はじめに
もち米の使い方は簡単?人気レシピをご紹介
もち米の炊き方は難しいと思っていませんか?白米と比べて普段あまり使わない食材だからそんなイメージがありますね。実は炊飯器で簡単に炊くことができると言ったら、作ってみたいレシピもあるのではないでしょうか。赤飯やおこわなど人気のもち米の使い方を紹介!たくさんの具材と炊き込んだり、つぶしたり丸めたり。意外ともち米の食べ方はいろいろあって便利です。
もち米について
餅にする粘りの強い種類の米
もち米の炊き方を知るにはまずその特性を知るところから。その名のとおり餅を作る粘り気の強い米です。冷めても固くなりにくい!もちもちとした食感と噛みごたえがありおいしさ長持ちのメリットがあります。
普通の米との違い
白米はうるち米という種類でデンプンにアミロースという成分が入っているのが特徴。でももち米にはこの成分がほとんどないのはご存知でしたか。このおかげで粘り強さや水分の抜け具合が変わってきます。炊いたもち米を食べると噛みごたえはあるけれど冷めても食感は変わりません。それが大きな違いです。
もち米の炊き方【基本レシピ】
基本の炊き方は炊飯器でもOK
もち米は昔ながらのかまどに鉄釜を使った炊き方は現代では難しいですが、ポイントを押さえれば炊飯器でもおいしい仕上がりに。まずは基本となる炊飯器を使ったもち米の炊き方を解説していきます。うるち米(白米)の炊き方とほぼ同じですが、少しだけもち米を炊くときには変えた方が良い作り方工程もあるのでそこに注意すると簡単に美味しい仕上がりに。
もち米の炊き方①洗い方
洗い方はうるち米と同じでOK。最初の1回は手早く水を捨てないとぬか臭さが残ってしまうので、水を入れてひと混ぜしたらすぐに捨てて新しい水を入れて洗います。洗って水を捨ててを2回ほど繰り返し合計4回洗って終わりにしましょう。水を完全に透明にするまで洗う必要はありません。少し米の脂分が残っているほうがおいしく仕上がるのでおすすめ。
もち米の炊き方②浸水
洗った米は割れやすいので、できればすぐに分量の水を入れて欲しいのですがもち米は浸水は不要。水加減をしてから放置しておくと、もち米に吸われて水が少なくなり炊き加減が大きく変わるので注意してください。
もち米の炊き方③水加減
もち米の水加減は基本は米の1.2倍の水量にします。たとえば米1カップなら180ccが必要。硬めややわらかめなど炊きあがりの好みで水量は加減してください。
もち米の炊き方④平らにする
水加減をしたらもち米は必ず平らになるようにならします。ななめになっていたり表面がデコボコしていると、そこの部分の炊きあがりが硬かったり柔らかかったり食感がバラバラに。それではおいしく感じないので、炊くときにはかならず米を平らにならしてからスイッチを入れるように気をつけます。
もち米の炊き方⑤蒸らし
炊飯器のスイッチを入れて普通の炊き方で。炊きあがったら下からしゃもじを入れてほぐすようにしましょう。不要な水けを飛ばすのでべちゃっとせずにおいしい仕上がりに。もち米ご飯を4つに分ける感じで少しずつやると、失敗しづらく初めての人でもうまくいくでしょう。
もち米を使った炊飯器レシピ①
もち米の使い方①定番人気食べ方・赤飯
材料 大納言小豆(他でも可)60g もち米3合(450g) 小豆を煮るための水500cc 塩小さじ1/2~2/3 ゴマ塩適量(お好み) 小豆の煮汁+水(炊飯用)450cc
一般的に手に入りやすい小豆を使ったレシピが多いですが、赤飯のような豆の炊き込みご飯を作るには煮崩れしにくいささげの方がおすすめです。作り方では大納言小豆となっていますがあればささげを使ってください。作り方はどちらの豆でも同じです。ささげを使うと食べたときの豆の食感がほくほくして、しっかり食べごたえがあるおいしい赤飯に仕上がります。
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ベーシックなもち米の食べ方赤飯の作り方です。ごま塩などをふりかけていただきますが、そのままでもおいしく仕上げるちょっとしたコツをご紹介。炊き方の材料に砂糖ひとつまみを加えてください。小豆を煮るときに塩を少々入れるのと同じような効果で、ふっくらと塩味が際立ち見た目もつやつやに。ほんの少しの砂糖で味がまったく変わりますのでお試しあれ。
もち米を使った炊飯器レシピ②
もち米の使い方②健康に良い韓国おこわヤッパプ
材料 ((1合で 2人分くらい )×人数分) もち米1合 生むき栗大 2 粒 乾燥 赤棗 なつめ大 2 粒 松の実 (生) 15粒くらい 雑穀 ( 黒豆、小豆、黒ごまなど10穀使用)もち米1合分 お水1合分 お塩少々
材料を用意したら研いだもち米と一緒に炊飯器で炊き込むだけで簡単に作れる料理。妊活に役立つといわれる韓国の炊き込みおこわを作ってみませんか。雑穀は雑穀米の素で。なつめや松の実もスーパーなどで手にはいりますので作りやすいレシピです。
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薬膳の効果もあるおいしいおこわ。血行をよくして冷え対策、女性に不足しがちな鉄分も摂取できます。食材のやさしい甘みが味わえるでしょう。
もち米を使った炊飯器レシピ③
もち米の使い方③旬に食べたい人気の山菜おこわ
材料 (2人分) もち米3合 山菜の水煮1袋200g さつま揚げ1枚 舞茸1p しめじ1p だし汁 400cc うすくち醤油 45cc 酒15cc みりん 15cc 塩少々
山菜おこわはもち米の人気の食べ方。市販のものもおいしいですが、自分で炊飯器で手軽に作れます。山菜の水煮はスーパーで1年中買うことができますが、山菜のおいしい季節にぜひ作ってみてください。さつま揚げ入りで、さっぱりとした中にも旨みを感じられる料理レシピになっています。
