KLX125のスペック!非力と言われるオフロードバイクの性能を検証!のイメージ

KLX125のスペック!非力と言われるオフロードバイクの性能を検証!

KLX125のスペックをユーザーレビューも含めて徹底検証し、カスタム個所も抽出しました。カワサキのKLX125は貴重な125ccのオフロードバイクでしたが、残念ながら生産終了。スペックだけを見ると非力に感じますが、ユーザーレビューでは思いのほか好評です。

2019年06月29日更新

hosokawa_taka
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キャンプツーリング歴25年。ツーリング先で野宿やキャンプを楽しんでいます。バイクでのソロキャンプも楽しいですが、家族旅行で宿代わりにするファミリーキャンプも別の楽しみがありますね。ツーリングやキャンプの情報を正しく丁寧に伝えます。
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目次

  1. KLX125のスペックとカスタム:はじめに
  2. KLX125の年式:モデルチェンジ
  3. KLX125のスペック:車体サイズ
  4. KLX125のスペック:パワーユニット
  5. KLX125のスペック:足回り
  6. KLX125のスペック:街乗り
  7. KLX125のスペック:未舗装林道走行
  8. KLX125のスペック:ツーリング
  9. KLX125のカスタム
  10. KLX125は新車?中古車?
  11. KLX125のスペックとカスタム:まとめ

KLX125のスペックとカスタム:はじめに

カワサキのKLX125は軽量でコンパクトな125ccのオフロードバイクとして人気があります。街乗りメインのなんちゃってオフロードバイクかと思いきや、思いのほか林道ツーリングで愛用するバイク乗りは多いですね。ここでは残念ながら生産終了となったKLX125のスペックをおさらいし、カスタム手法もまとめます。

KLX125はグローバルモデル

カワサキのKLX125はグローバルモデルとして誕生し、数年前まではアジア諸国で日常の移動手段として活躍していました。数年前にインドネシアへ行った人の話では「夥しいバイクの中をKLX125が猛スピードで疾走していたので見直した!」とのこと。国内でも人気が高い125ccのオフロードバイクでしたが、アジア諸国でのバイクの需要が125cc以上に移ったため、2016年モデルを最後に生産終了となりました。

KLX125の年式:モデルチェンジ

出典: https://www.goobike.com

KLX125前期(2010年モデル)

カワサキのKLX125は2009年の12月から販売が開始され(2010年式)、2016年式まで生産されました。マイナーチェンジは2012年の3月に施されています。同時発売されたモタードモデルのDトラッカーはKLX125より1年早く生産終了されました。オフロードバイクはロードバイクよりも長寿になることが多いのですが、思いのほか短命ですね。

KLX125の年式による違い

出典: https://www.goobike.com

KLX125後期(2106年式)

KLX125は2010年式から2011年式までの前期型と2012年年式から2016年式までの後期型があります。型式名はともにEBJ-LX125Cですし、スペック上の違いもありません。前期型と後期型の違いはシートとサブフレームのみ。後期モデルはシートの形状が改善されて座り心地がよくなり、サブフレームの材質や形状が変更されて耐荷重が強化されています。

KLX125のスペック:車体サイズ

【KLX125の車体サイズ】

  KLX125
2016年式
KLX250
2016年式
全長(mm) 1,980 2,200
全幅(mm) 770 820
全高(mm) 1,090 1,190

カワサキのKLX125の車体サイズに関するスペックをKLX250と比較すると、そのコンパクトさが目立ちます。オフロードバイクの大きさに敷居の高さを感じる初心者でも乗り出しやすいサイズです。125ccクラスのロードスポーツと比較すると大きさを感じるかもですが、スーパーの駐輪場に停めても違和感のない大きさだといえます。

KLX125のレビュー:車体サイズ

KLX125ユーザーの車体サイズに関するレビューを見ると、戦闘的なデザインとコンパクトな大きさのギャップがかわいいというコメントが多いですね。このかわいさが人気の理由であり、愛着が増すポイントだといえます。日常の移動手段としてビッグスクーターから乗り換えるユーザーもチラホラ。小柄なバイク乗りにとってはありがたい車体サイズですが、大柄なバイク乗りには窮屈なライディングポジションです。

