自然光たっぷりの水族館
アクアマリンふくしまは一面ガラスで覆われた外観が印象的な水族館です。自然光が降り注ぐ生息する環境を再現した館内には、自然のままの姿を見てもらいたいというコンセプトで展示が構成されています。
特に温室状の展示スペースを生かした「ふくしまの川と沿岸」「熱帯アジアの水辺」コーナーでは、水槽周りは植物で覆われていて、水槽の魚だけでなく水辺の様々な生き物を観察することができます。
博物館!?生きた化石の隣に化石を展示
「生きた化石」と呼ばれるカブトガニやオオサンショウウオといった古代からほとんど形を変えていない生き物と「化石」を見比べることができる「海・生命の進化」コーナー。「生物の進化」という難しいテーマにも果敢に取り組むアクアマリンふくしまならではの展示で、マニアの方には「他では見られない生き物が見られる」と人気のコーナーです。
シーラカンス調査 ~世界初!稚魚の撮影に成功~
アクアマリンふくしまでは開館当初から、生物の進化の過程の重要な役割を担っていると考えられている「生きた化石」の代表格シーラカンスについての調査研究に取り組んでいて、当館独自にROVと呼ばれる自走式水中カメラを使って世界各地の海で現地調査をしています。
2009年には、インドネシア海域において世界で初めてシーラカンス幼魚の撮影も成功しており、謎の多いシーラカンスの生態解明のため研究を続けています。
ここでしか見られない深海生物が見られるかも
アクアマリンふくしまの展示生物のほとんどは、実際に職員が現地に行って地元の漁師さん等にご協力を頂き採集した生き物です。生き物の生息地を飼育員がより深く知ることで展示づくりに生かされる他、偶然に貴重な生物が手に入ることもあり、なかなか見られないレアな生物が展示にお目見えすることもあります。
巨大なタッチプール・蛇の目ビーチ
アクアマリンふくしま屋外には、世界最大級のタッチプール「蛇の目ビーチ」が広がります。手を入れるだけではなく、自分自身が水に入ってジャブジャブ遊びながら、ヒトデやナマコ、ハゼなどの魚を観察したり触ったりすることができます。
*冬期は水に入ることはできません。
水族館になぜ縄文?
人々が自然とバランスの取れた生活を送っていたとされる縄文時代。その時代に思いをはせてつくられた「わくわく里山・縄文の里」では、縄文時代の日本に生息していたと考えられる日本在来の小型哺乳類、オオコノハズクなどの鳥類が展示されています。特に水草や植物が生い茂る水辺をユーラシアカワウソが生き生きと走り回ったり泳ぎ回る姿を見ることができる展示はとても人気です。
また小型木造和船製作過程を見ることができる「伝馬船工房」や「炭焼き小屋」もあり、水族館に来てなぜか日本の古き良き時代の暮らしを垣間見ることができます。
いろいろな体験も楽しめる
飼育員の仕事や水族館の裏側を知ることができる「バックヤードツアー」の他、自分で釣った魚を食べることで「命をいただく」ことを実感できる「釣り体験」、手動式の製缶機を使って自分だけの缶詰をつくることができる「缶詰づくり体験」など様々な体験もできます。
最後に
ここまでアクアマリンふくしまのちょっと変わった特徴をご紹介してきました。
広い館内をのんびり散策しながら植物や物陰に隠れている生き物をさがしたり、様々な体験に参加したりして、海や生き物とふれあえる特別な休日をアクアマリンふくしまでお過ごしください。
環境水族館アクアマリンふくしま
お問い合わせ 0246-73-2525
自然光が輝く潮目の大水槽