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ウーパールーパーの成体って?幼体から大人に変体する条件や育て方をご紹介!

ひと昔前に流行ったウーパールーパー。最近もまた人気となっていますね。よくペットショップで見かけますが、ウーパールーパーの成体はどのようなものなのでしょうか?今回はウーパールーパーの幼体から大人の成体になる条件や育て方を詳しく紹介します。
更新: 2024年9月28日
ゆうだい
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この記事で紹介しているアイテム

ウーパールーパーとは

人気の両生類

ウーパールーパーとは、メキシコサンショウウオやメキシコサラマンダーというものの一種になります。一般的にペットショップで売られているのは、ウーパールーパーの幼体です。しっかりと飼育することによって、幼体から成体に変態します。1985年あたりからテレビのクイズ番組で紹介されて有名になりました。

本当の名前はウーパールーパーではない

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実は、ウーパールーパーは日本でたまたまつけられた名前で、本当の名前ではありません。本当の名前はアホロートルという名前です。

どうしてアホロートルでなく、ウーパールーパーとなったかというと、日本に輸入してきたときにアホロートルという名前ではあまり親しみがなく売れなかったため、アホロートルという名前から、ウーパールーパーと勝手に変更したのが始まりです。名前を変更した瞬間から非常に人気になったのも事実です。

眺めるだけでもかわいい

ウーパールーパーは画像で見ているだけでも、そのかわいい顔にうっとりしてしまいますね。しかし、皆さんが思っているこの画像のような個体は、まだ大人になっていないというのが事実なのです。

実はそれはあまり知られていなくて、実際に飼育している人でも見たことがないということもよくあります。実は成体になるためにはいろいろな条件があります。

しかし、幼体のほうがかわいいのでそのまま飼育を続ける方もいます。またそちらのほうが、寿命が長いとされています。なので幼体のまま育てる方が多いのも事実ですね。かわいいほうがいいですからね。

ウーパールーパー飼育に向けて

必要なもの

これからウーパールーパーを飼育するために必要なものは、そこまで特別なものはありません。用意しなければならないものは熱帯魚や、金魚を水槽で飼っている方ならだれでも持っているであろうものだけです。

水槽、フィルター、カルキ抜き剤、隠れるための障害物が最低限必要なものです。温度計とヒーターなどもあるとよいですね。これだけあれば、ウーパールーパーは家で飼うことが可能です。

飼育の注意点

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ウーパールーパーは雑食のため共食いをしてしまう可能性があります。最初の小さい頃は大丈夫ですが、成長して大きくなってきたら、必ず別の水槽に入れてあげましょう。

かわいいウーパールーパーどうしの共食いによって、どんどん数が減ってしまってたら悲しいですからね。大きい水槽だからといって大丈夫というわけではありませんので注意してください。

ウーパールーパーのえさ

ウーパールーパー専用の餌

コメット ウーパールーパーの主食 85g

出典:楽天

ウーパールーパーはエビや虫、小魚などいろいろなものを食べて生活しています。なので、そういうものをバランスよく調合したものがウーパールーパー専用の餌で、金魚の餌などと同じような形をして販売されています。これは上からパラパラとまくだけでよく、非常に簡単に餌をあげられるのでおすすめです。

冷凍アカムシ

キョーリン 冷凍クリーン赤虫

出典:Amazon

ウーパールーパー専用の餌もおすすめですが、よりウーパールーパーのことを考えるのであれば、冷凍アカムシが一番よい餌です。アカムシとは、ハエの幼虫のことで、それを赤く色を付けたものをいいます。

釣りの餌などでも使われますね。しかし、これは、虫を冷蔵庫や冷凍庫で保存しなければいけないので、家族の同意が必要になりますので、しっかりと家族会議してから冷凍アカムシを購入してください。

