キャラメルポーチを作りましょう!
四角いころんとした形がかわいいキャラメルポーチ。これまで作ったことがない方には、難しそうに感じている方が多いのではないでしょうか?初めてのキャラメルポーチ作りで難しいのは、ファスナーつけと両サイドのマチ部分です。初めてでも失敗しない方法をご紹介しますので、ぜひ一度チャレンジしてみましょう!
キャラメルポーチは、化粧ポーチやペンケースなど小物の収納にとても便利です。直線ぬいばかりなので、ミシンで直線ぬいができる方なら簡単に作れます。お気に入りの布やハンドメイドであまったハギレなど、いろいろ活用しましょう。
基本的な形が作れるようになったら、サイズを変えるだけでいろいろなデザインにアレンジできます。アレンジアイデアも紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。
キャラメルポーチ作りの材料①
キャラメルポーチの表布
ポーチの表面になる材料は、少し厚みのあるしっかりした布がきれいに仕上がり、キルト地や帆布、デニムなどの素材がおすすめです。ただし、初めてのポーチを作る方には、厚くて硬い布は少しぬいにくいのが難点です。
布が硬すぎて作りにくい方は、薄めのコットンに接着芯を貼って、しっかりさせた布でポーチを作るのがおすすめです。手縫いで作りたい方は、手縫いできる程度の厚さの布を選びましょう。
キャラメルポーチの内布
ポーチの内側になる材料は内布とも裏布とも言い、薄くて張りがあるコットンがおすすめです。外側の布との色やデザインの相性を考えておしゃれなものを選びましょう。できれば事前に水に濡らして色落ちしないかどうか、確認しておきましょう。手作りポーチを洗濯したときや水に濡れたときなどに、表面に色が染み出てしまう可能性があります。
接着芯
表布に薄い布を使う場合は、布を硬くするために接着芯を用意しましょう。厚さの種類がありますが、薄いものよりは厚みがある方がしっかりするのでおすすめです。もし薄い接着芯しかなければ重ねて貼ればOKです。
キャラメルポーチ作りの材料②
ファスナー
ポーチの開け閉めをするためのファスナーは、金属や樹脂でできたものが販売されています。お好みの材質のものを選べばOKですが、今回ご紹介する作り方ではコンシールファスナーは向きません。コンシールファスナーはファスナーの金具が表に出ないように作られており、その特徴を生かしたポーチは、ポーチ作りに慣れてからがおすすめです。
ミシン糸または手縫い糸
使用する布の色にあわせて糸の色を選びましょう。特に表面はファスナーの部分のぬい目が目立ちますので、注意が必要です。糸を購入するときは、使用する布を持って糸見本と照らし合わせて色あいを確認しましょう。手縫いで作る方は、ミシン糸よりも手縫い専用の糸の方が、糸がねじれにくくて縫いやすいのでおすすめです。
キャラメルポーチ作りの道具
ミシンがあればベスト
キャラメルポーチは、ポーチの両サイドを重ねて縫うため布が厚くなってぬいにくいので、ミシンがあればベストです。ただしあまり厚くない柔らかいものを使えば、手縫いでも初めてのキャラメルポーチ作りは可能です。ミシンがない場合は、布の厚さに合わせた手縫い針を用意します。
アイロン
表に薄い布を使用する場合は、接着芯を貼ってしっかりした布にするためにアイロンが必要です。その他、ミシンをぬいながら途中でアイロンをあてて縫い代を割るときれいに仕上がります。高級なアイロンではなくてもOKなので、ぜひ用意しましょう。アイロン台も必要です。
その他の道具
ミシンやアイロン以外に、布を切る断ち切りばさみや、糸始末用の糸切りばさみ、待ち針、印つけ用のペン、物差しが必要です。ポーチ作りには、基本的な裁縫道具があればOKです。もし不足があれば、100均ショップのものでもOKなので作り始める前に購入しておきましょう。
キャラメルポーチ作りの準備
接着芯を貼る方法
ポーチをぬい始める前に、布の準備をしておきましょう。表布が薄い場合は、接着芯をあらかじめ貼っておきます。まず、ポーチのサイズにカットした布と同じ大きさに接着芯をカットします。
接着芯の接着剤がついている面を表布の裏面と合わせて、アイロンをあてて密着させます。接着芯の表裏を間違えると、アイロンに接着芯がついてしまうので注意しましょう。
必要な長さのファスナーにカットする方法
作りたいポーチのサイズにあったファスナーの長さにカットしておきましょう。欲しいサイズのファスナーは、こちらの動画のようにペンチで簡単に変更できます。金具をつけかえるのが手間ですが、ポーチにつけたときの仕上がりがきれいなので、ていねいにカットしましょう。
キャラメルポーチの簡単な作り方①
初めてでも失敗しないポーチ作りの方法
初めてのポーチ作りで難しいのは、ファスナーをつけることと裏布をつけることです。裏布がないポーチなら簡単でも、表裏に布をつけると一気に難易度があがります。失敗しないファスナーつけのためには、できるだけ布が平らな状態で縫うのがおすすめです。わかりやすくて失敗しない、簡単でかわいいポーチの作り方をご紹介します。
