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はじめに
キンモクセイの植え方や水やり等お手入れ方法は
あまり目立たない木ですが花の時期になるととたんに存在感を出してくる、日本の三大香木のうちのひとつキンモクセイ。庭に一本あると秋がくるのが楽しみになるくらいよい香りがします。今回はそのお世話の方法を解説していきましょう。
キンモクセイについて
キンモクセイの基本情報
科・属:モクセイ科モクセイ属
原産地:中国
学名/英語名:Osmanthus fragrans var.aurantiacus/Fragrant orange
栽培難易度:初心者でも簡単
キンモクセイの特徴
キンモクセイといえば何といってもその花の香りです。開花時期になると近くに花がなくても風にのってよい香りが漂ってきて「どこかでキンモクセイが咲いているんだな」とわかるくらい強く甘い芳香が特徴。花色はオレンジ色。茎から直接細く短い花茎を出してその先にかたまってたくさんの小花が咲きます。
キンモクセイは実がならない?その理由は
実は日本のキンモクセイは実らないというのをご存知でしたでしょうか。これには理由があって雄株しかないからだといわれています。キンモクセイの仲間は種類も少ないですがよく似たギンモクセイという木もあります。片方だけだとしても雌株であったら混雑でも実をつけることがあったかも知れませんね。
キンモクセイの名前の由来
キンモクセイの学名であるOsmanthusにはosm(e)に香りthusに花という意味があり特徴的なそのよい香りから付けられています。名前といえば日本語でも千里香という別名がありますが、こちらも千里(昔の距離の単位。今でいうなら4,000kmほど。非常に遠いという意味)離れていてもよいにおいがするため付いた名前です。
キンモクセイの成長時期による育て方①日当たり
キンモクセイが好む日当たりは
それでは、早速キンモクセイの育て方をお話しましょう。まず植物を植えるには大切な日当たりですが、この木はおひさまがとても好きです。これから庭のレイアウトを1からして栽培をはじめるのであればよく日の当たる場所に置いてあげてください。
キンモクセイは日陰でも開花する
しかし少しくらい日当たりが悪いところでも開花させることは可能。庭に地植えするときに他の木や建物の影になるような場所でも植え付けることはできますが、やはりできるだけよく日が当たる風通しがよい場所に植えるのがセオリー。
キンモクセイの成長時期による育て方②鉢植え
キンモクセイの鉢植えの植え方は
キンモクセイは地植えだけでなく鉢植えで育てられます。庭のスペースの関係上地植えは無理という方でもキンモクセイ栽培を楽しめるでしょう。とても成長が早い木ですのではじめから大きめの鉢を選び植え付けてください。その方があとあと手入れもしやすくおすすめ。
鉢植えの植え方は鉢の大きさがポイント
この木は成長すると5mにもなる大きなものですので、小さな鉢に植えてしまうとすぐに植え替えが必要になってしまいます。最初から8号以上の大きなものを用意しましょう。
キンモクセイの成長時期による育て方③地植え
地植えのキンモクセイの植え方
庭がありそこに地植えするなら時期は春と秋。4月ころと9-10月くらいが適期でこの頃におこなうと失敗が少なく済むでしょう。これは鉢植えの植え方も同じです。どんな木や草花にもいえることですが植え替えや剪定の多くは、成長期前におこなうとこれから植物が伸びよう大きくなろうという力が強く働き成功しやすくなるからです。
キンモクセイの地植え植え方は簡単
穴は苗の根よりも大きめに掘りその下も耕して腐葉土や堆肥で元肥(植え替えするときに与える肥料)をします。こうすることで早く根が付き栄養も豊富にあればそれを使ってどんどん成長していくからですね。穴に土を入れたあとは他の地面と植え替えた場所の高さが同じになるようならしてたっぷり水やりをしてください。
地植えの植え方注意点
鉢植えでも地植えでも気をつけなくてはいけない植え方・置き場所があります。それは車の排気ガスをこの木がとても嫌うということ。ガレージの側であったり外の往来の激しい道路沿いに植えて(置いて)しまうと花付きが極端に悪くなり開花しないものも出るので注意してください。
キンモクセイの成長時期による育て方④土
キンモクセイが好む土づくり
植物の植え方には土も大切です。この木に合う土は水はけの良いもの。鉢植え用に土を作るなら、水はけをよくしてくれる赤玉土を使ってそこに土をふかふかにするための腐葉土、元肥になる堆肥をまぜていくのが良いでしょう。
キンモクセイ用の土の配合例
