涸沢岳とはどんな山
中部山岳国立公園の中に、穂高岳があります。穂高岳は、日本百名山・新日本百名山・花の百名山に名前を連ねる名山です。穂高岳というのは、複数の山の総称で、涸沢岳も穂高岳に含まれます。そして、北アルプス山系に属しています。涸沢岳は、北穂高岳・西穂高岳・前穂高岳に囲まれており、上高地まで続いています。涸沢岳は長野県と岐阜県の県境付近の山となります。涸沢岳の標高は3,110mと周囲の山も含め高山地帯となっています。麓地帯からの眺めも素晴らしく観光地にもなっています。(当記事は2019年4月23日時点の情報をもとに作成されております。)
涸沢岳の山頂状況
涸沢岳は火山地帯にありますので、穂高安山岩と呼ばれるデイサイト質の溶結凝灰岩で山体が形成されています。山頂も火山噴火のための溶岩系の岩で、山頂手前の槍のようになっており、涸沢槍と言われ名物風景となっています。山頂からは、北穂高岳など穂高岳や山々や北アルプスの山々が大パノラマの絶景となり登山者を迎えてくれます。山頂付近は溶岩の登山道ですが、登山者が多く歩くためか、歩行の難易度は高くありません。
涸沢岳周囲の氷河地帯
涸沢岳の下方に涸沢カールと呼ばれる地域があります。この涸沢カールは数万年前からの氷河地形として、登山者や地質学者の間で有名となっています。高い位置から氷河地形・涸沢カールを眺めると古代の氷河に思いをはせることができます。近年、上空からの撮影技術の向上で、涸沢岳周辺には涸沢カールのような氷河地形が多くある事が確認されています。北アルプスは大古の時代より、積雪が溶けにくい地域の名残りです。現在でも6月あたりまで雪の溶けない場所が多くあります。登山道付近でも見る事ができます。涸沢カール付近は、夏であれば登山の難易度は高くありません。
上高地マイカー規制について
穂高岳(涸沢岳・北穂高岳など)の登山口が多くある上高地は、登山者ばかりではなく観光客が多く訪れる景勝地です。以前は、マイカーが多く訪れて交通渋滞や観光客・登山者による自然破壊など問題となり、上高地の車の通行が規制される事になりました。このような事例は、南アルプスの南アルプスマイカー規制があります。しかし、南アルプスマイカー規制と違うのは、上高地マイカー規制は通年規制されているということです。指定車両のバス・タクシー・緊急車両が入れるのですが、冬季になると上高地に入る道路は、全面通行止めとなります。冬期の涸沢岳や他の穂高岳登山を計画した場合、徒歩となり登山の難易度が非常に高くなります。
涸沢岳の登山口・上高地
北アルプスの涸沢岳の・北穂高岳などを含む穂高岳の代表的登山口は上高地になります。上高地は中部山岳国立公園の中にあり、北アルプス南部の景勝地と有名です。上高地全体が国の特別名勝・特別天然記念物に指定されています。その上高地に上高地バスターミナルがあり、この上高地バスターミナルを中心として徒歩30分圏内に北アルプス・穂高岳(涸沢岳・北穂高岳など)の登山口が点在します。上高地バスターミナルの先に、上高地インフォメーションセンターや上高地ビジターセンターがあり、登山口情報や上高地の情報が得られます。
上高地ビジターセンター
上高地バスターミナルの前を少し進むと上高地ビジターセンターがあります。北アルプスや涸沢岳・北穂高岳・前穂高岳などの穂高岳の情報が手に入ります。これから登ろうとする山々がライブカメラで見られたり、穂高岳周辺にある山小屋などの現在の状況など詳しくわかるようになっています。もちろん、北アルプス・穂高岳(涸沢岳・北穂高岳など)の現在の天気状況なども得られます。立ち寄ってみて損のない施設です。
公共機関での涸沢岳登山口のアクセス
公共機関を利用しての涸沢岳登山口に行く場合、沢渡(さわんど)駐車場または平湯あかんだな駐車場に行く必要があります。沢渡駐車場・平湯あかんだな駐車場から登山口まではシャトルバス・乗合タクシーを利用して行きます。登山口は上高地に集中しています。シャトルバスや乗合タクシーを利用して涸沢岳登山に向かうのです。北アルプス・穂高岳(前穂高岳・北穂高岳など)に登山する場合も同じです。
沢渡(さわんど)駐車場のアクセス
