく摘んでいきます。その方が残す実の選別が的確におこなえ、無駄な実に栄養を取られずに済むからです。できるなら、木の大きさなどを考慮して何度もおこなってください。

まとめ

摘果は大きく育てるのに大事な予備作業!

出典: https://www.photo-ac.com

果樹をメインにしてトマトなどの摘果も含めやり方や時期をご紹介してきましたがいかがでしたか?実の間引きについてお悩みがあった方の参考になっていれば幸いです。その果樹の種類によって時期も違ったり、摘む実と残す実の選び方にも個性があります。それぞれに合った実の数もバランスを見ながら考えてできると良いでしょう。ぜひあなたの果樹栽培にこの情報をお役立てください。

果物が気になる方はこちらもチェック

その他暮らし~のでは果物の食べ方や育て方についても詳しい解説記事をご用意しています。季節ごとのフルーツや珍しい品種の育て方などは必見です!育てるだけでなく食の部分についても果物をもっと良く知りたい方にもお役に立てるのではないでしょうか。ぜひこちらの記事にも目を通していただければと存じます。

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