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彩りもよい山菜おこわはお祝いの食事にもピッタリ。おにぎりにしてももちもちの食感で冷めても美味しい!行楽弁当にもおすすめのもち米料理。
もち米を使った炊飯器レシピ④
もち米の使い方④甘さが人気のもち米栗ご飯
材料 (3合分) むき栗20個程度 餅米2合 五分つきうるち米1合 ※酒大さじ3 ※みりん 大さじ3 ※白だし 大さじ2 ※塩小さじ2 ごま塩お好み
うるち米ともち米を合わせて作る栗ご飯レシピ。塩と白だしで味はしっかりあるけれど白くてきれいな栗ご飯に仕上がります。もち米が入っているから炊きたてでも、冷めても美味。お好みでごま塩を振っていただきましょう。
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生栗の皮むきは少し大変ですが、ひと晩水につけてからナイフを使えば剥きやすくなります。渋皮までしっかりとって仕上げると上品な仕上がりに。渋皮をわざと少し残すのも、少し大人な自然な栗ご飯になります。しっかりアクを抜いてから炊飯器で炊き上げてください。
もち米を使った炊飯器レシピ⑤
もち米の使い方⑤中華風の食べ方
材料 もち米4合 焼豚200~250g しめじ1パック 人参1/2本 たけのこ小1本 ★酒大さじ2 ★しょう油大さじ2 ★みりん 大さじ2 ★オイスターソース 大さじ2 ★鶏ガラスープの素大さじ2 ★砂糖大さじ1 ごま油 大さじ2
韓国風和風と続いたら、中華風炊き込みご飯も作ってみましょう。もち米を使った炊き込みご飯でも国によってガラリと味や食材が変わって楽しいです。中華風は深いコクと旨み、チャーシューが入っているので食べごたえも抜群の満腹料理です。
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そのままお茶碗に盛り付けて食べるのも良いですが、笹の葉にくるんでちまき風にする食べ方はいかがでしょう。食べ方を変えるとまた雰囲気が変わっておいしくいただけます。みんなが集まる席で振る舞うパーティーメニューにもおすすめです。
もち米を使った炊飯器レシピ⑥
もち米の使い方⑥定番の食べ方おはぎ
材料 (20個分) もち米2合 白米1合 塩小さじ1/2 粒あん400〜450g ☆きなこ大さじ4 ☆砂糖大さじ2 ☆塩ひとつまみ ★ごま(すりごま)大さじ4 ★砂糖大さじ2 ★しょうゆ小さじ1
炊飯器でうるち米ともち米を混ぜて炊いたら、はんごろし(半分くらい粒が残るように潰した餅)にしておはぎを作りましょう。ベーシックなあんこだけでなく甘じょっぱいごまやきなこと三色おはぎが作れます。きなこは時間経過で水分を吸ってしまうので、できれば食べる直前に作れるといいですね。甘い砂糖の味ばかりで飽きたら、ごまおはぎも食べてみては?おしょうゆのしょっぱさが良い味変効果に。
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米に塩を入れて炊飯して作ります。きなことごまには中にあんこを入れるので、あんこは他の味よりも少し多めに用意するといいでしょう。あんこは時間経過しても美味しいままですが、ごまときなこは時間がたつと見た目や食感が変わってきてしまうのでご注意を。
もち米を使った炊飯器レシピ⑦
もち米の使い方⑦おうちで五平餅
材料 胡桃6粒程 砂糖大さじ1 みりん 大さじ1 醤油小さじ1弱 味噌大さじ1 もち米適量 棒や箸適量 白ごま小さじ2
炊飯器で炊いたもち米。丸めて串に付けたらくるみあんを付けながら焼けば美味しい五平餅がおうちで作れます。棒や串は割り箸を利用したり100均に売られているもので。串に挿したものにこだわらないならそのまま丸めて焼いてあんを絡めるだけでも。意外と簡単に家でできるレシピです。
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くるみあんは難しそうに感じるでしょうが、自宅でおやつに食べるくらいのあんの量なら100均の小さなすり鉢でも。調味料を合わせて手軽に電子レンジで作れるので小さな子供さんと一緒にするおやつ作りレシピにもおすすめです。
もち米を使った炊飯器レシピ⑧
もち米の使い方⑧ひき肉と合わせて揚げ団子
材料 (もち米2合分) もち米2合 ひき肉200g しょうが 35g 小ねぎ100g コンソメ 2個 卵2個
炊飯器で炊いたもち米をすりこぎで潰して材料と合わせます。丸めて油で揚げたら簡単に作れるおいしいパーティー料理に。ちょっと変わったもち米料理レシピをお試しあれ。
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他の料理に使ったもち米が余ったら作ってみて欲しい料理です。冷蔵庫の中の余り物をいろいろ入れてみても。炊き込みご飯やおはぎなどのポピュラーなもち米の使い方から、変化を感じる料理を作りたい方におすすめ。
まとめ
美味しいもち米の炊き方レシピを活用しよう!
もち米も手軽に炊飯器で炊くことができます。浸水はしないなどうるち米(白米)の炊き方とは少し違う部分もあるのでそこだけ注意をして炊きましょう。赤飯やおこわ、炊き込みご飯におはぎともち米で作れるレシピもたくさんあります。同じ炊き込みご飯でも入れる具材や調味料によってまったく別物のごはんに。時間がたっても美味しいのがもち米ごはんのよいところ。華やかな炊き込みご飯をお弁当に詰めて、行楽にでかけてみてはいかがでしょうか。
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