ウーパールーパーの寿命

寿命は意外に長生き

ウーパールーパーは意外に長生きで、野生のものであると、10年から15年ほどの寿命となっています。中には30年近く生きていたウーパールーパーまでいるそうです。

しかし、それは野生のストレスの少ないものなので、実際自分で飼育するとなると、5年から8年ほどが平均的な寿命といえます。しかし、5年から8年くらいは一緒に生活することになるので、飼う前にそのことをしっかりと頭に入れて飼うようにしましょう。

寿命を知っておくことの大切さ

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ウーパールーパーに限らず生物を飼育するときには必ず寿命を知っておきましょう。どのくらいの寿命なのかを知っておきましょう。そうすることで、本当に最後まで責任をもって飼育できるのかを考えられます。

ウーパールーパーの幼体から成体への変態

幼体から成体へ変化する

ウーパールーパーは変態します。変態というのはオタマジャクシからカエルになるようなものです。水の中で生活していたのが、陸で生活するようになります。これを両生類の変態と呼びます。

ウーパールーパーは水の中で生活している状態を「幼体」、陸で生活するようになった状態を「成体」と呼びます。この変態についてはあまり知られていないことが多いですね。なぜなら、ほとんどが幼体の状態で寿命を迎えることが多いからです。

成体になると

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ウーパールーパーは成体になると基本的に陸上で生活することになります。また生活環境が変化するため、その環境に合った形へと変わっていきます。基本的に足をつかって陸上を歩くようになります。さらに、陸上生活するために口の形、目の形が全く違ったものへと変化します。

ウーパールーパーの幼体の育て方

注意すること

ウーパールーパーを飼育するには基本的には、熱帯魚などを買うときと同じ感覚でよいでしょう。しかし、注意しなければいけないことがあります。それは、水温です。

ウーパールーパーは涼しいところを好むので、特にヒーターなどは必要ありません。しかし、夏場に水温の上がりすぎに注意が必要です。水温が26度を超えると暑さで弱ってしまうので、それ以上に上がらないように注意が必要です。

ほかの魚と一緒にしないこと

ウーパールーパーが幼体の時は、ほかの魚と一緒に飼育しないようにしましょう。ウーパールーパーのえらは外に出ていてぴらぴらとしています。ほかの魚と一緒にしてしまうと、そのえらを何かの生物と勘違いして食べられてしまう可能性があります。最悪の場合死んでしまう可能性がありますので、注意してください。

ウーパールーパーの幼体と成体の違い

幼体は主に水の中で生活

ウーパールーパーの幼体は、基本的に皆さんがよく見るものです。笑ったようなめや口をしているのが特徴です。また、えら呼吸するので、えらがしっかりとあるのが特徴です。ウーパールーパーのえらの後ろがとても特徴的ですね。育て方は、熱帯魚を飼うのと同じような感じです。ウーパールーパーは、基本的に水中で生活しています。

成体は陸の上で生活

ウーパールーパーの成体は幼体とは全く違っています。見た目はサンショウウオのような見た目になっています。幼体の時の可愛らしい顔はありませんね。ちょっと残念です。大人になったという感じでしょうか。

成体の大きな特徴としては、肺呼吸になるということです。そのため、当然水中ではなく陸で生活するようになります。実は成体に変態したときのほうが、寿命が短くなってしまいます。

ウーパールーパーの幼体の画像

たくさん種類がある

ウーパールーパーといっても、幼体にはたくさんのカラーバリエーションがあります。いろいろな種類がいて、その色によって特徴もあります。

飼育のしやすさや育て方が若干違ったりするので、画像で一つずつ紹介していきます。主な種類はリューシュ、アルビノ、マーブル、ゴールデン、ブラックが定番のウーパールーパーのカラーバリエーションとなります。

リューシスティック

ウーパールーパーといったらこの種類が定番となりますね。ホワイト黒目などと呼ばれていたりします。一番育てやすく、定番となっていて非常に手に入れやすい種類となっています。画像の通り特徴としては、白い体に黒い目が特徴的ですね。