表布と裏布は別々に縫って袋状にしているので、たくさん布が重なってよくわからなくなる状態が避けられます。初めてのポーチ作りで失敗しないためには、返し口をつけなくていい方法がわかりやすいのでおすすめです。ミシンだけでなく、手縫いでも同じ手順で作れます。
ファスナーつけで失敗しないポーチの作り方
こちらの動画で作れるポーチのサイズは縦8㎝×横13.5㎝×マチ8㎝です。作り方は、まず表布と内布を中表に合わせてぬい合わせ、表側に返してアイロンでしっかり折り目をつけます。
ファスナーをつける部分が伸びないように接着芯を貼り、布とファスナーをぬい合わせます。ファスナーの左右に布をつけられたら、表布同士、内布同士をぬいます。
ポーチの状態になるように縫ったものをひっくり返し、布端の表布と内布をぬいます。両端にマチをつけるようにおりたたみ、ピンでしっかり固定します。別の布で包みながら縫うことによって、両サイドのマチが完成します。最後にファスナーを開けて表に返せば完成です。
キャラメルポーチの簡単な作り方②
縫い代が見えないキャラメルポーチ
先ほどご紹介したポーチは、ファスナーを開けると、内側に縫い代が見えてしまうタイプですが、次は中に縫い代が見えない作り方をご紹介します。初めてポーチを作る方には少し難易度が上がりますが、ポーチの中をすっきりさせたい方はぜひチャレンジしてみましょう。基本的な材料や道具は同じです。
内側がスッキリするポーチの作り方
動画にあるように、まず表布にファスナーをぬいつけ、その上から裏布を中表にして縫う作業をします。布を表面にかえして、ファスナー横の布をミシンでぬい押さえして、ファスナーの反対側にも布をつけます。
動画のように順番にぬいつけていきますが、返し口を必ず忘れずにつけましょう。タブをつけて、両サイドを折りたたんで縫い、返し口から表面にひっくり返します。返し口をきれいに閉じて縫うことで完成です。
こちらの作り方は、はじめに紹介した作り方よりも手順が複雑ですが、ひとつひとつの工程をていねいに確認しながら作れば大丈夫です。布と布をぬい合わせるときに、表布と裏布、布の表裏をしっかりチェックして、合わせる布同士を間違えないようにしましょう。
キャラメルポーチのアレンジアイデア①
サイズを細長くしてペンケースに
ここからは、キャラメルポーチのアレンジアイデアをご紹介します。こちらは細長いサイズに作ったキャラメルポーチ型のペンケースです。細長く縫うだけで、ぐっと印象が違います。
柄の方向を揃えたり、タグやワッペンを飾ったりしてアレンジしましょう。ペンだけでなく化粧ポーチとしても使え、細長いブラシやペンシル類を収納するのにぴったりです。
バッグとして使える大きめサイズ
大きなサイズで縫うと、持ち手をつけてバッグのように使えます。子供用のシューズケースとしてもおすすめです。ファスナーを赤にして、おしゃれなアクセントにしているところがポイントです。基本的な材料や作り方は同じなので、バッグや化粧ポーチなどさまざまな入れ物が作れます。
真四角の形で化粧ポーチにも
真四角のキャラメルポーチを作ると、ころんとした形がかわいい化粧ポーチができます。写真のように布をパッチワークのように組み合わせて作ってもおしゃれです。化粧品やハンカチなどの小物入れに使い勝手のいいポーチは、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
キャラメルポーチのアレンジアイデア②
布を組み合わせたかわいいポーチ
ポーチの真ん中にタータンチェックを配置した、かわいい化粧ポーチのアイデアです。飾られたタグもかわいいので、毎日使うのが楽しくなるデザインです。四角いキャラメルポーチは容量が多いので、持ち物が多い方のバッグの中の整理道具としておすすめです。
刺し子がかわいいキャラメルポーチ
刺し子やこぎん刺し、刺繍などが得意な方は、こちらの写真のように自分でデザインした布を使うのがおすすめです。刺し子の糸の色とファスナーの色を合わせているのがおしゃれです。
布に刺繍をする場合は、材料を縫う前に完成しておきましょう。ポーチにぬい合わせたあとは、布が立体的になっているので刺繍するのは難しくなります。
レースがかわいいキャラメルポーチ
デニムにレースをつけて、かわいい要素をプラスしたキャラメルポーチです。レースをつける場合はファスナーを縫う前につけておきましょう。ファスナーの色をレモンイエローにして、デニムのブルーのアクセントにしたデザインがおしゃれです。
キャラメルポーチ作りのまとめ
初めてでも失敗しないキャラメルポーチの作り方をご紹介しましたが、いかがでしたか?簡単な方法で作り慣れてから、他の作り方にチャレンジしてみるのがおすすめです。
材料の布とファスナーを変えたり、サイズを変えたりするだけで、アレンジが広がります。ぜひかわいいポーチを作って化粧ポーチやペンケースなどを作ってみてくださいね!
ハンドメイドが気になる方はこちらをチェック!
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