クリスタルキューブ 300
テトラ (Tetra) マリンソルトプロ
シンワ 48362
ジェックス メガパワー9012
セーフティヒートセットSP300W
GEX ジェックス 天然流木 ミニ
マルカン ヤドカリランチ30g
ヤドカリのリラックスサンド
SANKO オカヤドカリの宿替え貝殻
VORCOOL 水槽ライト 20
ヤドカリとは?
ヤドカリと飼育の基本情報
海水浴だったり、水辺での散策をすると、顏を出して癒してくれる存在がいます。貝の隙間から顔をのぞかせてくれるヤドカリです。誰もが知っている生物であるヤドカリですが、実は、飼育が可能ということらしいですね。とはいえ、今まで飼育経験のない人には、なかなか簡単にはいかないんじゃないでしょうか。今回は、飼育経験のない方もわかるようにヤドカリの生息地や見分け方、種類についての話からヤドカリの飼い方をしっかりとお話しさせていただきます。
ヤドカリの生態に関する情報
まずは、ヤドカリはどういう生物なのかを理解しておきましょう。皆さんもご存知の通り、ヤドカリは宿借という漢字の名称通り、貝殻の中に体を収めている甲殻類の一種になります。何故、貝殻に体を収めているかというと、腹部が柔らかく、ダメージを受けやすいため、貝殻を覆うことで身を守っているということだそうです。巻貝を覆うヤドカリが多いですが、中には二枚貝を覆うもの、サンゴを覆って身を守る者もいるようです。
ヤドカリの生息地について
ヤドカリは生息地として適している地域とは?
ヤドカリの生息地域ですが、日本は勿論、世界的に幅広く生息地域を広げている生物です。ヤドカリの種類によっても、生息地域が大幅に変わってしまうため、細かく生息地域をあげるのは難しいですね。とはいえ、全体的にヤドカリの生息地域として挙げられるのは、亜熱帯地方、熱帯地方の2つの地域になります。アジア圏の生息地域としては、日本をはじめ、朝鮮半島、中国地方、東南アジア諸国、オセアニア諸国などなど、北国以外では生息地域として確認されているようです。
ヤドカリの生育環境とは?
ヤドカリが集まりやすい場所ってどこ?
生息地をもう少し狭めてみてみましょう。生育環境としては、ヤドカリはどのような場所に生息していることが多いのでしょうか。我々が特にイメージの強い生息地としては、干潟や海水浴場の岩場などでしょうか。しかし、生息地にあげられるのは、もっと幅広いものとなっています。種類によっても異なり、サンゴ礁で身を隠す者もいれば、岩礁帯、汽水域にも多く存在します。後ほど話が出ますが、汽水域にいるものは、淡水も強いですが、海中に生息している種類は淡水は厳しいものといえるでしょう。
ヤドカリが好む気候や温度など
続いてヤドカリの好む気候や温度についてですが、先ほど触れたとおり、亜熱帯、熱帯地方を好むので、かなり暖かい所で生息する生物というのが基本情報ですね。もう少し掘り下げると、ヤドカリの適温といえる温度は、約25℃です。夏場の暑い時期は30℃程度、冬でも20℃は維持しておきたいですね。これは、特に飼育する際の温度管理に影響する情報なので、しっかりと頭に入れておいてほしいですね。
飼育できるヤドカリの種類
どんなヤドカリを飼育することができるのか?
さて、ここからヤドカリの種類についてお話します。まず、ヤドカリという種類の生物は、タラバガニなどのヤドカリ下目を加えて、約2500種類ほど存在します。全てが全てお答えするわけにはいかないので、特に代表的な種類のヤドカリのお話をしていきましょう。
ホンヤドカリ
まずは、我々に最も縁があるであろうヤドカリの種類、ホンヤドカリです。日本、その周辺の海域で生息が確認されている小型のヤドカリになります。ほぼ全国的に存在し、アジア圏でもよく見かけられます。近縁種もかなり多いため、ホンヤドカリ科で統一している人も多いようです。
イソヨコバサミ
ホンヤドカリには劣るものの、こちらも我々と縁の深いヤドカリの種類の1つであるイソヨコバサミです。こちらは、南日本の磯を中心に、インド洋、太平洋の海岸で生息が確認されているヤドカリの一種です。ホンヤドカリよりも少し大型なので、1つの見分け方のポイントにもなるでしょう。クマノコガイ、クボガイ、レイシガイなどの買いをまとう個体が多いのが特徴です。
オカヤドカリ
最後に紹介するのは、オカヤドカリになります。こちらは、小笠原諸島や九州、四国、紀伊半島南部の一部で生息が確認有れているヤドカリになります。ここ最近、ヤドカリ飼育の流行の影響からか、多くの方が飼育しているほとんどが、このオカヤドカリではないでしょうか。天然記念物に指定されていますが、販売されているものを購入することができます。25年~30年ほどいきるとされているので、ペットとして飼育するのであれば、長生きさせてほしいですね。
ヤドカリの見分けるポイントとは?