この木が好む土の配合の例として赤玉土に腐葉土を混ぜたものをご紹介しましょう。割り合いは赤玉土7に対して腐葉土が3程度がおすすめ。やや酸性の土を好むので苦土石灰などの土の中和剤は必要ないでしょう。逆にアルカリ性に傾いた土である場合は地植えの土にピートモスを少々混ぜて欲しいくらいです。
初心者の方におすすめ手軽なキンモクセイの土
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花木栽培がはじめてで土の作り方といわれても自信がない。土いじりをしている時間があまり取れないという方は、買ってきてすぐに植え替え作業ができる花の培養土を使用すると良いでしょう。庭木用の土もありますがキンモクセイには花用が合います。
キンモクセイの成長時期による育て方⑤水やり
キンモクセイの好む水やりは
木が喜ぶ土を作り、鉢や地植えで植え付けたならその後は様子を見ながら水やりなど日常的な手入れをおこなってください。植え付け後は植物の成長期ともなりますので、水もたくさん必要になるでしょう。どのような水やりの注意をしたらよいかお話します。
鉢植えの水やり
鉢植えは日常的に土が乾いたら水をあげるという手入れを繰り返すと良いですね。また鉢の植え替えをした直後はたっぷりと水やりをするのがお約束。
地植えの水やり
地植えの場合は毎日のように水やりをする必要はなく、あげるとすると植え付けした直後にたっぷり。その後は通常であれば雨などで十分地面の保水は保たれているのでよほど晴天が続いて木もしおれかけてきたというときを除いてあげなくてかまいません。
キンモクセイの成長時期による育て方⑥肥料
キンモクセイの肥料のあげ方
植え方のところで元肥という植え付け・植え替えときに与える肥料について少しお話しましたが、大きく育ってほしいな。早く成長して欲しいと願えば追肥(その後あげる肥料)とそのタイミングも気になりますね。あげる時期は春と秋の年に2回。株元に緩効性の化成肥料をパラパラとまいてください。
キンモクセイにおすすめの肥料
キンモクセイ栽培での肥料といえば寒肥(かんごえ)という暖かくなる前に与える肥料やりをする方もいます。この場合は有機肥料をあげてください。その他の一般的な春と秋の肥料であれば化成肥料がおすすめ。中でも窒素が少なめリン酸の値が多めでカリの数字も少し高い方がよいでしょう。
有機肥料
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キンモクセイの成長時期による育て方⑦開花時期
キンモクセイの開花時期は
この木はにおいを楽しむための花が重要ですので開花時期は気になりますね。花が楽しめるのは秋9月から10月ころです。この開花のあとには剪定をおこなうことになりますので、時期は注意しておいた方がよいでしょう。とはいえ、目立たないようにしていても強い香りですぐに咲いているのはわかりますのでそんな注意は不要でしょうか。
開花時期に気を付けること
開花についての注意点として排気ガスの吹き付けるように場所に置かない植えないという植え方がありましたが、もうひとつ気をつけたいのが剪定です。花芽がつく枝があったとしてもそれを剪定してしまっては花は咲きませんね。この木は春から新しい枝が伸び8月に花芽がつき9月以降に開花という非常に短いスパンで花を形成します。
キンモクセイの開花と剪定
短い花芽から開花の形成スパンなら、それはどういうことかというとその間に剪定してはいけないということ。逆にいうならそれ以外であれば結構自由に剪定しても花が咲いてくれる木だということです。次項にもう少し詳しい剪定の方法をご紹介しましょう。
キンモクセイの成長時期による育て方⑧剪定
キンモクセイの剪定のやり方
そのまま放置しておくとどんどん成長して高木になってしまいます。ハサミで枝を切って剪定してあげることで好みの大きさや形を楽しむことができるでしょう。時期にさえ気をつければそこから成長した枝に花が付きます。栽培するときは時期以外剪定にはあまり注意しなくて良い手入れのしやすさが好まれる理由のひとつです。
剪定の注意点は時期
春から夏にかけての剪定はしない方が良いというのは、先程の開花の注意でも触れましたが実際どのタイミングで剪定するのがベストなのかというと花が終わってから春先まで。その期間であればいつしてもかまいません。切った先から伸びてきた新しい枝に花が付きますので、花の場所をコントロールすることができますよ。
よく開花させたいなら剪定に注意を
鉢植えはもちろん地植えの場合も剪定しても根は変わりませんので吸い上げた養分は大きな木に使うよりも小さな木に使ったほうがそれぞれにたっぷり行き渡ることになります。新しい枝がよく伸びればそこにつく花も多くなるでしょう。
キンモクセイの成長時期による育て方⑨植え替え
キンモクセイの植え方・植え替え
