新潟の夏の絶景の特徴とは？
新潟の絶景で感動できる
身近で拝見するのも難しいとんでもない景色が、新潟のあちこちには存在します。海と山でそんな絶景と対面すれば感動的で、初めて見る景色なら、なおさら感動は大きくなります。夏は新潟の破格な風景に出会って、感動を目指す旅行をしてみたいものです。
夏の避暑地として機能する
隅々まで越後山脈などの山々に覆われた新潟は、夏になったらどこでも避暑地として相応しい、高原の景色だらけです。平野部が猛暑でも、絶景もある山にお出かけすれば、気温も下がって気分良く過ごせることは間違いなし。新潟の夏には、絶景と避暑地の療法を兼ね備えた場所が見つかります。
肝試し的なホラーな要素も
そしてお盆を迎える夏と言ったら、ゾ～っと背筋の凍る肝試しを思い浮かべてしまいませんか。新潟にもそんなホラーなテイストを含んで、肝試しもできそうなスポットがあります。夏のお盆頃に訪れたら、涼しいのに加えて得体の知れない体験ができてしまうかもしれませんよ。
新潟の夏の絶景スポット①（佐渡市）
大野亀
もしフェリーに乗り込んで佐渡を目指すことになれば、訪ねてみたい名所となるのが大野亀です。新潟の佐渡最北端となる二ツ亀の近くで、岬が巨大な亀の甲羅のように盛り上がった地形があるのです。夏の青い海に囲まれた大野亀までは、ロッジからの簡単なハイキングとなります。
名所の見所は
ロッジより出発してみれば、鳥居の姿と組み合わさった不思議な新潟の大野亀の威容が迫ります。夏のお盆の頃になれば、周囲の青い海と、標高167ｍの大野亀のグリーンがとても綺麗です。5～6月に満開なトビシマカンゾウも、晩春～初夏の頃ならばわずかに観賞できます。
観光地情報
【所在地】新潟県佐渡市願
【電話】0259-27-5000（佐渡観光交流機構・佐渡観光案内所）
【アクセス】新潟港や直江津港からフェリーで佐渡へ。両津港からは車で55分。
新潟の夏の絶景スポット②（村上市）
瀬波温泉
沈みゆく朱の夕日がとても綺麗だとして、人気沸騰な温泉地が新潟にあります。明治より始まった瀬波温泉は、ビーチ沿いに幾つかの温泉ホテルが並び、夏は海水浴でも人を集めます。絶景と呼ばれる景色は、温泉街の各ホテルが提供している、海を眺めるお風呂からも楽しめます。
名所の見所は
とくにこの温泉街で絶景お風呂で有名になっているのが、大観荘せなみの湯。新潟の海を眺める天風の湯や御婦人の湯といったお風呂からは、水平線に夏の夕日が沈む姿をお湯に浸りながら観賞できます。夏のイベントでは、瀬波温泉街がハワイアン的な魅力に変わる、夕日感謝祭が見所です。
観光地情報
【所在地】新潟県村上市瀬波温泉2丁目10-24
【電話】0254-53-2131
【アクセス】JR羽越本線の村上駅から路線バスで11分。新潟空港からシャトルバスで25分。
【夏のイベント】SPA deメンテ、夏の夕日感謝祭、スタンプラリー
新潟の夏の絶景スポット③（村上市）
笹川流れ
対岸に粟島を望む村上の海岸に、笹川流れと呼ばれて新潟で昔から知られた絶景があります。ここは国の名勝天然記念物とされるほど、見事な岩場の景色が広がる場所です。幕末の詩人も讃えた笹川流れとは、波が岩場を覆うように流れる様子のことを言います。夏のお盆休みの頃は、特に観光客が多めです。
名所の見所は
中央にポッカリ空いた穴が目立つ眼鏡岩は、新潟の笹川流れでもシンボル的な地形です。恐竜のような姿の恐竜岩、源義経にこの景色を見せるため呼び戻したという君戻し岩、海に岩山が立ち並ぶ屏風岩など。夏は海辺を散策し、観賞してみたい不思議な岩の地形に色々と出くわします。
観光地情報
【所在地】新潟県村上市浜新保鳥越山～寒川狐崎の海岸線11km
【電話】0254-77-2259（村上市観光協会山北支部）
【アクセス】JR羽越本線の桑川駅、今川駅、羽越寒川駅などから徒歩5~20分。
新潟の夏の絶景スポット④（新潟市）
福島潟
風に揺れる稲作地帯がどこまでも広がる新潟の平野部に、湖を中心とする262haの湿地空間が広がっています。いまは水の公園として夏の新潟で親しまれる福島潟です。野鳥は220種が生息、植物も450種も見られる自然の宝庫であり、水の絶景だけでなく年間を通じた多様なイベントも用意しています。
名所の見所は