兄貴(250)譲りのライムグリーンの戦闘的なデザインですが、タイヤが小さいため子猫や子犬に通ずるデフォルメされた印象です。

カッコよく可愛いと思います。馬だったらサラブレッドに対してポニー。

KLX125のスペック:パワーユニット

【KLX125のパワーユニットのスペック】

  KLX125
2016年式
KLX250
2016年式
最高速度1 91.4km/h
5速/8,000rpm
139.1km/h
6速/9,000rpm
最高速度2 68.6km/h
5速/6,000rpm
108.2km/h
6速/7,000rpm

※最高速度1:最高出力を発生するエンジン回転数での理論値
※最高速度2:最大トルクを発生するエンジン回転数での理論値

KLX125のパワーユニットに関するスペックを見ると、125ccとしては十分な最高速度が出せることがわかります。レッドゾーンとなる9,500rpmまでエンジンを回した時の最高速度は108.6km/h。一般道では非常識な最高速度ですね。KLX250と比較すると非力だといえますが、一般道しか走れない原付2種としては十分です。

KLX125のレビュー:パワーユニット

KLX125ユーザーのパワーユニットに関するレビューを見ると、一般道では十分なパワー感があるというコメントが多いですね。しかし、上り坂ではパワー不足を感じるとのこと。回転数を上げることでパワーをえる高回転型エンジンです。殺気立った幹線道路で自動車から邪魔扱いされるというコメントもありますが、それはKLX125にパワーがないからではありません。

10馬力しかないパワーユニットなので、舗装路では爆発的な加速はできませんが、法定速度内では問題はありません。

単気筒でバランサーを搭載してないから、回した時の振動が凄いです。回さないと必要なパワーを取り出せないので常に高回転で頑張るみたいな乗り方になります。

KLX125のスペック:足回り

【KLX125の足回りのスペック】

  KLX125
2016年式
KLX250
2016年式
フレーム セミダブルクレードル
ペリタフレーム
タイヤサイズ フロ
ント
70/100-19 3.00-21
リア 90/100-16 4.60-18
サスペンション フロ
ント
Φ33正立
フォーク
調整不可
Φ43倒立
フォーク
圧調整可
リア リンク式
モノサス
プリロード調整5段
リンク式
モノサス
無段プリロード調整
圧・伸び調整可

カワサキのKLX125の足回りに関するスペックを見ると、パワーユニットの出力に合わせて最適化されているのがわかります。基本的には兄貴分のKLX250の仕様を踏襲していますが、フロントフォークのインナーチューブ径は125ccの標準的なサイズになっており、汎用性が高い正立フォークが採用されています。タイヤは特殊サイズで、ダンロップのD605とIRCのGP21/22の2択。その他の銘柄の多くは競技用です。

KLX125のレビュー:足回り

KLX125ユーザーの足回りに関するレビューを見ると、車体サイズとパワーユニットのバランスに優れていると評価されています。また、ハンドリングの軽快さを高く評価するコメントも多いですね。サスペンションは海外生産モデルながら柔らかく、舗装路で不満を感じるユーザーは少ないといえます。タイヤの選択肢が少ないというコメントは多く、オンロード指向のタイヤがほしいところ。オフロードでの走破性については後述しますね。

操作感は自転車並みでヒラヒラと曲がるし良く止まります。停車時にフラつくこともありませんし、極低速でも安定しています。

舗装路では十分なサス性能で適度なダンパーの締まりもあり路面の凸凹を全く気にせず走れますし、絶対的な速度が低いこともあって、車体の軽さからブロックタイヤでも特に役不足は感じません。

KLX125のスペック:街乗り

【KLX125の街乗りに関するスペック】

  KLX125
2016年式
KLX250
2016年式
車両重量 112kg 136kg
シート高 830mm 890mm
40
km/h
エンジン
回転数
5,156rpm
(3速)
4,078rpm
(3速)
最大トルク
発生回転数比
85.9% 58.3%