地植えでは植え替えのお手入れは不要ですが鉢植えであれば根が回ってきたなと感じたらひとまわり大きな鉢に植え替えていきましょう。植え替えの時期は植え方で紹介したのと同じ春か秋が良いですね。
キンモクセイの植え方注意点
新しい鉢と土に植え替えたあと、水やりをすると思ったよりも土が減ったり株元がグラグラと不安定で心配になることもあります。水やりをしながら棒で土を固めてしっかりさせてもよいでしょう。必要であれば支柱を立て安定させてあげてください。
キンモクセイの成長時期による育て方⑩増やし方
キンモクセイの増やし方は2種類
新しい株が欲しいというときは、2種類あるキンモクセイの増やし方を試してみましょう。お手入れの難易度的にはどちらも同じくらいです。おこなう方法によって用意するものが変わってくるので、手に入りやすいものでするやり方でやってみてください。
増やし方1.挿し木
挿し木に必要な道具や材料はハサミ・ナイフ・水に挿しておくためのコップ・発根促進剤・挿し木用の鉢かポットです。
キンモクセイの挿し木のやり方
挿し穂にする用の枝はできるだけ新しくみずみずしいものをハサミで切り取ります。長さは15-20センチくらいあれば十分です。下の方の葉は不要ですのでむしりとってしまい、上の葉も多いようであれば半分くらいに切ってしまった方が水分の蒸発を防ぎ根がつきやすいです。切ったらすぐに水に浸し、その後発根促進剤をつけてから挿し木用の土に差しましょう。
増やし方2.取り木
取り木という増やし方はあまり聞いたことがないという方もいるでしょうが、木についたままの枝から根を出させその後に切り取って植えてあげるという方法です。使用するのはナイフ・水苔・ビニールとそれを留めるための紐。
キンモクセイの取り木のやり方
取り木は生きている枝の皮をぐるりと一周傷つけて3センチ幅くらいに剥ぎ取ります。そこに水にひたした水苔を貼り付けビニールで乾かないように多い紐等で固定します。時々ビニールを外して水苔を湿らせるのを忘れずに手入れすれば根が伸びてきます。その後根の下で切り取って植えてあげれば完成です。
キンモクセイの成長時期による育て方⑪病気
植物の栽培をしていると起こる困った問題に病気があります。この木がかかりやすい病気を3種類。その特徴や対処法とともにご紹介しましょう。
キンモクセイの病気1.褐斑病
褐色の班が葉に出てくることから褐斑病(かっぱんびょう)といいます。風通しが悪いと蔓延してしまうのであまり被害が大きくなってしまったようなら剪定をして薬を散布した方が回復が早いでしょう。軽度のうちは健康な葉にも伝染しますのですぐに取り去るなどの手入れをしてあげてください。
キンモクセイの病気2.先葉枯病
葉先から褐色に枯れてくるのがこの病気の特徴です。褐斑病に比べて被害も少なく軽度であることが多いので、かかった葉を取り除いたら薬などは使わず自然治癒にまかせておくことがおすすめ。
キンモクセイの病気3.炭そ病
炭そ病も葉が褐色に枯れてくる病気ですが葉のどこにでも発生して円に徐々に広がっていきます。ごくまれに茎にも発生することがあり、その場合は少し深刻です。被害の多くは見た目が悪いということですので、取れる葉は取ってしまうとよいでしょう。前年この病気が出た場合は病原菌を保有している場合がありますので風通しを良くする、水やり時に葉にかからないようにするなど発病前からお手入れをしてください。
キンモクセイの成長時期による育て方⑫害虫
キンモクセイの害虫1.カイガラムシ
害虫の被害は病気を招き栽培の邪魔をするものも多く、カイガラムシはすす病の原因となるといわれていますので見つけ次第駆除していきましょう。枝や茎などを中心に葉にも付くことがあり、貝殻をかぶったような白ぽい虫がたくさん付く様子はゾッとする人も多いでしょう。美観を損なうだけでなく汁を吸い枯らしてしまうこともあるので農薬散布して駆除してください。
キンモクセイの害虫2.ハダニ
ハダニは風通しが悪くなり乾燥している時期につきやすい虫です。葉の裏にいることが多いので栽培中気づかないことも多いでしょう。この虫の被害は吸汁となっています。葉水をあげることで洗い流し駆除してください。
まとめ
キンモクセイは栽培しやすい香りの良い花木
キンモクセイの育て方をご紹介してきましたがいかがでしたか?お世話が春と秋に集中しており、他の時期は手間がかからない育てやすい庭木です。公害(車の排気ガスなど)に注意すれば栽培も比較的簡単にできるので初心者におすすめ!香りのよい木を育てたいならぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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