はじめに
キウイの健康や美容の効能は?加熱レシピもご紹介
キウイは健康や美容・元気のために毎日摂取したい食品です。その理由は含有される栄養素・そのバランスの良さを知れば一目瞭然!このフルーツに含まれる成分とその効果効能をご紹介するとともに、キウイフルーツを利用した美味しくて健康的なレシピをご紹介します。栄養成分量は少し減るとはいえ涼しい季節には暖かいフルーツデザートが食べたくなりますね。キウイを使った加熱レシピも試してみましょう。
キウイについて
キウイの基本情報
科名:マタタビ科
原産地:中国
英語名:Kiwifruit
食べごろ:秋~冬
キウイの種類
一般的でスーパーで見かけるのはヘイワードという品種。甘さの中に適度な酸味がありさわやかな味が特徴。果肉の色は緑色で中央部分は白っぽくその周りに黒く小さな種があります。ヘイワードよりも甘みが強くビタミンCの含有量が多いのがゴールデンキウイ。長期保存に向かないので旬の季節である5月-8月頃までしか出回りません。
その他果肉が赤い品種も
りんごの果実のような形をしたアップルキウイや果肉が赤いレッドキウイ、粒が大きく糖度が高い香緑や丸い形の黄色の果肉品種であるさぬきゴールドなど日本の香川県で品種改良した和製のキウイも新顔として少しずつですが出回りはじめています。
キウイの栄養と効果効能①主な栄養素
キウイの代表的な栄養はビタミン・カリウム
キウイフルーツといえば豊富なビタミンCが有名ですが、その他にも食物繊維・カリウム・ビタミンEの成分も多く含んでいます。アクチニジンというタンパク質分解酵素を含むので他の食物と一緒に食べると消化吸収を助けてくれる効能もあります。
加熱とキウイのビタミン・カリウム成分
キウイに多く含まれるビタミンCやカリウム。これらの栄養素は加熱によってその量の何割かが減るというのは多くの人が知っていることでしょう。確かに不安定なビタミンであるビタミンB群は加熱で壊れやすいですがビタミンCに関しては失うのは全体の約10%程度。それよりも水溶性ビタミンなので水に晒すことの方がよほどビタミンが失われます。
フルーツを食べて体を冷やさないために加熱調理を
カリウムの効果効能は体のほてりを鎮めむくみを取るというものですが、このカリウム食べる時期によって体から冷えるというあまり良くない効果もあります。夏場など体に熱がこもりやすい時は生のフルーツも良いですが秋から冬はできるだけ体を冷やさないように加熱したフルーツの方がおすすめ。
キウイの栄養と効果効能②風邪予防効果
キウイフルーツで免疫力をあげ健康に
風邪のウイルスに対抗する免疫の多くは腸内に存在します。腸内環境を整えることで風邪に対する免疫力が高まるというわけです。食物繊維成分が豊富なキウイは調理働きを活性化して風邪のウイルスだけでなくいろいろな悪玉菌や細菌などに対抗できる体作りのお手伝いをしてくれるでしょう。
風邪で失われるビタミンCの補充して健康に
すでに風邪をひいてしまっている人にもキウイフルーツの効能が役に立ちます。風邪のウイルスと戦うのに大量のビタミンCを消費するのですが、ご存知の方も多いでしょうがビタミンCは体内に蓄積しておけない栄養素。こまめに補充してあげる必要があります。ビタミンCだけでなくカリウムも免疫効果をあげる働きがあるのでキウイは風邪ウイルスと戦う体に必要な栄養が簡単に補充できるフルーツです。
キウイの栄養と効果効能③成人病予防効果
カリウムで体内の不要な塩分排出
現代人の塩分の摂りすぎは成人病予防の観点でも深刻な問題です。この体内のに過剰に余った塩分を排出させてくれるのがカリウムの働きのひとつ。フルーツや夏野菜にはカリウムを多く含むものが多いけれど、その中でもキウイフルーツはその他の栄養素とのバランスがよいおすすめ食品となっています。
血圧が気になる人にはキウイを
塩分成分が引き起こす体に悪いことといえば血圧の上昇があります。カリウムを多く含んだキウイなら簡単に体内の塩分調整ができるでしょう。ひとつ注意点としてカリウムは加熱により量が減ってしまうので、この場合は生でいただくのがおすすめ。
キウイの栄養と効果効能④消化吸収サポート
アクチニジンで消化を促進!
