クマバチの駆除・退治の方法は?生態から考える駆除方法や注意点をご紹介!

クマバチの駆除・退治の方法は?生態から考える駆除方法や注意点をご紹介!

「ブォーン」と遠くまで響く音を出しながら、公園や住宅地などに巣を作るクマムシ。刺されたら重症になるなんて噂もありますが、実際はクマバチとはどのような蜂なのでしょうか。意外と知られていないクマバチの生態と、それをもとに考える巣の駆除方法や注意点を解説いたします。

記事の目次

  1. 1.クマバチとはどんな蜂?
  2. 2.クマバチの見た目の特徴
  3. 3.クマバチの生態について紹介
  4. 4.クマバチの巣の特徴や構造を紹介
  5. 5.クマバチの巣作りが家屋に与える悪影響とは
  6. 6.クマバチの巣作りが人間に与える悪影響とは
  7. 7.クマバチの巣の駆除方法を紹介
  8. 8.クマバチの巣には駆除スプレーで対応する
  9. 9.クマバチの巣の除去後にやっておきたい施工
  10. 10.まとめ

クマバチとはどんな蜂?

代表的な蜂の種類と言えば、ミツバチ、クマバチ、アシナガバチ、スズメバチ、などが挙げられるでしょう。この中で攻撃性が強いハチはスズメバチ、毒性の針をもつハチはアシナガバチとスズメバチになります。攻撃性は低く毒性のある針も持たないハチが、ミツバチとクマバチに分類されます。クマバチは複数あるハチの種類の中でも、比較的優しい性格をしているということを覚えておいてください。

平和な性格だけど体格は小さくない

オスに関しては針そのものを持たないので、人を刺すことすらできないクマバチですが、見た目の迫力は腰が引けてしまうほどパワフルな印象です。ミツバチの倍ほどの大きさで、スズメバチより若干小さいくらいなので、目の前を飛んでいる姿を目撃したら危険を感じることでしょう。飛行のさいに出す羽の音が他のハチよりも格段にうるさいので、温厚な性格という事実を知らない人からすれば、クマバチは恐怖の対象でしかありません。

クマバチの見た目の特徴

クマバチを退治するには、まず見た目がどのような姿形をしているのか特徴を掴んでおく必要があります。まず分かりやすい特徴として、頭部から背中にかけて黄色いフサフサの毛が生えており、派手な色が目立つので飛んでいるときでもクマバチだと確認することができます。胴体はブリンとした肉付きのいい体をしており、やや黒光りしているのが恐怖心を煽りますね。オスは顔面に白い毛が生えており、注意深く観察すると舌がやや長い特徴があります。

羽はとても小さい

どってりとした重たそうな体を持ちあげるには、不十分とも言えそうな小さな羽が特徴的です。全開に広げたときの長さも2cmにも満たない程度で、左右に1つずつしかついていません。この小ささでも飛行することができる秘密は、空気中の粘土質をかき分けて飛ぶといった、他の虫とは飛ぶ原理そのものが異なるという大きな特徴があります。強烈なノイズを出しながら飛ぶという、飛行力学では解き明かせない隠された技を持っているのですね。

クマバチの生態について紹介

この記事では、害虫にもなりえるクマバチや巣の駆除方法をお伝えしていきますが、その前にクマバチとはどういった昆虫なのか生態について解説したいと思います。

クマバチの寿命は1年

クマバチの誕生は、夏から秋に卵から孵化して親蜂に育てられながら冬前に成虫になります。成虫になっても冬を越すために春まで巣から出ることはなく、3月から4月頃になると単独で巣立っていきます。オスは交尾のためメスを探し、メスは巣作りのため適当な場所を探します。巣作りをして子供を2回に分けて産んだら、やがて寿命がきて次の世代へ命を繋げます。

クマバチは単独行動という生態

他のハチと大きく異なる生態の1つが単独行動を好むという点です、クマバチは巣立った瞬間から最期のときまで一匹狼なのです。巣作りを行うのは、メスのクマバチたったの1匹でやり遂げます。その後の子育ても母親1匹の力で完結させるといった、非常にユニークな一面をもった特徴があります。