緑いっぱいな夏の福島潟の水辺には散策路が伸び、自然学習園やバードウォッチングエリアなど見所が多数あります。西側にはビュー福島潟という博物館があり、6階の展望ホールは新潟平野と福島潟を一望できる場所です。夏のイベントでは、写真展覧会や自然ウォークなどが開催されています。
観光地情報
【所在地】新潟県新潟市北区前新田乙493
【電話】025-387-1491
【アクセス】JR白新線の豊栄駅からタクシーで10分。
【夏のイベント】ギャラリーの企画展、自然ウォーク、バードウォッチングなど
新潟の夏の絶景スポット⑤（魚沼市）
八海山ロープウェイ
古くから霊山として信仰された魚沼の八海山（はっかいさん）は、今や冬はスキーの名所となり、夏には登山も人気となる山です。山頂に近い場所まで、ゴンドラでの空中散歩ができるロープウェーが伸びています。山頂駅の標高1,147ｍ地点まで上がると、そこは新潟の避暑地として相応しい別世界です。
名所の見所は
清涼な空気に満ちた八海山の頂きには、お盆を含む夏季には展望台が開設されています。休憩の椅子やブランコなどもあり、360度のパノラマが自慢です。新潟の日本海に浮かぶ、佐渡の景色までも眺められます。ペットもケージに入ればロープウェーで同伴も可能で、山頂では犬も景色に見とれます。
観光地情報
【所在地】新潟県南魚沼市山口1610
【電話】025-775-3311
【アクセス】JR上越線の六日町駅から、タクシーで25分、路線バスで30分。
新潟の夏の絶景スポット⑥（魚沼市）
枝折峠の滝雲
まるで滝のように盛大に雲が流れる様子から、滝雲と呼ばれる絶景スポットが新潟に存在しています。舞台となるのは、魚沼の越後駒ヶ岳の尾根上に位置する枝折（しおり）峠。2,000ｍ級の山々のなか、滝雲が見られるのは1日の気温差が大きい秋が一番の見頃ですが、お盆を迎える夏にも期待できます。
名所の見所は
たどり着いた標高1,065ｍの枝折峠には、休日ともなれば早朝から壮大な滝雲を眺める人々が集まっています。新潟の越後山脈の青い山々の中、悠々と流れていく滝雲を眺める場所は、まさに夏を忘れる避暑地です。夏を過ぎれば、秋には紅葉と滝雲の組み合わせた風景も見所です。
観光地情報
【所在地】新潟県魚沼市灰の又～銀山平
【電話】025-792-7300（魚沼市観光協会）
【アクセス】関越自動車道の小出ICより車で約60分。
新潟の夏の絶景スポット⑦（津南町）
龍ヶ窪
とても神秘的な青さを放ち、昔から大切にされてきた津南町の水の絶景、竜ヶ窪。この池には、昔々に龍神が池を生み出した伝説も残っていました。ブナ林に覆われた竜ヶ窪は、1974年から自然保全地区に仲間入りしました。日本名水百選にも入って新潟を代表する透き通った水が、夏に清涼感を与えます。
名所の見所は
450ｍの標高がある高原地帯なため、竜ヶ窪のあたりは夏も涼やかな避暑地となります。背後の原生林を映し出す竜ヶ窪の様子は天然の鏡のようで、時間帯や気候により、水の色を刻々と変化させます。竜神を祀る竜ヶ窪神社では、新潟屈指のおいしい水を入手するのも忘れずに。
観光地情報
【所在地】新潟県中魚沼郡津南町谷
【電話】025-765-3115（津南町地域振興課）
【アクセス】津南町の市街地から県道251を南へ20分。
新潟の夏の絶景スポット⑧（湯沢町）
湯沢高原ロープウェイ・パノラマパーク
大峰山のふもとの湯沢高原は、冬の銀世界のスキーが有名です。しかし真夏を迎えてロープウェイに乗り込むと、そこは標高1,000ｍの絶景広がる避暑地空間。多様なアクティビティを備えるパノラマパークが広がります。新潟のお盆休みは、高原のアウトドアと遊園地的な楽しみが自在です。
名所の見所は
高原にはボブスレーやゴーカートなどがあって、新潟を訪れた家族連れも飽きさせません。アルプの里では多様な高原植物を観賞できたり、ガレバハウスで夏に美味しいジェラートもいただけます。大峰山の山頂までは、ブナの原生林の景色に登山コースが伸び、気軽なトレッキングにも最適です。
観光地情報
【所在地】新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢490（湯沢高原スキー場）
【電話】025-784-3326
【アクセス】上越新幹線・JR上越線の越後湯沢駅から、ロープウェイ乗り場まで徒歩8分。
【夏のイベント】あり
