庭の植木の剪定方法は?立木や生垣を手入れする意味や枝の切り方をご紹介!のイメージ

庭の植木の剪定方法は?立木や生垣を手入れする意味や枝の切り方をご紹介!

庭を美しく保つには、植木の剪定は不可欠。でも自分で剪定するのは難しそう…と思っている方も多いはず。しかし植木の剪定は、コツさえつかめばそんなに難しくありません。お手入れの意味や植木の性質を知って、もっと深く楽しいガーデンライフを送ってみませんか?

2019年06月09日更新

chirevo
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ガーデニングなどをメインに分かりやすく読みやすい記事作成を心がけています。特にガーデニング関連では、花屋勤務・園芸店勤務で培った知識を活かして、みなさまのお役に立つ情報を発信していきたいと思います。
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目次

  1. 庭の植木の剪定方法を解説!
  2. 植木の剪定をする意味とは
  3. 自分で植木を剪定するメリットは?
  4. 植木の剪定に必要なものは?
  5. 基本の剪定と枝の切り方3か条
  6. 生垣を剪定するポイントは?
  7. 玉垣刈り込みのポイントは?
  8. 大きくなりすぎた立木を伐採する方法
  9. 花の咲く植木の剪定時期は?
  10. 剪定適期を逃してしまった場合は?
  11. 苗木から剪定するとよい?
  12. 庭の植木剪定に挑戦してみよう

庭の植木の剪定方法を解説!

植木に欠かせないお手入れ

植木の剪定は美しい庭を保つために欠かせないお手入れですが、なんだか難しそうで手をつけられないという方も多いのでは。植木屋さんに頼んでもシーズンは忙しくてなかなか来てくれない…というケースも多く見受けられます。自分である程度剪定ができれば、庭のお手入れもぐっと楽しくなります。

初めてでも挑戦できる?

植木の剪定はコツをつかめば自分でもやることができます。本格的に暑くなると植物もめいっぱい成長しますが、そんな夏の前に剪定しておけば管理もとても楽になります。今回は剪定の基礎から詳しくご紹介いたします。

植木の剪定をする意味とは

剪定の意味①美しい景観を保つため

庭がきれいに管理されていると、おうちの印象がとてもよく見えますよね。植木は数年経つと枝が方々に伸びて樹形が乱れ、せっかくの植え込みがぐちゃぐちゃに見えてしまいます。美しいお庭を保つためには、定期的な剪定が必要なのです。

剪定の意味②きれいに成長させるため

植え込みが茂りすぎると、日差しが届かなくなり枯れてしまう植物が出て来たり、風通しが悪くなって病害虫が発生してしまいます。花木や果樹は花付きや実付きが悪くなってしまうことも。また。大きくなりすぎるとそれだけ管理も大変になってしまうため、育てやすい大きさを維持する役割もあります。

剪定の意味③植木の機能性を保つため

庭の植え込みは、目隠しや風除け、日よけなど、快適な日々の生活を送るための大切な役割を果たしてもいます。また、立木が大きくなって近隣からのクレームが出てしまったというケースもあります。植木の機能を理解しながら、お手入れを行うことが大切です。

自分で植木を剪定するメリットは?

好みの景観を保つことができる

植木屋さんにお願いする場合は年に1〜2回程度頼むケースが多いですが、植木屋さんは次の剪定までもつように強めに刈り込みされます。そうすると枝がばっさりと切られてしまい、しばらくの間殺風景な光景になってしまいます。自分で剪定すると、いつも自分の好みの状態をキープすることができます。

適切な時期に剪定できる

花木の場合、次にお花を咲かせるために剪定の時期が重要となり、それは花木によって異なります。しかし植木屋さんに頼むとスケジュール調整が難しく、同じ時期に一気に剪定されてしまって花の数に影響が出てしまうことも。自分で剪定すれば、植物に合ったそれぞれ適切な時期に剪定することができます。

無理のない範囲でやってみよう

かといって全部自分で剪定を行うのはかなりの重労働です。あまり剪定時期に影響されない植木や、大きな立木や生垣は植木屋さんに頼むなど、頼み方を工夫すると管理しやすくなります。無理のない範囲で挑戦してみてくださいね。

植木の剪定に必要なものは?

