嬬恋パノラマラインとは?
膨大なウェブ情報を調べ尽くしても、意外とルートマップも見当たらないのがこの道路。まずは嬬恋(つまごい)パノラマラインとはどこにあるのかから解説していきます。
群馬の高原に通る道路
ちまたでは密かにこんにゃく県と言われる群馬北西部の高原地帯に、目的とする道路があります。嬬恋パノラマラインが通っているのは、北軽井沢の別荘地や浅間山でも有名な、嬬恋村の中。当初は国営の農道だったのがいつしか高原の観光道路となり、日本百名道にも入る魅力の道となりました。
嬬恋パノラマラインの絶景と観光地
青々とした山岳とキャベツ畑も有名な嬬恋ですが、この里は観光で支持される、上質な見どころが多いことでも知られます。絶景の牧場やキャンプ場、ロマンチックな公園など。嬬恋パノラマラインの観光地は、どれも洗練されたイメージが付きまとう施設ばかりです。
ドライブデートやツーリングに人気
そんな魅力度の高い道路は、ドライブデートの舞台としても若者に人気を集めています。さらにバイクや自転車での、ツーリングを趣味とする人々にも好まれています。実際SNSでは嬬恋パノラマラインを舞台として、写真が数多くアップされるほどです。
嬬恋パノラマラインのルート
ルートの概要
北に草津白根山を眺める嬬恋村の東がわから、南の浅間山の方面まで、村内をぐるっと半周するようにして道路が伸びています。パノラマラインは全長約23kmの北ルートと、全長約11kmの南ルートに大別できます。全体が標高1,000mを超え、かなりの高原に通っているのも特徴的です。
北ルートの特徴
東方の草津町との境に通る、県道59号の交差点に、嬬恋パノラマラインの入口があります。途中、ツーリングで有名な万座ハイウェイ(浅間白根火山ルート)が立体交差しています。草津白根山や四阿(あずまや)山を眺めながら、田代湖に近い国道144号の交差点まで、約23kmのコースが伸びています。
南ルートの特徴
北軽井沢では有名なゴルフ場の森のそばに、南コースの始発点となる、県道235号の交差点があります。六里ヶ原を西へと続く嬬恋パノラマラインは、浅間山とキャベツの景色を間近に従え続けます。西の国道144号の交差点まで、およそ11kmの道のりです。
嬬恋パノラマライン情報
【北ルート所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村今井(県道59号)~田代(国道144号)
【南ルート所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村大笹大平(県道235号)~田代(国道144号)
【距離】全長約34km、北ルート約23km、南ルート約11km
【標高】1,000~1,300m
(距離はGoogle My mapsの計測機能による)
嬬恋パノラマラインまでのアクセス
アクセスの概要
幾つかの幹線道や有料道路が、群馬の平野部方面や、長野の盆地のほうから嬬恋へと伸びています。景色がよくて最も人気があるのは、軽井沢からの白糸ハイランドウェイと鬼押万座ハイウェイを通って、嬬恋のパノラマラインにアクセスするルートです。
アクセスルート
【群馬から1】上信越道→碓氷軽井沢IC→白糸ハイランドウェイ→鬼押万座ハイウェイ→嬬恋パノラマライン
【群馬から2】高崎市街地→国道406号→嬬恋パノラマライン
【長野から1】上信越道→上田菅平IC→国道144号→406号→嬬恋パノラマライン
【長野から2】上信越道→須坂長野東IC→国道406号→嬬恋パノラマライン
嬬恋パノラマラインの交通量
平日の交通量
まず観光シーズンを外れた平日ですが、高原の嬬恋パノラマラインの交通量はとても少なめです。時々平日を狙ってツーリングに来たバイクや、ドライブに来た車、それにキャベツを満載にした小型トラックが走っていく程度。もし喧騒を避けるなら、交通量の少ない平日がおすすめです。
土日祝の交通量
一転して週末から日曜にかけての嬬恋は、観光客で溢れるほどの人気を見せています。嬬恋パノラマラインは車が連なって、見るからに交通量も多めです。しかしどこかで渋滞を引き起こすのは稀だとされています。連休中に目立って交通量が多く渋滞するのは、碓氷軽井沢インターに近いあたりです。
嬬恋パノラマラインの山岳の景色
浅間山
特に南ルートを走行したとき、峰々の雄大さに見とれてしまうのが浅間連峰です。最高峰となる浅間山は標高2,568mもある活火山で、周辺は鬼押出し園などの地獄の如き溶岩地形でも有名です。嬬恋パノラマラインでは、高原に広がるキャベツ畑と合わせた景色も魅力になります。
四阿山
昔から屋根の形と評される四阿(あずまや)山は、別名を吾妻(あずま)山とも言う、嬬恋を代表する山です。嬬恋パノラマラインを走ればもっとも標高が高くなるのは四阿山に近い場所で、優に1,300mに達しています。バラギ湖の近くは観光地が多く、冬になればスキーの名所と化します。
嬬恋パノラマラインの観光スポット①
キャベツ畑の景色
各地い名を轟かすほどの名産といったら、キャベツが一番手です。丸い野菜なので嬬恋では玉菜と呼ばれ、近年は特に生産高も多め。夏から秋にかけての頃には、全国のキャベツの半分が嬬恋産になるほどです。それで嬬恋パノラマラインのあたりには、どこまでもキャベツ畑の広がる景色が見られるのです。
キャベツ畑の見どころ
ぐんぐんとキャベツが育って行く春から秋にかけてが、嬬恋のキャベツ畑の見頃となります。この時には背後の浅間山や四阿山など、山岳風景を入れての撮影が特に人気です。嬬恋パノラマラインでは遠くまで走ってもキャベツ畑があるので、一番よい絶景を見つける楽しみもあります。
観光情報
【所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村の各地
