夏の北海道観光は祭りとセットが良い
そんな北の夏を彩る祭りは、よく知られる観光の見どころにも付き物です。北海道の旅行は夏祭りとセットにしてみると、いつもより充実するのは間違いなしですよ。(当記事は2019年5月2日時点の情報を元に掲載しています。)
有名な観光地が祭りで一味ちがう
通常モードでさえ人々を魅了している観光地ばかりですが、北海道の有名どころが夏祭りを迎えれば、途端にいつもとは別物の表情へと様変わりしています。北海道のお出かけは、一味違う夏祭りを目指してみたい理由がこれです。
普段は食べられない名物グルメ集合
毎日食べる身近なグルメと、は味わいも雰囲気も違う。そうした北海道の夏のグルメに出会えることも、祭りの魅力です。各地では大人がほろ酔いで楽しめるビアガーデンが真っ盛りになったり、子供も群がる夏祭りだけの美味しい屋台が出揃って、観光をいっそう盛り上げてくれます。
夏も涼しい北海道は祭りも快適
僅かな仕事のやる気も全力で奪い、効率の悪さをもたらすのが猛暑です。しかし北海道の夏は気温も30度に至らない地域も多めで、有名な祭りのお出かけスポットも過ごしやすさが違います。涼しい空気の避暑地を求めているなら、北海道の有名お出かけスポットと夏祭りをセットに考えてみませんか。
北海道の人気夏祭りスポット①(函館)
函館港まつり
港の赤煉瓦倉庫や近代建築の数々、そしてきらびやかな夜景の見事さで知られるのが、渡島(おしま)半島の函館です。夏を迎えると北海道でも知名度の高い、函館港まつりの出番です。中心街の広範囲が歩行者天国となって開催され、見どころの多い祭りの5日間に7万人もの人出があります。
祭りの見どころ
夜景と共演して見せる花火は、この祭り期間の始まりを飾る風物詩。1万発の華やかな花火が、北海道を代表する港町全体を鮮やかにデコります。ワッショイはこだては、2万人が港おどりや、子供いか踊りを披露するメインのイベント。最終日には歩行者天国のストリートライブが、夏の会場を盛り上げます。
夏祭り情報
【場所】函館中心市街地
【開催期間】2019年8月1日(木)~5日(月)
【イベント】花火大会、ワッショイはこだて、港おどり、ストリートライブなど
北海道の人気夏祭りスポット②(小樽)
おたる潮まつり
レトロ運河とビードロ製品が名物な小樽の港町では、7月の末を迎えると街で一番のイベントがやって来る時期。小樽潮(うしお)まつりは、港の埠頭を舞台として、既に52回も続いてきた有名な夏祭りです。その規模は北海道でも屈指で、3日間で110万人以上の観光客を集めます。
祭りの見どころ
いきなりカラオケ大会から始まり、街を潮ふれこみの踊り子が練り歩き、ド派手なデコトラが通り過ぎた後には納涼花火が打ち上げられます。子供が夢中になるヒーローショーあり、伝統の神輿パレードありとバラエティ豊か。夏祭りの最終日も、北海道の小樽の市街地を派手な花火が照らし出します。
夏祭り情報
【場所】小樽港第3号埠頭
【開催期間】2019年7月26日(金)~28日(日)
【イベント】カラオケ大会、納涼花火大会、ヒーローショー、潮ねりこみ、神輿パレード、潮太鼓など
北海道の人気夏祭りスポット③(札幌)
狸まつり
どこでもタヌキがお出迎えしてくれるのが、札幌のど真ん中にある狸小路です。明治6年から続く北海道最古の商店街は、すすきのと大通公園に挟まれたアーケードに200店が並びます。タヌキの存在感が高まるのは、夏の狸祭り。7月の最終土曜に開かれ、いつもと違う装いとなる狸小路のイベントです。
祭りの見どころ
祭りが近づくと、アーケードには空中に巨大タヌキやお神輿が吊るされます。本番となる土曜日、メインとなるのがナイトバーゲン。北海道の名物グルメや伝統の出店が多数並んで、子供神輿が練り歩きます。この狸の夏祭りを過ぎると、8月1日には本陣狸大明神社にて狸八徳例大祭が始まります。
夏祭り情報
【場所】狸小路商店街
【開催期間】2019年7月27日(土)
【イベント】ナイトバーゲン、子供神輿など
北海道の人気夏祭りスポット④(札幌)
さっぽろ夏まつり
白い泡とゴールドの液体に大人が酔いしれて止まらないのが、札幌の真ん中で始まる夏祭りです。戦後から既に66回を数える名物の祭りは、目の前にテレビ塔がそびえている大通公園で開催されます。毎年100万人もの来場者があって、会場は北海道屈指の賑わいを見せています。
祭りの見どころ
今やビールの本場な札幌なだけに、ビアガーデンには国内の有名な酒造メーカーが大集結。大通公園には幾つかの会場が登場し、大人が集まる席では北海道の居酒屋のようにグルメが提供されます。夏祭りのもう一つの目玉が北海盆踊りで、ほろ酔いの大人が舞台の周囲に集まって踊る姿があります。