はさみやのこぎりは必須

剪定するには、小枝を切りやすい植木ばさみ、太めの枝も切りやすい剪定ばさみ、生垣などを切る柄の長い刈り込みばさみ、太めの枝や木を伐採するときに使う剪定のこぎりなどの道具があります。ホームセンターなどで手に入れることができます。

手袋も忘れずに!

剪定作業をする際には、手袋は必須アイテムです。植物のトゲや樹液などから手を守るだけでなく、ダニや毛虫など虫の被害も防ぐことができます。トゲのある植物には革製がおすすめですが、ホームセンターなどで売っているゴム製の作業手袋は作業がしやすくておすすめです。

基本の剪定と枝の切り方3か条

不要な枝を切る

Photo byulleo

不要な枝とは、枯れてしまっている枝・下に向かって伸びた枝・外側に伸びずに幹の方へ向かって伸びる返り枝・太い枝から真上に垂直伸びている立ち枝・根元から発生するひこばえなどがあります。どれも樹形を乱しており、これらを切るだけで随分とすっきりします。

切り戻しを行う

切り戻しは、分枝を促して樹形をコントロールしたり、花芽の数を増やしたりすることができます。よく伸びる太い枝をそのままにしておくと均等に枝が広がらず、偏った姿になってしまいます。木の外側のラインにくる枝の太さを均一にすることがポイントで、太い枝が伸びていたら根元近くで切り戻します。

透かし剪定

透かし剪定とは、密集した小枝と葉を透かすように間引きしながら切ることで植木の風通しをよくする作業です。内部まで日が当たるようにすると木が健康になり、病害虫もつきにくくなります。切り戻しで整った樹冠ラインで茂りすぎている小枝を切ります。

生垣を剪定するポイントは?

まずはラインを決める

Photo byPrawny

生垣のような人工的に刈り込みは、目隠しの役割を果たしたり、庭をデザイン的に見せることができます。生垣の管理がされていないと、とても乱雑な印象になってしまいます。生垣の剪定ではまず刈り込みのラインを決めます。四隅に支柱をたててひもを張って水平を出すとやりやすくなります。

日が当たる面から刈り込みを始める

日の当たる大きな面から始めます。まずは中間くらいの高さを帯状に刈り込んでから、それに沿って上下に平らにしていくと仕上がりが狂いにくくなります。その際、伸びの良い上部は少し強めに剪定すると、芽吹いた時に全体のバランスが整います。次に側面を垂直に刈り込み、頂部を水平に仕上げます。

厚くなりすぎた生垣を剪定するには

生垣も成長すると枝が伸び、厚みが出てきてしまいます。その生垣を仕立て直すにはまず日光の当たる面だけを刈り込み、次の剪定の時期に裏側を刈り込みます。一気に両面刈り込んでしまうと生垣がスカスカになってしまい、目隠しの役割を果たさなくなってしまうからです。

玉垣刈り込みのポイントは?

刈り込みは頂部から

美しい玉垣も、枝が伸びて形が乱れてしまっていてはせっかくのお庭がだらしなく見えてしまいがちです。玉垣は仕上がりのラインを決めたら頂部から刈り込みます。成長しやすいので、葉が残るか残らないかくらいの強めの剪定をすると、のちのちバランスがよくなります。

刃を下向きにするのがポイント

頂部を終えたら曲面を刈り込みますが、刈り込みばさみを使う場合に注意するポイントは刃を下向きにすることです。刈り込みばさみの刃を上向きにしてしまうとすそが広がってしまい、美しく仕上げにくくなります。下部を内向きに食い込むように切るときれいな形になります。

大きくなりすぎた立木を伐採する方法

安全な伐採をするには

大きくなりすぎた立木は家の日当たりを悪くし、近隣にも迷惑がかかる場合があります。しかし伐採するには危険も多いので、あまりに大きいものは植木屋さんに頼むのが安全です。個人で伐採する場合には、剪定のこぎりで切る範囲にとどめておくことをおすすめします。

倒す方向を決める

伐採をする前準備は、余分な小枝などを切ること、倒す方向をしっかりと決めることが大切です。枝の量などを観察して立木の重心をよく見極め、倒す方向を決めます。伐採は怪我につながる可能性があるので、この作業を怠らないようにしましょう。

受け口を切ることがポイント

倒す方向側に受け口を作ります。まずは幹の1/4程度を垂直に切って受け口の下切りをします。次に下切りから45°〜70°ほど角度をつけて斜めに切ります。この受け口を切ることで、立木がゆっくりと安全に倒れます。次に反対側から幹に垂直に切って伐採します。

花の咲く植木の剪定時期は?