アルビノ

アルビノは画像の通り、からだが白で目が白なのが特徴です。アルビノ自体白の色素しかもっていない個体を指すことが多いですね。ほかの生物でも同じような言い方をしますね。

しかし特徴として視力が弱いといわれているので、周りの環境に影響されにくいといわれています。そのため大人になりやすいかもしれませんね。しかし、見えていないので、ほかの生物と一緒にしないというのが、安全に飼うための条件となります。

マーブル


マーブルは黒や茶色のブチ模様といった感じです。画像のようなものをマーブルといい、マーブルにはこれ以外にもたくさんの模様があります。ちょっと違ったウーパールーパーを買いたい人にはおすすめです。野生のメキシコサラマンダーに一番似ている種類ですね。この個体が陸に上がるのが一番に合いそうな気もしますね。

ゴールデン

ゴールデンは画像のように、アルビノよりも若干黄色が勝っているものをゴールデンといいます。特徴的なのが目で、画像でも見てわかるように金色に近い色になっているのが印象に残ります。やはりアルビノと似ているので、視力が弱いのが特徴です。外からのストレスが少ない分、育て方も少し簡単かもしれませんね。

ブラック

ブラックは画像で簡単にわかるように全身がくろいのが特徴的ですね。黒というより、青みがかっていることが多いかもしれません。若干マイナーな色なのでなかなか手に入りづらいというのが難点ですね。しかし、このブラックが陸に上がっている姿を見たら、サンショウウオに見えるの間違いなしですね。

ウーパールーパーの成体の画像と動画

成体は全然違う形

ウーパールーパーの生態は幼体とは全く違います。画像で見ると非常にわかりやすいのですが、まずはえらがなくなっています。そして、長かったしっぽもなくなって短くなっていますね。

そして、成体といっていますが、ウーパールーパーが成長したから、このようになっているわけではありません。陸で生活したほうが合っているという認識で、えら呼吸から肺呼吸に変化します。

ウーパールーパーの生態の動画

この動画を見るとわかる通り、外に飛び出ていたえらがなくなっていますね。そして、さらに陸上で生活するようになっていますね。この動画ではコオロギを捕食しています。

さらに水の中と若干違って、足をしっかりと使って動くようになっていますね。この動画ではブラックの動画となっていますね。見た目は、やはりイモリやサンショウウオに似ている形に変化していますね。

ウーパールーパーの成体の大きさ

成体の大きさは?

ウーパールーパーの成体の大きさはだいたい25cm~30cmくらいの大きさに成長します。幼体のままでも25cm~30cmくらいの大きさです。最初にペットショップなどで売っているサイズは、だいたい5cm~10cmの大きさになります。

しかし、大人のサイズに成長するまでの時間は半年くらいです。思っているよりも早い速度で大人と同じサイズに成長しますので、飼う前にはそれに見合ったサイズの水槽を用意しましょう。

成体になったら

成体になったらサイズも大きくなりますね。さらに、幼体の時よりも行動範囲が多くなります。特に陸上でたくさん走り回るようになりますので、大きな水槽に入れてあげるとよいでしょう。しっかりと陸の部分を多めにとってあげると、元気に走り回っていると思いますよ。

ウーパールーパーを成体にする条件

水が少ない

ウーパールーパーは、変態して成体になったから大人になったというわけではありません。実は成体というのはその環境に合わせて変態していくだけなのです。例えば水が少ないという状況であれば、陸で生活するしかありませんね。そのほうが効率よく肺呼吸するようになり、水中から陸で生活するように変態していきます。

ホルモン注射

ウーパールーパーが成体にならない条件としてもう一つ言われているのが、自分で成長ホルモンをコントロールできるということです。実際幼体のまま成長しないほうが寿命は延びる傾向にあるため、自分で大人に成長しないように成長ホルモンを出さないようにしているといわれています。

なので、成体にしたければ、その成長の条件を満たしてあげればよいわけです。そのために、成長ホルモンを注射して成長を促すことによって大人になります。そして成体へと変化します。