夏祭り情報
【場所】さっぽろ大通公園
【開催期間】2019年7月19日(金)~8月16日(金)
【イベント】さっぽろ大通ビアガーデン、北海盆踊りなど
北海道の人気夏祭りスポット⑤(登別)
のぼりべつ夏祭り
ダム湖の正面の芝生広場が清々しい川上公園は、初夏の頃を迎えるとのぼりべつ夏まつりの開催地となります。北海道の登別温泉で知られる土地の祭りは、まだ7回目となる新イベントです。お出かけすれば、この機会ならではの迫力の花火や名物グルメを求め、大勢が詰めかけています。
祭りの見どころ
巨大なもーたんの人形が見守る祭りエリアでは、まるで地獄から来たような鬼が競演する鬼花火が一番の見どころ。北海道の胆振や日高の地方で生まれた名物料グルメが、食の広場には勢揃いしています。夜の夏祭り会場では、花火大会が登別の空に無数の大輪を描きます。
夏祭り情報
【場所】川上公園
【開催期間】2019年6月29日(土)~30日(日)
【イベント】食の広場、和太鼓、鬼花火など
北海道の人気夏祭りスポット⑥(旭川)
旭川夏まつり
あらゆる見せ場を凝縮した夏祭りは、旭川の8月初旬に開かれる名物イベント。1961年より始まった祭りには、66回を数える花火大会も合わさります。旭川の平和通買物公園や昭和通りといった中心街には、3日間で毎年50万人が詰めかけるほどで、北海道北部では最大規模を誇ります。
祭りの見どころ
初日はリベラインパーク旭川で自衛隊の演奏があり、旭川の子供が舞い踊るYOSAKOIと花火も見どころ。平和通買物公園では4,000人の市民が舞踊パレードし、迫力の神輿や山車が街を行進します。夏祭りのグルメ万博ではカレーやラーメンなど北海道旭川のグルメが色々で、舌が肥えた大人も満足です。
夏祭り情報
【場所】リベライン旭川パーク、平和通買物公園、さんろく、昭和通りなど
【開催期間】2019年8月1日(木)~3日(土)
【イベント】自衛隊音楽隊演奏、YOSAKOIソーラン、和太鼓、市民舞踊パレード、さんろくまつり、グルメ万博、ディスコナイト、納涼花火大会など
北海道の人気夏祭りスポット⑦(沼田)
夜高あんどん祭り
淡く光る芸術的な夜高あんどんに5万人が目を奪われるのは、沼田の8月を飾る有名な夏祭りです。江戸初期の頃に越中国で始まったあんどんの行事が、北海道の沼田のド派手な祭りとして取り入れられました。開催も40回を超え、グルメに踊りにと内容も多彩です。
祭りの見どころ
幾つも接近する巨大な夜高あんどんは、夜に巡行する様子だけでも綺麗ですが、煙を吐きつつお互いをぶつけ合う姿が北海道有数の迫力です。夏祭りで大人がこぞってお出かけするのは、グルメ三昧となるビールパーティ。市街では大道芸などイベントも数々見られて、1年で市内が一番盛り上がる日々です。
夏祭り情報
【場所】石狩沼田駅前市街地
【開催期間】8月23日(木)~25日(土)
【イベント】ビールパーティ、踊りパレード、あんどん練行、あんどんぶつけあい、大道芸など
北海道の人気夏祭りスポット⑧(富良野)
なかふらのラベンダーまつり&花火大会
丘の上が一面のラベンダーで彩られる富良野エリアでは、夏の7月になると花園を中心として複数の祭りが始まります。その最初を飾るのが、なかふらのラベンダーまつりです。北海道富良野に数ある夏祭りでも、花火を始めとした見どころが多く、子供も楽しめる要素が含まれています。
祭りの見どころ
見渡す限りの花々の中には、この場所だけでしか出会えないゆるキャラの姿もあります。子供が群がるキャラクターショーのほか、バンド演奏や北海道の富良野名物を味わえるグルメなコーナーも人だかりが出来る場所。夜を迎えた夏祭りで楽しみなのが、ラベンダーと共演してみせる鮮やかな花火です。
夏祭り情報
【場所】中富良野町営ラベンダー園
【開催期間】2018年7月14日(土)
【イベント】キャラクターショー、バンド演奏、飲食コーナー、花火大会、体験ブースなど
北海道の人気夏祭りスポット⑨(中標津)
なかしべつ夏祭り
遠くまでまっすぐ伸びる、ミルクロードが有名な中標津町。この町の夏祭りは1957年に始まって、今では総合文化会館を舞台として多様な見せ場のある一大イベントです。お出かけすれば北海道どころか日本でも一番という、6,000個もの提灯を飾り付けたタワーに度肝を抜かれます。
祭りの見どころ
夜となれば無数の提灯が輝いて派手さを増すのが、夏祭りのステージです。そこでは中標津のYOSAKOIソーランや知床太鼓など、複数の伝統的な見せ場があります。市街地には屋台も並ぶ中で鼓笛隊などのパレードが続き、夜には北海道の平原を派手な花火が飾ります。