長野県松本市側から沢渡駐車場に公共機関で行く場合、JR松本駅を利用します。松本駅で松本電鉄上高地線に乗換え、終点の新島々(しんしましま)で下車します。乗車時間は40分ほどです。新島々駅から沢渡駐車場へは路線バスが通っています。沢渡駐車場までの乗車時間は40分ほどです。また、新島々駅から直接上高地に入るバスも出ていますが、一日7便~となっていますので注意してください。沢渡駐車場~上高地までのバスは、細目に運行されています。
平湯あかんだな駐車場のアクセス
岐阜県高山市方面から上高地に行く場合、平湯あかんだな駐車場を目指し、あかんだな駐車場からバス・タクシーを利用して上高地に入ります・平湯あかんだな駐車場に行く場合、JR高山本線の高山駅を利用します。高山駅前より濃飛バスの新穂高行きに乗り平湯温泉で下車してください。乗車時間は1時間ほどです。下車すると平湯あかんだな駐車場の案内がありますので、徒歩で向かってください。
車での涸沢岳登山口のアクセス
涸沢岳登山口のある上高地には、現在マイカー規制あるため直接は入れません。上高地の手前にある沢渡駐車場・平湯あかんだな駐車場に車を駐車し、バスやタクシーで上高地に入ることになります。北アルプス・穂高岳(前穂高岳・北穂高岳など)に登山する場合も同じ手順を踏む事なります。両駐車場までのアクセスを紹介します。
沢渡駐車場のアクセス
涸沢岳を含む穂高岳や北アルプス登山する人や観光客が最も多く使用する駐車場が沢渡駐車場です。沢渡駐車場と一口に言っていますが、多数の駐車場の集合体が沢渡駐車場と呼ばれています。市営第4駐車場のそばがバスターミナルになっています。長野県側からアクセスする人達が良く利用します。アクセスするには、松本市と高山市を結ぶ国道158号線を使用します。松本市から国道158号線を走ると梓湖があらわれます。梓湖の終わり付近が沢渡です。駐車場がたくさんあるので、すぐにわかります。
沢渡駐車場の詳細
【住 所】長野県松本市安曇沢渡4171(市営第四駐車場)
【収容台数】沢渡駐車場全体で2000台収容
【料金】普通車600円二輪車300円(バスや大型車は各駐車場の規定に従ってください)
【利用時間】深夜0時が日にちの切り替えとなっていますので、12:59分に入庫した場合2日分となります。平湯あかんだな駐車場のアクセス
平湯あかんだな駐車場に岐阜県高山市から向かう場合、高山市と長野県松本市を結んでいる国道158号線を使用します。高山市から国道158号線を平湯温泉に向かってください。平湯温泉に入り国道158号線をそのまま進むと安房峠の料金所に入ってしまうので、手前の信号を温泉街に進んでください。温泉街を抜けると平湯あかんだな駐車場の案内看板が出てきます。涸沢岳を含む穂高岳登山、北アルプス登山、上高地観光客が利用します。
平湯あかんだな駐車場の詳細
【住 所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯791-38
【連絡先】0578-89-3477
【収容台数】約850台
【料 金】普通者1日600円二輪車1日300円大型車1日2,400円
【入庫時間】3:00~19:00の間に入庫してください。
【出庫時間】24時間出庫可能です。
高山市側涸沢岳登山・小鍋谷登山口
上高地マイカー規制の適用がなく、一年を通して利用できる登山口があります。高山市に敷設されている新穂高ロープウェイを使用し、新穂高駅(ロープウェイ駅)脇より穂高岳(涸沢岳・北穂高岳など)方面にのびる登山道を進むと小鍋谷登山口(小鍋谷ゲート)があります。さらに進むと穂高平小屋に通じます。積雪のある時期の使用は難易度が高くなります。雪の少ない時期ならば、涸沢岳の日帰り登山が可能なコースルートもあります。
新穂高ロープウェイのアクセス
新穂高駅のアクセスは公共機関利用の場合、高山駅を利用し、駅前の濃飛バスセンターより新穂高ロープウェイ行きに乗車してください。1時間40分ほどで到着です。車の場合、国道158号線で平湯あかんだな駐車場に向かい平湯で国道471号線に左折して入り栃尾地区まで行き、県道475号線に右折して入ります。この辺りまで来ると新穂高ロープウェイの案内看板があります。
涸沢岳の日帰りコースルート
小鍋谷から涸沢岳日帰りコースルート
