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キンモクセイ(金木犀)の剪定!気をつける3つのポイント!

キンモクセイの剪定についてです。 キンモクセイの剪定効果や、剪定で切り落とすべき枝の部位などについてご紹介します。キンモクセイの木が伸びすぎて困っているという方は、剪定のポイントを押さえて剪定にチャレンジしてみませんか?
更新: 2021年12月28日
printemps117
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キンモクセイも剪定が必要

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9月下旬~10月頃になるとほんのりいい香りを漂わせるキンモクセイ。お家の庭にキンモクセイを育てていらっしゃる方、気が付いたら、横にも縦にも大きく広がっていたということはありませんか。

キンモクセイは花が咲き終わったあと、一度剪定するといいでしょう。 剪定で切り落とす枝の部位やコツを押さえて、年に1回すっきりさせましょう。

剪定を行わないと伸び放題

キンモクセイは放っておくと枝がどんどん伸びる性質があり、1年で15cm以上も伸びるほど成長が早い樹木だと言われています。枝の伸びは早いですが、それによって、樹形の乱れが目立つわけではありません。

ただ、放っておくと、あっという間に7.8mは軽く生長していることがあります。広いお庭でも、樹高が高くなると日当たりが悪くなることもありますので、毎年外側から剪定し、コンパクトに切り戻しましょう。

剪定を行うことで、枝葉がすっきりするだけでなく、樹形も好きなように整えることができます。

キンモクセイは剪定するとこんな効果も!

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キンモクセイを剪定すると、大きくこんな効果が得られます。 一つは樹形の縮小ですが、それ以外にも剪定時に、新芽の伸びる場所を確認することができるので、次年度以降の樹形がどのようになるか予想できる、古い枝や枯れた枝などを整理し、新芽の部分に集中的に栄養を送ることができるのです。

キンモクセイの特徴や性質について


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実は剪定が難しい?

キンモクセイの性質として、日陰の多い場所でも耐える「耐陰性」があります。ただし、日陰ですと花の付きがああまりよくなく、枝葉もきれいに整わない(枝の生育がまばらで、木全体のまとまりが悪い)こともあります。

またキンモクセイは多少放ったらかし状態であっても、地植えであればその環境に合わせて生長し続けます。 剪定は時期を見極めないと翌年開花に影響することがあるので、剪定時期と剪定部位を押さえて剪定するようにしましょう。

剪定の3つのポイントはここ

・栄養が十分にいきわたらず、徒長してしまった枝があれば、根元は残し、ひょろひょろと伸びたところを切リ落とす

・枝葉が混みあっている部分や不要な枝が多い部分を切り落とし、鋤くようにする ・花が咲き終わった後か新芽が出てくる前に、開花枝の葉が2~3枚残るよう刈り込みをする

大きくこのようなポイントを押さえておくと、元気な枝まで切り落としてしまう失敗などは少なくなると思います。剪定で切り落としてもよい枝の種類については、後ほど詳しくお話しいたします。

剪定前のキンモクセイについて

剪定前のキンモクセイの状態についてですが、花が終わったあとのキンモクセイは枝先に葉が5~6枚ついている状態です。 このように葉っぱがちゃんとついていれば、枝分かれした付け根の部分から花を咲かせることができます。剪定の際はこの枝分かれした部分を5~10cm残すようにして切り落とします。

キンモクセイの剪定時期と木の状態について

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花をつけ終わった11月もしくは2~3月


キンモクセイの剪定で見極めが重要な剪定時期ですが、それは花が咲き終わった11月頃か、生長がゆっくりになる2月、3月頃がおすすめです。

春から秋にかけて葉がよく茂るので、この時期に剪定したくなるかもしれませんが、この時期に剪定してしまうと、花を楽しめなくなってしまうので避けてください。 あと、剪定をする際は、葉を適度に残しておきましょう。

葉がほとんどなくなってしまうような切り方をすると枝枯れを招き、株全体を弱らせてしまうことになります。 大木になっていても、数年単位で少しずつ小さくしていくようにすると、いいでしょう。