ウーパールーパーの成体の育て方

成体になったらすること

ウーパールーパーが成体になってしまった場合、今までとは少し違った育て方をします。基本となるのはまずは水槽の水位を少なくします。なぜかというと成体の大人になってしまった今、ウーパールーパーは肺呼吸になります。

そのため、水が多いと呼吸ができなくて窒息死してしまう可能性があります。しかし、水辺が好きなので、陸を作ってあげることが大切になります。水辺と陸を水槽の中で両方作ってあげることで、ストレスなく飼育できます。

成体になった時の餌


コメット イモリのエサ 両生類用フード

出典:Amazon

ウーパールーパーが成体になった時の餌は、基本的には変わりません。しかし、陸で生活することが多くなるため、陸上であげられるような餌に変更していくとよいでしょう。イモリなどと同じような餌でも大丈夫です。

そして、ウーパールーパーは非常に食いしん坊でどれだけでも食べてしまうので、えさを上げる量には注意してあげるようにしてくださいね。

ウーパールーパーを成体にしない方法

基本的には成体にならない

ウーパールーパーは基本的に成体にはならないというのが、基本的な状態です。先ほど紹介したような特殊な条件が揃わない限り、成体なることはほとんどなく、成体に変態しないからといって大人になっていないというわけでもありません。

つまり、成体にする条件を満たすことをしなければ、成体にはならないということです。水位を無理やり下げていったり、ホルモン調整したりなど、特殊な条件を揃えない限り、ウーパールーパーは幼体のまま変態をせずに、一生を終えることになるでしょう。

野生でも成体にならないものが多い

野生のウーパールーパーでも、成体になることなく一生を終える個体も非常に多くいます。そのため、無理やり成体にしようとしなければ、ほとんどの個体が成体になることはありません。野生のウーパールーパーが成体になるときは、周りの環境によって変態していきますので、飼育している場合は、ほとんどが成体になることが少ないと思います。

ウーパールーパーを幼体のまま寿命を延ばす

寿命を延ばす条件とは

ウーパールーパーは幼体の時のほうが寿命は長いとされています。幼体のままであれば寿命は8年から10年程度とされています。そのため、ウーパールーパーを大切に長く育てたいという方は成体という姿にするのではなく、幼体のまま大人にすることが寿命を延ばすコツとなります。

成体にしないように気を付けること

成体にしてしまうと寿命が短くなってしまいます。自分のウーパールーパーの寿命を長くしたいのであれば成体に変態させないことが条件となりますね。

そのために、成体にしないための条件として一番重要なものとして、水をしっかりと変えるということです。水質が悪くなるとどうしても肺呼吸のほうが適していると思ってしまいますので、きれいな水質を保つように心がけましょう。

まとめ

ウーパールーパーについてしっかりと知っておこう

ウーパールーパーの育て方についてはいかがでしたか?いろいろ知らなかったことがたくさんありましたね。特にウーパールーパーが成体に変態するということはあまり知られていません。

また成体については、陸で生活するので、変態した場合は育て方に注意しなければいけませんね。ウーパールーパーの成長に合わせて正しく飼育してください。そうすることで、少しでも寿命を延ばしてあげられます。

愛情をもって飼育することが大切です。外来種なので絶対に近所の川や池に放流してはいけません。飼育する前にしっかりとウーパールーパーがどういうように成長していくかをしっかりと知っておきましょう。

ほかの生物の飼い方か気になる方はこちらもチェック

ウーパールーパーに限らず、たくさんの生物の育て方をチェックしておきましょう。特に最近に人気のものとして外来種を飼育することが多くなってきています。外来種のほうがかっこいいし、手に入りやすいというのがあります。

しかし、外来種なのでしっかりとした育て方を知っておかなければいけません。そうしなければ、知らず識らずのうちに育てきれなくなって、無断で放流してしまうこともあります。そのためにも正しい知識を画像付きで紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。