新穂高ロープウェイ駅近く小鍋谷登山口から涸沢岳を目指すルートです。雪がなければ難易度は高くなく日帰り登山が可能なコースルートです。雪時期には先行グループがラッセルしてある場合や少ない場合、難易度が高くなりますが日帰り登山可能なコースルートですが初心者には向きません。日帰り登山ではなく、途中の穂高平小屋を利用すれば初心者でも可能です。涸沢岳に近ずくと涸沢カールや周囲の穂高岳(北穂高岳・奥穂高岳・西穂高岳など)が良く見えるようになります。
小鍋谷から涸沢岳日帰りコースルートの詳細
小鍋谷から涸沢岳コースルートの大まかコースタイムを紹介します。新穂高駅から小鍋谷登山口(小鍋谷ゲート)まで歩きやすく10分ほどで到着。登山口から穂高平小屋まで25分ほどかかります。穂高平小屋から白出沢出合まで30分で到着です。白出沢出合から鎌田富士まで220分かかり、鎌田富士から130分で涸沢岳となります。往復で14時間ほどとなります。雪時期の日帰り登山だと雪の状態で時間が変わります。注意してください。
涸沢岳登山・一泊コースルート1
岳沢登山口~涸沢岳ループ・コースルート
上高地にある岳沢登山口から涸沢岳を含む穂高岳を縦走し、横尾を回って上高地に戻ってくるコースルートです。穂高岳山荘に一泊するので難易度は下がります。余裕を持った登山ができるからです。雪時期だとアクセスを含め難易度は高くなります。1日目は6時間30分くらいの登山時間、2日目は5時間30分くらいの登山時間となります。
岳沢登山口~涸沢岳1日目の詳細
岳沢登山口から入り涸沢岳を回って戻ってくるループルートです。穂高岳山荘に一泊します。大まかなコースタームは、日本山岳会上高地山岳研究所のそばから岳沢登山口まで10分です。岳沢登山口より25分ほどで7番標識があり、そこより80分ほど進むと岳沢小屋に到着です。岳沢小屋から150分で紀美子平に到着します。紀美子平から85分登山すると穂高岳に、そこより30分で宿泊する穂高岳山荘です。
岳沢登山口~涸沢岳ループ2日目
2日目は、穂高岳山荘より涸沢岳方面に進みます。穂高岳山荘から40分でザイテングラートに到着し、そこから20分でパノラマ分岐です。分岐を涸沢岳方面に進みます。そこから30分ほどで涸沢岳・涸沢ヒュッテに到着です。涸沢岳よりSガレを通り本谷橋まで60分、そこより横尾(横尾山荘)まで50分で到着、そこから30分で新村橋です。そこから徳澤園・公衆トイレを通過し徳本口(徳本峠)まで45分、明神館を通り40分ほどでスタート地点です。
涸沢岳登山・一泊コースルート2
小梨平~涸沢岳~新穂高駅コースルート
上高地の小梨平から入山し、横尾を通り涸沢岳に向かいます。涸沢岳から穂高岳の山々を見ながら、ロープウェイ駅・新穂高駅に到着するコースルートです。北穂高小屋に一泊するので、余裕を持って登山ができ、無雪期の難易度はそれほど高くはありません。残雪が残っている場合は、多少難易度があがります。北穂高小屋などの山小屋は、冬期は閉まっているので注意してください。一日目は7時間30分くらい、2日目は7時間くらいの登山時間になります。
小梨平~涸沢岳~新穂高駅1日目詳細
このコースのおおまかなコースタイムです。上高地バスターミナルから10分ほどの所にある小梨平(キャンプ場)をスタートし明神館を通り徳本口(徳本峠分岐)までは45分、徳本口から新村橋までは50分ほどかかります。新村橋から中畠新道分岐を通り屛風のコルまでは120分ほどです。そこから涸沢ヒュッテを通り涸沢まで60分で到着です。涸沢から北穂高岳を通り北穂高小屋まで150分で到着します。
小梨平~涸沢岳~新穂高駅2日目詳細
2日目は、北穂高小屋を出て涸沢岳を目指します。涸沢岳まで150分ほどです。涸沢岳から白出大滝まで240分ほどかかります。白出大滝より白出小屋まで90分で白出小屋から穂高平小屋まで40分ほどかかります。穂高平小屋から小鍋谷登山口(小鍋谷ゲート)まで40分ほどかかります。小鍋谷登山口から新穂高駅までは15分で到着できます。
涸沢岳の年間天気状況
登山計画を立て、登山日が近ずくにつれて心配になるのが天気状況です。涸沢岳も例外ではありません。登山計画時の参考のため、涸沢岳の年間天気状況を調査しました。年間天気状況を統計調査してあります。だいたいの感じはつかめると思います。
涸沢岳の春の天気状況
3月~5月を涸沢岳の春としています。天気状況は統計調査の発表結果にもとずいています。3月の一日あたりの平均降雨量は6,0mm、平均気温-12,7℃となり、最深積雪は75cmほどあります。4月の一日あたりの平均降雨量は6,1mm、平均気温-5,6℃となり、残雪はほとんどなくなります。5月の一日あたりの平均降雨量は7,2mm、平均気温0,1℃となります。月を追うごと暖かくなる涸沢岳です。降雨量も少なく安定しています。