正直、全種類の見分け方となると、かなり難しくなります。フォルムといっても、貝殻は同じ種類でも別々だったりしますし、明確な見分け方はそうそうないでしょう。あえて、見分け方について話すのであれば、ここではホンヤドカリと別種の見分け方をお話しましょう。見分け方のポイントになるのは、ハサミ、足、触角などです。細かな特徴をあげると、ホンヤドカリは右のハサミが大きいという特徴があります。とはいえ、これは見分け方の一部の例でしかありません。足の模様での見分け方、目の色からの見分け方、触角の模様や色での見分け方、覆った貝の種類からの見分け方と種類ごとの特徴をつかむしかないのです。
ヤドカリの飼い方①:水質は淡水?海水?
ヤドカリには淡水、海水どちらが良いの?
では、早速ヤドカリの飼育についてのお話しに入っていきましょう。まず、ヤドカリの飼い方のお話しするにあたって避けて通れないお話が、飼育する環境が、淡水で大丈夫なのか、海水が必要なのかというお話です。ヤドカリの種類によっては、淡水の混じった汽水域で生活するものもいるとはいえ、基本は淡水でなく海水での生活をしている種類が多いです。なので、淡水での飼育ができないという答えが出ると思いきやそうではありません。結論を言うと、淡水でもヤドカリの飼育は可能です。ただヤドカリの淡水での飼育は可能ではありますが、海水でないと、脱皮をしなくなったりして死期を速めることもあるのです。
ヤドカリの飼い方②:準備するものとは?
ヤドカリの飼育の必須アイテムとは?
では、ここからが重要なお話になります。ヤドカリの飼い方の中でも最も重要なお話になるのが、この準備する飼育道具のお話です。飼育に必須となるアイテムをご紹介していきます。どんなものがヤドカリを買うにあたって必要となるのでしょうか。
①水槽(飼育ケース)
クリスタルキューブ 300
当たり前ですが、水槽は必要です。ヤドカリを買うにあたって用意する水槽のタイプは、ベーシックな四角いタイプの水槽は勿論、一種のインテリアのような見栄えを意識した丸みを帯びた水槽もおすすめです。飼い方もまだはっきりわかっていないような初心者の方には、後に紹介する照明や温度計、濾過器などがセットになっている水槽セットがおすすめです。水槽のサイズは、30センチを基準に考えるとよいでしょう。飼育するヤドカリが増えるなら、水槽のサイズも大きくしましょう。
②水(淡水or海水)
テトラ (Tetra) マリンソルトプロ
水槽に入れる水については、先ほどお話した通り、ヤドカリを飼育する水質は、淡水でも海水でも構いません。人工海水の作り方がキッチリ分かっているのであれば、海水での飼育をおすすめします。水分量はやや多いぐらいにしておくことで、水質の悪化を防ぐことができます。
③砂(陸地)
ヤドカリのリラックスサンド
ここで使う砂ですが、サンゴ砂を利用します。通常生息している地域を意識した陸地を演出することで、ヤドカリにストレスを与えないようにするのが重要です。水と同様にこちらも雑菌が出てきてしまいます。しっかりと水洗い、感想をさせることで殺菌しましょう。
④温度計
シンワ 48362
ヤドカリと気候のお話しで出てきましたが、ヤドカリにも季節ごとの適温があります。平均25℃を目安に温度維持するように努めましょう。18℃以下になってしまうとヤドカリたちにダメージを与えてしまい、最悪死んでしまうことになります。寒い温度に弱いということだけ、意識して温度管理を心がけましょう。
⑤濾過器
ジェックス メガパワー9012
続いて濾過器です。水質の管理をする上で、濾過機での水質悪化を防ぐのがおすすめのやり方です。水温の調節にもつながるので、安いものでもよいので、入れておくようにするのが良いでしょう。
⑥貝殻
SANKO オカヤドカリの宿替え貝殻
貝殻ですが、通販サイトでも多く販売されています。ヤドカリのお引越しの際に必要になる貝殻ですね。何もせず投入するのではなく、ヤドカリに悪影響を与えないように、しっかりと殺菌してから、水槽内におとしてください。こちらは、お湯に通して乾燥させれば問題ありません。最初はいろいろなタイプで好みを調べてみるとよいでしょう。
⑦ヒーター