競争に鈍感という生態

ミツバチやスズメバチは、1つの巣に大家族という組織を形成してそれを非常に大切にするといった生態があります。よって、たとえ同じ種のハチだとしても他のファミリーが近くに巣作りをしようものなら攻撃の対象になります。それとは打って変わってクマバチは、自分の巣のすぐご近所に他のクマバチが巣作りをしてもお構いなしなのです。ときには他のクマバチが作った中古の物件(巣)を再利用してシェアしあうクマバチも珍しくありません。

クマバチの巣の特徴や構造を紹介

クマバチやその巣には、人にとってどのような被害がもたらされるのでしょうか。まずは巣作りの行程や巣の構造など、退治・駆除するうえで知っておきたい生態をご紹介します。

クマバチの巣作りは木の中で行われる

ハチの巣のイメージと言えば丸くて大きな塊を想像する方は大半かもしれませんが、クマバチに関しては、ハチの巣にしては珍しい方法で巣作りをしています。通常ハチの巣作りは蜜、体液、小枝、などを搔き集めて巨大な家を作っていきますが、クマバチの巣作りはもともと自然界に生えている木に穴を掘っていき、木の中にいくつもの小部屋を作ります。外からは内部の細部構造がどうなっているのか確認できませんが、木の中に空洞を作って暮らしていることが分かります。

クマバチの巣の内部構造について

クマバチは木の表面に直径4cmくらいの綺麗な丸い穴をあけて、木の中に1メートルほどの縦長の巣を作っていきます。中の構造は至ってシンプルで、入り口付近には母親の部屋を1つ作り、その左右に子供部屋を幼虫の数分作っていきます。幼虫1匹に対して1つの小部屋を与えており、中には蜜とおがくずを固めた団子のような食事を与えて子育てをしています。この作業を親蜂1匹で行っていくため、完成までに時間がかかります。

クマバチの巣作りが家屋に与える悪影響とは

ここまでの生態を知った限りでは、クマバチは大人しい性格で特に問題視されるような害はない昆虫だと捉えることができそうですが、実はクマバチの巣作りを放っておけない重大な理由があります。

柔らかい木なら家のパーツさえも巣にする

自然界で巣作りをするときは、腐りかけた木など柔らかい材質の木々を選んで穴をあけていきますが、これは木造住宅の木も例外であはりません。巣の構造上縦に長く穴を掘れるような木で、柔らかく掘りやすいという条件が揃えば、人が済む住居の木にも巣を作ってしまうのです。縁側にある柱や柱を支える骨組みなど、外にむき出しの材木ならいつ狙われてもおかしくありません。

狙われた木材は強度が低下する

穴と空洞をいくつもあけられてしまった木材は、当然ながら強度が落ちてしまいます。それだけではなく穴の隙間から他の害虫が侵入したり、雨が多い季節はカビが生えたりする原因にも繋がってしまいます。家はもちろん庭に植えた木がターゲットにされても同様の被害にあってしまうので、攻撃性の少ないクマバチですが、家の付近では見つけ次第退治することが必要だということが分かります。

クマバチの巣作りが人間に与える悪影響とは

普段は人を刺すことはないと言われているクマバチですが、巣作りや産卵時期になれば注意力や警戒心は高ぶり、何らかの刺激を与えた人に対して針を向けることもありえます。

アナフィラキシーを忘れてはいけない

ミツバチやクマバチなど毒性はないハチでも、アナフィラキシーの危険性があることを忘れてはいけません。ハチに2度以上刺されたら、アレルゲン物質から身を守るために分泌される抗体が過敏に反応して、めまいや血圧低下などのショック症状を引き起こしてしまいます。ミツバチでさえも集団で襲われたら重症もしくは死に至るケースもあるので、クマバチも絶対に安全なハチとは言い切れないのです。

針が太いので刺されたら単純に痛い

最も恐ろしいのはアレルギー反応ですが、クマバチの身体はミツバチの倍近くあるため、針の太さもそれ相応のサイズです。ボールペンのペン先よりも太い針で一撃されてしまえば、毒はなくても激痛が走ることは間違いないのでご注意ください。