キンモクセイの剪定で必要な道具

キンモクセイの剪定に必要な道具についてご紹介します。ハサミやはしごは木の大きさによって適当なものを揃えましょう。 ・剪定ハサミ…下葉や小枝を切る園芸用のハサミから1mほどの大きな枝を切り落とす両手ハサミまでそろえておくと作業がスムースです。 ・脚立…1~3mぐらいのものが持ち運びもしやすく使いやすいです。

キンモクセイを剪定してもよい枝の部位について

キンモクセイの剪定で切り落としてもよい枝の部位の名前と、見極め方法です。たくさん種類があるので覚えておきましょう。

・枯れた枝…その名の通り枯れてしまった枝のことです。 ほかの元気な枝と比べて、艶や色合いが悪いのですぐに見分けが付きます。そのまま放っておくと、株全体の日当たりや風通しなどに悪影響を与えることがあるので、見つけたらこまめに切り落としましょう。

・懐(ふところ)枝…幹の近くから伸びた枝です。これが伸びると日当たりや通気性が悪くなるだけでなく、害虫の温床になるので気を付けましょう。 ・徒長枝・立ち枝…株全体を見渡して、真上に強く伸びている枝があれば、この立ち枝というものです。樹形の乱れの面で目立ちますし、一度切り落としてもすぐに伸びてくる場合があるので、つけ根から取り除くとよいでしょう。

・下り枝・交差枝…横に伸びた枝から下方向に向かって伸びている枝です。他の枝と交差して通気を悪くしたり、樹形の乱れにつながるので、これも付け根から切り落とすのをおすすめします。 ・平行枝…複数の枝が平行に伸びている枝。日当たりが悪くなっていることが多いです。

・ヤゴ・ひこばえ…樹木の根元から生えた枝のことです。樹形の見栄えに影響したり、樹木の上部分に栄養がいかなくなるなど生長面での影響もあります。

など、比較的わかりやすい剪定部位をご紹介しましたが、この他にも通常とは異なる伸び方をしている枝が見られます。

切り落としてもいいか迷う場合は、少しずつ切り落とすか他の元気な枝の生長と比べて異常ではないか、他の元気な枝の生長の妨げになっていないかを確認するなどしながら、進めていきましょう。

キンモクセイの剪定方法について


外側と内側の剪定の方法が違う!?

キンモクセイの剪定方法ですが、実は木の外側と内側で剪定方法が違います。 木の外側については、1年に1回の全体に丸みを持たせるように切りそろえます。

剪定手順ですが、基本的には側面から上面の順番で粗めに刈り込むようにし、最後に上面から側面に向けて微調整をかけるように刈り込みます。

次に木の内側ですが、木の内側は3~4年に1回剪定を行います。内側は、枝を鋤いて通気性や日当たりを良くするように意識して剪定していきます。 また枝抜きとって、先ほど剪定する枝の部位でご紹介した枯れ枝や内向き枝、下り枝、徒長枝などを見つけて切っていきます。

花が咲かない、その原因は

剪定後、花の付きが悪いという場合の原因と対処法についてです。 ・枝が上方向に強く伸びている →上方向に伸びた枝は株元から切り落とし、枝が横に伸びるように仕立てることで、小枝が増えてきて花つきもよくなります。

・最初の植え場所が悪い キンモクセイは耐陰性がありますが、日陰ですと、日当たりのよい場所に比べて花付きが悪くなります。

大きくなると植え場所は簡単には変えられませんが、まだ小さいうちですと日向に移すことで、花が咲きやすくなります。 また日当たりの他にも大気汚染などの影響も受けやすいとされています。

車の通りが多い道路に面した場所など、常に排気ガスがかかるような場所では、定期的にホースで葉水をするとよいでしょう。

・剪定位置や方法が悪かった 先ほどもご紹介しましたが、葉がほとんどなくなるような剪定をしたり、これからの生長途中に必要な枝まで刈り込むようなことをすると、花付きが悪くなります。枝先に葉が5~6枚ついた状態をキープしましょう。

剪定は一度覚えると難しくない

キンモクセイの剪定では、切り落とす枝の種類がたくさんあり、一見難しいようにも思えますが、何度かやって見ているうちにポイントなどが掴めてくるものです。剪定を適切な時期におこなうことで、その後の開花状態もよくなり、長く楽しめますよ。