アクチニジンという消化酵素を含むキウイフルーツは肉類との相性が抜群。肉類のタンパク質を分解して吸収を高め、すばやく体に必要なエネルギーに変えてくれます。ソースにして肉にかけたり、食後のデザートとしてキウイフルーツを取り入れてみませんか。
キウイで美味しく健康的にタンパク質を摂取
アクチニジンの他にもキウイに含まれるビタミンB6もタンパク質成分のエネルギー変換をスムーズにしてくれます。不安定なビタミンB群も加熱には弱いので肉料理に合わせるには量が気になるという方は生のままで食べると良いですよ。
キウイの栄養と効果効能⑤朝の脳と腸を活発化
1日をキウイで健康的にはじめよう
睡眠により空腹になった胃袋と糖分が不足している脳にやさしく栄養補給するのにもキウイフルーツは役に立ちます。果糖を多く含むゴールデンキウイなら糖分も多いのですばやく脳に糖分補給。朝はボーッとしてしまう人にはキウイ入りのスムージーなどでシャキッとした1日のはじまりを。
朝のキウイはゴールデン
朝のフルーツは金といいますが、その中でも腸の働きを助け糖分も多く含むゴールデンキウイはまさしく朝にピッタリの金のフルーツといえるでしょう。糖分の他にもビタミンやミネラルなど豊富な栄養成分が含まれているので1つ食べるだけで元気が手に入る食べ物。忙しい朝にサッと食べるのに向いているでしょう。
キウイの栄養と効果効能⑥疲労回復効果
キウイのビタミンが疲れをとって健康的に
疲労回復に必要な栄養成分といえばCが有名ですが、ビタミンEも必要です。でもCとE同時に摂れる食品は意外と少ないもの。その貴重なもののひとつにキウイがあります。
疲労回復に有機酸成分も有効
健康的な生活には基本となる体調管理が大切。キウイには有機酸という成分も含まれており、これも疲労回復効果があります。キウイは甘さばかりが注目されますが健康に関しては酸っぱい成分も見逃せません。
キウイの栄養と効果効能⑦熱中症予防
熱中症対策に塩キウイがおすすめ
夏場のひどい熱中症被害がクローズアップされ水分だけでなくミネラルを摂るのが効果的というのは多くの人に知られることになりました。塩レモンが流行りましたがレモンよりも甘みがありカリウムやマグネシウム、カルシウムを含んでいるのでミネラル摂取量も増えるのがポイント。
ミネラル成分がバランスよく含まれるキウイ
熱中症対策にはナトリウムだけでは不足します。いろいろなミネラルを一緒に摂るのが理想的。病院で受けることができる点滴にはカリウム・マグネシウム・カルシウムが含まれます。このすべてのミネラルがバランスよく入っているフルーツがキウイ。塩キウイを水やソーダで薄めて飲むことで汗をかいて失われがちなミネラルを上手に補給できます。
キウイの栄養と効果効能⑧美肌効果
毎日1個のキウイの美容効果
健康だけでなく美容に対する効果も期待できるのがキウイフルーツのよいところ。キウイには肌のターンオーバーには欠かせないビタミンCがレモン8個分も含まれている種類もあるのはご存知ですか?野菜やフルーツ不足で肌あれが気になるという人は毎日少しずつキウイを食べる習慣をつけることで5年先10年先の肌に確実に違いがでてくるでしょう。
キウイがもたらす美肌・美容効果
肌の再生能力だけでなくハリには必要なコラーゲンの生成もビタミンCがないとはじまりません。コラーゲンが不足するとシワが増えたり肌のみずみずしさが減少します。シミなどを消すなど美白効果の面に限らずハリ・ツヤのためにもビタミンCはたっぷり摂取しましょう。
キウイの栄養と効果効能⑨アンチエイジング
現代人の肌ストレスを癒やすキウイの美容効果
強い日差しや喫煙・毎日肌のストレスは体の中で活性酸素として蓄積していく美容の大敵。誰でも年齢を重ねれば肌は衰えるものですが、抗酸化作用のある食品を摂取するとこによって進行を遅らせることは可能です。それにピッタリな美容に良い食べ物がキウイフルーツです。
美容に必要なビタミンをバランスよく摂取できる
一日にたくさんの食品を食べるのは栄養バランスを取るという意味もあります。栄養バランスが取れたスーパーフードが注目されますが、キウイもそんな栄養バランスが良い美容に良い食品です。1個食べるだけで1日に必要なビタミン類がバランスよく摂取できるので、あれもこれもとたくさんミックスしてジュースやスムージーを作る必要がなくなります。
キウイの栄養を摂取するおすすめレシピ①
キウイフルーツの美容・健康効果をご紹介したところで、ここからは毎日食べたいキウイのいろいろなレシピの紹介をしていきます。毎日同じように生で食べるのでは飽きてしまったとき、熱中症対策になる塩キウイの作り方など人気料理の作り方です。