セーフティヒートセットSP300W
続いてヒーターです。こちらも温度調整のために必要となります。寒い時期は、ヒーターをつけて温度調整してあげましょう。温度調整以外にも害となる菌の殺菌にもつながります。価格帯はまずまずですが、必須道具なのでつけてあげましょう。
⑧照明
VORCOOL 水槽ライト 20
照明ですが、こちらは必須とは言いませんが、可能であればつけておきましょう。レイアウトが映えますし、今では、タイマー設定もできるため、明るい時間にきっちり点灯できるので、無駄になることはありません。
⑨飾りなど(レイアウト)
GEX ジェックス 天然流木 ミニ
最後にお話するのは、レイアウトですね。基本的なレイアウトを考えると、ヤドカリの隠れる隠れ家となるような流木やサンゴ、岩がしっかり配置され、ヤドカリを第一に考えつつ、さらには、見栄えの良いレイアウトを作ることが理想です。初心者の方は、レイアウトを考えるのは難しいと思いますので、下記にレイアウトの参考になる動画を用意したので、ご活用ください。
おまけ:レイアウトの参考動画
簡単にレイアウトをつくることに自信がない方は、是非、この動画を参考にして、あなたなりのレイアウトを作ってみてください。やってみると楽しいものですよ。
ヤドカリの飼い方③:ヤドカリの餌とは?
ヤドカリを飼育するための餌について
続いてお話しするのは、飼い方の中でも重要な話でもあるヤドカリの餌についてですね。そもそもヤドカリはどんなものを餌として食べるのでしょうか。餌としているのは、藻(海草)であったり、魚の死骸などが多いです。ですが、そのあたりのものを餌として用意するのは、難しいかもしれません。ここで飼育するにあたっておすすめしたいのは、ヤドカリの人工餌です。人工餌について、簡単にお話しさせていただきましょう。
ヤドカリの人工餌とは?
マルカン ヤドカリランチ30g
実は、今ヤドカリを買う方が増えているのもあり、ヤドカリ専用の人工餌も多く売り出されています。ですが、取り寄せるのが厳しい、面倒だという方に朗報です。餌として使用するのは、ザリガニや亀の餌でも代用できてしまいます。使われている成分がほとんど同じなのが、その理由ですね。とはいえ、食べてくれるかはヤドカリさん次第です。
ヤドカリの飼い方④:大まかな費用について
いくらぐらいの費用が必要なの?
飼い方云々の話をしているうちに、ふと思った方はいるかもしれませんので、費用の話をしておきます。。ヤドカリを飼い出すまでに、いくらほどの費用が必要なのでしょうか。まず、ヤドカリの基準価格ですが、種類にもよりますが3匹セットでの販売が多く、約1000円ほどで購入が可能です。続いて、飼育セットですが、小型のものでも5000円~1万円ほどするとお考えておいてください。レイアウトなどをこだわればこだわるほど費用はかさみます。初心者が乗り越える最初の壁です。
ヤドカリの飼い方⑤:飼育のコツとは?
ヤドカリを飼育するためのコツってあるの?
費用面を乗り越え、再度、飼い方の話に戻りました。そもそも、ヤドカリを飼育するのにコツってあるんでしょうか。ここでは長生きさせるためのコツとしておきます。どのようなポイントを心がけてあげるのが良いでしょうか。まずは、貝殻のお引越しです。ヤドカリにも貝の好みがあります。なので、貝殻を変えようとするタイミングには、常に衣替え用の貝殻をいくつか用意しておくことは重要です。もう1つは、何度も言いますが温度管理も重要ですね。
ヤドカリの飼い方⑥:飼育の注意点
ヤドカリの飼育の気を付けるポイント
飼い方のコツときて、続いては飼育の注意点に関してお話していきましょう。特に初心者には気を付けていただきたい注意点がいくつかあります。まず最初は、殺菌の必要性です。準備したいものでお話した砂や水質についてが特にそれに該当します。そして、何より重要なのは、脱皮です。ヤドカリは脱皮するのですが、これは、失敗してしまうと死んでしまうというかなりシビアな行事なのです。約1月近く顔を見せなくなります。隠れる場所の用意、そして替えの貝殻を用意しておいてあげましょう。
ヤドカリの飼い方⑦:ヤドカリと病気
ヤドカリと近縁の病気とは?