夏祭り情報
【場所】中標津町総合文化会館しるべっと広場、中心市街地
【開催期間】8月第2土曜日~日曜日
【イベント】YOSAKOIソーラン、知床太鼓、花火大会など
北海道の人気夏祭りスポット⑩(別海)
尾岱沼えびまつり
プリップリとした海老に目がない大人が、まっ先にお出かけしたい夏のスポットといえば、尾岱沼(おだいとう)えびまつり。国後島を眺める北海道の別海町で、過去58回開催された有名なグルメ系祭りです。名物の海老は食べ放題な感じになれる他、エビと無関係な楽しいイベントも勢揃いしています。
祭りの見どころ
縞えびを始めとする各種の海老は、炭火焼きや茹でなど様々な調理がされて、はお出かけしに来た大人も子供も海老グルメに群がります。北海道の夏祭りでは珍しく、野付湾のクルージングを楽しめるスポットです。その他にはジャグリングに歌謡ショーなど、日常を忘れる見どころが様々です。
夏祭り情報
【場所】別海町尾岱沼漁港
【開催期間】2019年6月最終土曜~日曜
【イベント】野付湾クルージング、ジャグリングショー、歌謡ショーなど
北海道の人気夏祭りスポット⑪(根室)
金刀比羅神社例大祭
昔からこんぴら様の名で信仰されるこの神社は、文化3年に根室で創始されて以来、今も存在感を発揮しています。毎年8月になると金刀比羅神社例大祭が開かれ、宵宮と本祭では小さな町の人口も膨れ上がるほど。北海道のあらゆる伝統文化を詰め合わせたような夏祭りです。
祭りの見どころ
目抜き通りの巡行では、猿田彦や巫女など神話のような行列が続き、120人の若者がきらびやかなお神輿を盛大に担ぎ上げています。行列は1kmにも達して、北海道の歴史をテーマとした夏祭りでも見事な規模。剣道や相撲など、本気モードの奉納武道大会も見応えありです。
夏祭り情報
【場所】根室金刀比羅神社、根室中心市街地
【開催期間】2019年8月9日(金)~11日(日)
【イベント】市内巡行、奉納剣道大会、奉納相撲大会など
北海道の人気夏祭りスポット⑫(枝幸)
枝幸かにまつり
やっぱりカニを食べ尽くしたいという夢を叶えるなら、カニが名物な枝幸(えさし)の夏祭りです。北海道のオホーツク海を望む、ウスタイベ千畳岩のキャンプ場を舞台として、もう50年を超える歴史があります。毎年23,000人も集って来る、まさにカニ好きのための祭典です。
祭りの見どころ
千畳岩にお出かけすると待ち構えているのは、枝幸名物の巨大な毛ガニ。焼きガニや味噌仕立てのカニ鍋といった、北海道の味覚が楽しめます。カニ好きの大人なら、カニをお土産に購入するのもおすすめ。夏祭りではYOSAKOIソーランや歌謡ステージの披露があったりと、観光の気分を高めます。
夏祭り情報
【場所】ウスタイベ千畳岩キャンプ場
【開催期間】2019年7月6日(土)~7日(日)
【イベント】毛ガニ出店コーナー、お土産販売、YOSAKOIソーラン、歌謡ステージなど
北海道の人気夏祭りスポット⑬(斜里)
しれとこ斜里ねぷた
真冬の頃は押し寄せる流氷が見応えある斜里町では、夏の目玉と言ったらしれとこ斜里ねぷたです。このねぷたは昭和58年に青森の弘前ねぷたから伝授されて以来、ずっと継承されてきた行事です。北海道で迫力のある、山車系の夏祭りにお出かけを希望するならば見逃せません。
祭りの見どころ
奇妙なヤーヤドーの掛け声と共に通り抜けるねぷたは、躍り出そうな武者の絵が描かれていたりとアートな印象です。地元の子供たちによって巨大な太鼓が打ち鳴らされ、夏祭りの気分が高まります。道の駅では、北海道の斜里ならではのグルメや物産も入手するのをお忘れなく。
夏祭り情報
【場所】道の駅しゃり、斜里町役場前、町内目抜き通り
【開催期間】2019年7月26日(木)~27日(金)
【イベント】物産展、竹富町果物即売会、ねぷた巡行、ねぷたフェスティバルなど
夏の北海道は有名な祭りに行こう
北海道観光は泊りがけで
港や高原を盛大に光で彩って見せる花火から、名物のエビ尽くしまで。北海道の夏にお出かけすれば、夏祭りが選び放題な感じでした。北海道の夏は宿泊を兼ねての旅行がおすすめです。大人も子供も楽しむ観光地選びで困ったら、有名夏祭りを選んで外れは無さそうですね。
北海道観光が気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは夏祭り情報のほかにも、大人向けの北海道の観光情報をまとめています。夏も冬も北海道旅行を希望する方はチェックしてみてください。

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