塩キウイ
塩キウイの作り方はとっても簡単。夜作って翌朝から食べることができます。調理時間も2-3分と手間もかかりませんので、翌日は暑くなりそうだなと思ったら作っておきましょう。
キウイ2個 ゴールデン キウイ2個 自然塩(キウイ1個につき、ひとつまみ)ひとつまみ×4
詳しい作り方レシピはこちら
塩キウイは一度作っておくと2-3日は冷蔵室での保存が可能です。水やソーダで薄めて飲むだけで汗をかいて失われるミネラル補給ができますので、夏は水代わりにタンブラーなどに入れて持ち歩いてこまめに水分とミネラル補給をしてはいかがですか。詳しい作り方は下記サイトから。
キウイの栄養を摂取するおすすめレシピ②
キウイサンド
人気のフルーツサンドをキウイフルーツで作ってみましょう。大きくざっくりと切ったキウイをヨーグルトクリームでサンドしているので、通常のレシピよりもヘルシーです。
ゼスプリキウイ(グリーン、ゴールド)各1個 プレーンヨーグルト400g グラニュー糖(または砂糖) 大さじ1 食パン 5枚切り4枚
詳しい作り方レシピはこちら
美容と健康のためには毎日少しずつキウイを食べるのがおすすめ。半分にカットしてスプーンですくって食べるのも簡単で良いのですが、ときにはフルーツサンドを作って食べてみませんか?クックパッドのつくれぽでも非常に人気のレシピです。ヨーグルトの水切りをしっかりするのがポイントです。
キウイの栄養を摂取するおすすめレシピ③
キウイソーダ
夏にピッタリな涼しくて美味しいフルーツソーダの作り方レシピです。材料はオレンジとキウイを使っていますがお好みでオレンジをイチゴにしたりバナナにしたりとおこのみのフルーツで代用しても美味しそうですね。材料のグラニュー糖は甘さ控えめスッキリな分量です。デザートとして楽しみたいならもっと砂糖の量を増やしてください。
オレンジ1個 キウイ1個 グラニュー糖 10g 炭酸水500㏄1本 あればミントの葉適量
詳しい作り方レシピはこちら
グラニュー糖とフルーツ(1種類ずつ)と氷をフードプロセッサーなどで撹拌してグラスに注ぎます。キウイの他にも色あいが合うフルーツを使って作ると見た目もおしゃれなドリンクが簡単にできます。ミントがあればぜひ入れてください。爽やかさがアップするでしょう。
キウイの栄養を加熱でいただくレシピ①
キウイジャム
ここからはキウイを加熱して作るレシピです。冷たく水っぽいものばかり口にすると体が冷えて疲労感を感じやすくなってしまいます。俗に言う夏バテ状態です。涼しい季節や暑い夏にも時々食べて欲しい熱を加えて作るキウイジャムレシピです。
キウイ2個 砂糖40〜50g レモン果汁 大さじ1
詳しい作り方レシピはこちら
きれいなグリーンのツヤツヤとした美味しいジャムは、パンだけでなくヨーグルトや少しシロップで薄めてケーキのソースとしても美味しくいただけます。材料3種類で作り方も簡単なので気軽に試してみてくださいね。
キウイの栄養を加熱でいただくレシピ②
キウイ入りホットケーキ
少し固めのキウイでも加熱するとやわらかくいただくことかできます。ホットケーキミックスに混ぜて焼くだけ。厚みがあるホットケーキにして切り分けて蜂蜜などを掛けて召し上がってみてください。休日のブランチやおやつにおすすめ。
ホットケーキミックス 180g 玉子1個 牛乳140cc キウイ2個
詳しい作り方レシピはこちら
キウイフルーツの旬は秋から冬。そろそろ冷たいものよりも暖かいものが欲しくなる季節ですね。安くなっている時期でもあるので同じ食べ方では飽きてしまうことも。そんなときはホットケーキにして簡単に美味しくいただきましょう。ビタミン類は加熱調理で成分が失われるといいますが、その損失量は1割程度。その分たくさん食べられるレシピを選べば問題ない程度です。
まとめ
美容と健康にキウイを食べよう!
キウイフルーツに含まれる栄養素とその効果・効能。美味しい食べ方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?酸味と糖分、ミネラルがバランスよく含まれている食品なので朝の忙しいときに食べるのがおすすめです。熱中症予防に美肌のために、毎日少しずつ食べて欲しい果物です。
その他フルーツが気になる方はこちらもチェック
キウイの他の果物の食べ方や保存方法もご紹介しています。いろいろなフルーツを食べてみたい、効果などが知りたいという方はこちらも参考にしていただければ幸いです。
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