【電話】0279-96-0511(嬬恋村役場)
【期間】春~秋
嬬恋パノラマラインの観光スポット②
嬬恋牧場
吾妻川のそばから万座ハイウェイを北へと向かえば、標高1,400mの高地の絶景がすごい嬬恋牧場にたどり着きます。浅間山と六里ヶ原の雄大な景色の中、数々の映像作品の舞台となった有名な牧場は、グルメと動物と愛妻セレモニーの楽しみがあります。嬬恋パノラマラインと一緒に立ち寄りたい場所です。
嬬恋牧場の見どころ
牧場のモフモフなポニーやウサギが、観光客を出迎えてくれます。山小屋風なレストランでは、地元のB級グルメ大会でグランプリに輝いたハンバーガー、愛妻スロッピージョーが人気です。嬬恋パノラマラインから寄り道したら、愛妻の鐘の前で夫婦の仲を確かめるプランも良いかもしれませんよ。
観光情報
【所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村干俣
【電話】0279-97-3855
【期間】4月中旬-11月中旬まで
【営業時間】9:00~17:00(食事は11:00~15:00)
嬬恋パノラマラインの観光スポット③
無印良品 カンパーニャ嬬恋キャンプ場
小さいけれど青い水を湛えるバラギ湖のほとりに行けば、施設充実な高原のキャンプ場も注目です。カンパーニャ嬬恋キャンプ場は、シンプル雑貨で知られる無印良品が手がけています。カヌーに釣りにサイクリングと、250種ものアクティビティを用意している、嬬恋パノラマライン北ルートの一大名所です。
カンパーニャ嬬恋キャンプ場の見どころ
爽やかなバラギ湖畔のサイトは犬も一緒の宿泊ができて、ドッグランも備わっています。テントや調理器具、遊びの道具まで、必要アイテムは現地レンタルが可能です。家具の家や無印良品の小屋といった、独特な建物生活も魅力。嬬恋パノラマラインをドライブするなら、1泊してみたい場所です。
観光情報
【所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村干俣 バラギ高原
【電話】03-5950-3660
【営業期間】2019年4月19日~2019年11月初旬
嬬恋パノラマラインの観光スポット④
愛妻の丘
山並みを眺めながら北ルートをドライブすれば、道端の小さな丘が目に止まります。ここが嬬恋パノラマラインの中で夫婦がこぞって訪れるという、人気の愛妻の丘です。駐車場から階段を昇りきると、丘の上は浅間山を始めとした四方の山とキャベツ畑を眺める、絶景のポイントになっています。
愛妻の丘の見どころ
丸太組みの展望台には小さなベルがあって、夫婦やカップルの幸せを求める人々がこぞって鳴らし、愛情の確認をしています。ラッパを吹く銅像や地図のモニュメントなど、メルヘン的見せ場もあります。夜には星空が綺麗なことも知られ、嬬恋パノラマラインでは夜間に訪れる観光客も珍しくありません。
観光情報
【所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村田代・嬬恋パノラマライン沿い
【電話】0279-96-0511(嬬恋村役場)
嬬恋パノラマラインの観光スポット⑤
嬬恋高原温泉つつじの湯
田代湖の近くまで行ってみれば、正面で立派な木組みを見せるのはつつじの湯。ここは嬬恋ツーリングでも欠かせない、嬬恋で気軽に入れる温泉です。複数の種類の温泉に入れるほか、お食事どころで嬬恋のグルメをいただいたり、パノラマラインのドライブ中の休憩にもってこいな設備があります。
つつじの湯の見どころ
板塀と樹々と岩に囲まれた露天風呂の景色は嬬恋のお風呂でもかなり豪華で、体の調子を整える効能を持った温泉が湧き出しています。天然石でツボ刺激をするせせらぎの湯、香りのよい檜風呂、高温サウナなどもあります。嬬恋パノラマラインのツーリング疲れも、ここで一気に吹き飛ばしてください。
観光情報
【所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村田代930
【電話】0279-98-0930
【営業期間】通年
【営業時間】10:00~22:00(水曜定休、7月中旬~8月末まで無休)
嬬恋パノラマラインの観光スポット⑥
軽井沢おもちゃ王国
森のなかに別荘地帯が広がる嬬恋の北軽井沢で、子供が喜んで飛び込んでいくのがおもちゃ王国です。部屋の中で無数のおもちゃで遊んだり、アスレチックやアトラクションで楽しんだりと、娯楽がぎゅっと凝縮されています。嬬恋パノラマラインに子連れ家族で観光する場合は、特におすすめします。
場内ではSLキングダム号や、小さなきかんしゃトーマスなど幾つもの乗り物が駆け回っています。周囲で視界を遮られない大観覧車からは、嬬恋パノラマラインの通る高原の絶景が拝めます。20種ものアスレチックが揃うフィールドには幾つものツリーハウスがあって、大人も惹きつける魅力満載です。
観光情報
【所在地】群馬県吾妻郡嬬恋村大前 細原天満宮2277
【電話】0279-86-3515
【営業期間】2019年4月19日(金)~11月24日(日)
【営業時間】平日:10:00~17:00、土日祝:9:30~17:00(11月は16:30まで、連休中は9:00~)
嬬恋パノラマラインに行ってみよう
景色の良い名所も一緒に観光
目の前の活火山とキャベツが織り成す絶景が、嬬恋の高原には広がっていました。パノラマラインは週末でもそれほど交通量をそれほど気にせず、ドライブやツーリングが楽しめるのも魅力です。休みになったら、道路の周辺の観光地も合わせて巡ってみませんか。
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