KLX125の街乗りに関するスペックを見ると、軽量で背が低いことがわかります。大柄なKLX250と比較すると、KLX125は街乗りでこそメリットを感じられるオフロードバイクだといえます。通勤時間帯を想定して3速40km/h時のエンジン回転数を見ると、最大トルクを発生させるエンジン回転数まで少し余裕がありますね。

KLX125のレビュー:街乗り

KLX125の街乗りに関するレビューを見ると、自在に操れるサイズ感を楽しいと評価するコメントが多く見つかります。また、純正マフラーの静粛性は非常に優れているとのこと。早朝の出発や深夜の帰宅でもご近所にイヤな思いをさせません。しかし、低中速域の加速や操作のイージーさは125ccスクーターのほうが上だというユーザーは多いですね。

楽しい!とにかく気に入って少しでも乗りたいので最近は通勤にも使い出しました。かわいくてカッコよくてお気に入りです。

エンジン音も静かなため早朝出勤時にも全く気を使う必要がありません。おそらく新聞配達のバイクより静かだと思います。

KLX125のスペック:未舗装林道走行

【KLX125の未舗装林道に関するスペック】

  KLX125
2016年式
KLX250
2016年式
トルクウェイト
レシオ
11.43 6.48
最低地上高 255mm 285mm
ホイール
トラベル
フロント 175mm 255mm
リア 180mm 230mm

トルクウェイトレシオ

KLX125のトルクウェイトレシオをKLX250と比較すると、加速性能をイメージするうえで欠かせないトルクウェイトレシオの数値が高く、パワーユニットの出力以上に車両重量が重いことがわかります。しかし、125ccクラスのバイクとしては標準的なトルクウェイトレシオですので、排気量相応だといっていいですね。

KLX125の最低地上高とホイールトラベル

KLX125の最低地上高はまずまずですが、ホイールトラベルはやや短いですね。リアよりフロントのほうが短いのも気になります。フラットダートを走行する程度なら全く問題ありませんが、ガレ場やゲロアタックでは相当なテクニックが必要です。しかし、初心者にはコンパクトな車体サイズが味方になってくれますし、ベテランライダーには積極的なボディーアクションを楽しめるオフロードバイクとして楽しめます。

KLX125のレビュー:未舗装林道

KLX125のユーザーの未舗装林道に関するレビューを見ると、250ccのオフロードバイクのような走行性能はないものの、初期動作がいいサスペンションとコンパクトな車体サイズが好評です。静粛性が高い純正マフラーも自然を満喫できる要素になり、ハイカーや地域住民にイヤな思いをさせないとのこと。足回りの懸念材料は低い速度域では問題にならないと評価していますね。

サスは柔らかめでオフロードで良く動き荒れた路面でもトラクションさせてくれる。
日本の林道程度ならこれで十分だろう。

フルサイズなオフ車と比較するから厳しいのですが、KLX125単体で考えるととりあえず行けるなら十分ではないかな。

KLX125のスペック:ツーリング

【KLX125のツーリング性能】

  KLX125
2016年式
KLX250
2016年式
燃料タンク容量 7L 7.7
実燃費 42.6km/L 31.2km/L
航続距離 298.3km 240.2km
60km/h時の
エンジン回転数
5,251rpm
最大トルクの87.5%
3,882rpm
最大トルクの55.5%

※実燃費は全年式を対象にした数値
みんカラ2019年6月29日時点の数値を参照

KLX125のツーリングに関するスペックを見ると、優秀な燃費性能が目立ちます。冒険心を掻き立てるバイクにとって燃費性能は重要なポイント!ツーリング先で未舗装林道をたまたま見つけても、燃料の残量が2/3以上であれば気軽に進入できる燃費性能です。60km/h時のエンジン回転数はやや高めなのが気になります。

KLX125のレビュー:ツーリング

KLX125ユーザーのツーリングに関するレビューを見ると、尻痛対策を力説するコメントが多く見つかります。幅広でツーリングでもお尻が痛くならない後期型のシートに換装するユーザーは多いですね。エンジンの振動が増すのは6,000rpm以上とのことですので、60km/h巡行なら疲労が少ないといえます。キャンプツーリングをするならリアキャリアを追加すべきですが、これも後期型のほうが有利とのことです。