涸沢岳の夏の天気状況
6月~8月を涸沢岳の夏としています。天気状況は統計調査の発表にもとずいています。6月の一日あたりの平均降雨量は8,8mm、平均気温4,5℃となり、7月の一日あたりの平均降雨量は11,7mm、平均気温8.7℃となります。8月の一日あたりの平均降雨量は7,9mm、平均気温9,5℃となります。7月の降雨量が多いのは梅雨の影響があります。
涸沢岳の秋の天気状況
9月~11月を涸沢岳の秋としています。天気状況は発表された統計調査にもとずいています。9月の一日あたりの平均降雨量は10,5mm、平均気温5,2℃となり、10月の一日あたりの平均降雨量は6,4mm、平均気温-1,7℃となります。11月の一日あたりの平均降雨量は5,5mm、平均気温-7,4℃となります。周辺の紅葉もそこそこに、冬の気配が漂います。
涸沢岳の冬の天気状況
12月~2月を涸沢岳の冬とします。天気状況は統計調査の発表にもとずいています。12月の一日あたりの平均降雨量は4,5mm、平均気温-12,9℃となり、最深積雪は45,0cmあります。1月の一日あたりの平均降雨量は4,3mm、平均気温-16,8℃となり、最深積雪は73,0cmあります。2月の一日あたりの平均降雨量は4,9mm、平均気温-16,7℃となり、最深積雪は89,0cmほどになります。涸沢岳の冬は雪深い冬となっています。
涸沢岳周辺の山小屋
涸沢岳・北穂高岳・前穂高岳など穂高岳の周辺に多くの山小屋・テント場が点在しています。この状況は、日帰り登山を目指す登山者には必要ないものですが、日帰り登山だと時間に追われせわしなく、北アルプス・穂高岳(涸沢岳・北穂高岳など)をゆっくり楽しみたい人達が多く利用します。しかし、日帰り登山派の人達も覚えておく必要があります。天候の急変や怪我・病気など時、非常にありがたいお助け小屋にもなってくれます。日帰り登山派の人でも、携帯する地図に山小屋の位置などを書き込んでおく必要があります。山小屋は冬期は閉鎖されますので注意してください。
穂高岳山荘
奥穂高岳から涸沢岳の間の白出の鞍部に穂高岳山荘はあります。涸沢岳・奥穂高岳・北穂高岳・前穂高岳・西穂高岳や北アルプス縦走など基地として多くの登山者に利用されています。2019年度は4月27日から11月4日まで営業します。TEL:090-7869-0045(穂高岳山荘直通、受付7:00~20:00まで)にて確認してください。収容人数250名の大型の山小屋です。
北穂高小屋
北穂高岳の北峰の近くに北穂高小屋はあります。標高3,100mの地点ある山小屋です。涸沢岳・北穂高岳・南岳・槍ヶ岳・奥穂高岳・北アルプスの縦走などをする登山者達に人気の山小屋です。2019年の営業は、4月29日~11月3日までです。TEL:090-1422-8886(北穂高小屋直通)にて確認してください。収容人数は80名です。
涸沢岳周辺の植物たち
標高3,000m級の山が多い涸沢岳周辺の山頂付近は植物は少ないですが、夏になると登山道の途中には高山植物が多く見られます。涸沢岳の麓付近にあたる涸沢は、夏時期にはお花畑が現れます。ハクサンイチゲやシナノキンバイが主体のお花畑で、疲れたときに見ると小休止し花畑を愛でると非常に癒されます。標高が上がるにつれてハイマツが多くなりますが、ハイマツの下側よりゴゼンタチバナやハクサンシャクナゲなど花が顔を覗かせます。その他にコイワカガミ・ミヤマキンバイなどが良くみられます。注意するとたくさんの植物があるのです。
涸沢岳登山のまとめ
穂高岳山系の山は登山者に大人気の山です。当然、涸沢岳も多くの登山者が訪れる山で、風光明媚な山となっています。積雪の有る無しで難易度が変わる山ですが、それでも多くの登山者が訪れる魅力の山なのです。この記事で興味が湧きましたら登山をおすすめします。
涸沢岳が気になる方はこちらもチェック!
涸沢岳に気になる方は、その他の穂高岳の山々をチェックしてはいかがでしょう。穂高岳の魅力が良く理解できるでしょう。
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