ヤドカリも人間と同様に、病気を引き起こすことがあります。ただ、この「病気」というのが厄介で、現状、我々がこのヤドカリという生物を完全に理解できていないので、病気がなんなのか、病気の対処法がわからないというのが真実です。ですが、いくつかこの病気についてのことで、こんなことはなかったか、などの予兆のようなものであったり、そもそも病気ではないという可能性もあるのです。少しその辺をお話しましょう。
病気の予兆、病気ではないケースとは?
まずは、病気の可能性です。簡単にいうと、臭いが立ち込めるほど菌の繁殖のが影響している可能性があります。先に触れているように、水質、砂の放置によっての菌の繁殖によって、ヤドカリたちが何らかの病気に陥った可能性があります。このあたりは、改善の余地があるでしょう。病気ではない可能性ですが、脱皮の失敗、冬眠への妨害などが考えられます。どちらも初心者は特に注意しなければいけないので、簡単ではありませんが、ヤドカリの行動を見て学びましょう。
ヤドカリの飼い方⑧:海から連れて帰るのはあり?
野生のヤドカリを飼育することはできるのか?
野生のヤドカリを買おうと思うのは、特に子供たちの場合は多いでしょうね。結論から言うと不可能ではありません。日本には、ホンヤドカリをはじめ、多くのヤドカリたちが生息しています。それらを飼育するというのは、基本的には問題はありません。ただ、場所によっては、採取しては行けない場所もあったりするため、もし持ち帰るという場合は、確認を取る必要が出てきます。細かいことがややこしくて面倒だと思うのであれば、ペットショップでの購入が無難でしょう。
ヤドカリの飼い方⑨:初心者でも買えるのか?
ヤドカリ飼育の難易度はどんなもの?
今までさんざん初心者目線でお話してきました。ここであえて、初心者がヤドカリを飼いきれるのかについて言及していきますね。結論から言うと、飼いたいという気持ちがあり、しっかり世話をする人であれば問題ありません。とはいえ、簡単に飼える生物でもなく、細かな世話ができる人というのが条件ですね。難易度的には、割と簡単とは言いずらい位置の海洋生物です。可能であれば、熱帯魚やメダカなどの簡単に飼える魚でもよいので、飼ったことがあり、水槽の設備の管理、細かな手入れをしたことがある方のほうが、おすすめしたいですね。
ヤドカリの飼い方⑩:飼育動画から学ぼう
ヤドカリの飼育に関して動画で学ぶ!
では、ヤドカリの飼い方に関する動画を2つご用意しました。今までお話してことを振り返りつつ、ご覧ください。
オカヤドカリを飼育する方法が知りたい!
子供でもできるオカヤドカリの飼い方の動画になります。とても分かりやすくしっかりした解説になっていますし、簡単にできるという説得力もある動画となっています。
お引越しの瞬間!小さな貝殻を背負ったヤドカリ
オカヤドカリの飼い方の注意点の1つでもあるヤドカリのお引越しの動画になります。どのように買いをお引越しするのか、今後飼い始めようと思う方も含め、是非とも、この動画を参考にしていただければと思います。
ヤドカリを飼って癒されよう!
ヤドカリの飼い方を深く知って癒しをもらおう!
いかがでしたか。正直、飼育自体は簡単ではありませんが、その分、いや、それ以上の癒しを与えてくれる存在でもあります。そんなヤドカリを是非、飼い始めていただきたいと思います。現在の流行に乗り、さらに世話を楽しく、しっかりできる人こそ、ヤドカリの癒しを受ける権利があるのです。その権利を勝ち取り、他では味わうことができない、ヤドカリならではの癒し効果を是非、堪能してください。極上の癒しをあなたに。
ヤドカリが気になる方はこちらもチェック!
ヤドカリ関連の記事ということで、今回は、タラバガニについての記事、ザリガニの飼育方法の記事の2つをご用意させていただきました。タラバガニは、簡単に言うとヤドカリ下目に含まれるヤドカリの仲間です。ザリガニの飼育方法の記事は、ヤドカリの飼育方法と共通する部分もいくつかあるため、こちらも併せてみていただくことで、より水生生物の飼育の参考になればと思い、リンクを用意しました。是非とも、2つの記事をご活用くださいませ。
タラバガニはヤドカリの仲間?!カニじゃないその理由をご紹介!
鍋や焼きガニ茹で蟹など冬の美味しい味覚の代表ともいえるカニ。その中でも大きくて美味しくて好きな人も多いタラバガニ。生物学上ではヤドカリと同じ...
ミステリークレイフィッシュはどんなザリガニ?飼育方法を詳しく解説!
ミステリークレイフィッシュというザリガニをご存知でしょうか?こちらは不思議な生態をしており、なんと単為生殖で増えていくザリガニなのです。その...