初期型のシートは幅が細く、2.3時間走ってらお知りが痛くなりますので後期型の幅の広いシートに変えることをおすすめします。

積載能力はほぼ皆無ですが、デイトナのリアキャリヤを付けた事で、ネットを使えばそこそこ積めるようにはなりました。

KLX125のカスタム

KLX125のスペックやユーザーレビューを検証し、カスタムの余地がある箇所を抽出すると、低中速域の改善、トルクウェイトレシオの改善が挙げられます。

最高速を捨ててローギアード化するカスタム

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最高速度を捨ててローギアード化するカスタムは実用的です。KLX125の薄い低中速トルクを改善するには手軽でコスパが高いカスタムです。ドライブ(フロント)スプロケットを14丁から13丁に変更するのがベスト。最高出力を発生させるエンジン回転数での最高速度は5速で84.9km/hまで落ちますが、加速感は向上します。15丁に変更すると最高速度が伸びてエンジン回転数を抑えられますが、低中速域のパワー感が薄くなりますね。

スチール製リムをアルミ製リムに変更するカスタム

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KLX125を軽量化し、トルクウェイトレシオを低くするには、スチール製リムをアルミ製リムに換装するカスタムがおすすめです。未舗装林道走行を楽しむKLX125ユーザーが真っ先にするカスタムで、サスペンションの動きもよくなります。ただし、街乗りやツーリングをメインにKLX125に乗るなら、スチール製リムのほうがいいというユーザーもいます。

社外品マフラーに換装するカスタム

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マフラーとエキゾーストパイプの間に差し込んで音量を抑えるカスタムパーツを紹介します。オフロードバイクの軽量化で真っ先に思いつくのが社外品マフラーへの換装です。マフラーはバイクの重量の中心から遠いところに設置されていますので、スチール製の純正マフラーから社外品の軽量なマフラーへの換装は効果的です。しかし、主張が強い排社外品マフラーの気音を嫌うバイク乗りは多いですね。

KLX125は新車?中古車?

KLX125は2016年モデルを最後に生産終了となっていますので、中古車しか購入できないと思っている人も多いはず。しかし、生産終了となった今もKLX125は新車在庫が販売店に残っています。新車を購入すべきか?中古車を購入すべきか?どちらがいいかを検証します。2019年6月29日現在の情報をまとめますね。

KLX125の新車はどう?

販売店に残っているKLX125の新車価格は落ち着いています。125ccのオフロードバイクが今後生産される可能性は低いので、生産終了後にプレミア価格になっているかと思いきや、思いのほか新車価格は良心的。価格帯は約33~37万円です。新車ならコンディションに対する不安がありませんし、デフォルトのスペックを確認したうえでのカスタムができます。

KLX125の中古車はどう?

KLX125は貴重な125ccのオフロードバイクとしてたくさん売れましたので、中古車在庫は今も豊富です。未舗装林道走行に特化したカスタムを施した状態で購入できる個体はお得感が高いですね。アルミ製リムに換装した個体はお値打ち感が高いのでねらい目。中古車価格帯は前期モデルで約17~40万円、後期モデルで約24~44万円です。フルカスタムされた中古車は新車よりも高いですね。生産終了となって間がないので、部品供給への不安もありません。

KLX125のスペックとカスタム:まとめ

KLX125をスペックやユーザーレビューを通して徹底検証しました。初心者からベテランまで楽しめるかわいいバイクであり、足りないところをカスタムするのも楽しいですね。125ccのオフロードバイクとしては人気がありあすが、125ccバイクの需要はスクーターが主流になっているため、生産終了後も新車在庫は見つかりますし、中古車在庫も豊富です。今後、KLX125のような個性的なバイクが新発売される可能性は低いので、狙っている人は急いだほうがいいでしょう。

125ccオフロードが気になる人はこちらをチェック!

貴重な存在となった125ccオフロードバイクのおすすめ記事もチェックしてください。アクセルをワイドオープンできない250ccオフロードバイクよりも125ccのオフロードバイクのほうが楽しく、そして実用的です。また、今回比較対象としたKLX250の記事も参考にしましょう。

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