クマバチの巣の駆除方法を紹介

ここまでの解説で、クマバチとはどのような蜂でどのような被害をもたらすかが理解できましたでしょうか。ここからは、実際にクマバチの巣を駆除する方法やポイントについて紹介したいと思います。クマバチは集団では行動しないことと、攻撃性の低さから、業者に依頼せずに個人で巣の駆除やハチ退治など問題解決できる例があります。今回は自分で出来るクマバチ対策術をご紹介します。

クマバチの巣の駆除に必要なもの

まずは巣の除去に欠かせないアイテムの準備をしましょう。相手は1匹から数匹の親蜂のみになりますが、なめてかかるとあっさり刺されてしまうことがあるので、肌の露出は避けましょう。

自作できる防護服

防護服としては、厚手の作業着を着てさらにその上からレインコートを着用します、足元は長靴を履きズボンの裾を中に入れて隙間はひもで縛ります。頭部に帽子をかぶり、皮膚が出てしまう部分にはタオルを巻きつけておき、目はメガネで守ります。手には軍手とゴム手袋を重ねて着用します。殺虫剤を2つ(ひとつは予備)用意したら準備完了です。

クマバチの巣には駆除スプレーで対応する

退治に適した時間帯について

クマバチに限らず、ハチ退治を行う時間帯は夕方がベターです。ハチは暗くなると活動が鈍くなるので、動きが遅くなり退治しやすくなります。暗くなりすぎると逆にこちらがハチの存在を見逃してしまうこともあるので、夕方薄暗くなった時が勝負です。

巣の入り口から駆除スプレーを噴射する

ハチ駆除スプレー

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暗くなって親蜂が巣の中で静かに休んでいることを確認したら、穴に専用の駆除スプレーを密着させます、巣の構造を考慮して上下左右に各3秒ずつ殺虫剤を噴射していきましょう。急な展開に驚いて親蜂が外に飛び出してくることもありますが、既に殺虫成分が効いているので、再びスプレーを吹き付ければやがて力尽きるでしょう。この方法で中に潜む幼虫まで退治することが可能です。

作業時の注意点

クマバチの嗅覚は非常に敏感で、ちょっとしたニオイの変化がストレスになります。刺激を与えないためにも駆除するさいは制汗剤、整髪料、柔軟剤、など特殊な臭いをまとわせないように注意しておきましょう。独特のニオイがあると、クマバチを興奮させてしまい、殺虫スプレーを使用する前から警戒されてしまう可能性が高まります。

クマバチの巣の除去後にやっておきたい施工

穴をふさいで再発防止

木工パテA木部補修用

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一度巣にされた樹木にあいた穴は、他の害虫の発生を促進したり、同種である別のクマバチが再びに住みついてしまう可能性が懸念されます。木材を交換できる部分に関しては新調することをおすすめしますが、家の構造上交換できない柱などは、木工用のパテで穴や隙間を埋めておきましょう。

木酢液で蜂を寄せ付けない

木酢液

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木酢液とは炭火をおこしたさいに発生する蒸気を集めて液体にしたもので、入浴剤、消臭剤、土壌の改善や虫除け、などさまざまな用途で活用されています。この木酢液を今回クマバチの巣となってしまった木材周辺に塗っておくことで、再度巣にされることを防ぐことができます。来期の産卵シーズン(5月から9月)になったら、もう一度忘れずに塗っておくようにしましょう。

まとめ

クマバチの生態を知っていくと、人に害をもたらす厄介なところだけでなく、可愛らしい一面もあることが分かりますね。完全に憎めないのがクマバチの特徴です。しかし家の木を勝手に穴だらけにされては困るので、やや可哀そうな気もしますが駆除は徹底して行っていきたいですね。

クマバチの生態が気になる方はこちらもチェック

クマバチの生態についてさらに深掘りしていきたい方は、下記の関連記事もチェックしてください。その他にも、アブや蜂に刺されたときの対処法や注意点をまとめた記事もありますので、併せて確認されてみてはいかがでしょうか。

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