花木は剪定時期が重要

花木の剪定は次回花をきれいに咲かせるための意味があるので、時期がとても重要です。適期ではない時期に剪定すると、花芽をつけすぎて栄養が分散し花が小ぶりになってしまったり、せっかくできた花芽まで剪定してしまって花数が減ったりしてしまいます。花木の場合は花芽をつける前に適切な剪定をすることに意味があります。

頂芽タイプと側芽タイプ

大きく分けて、モクレンやハナミズキのような枝の先端に花芽がつく頂芽タイプと、ウメやキンモクセイのような枝の側部につく側芽タイプ、混合タイプに分かれます。特に頂芽タイプは花芽がついてしまうと剪定しにくくなります。

春咲き花木の場合

春咲き花木の場合は、花が終わってから1ヶ月以内、暑くなる夏前に剪定をします。花が終わって葉を茂らせた夏に枝が成長し、花芽を作ります。葉や葉芽のついている方向からどのように枝が伸びていくかを想像し、大きさを調整するように剪定します。

夏咲き花木の場合

初夏から秋までに花を咲かせる夏咲き花木は、花が終わって落葉すると木が休眠期に入ります。温度が上がってきた春に枝が成長し始め、花芽をつけます。そのため、休眠している11月から2月の間が剪定に適した時期です。春にまた成長して大きくなるので、仕上げたいラインよりさらに強めに剪定するとよいでしょう。

剪定適期を逃してしまった場合は?

適期を逃しがちな春咲き花木

花を咲かせる植木は花芽をつける前に剪定したほうが良いですが、ついつい剪定時期を逃してしまうこともありますよね。特に花芽をつけている期間が長く、花後から1ヶ月以内が剪定適期の春咲き花木は逃してしまいがちです。剪定時期を逃してしまった植木の剪定はどうしたらよいのでしょうか。

花芽をつける位置に気をつける

花芽が枝の先端につく頂芽タイプは、花芽がついてしまってから剪定すると次シーズンに花が減ってしまいます。花を咲かせたい場合は見送るのがよいでしょう。花芽が枝の側部につく側芽タイプは、花のボリュームは減ってもまったく開花しないということにはなりません。花芽を残しながら剪定するとよいでしょう。

隔年咲きになっている植木には効果的

毎年花が咲くはずなのに隔年咲きになってしまっている植木には、花芽がついてからの剪定は効果的です。隔年咲きは、花をたくさんつきすぎたことによって翌年の花芽に養分が回らないことが原因です。そのため、花芽がついている時期に花芽を間引きながら剪定します。

苗木から剪定するとよい?

美しい植え込みを作るには

美しく見える植え込みは、それぞれの植物がバランスよく配置されている植え込みです。しかし枝が徒長すると株の下側や内側に葉や花がつかず、植え込みの下側がすかすかになってしまうことも多いはず。そうならないようにするためには、買ってきた苗木から剪定をすると上手に育てることができます。

育てやすいかたちをイメージする

植え込みのどこにどのように成長してほしいか、どれくらいの大きさが管理しやすく育てやすいかをイメージします。買ってきた苗木を庭にどのように合わせるかをイメージして、芽のついている方向を観察しながら剪定するようにすると、計画的に庭を作ることができます。

庭の植木剪定に挑戦してみよう

剪定はやってみると楽しい!

植木の剪定を自分でやるのは難しそうと思っていた方も、実際にやってみると楽しくなってくるものです。お手入れの意味やコツを知ればそんなに難しい作業ではありません。大きな立木などは無理をせず植木屋さんに上手に頼みながら、できる範囲で剪定に挑戦してみてくださいね。

庭の植木について知りたい方はこちらをチェック!

ほかにも庭の植木について、種類やお手入れの方法をご紹介しています。自分でお手入れすることで庭に愛着がわき、毎日の眺めが変わってきますよ。もっと庭について知りたい方は是非こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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