新潟の夏の絶景スポット⑨（十日町市）
清津峡渓谷トンネル
力強い断崖と清流が何より魅力な清津峡は、苗場山の山麓で出会える新潟の名所です。ここは日本三大渓谷に数えられ、国の天然記念物にもなるほど貴重なところです。標高は430ｍを超えているので、夏のお盆にも避暑地としても人気です。中でも1996年に開通した渓谷トンネルは、渓谷で一番の見所です。
名所の見所は
全体で750ｍも伸びている歩行者用のトンネルの中は、新潟の夏にもひんやりとした居心地。ライトアップされてタイムスリップしそうな異空間的雰囲気をかもし出すトンネルを抜けます。その先には見晴らし所が3つ、最後にはパノラマステーションの不思議な空間があり、清津峡の絶景が目の前に迫ります。
観光地情報
【所在地】新潟県十日町市小出癸2126
【電話】025-763-4800
【アクセス】JR越後湯沢駅から森宮野原行き急行バスで約25分。関越自動車道の塩沢・石打ICから国道353号を車で約25分。
新潟の夏の絶景スポット⑩（十日町市）
清津峡湯元温泉 清津館
時にカモシカとも挨拶を交わせる清津峡では、観光に有名なトンネルのそばに小さな温泉郷があります。中でも明治30年創業の老舗となった清津館は、断崖と清流の景色のほとりに露天風呂のある宿として有名です。名物料理やお風呂を目当てに、新潟の夏の避暑地に選んでみたくなります。
名所の見所は
薬師の湯と名が付いた露天風呂は、迫力の断崖と水辺が迫る渓谷に手が届きそうな場所にあります。ログハウス的かわいいさの小屋のそばに岩で囲ったお風呂があり、湧き出る単純硫黄温泉はあらゆる病気に威力を発揮します。新潟の夏に清津館に宿泊すれば、鯉や山菜といった美味しい料理も魅力的です。
観光地情報
【所在地】新潟県十日町市清津峡湯元温泉
【電話】025-763-2181
【アクセス】JR越後湯沢駅から森宮野原行き急行バスで約25分。関越自動車道の塩沢・石打ICから国道353号を車で約25分。
新潟の夏の絶景スポット⑪（十日町市）
星峠の棚田
低山地帯が広がる東頸城（くびき）丘陵の真ん中に行けば、無数の棚田の絶景が待っています。ここは新潟の十日町市にある、星峠の棚田です。古来より長い歳月をかけ、完成した棚田の数は200枚。山林の新緑と田園の稲の緑色が綺麗な夏場は、特に写真に収めたい魅力を高める時期です。
名所の見所は
朝を迎えると星峠の棚田が徐々に霧で覆われ、やがて現れる朝日に照らされた雲海は、新潟でも屈指の絶景です。星峠には幾つかの鑑賞ポイントがあり、展望台からの眺めが一押しです。この棚田は3年に1度開催の大地の芸術祭の中心でもあり、未開催の年の夏にも近隣では芸術イベントを観賞できます。
観光地情報
【所在地】新潟県十日町市峠729（集落センター）
【電話】025-598-2521（集落センター）
【アクセス】北越急行ほくほく線のまつだい駅から、タクシーで20分。
【夏のイベント】大地の芸術祭関係イベント
新潟の夏の絶景スポット⑫（妙高市）
苗名滝
関川は妙高山を始めとした頸城（くびき）山塊より流れ出る清流で、上流に近い場所に新潟でも最大規模を誇る滝、苗名（なえな）滝があります。日本の滝百選にも入っている名瀑は、高さ55ｍとかなりの落差。お盆の時期には特に、夏の涼を求める新潟の人々が多数詰めかけています。
名所の見所は
背の高い断崖の滝は、前日に雨が降っていればさらに水量と迫力を増しています。河原には吊り橋があって、上から滝と渓流の様子が綺麗に眺められます。周辺の河原には、滝のほうから流れてきたであろう巨石がゴロゴロ。新潟の夏は、滝の水しぶきを浴びて涼しいこの避暑地がおすすめです。
観光地情報
【所在地】新潟県妙高市杉野沢
【電話】0255-86-3911
【アクセス】えちごトキめき鉄道の妙高高原駅からタクシーで15分。
新潟の夏の絶景スポット⑬（糸魚川市）
親不知レンガトンネル
入口を見た途端に引き返すしたくなる人も続出なのが、心霊スポットでも有名なこの場所です。新潟の親不知（おやしらず）レンガトンネルは、明治の頃に工事が始まった旧北陸本線の鉄道跡です。お盆の頃に親不知観光ホテルの近くから出発すれば、色んな意味で夏の涼しさを感じること間違いナシです。
名所の見所は
長い階段を海岸へ向かって降りると、暗くて怖いトンネルの入口がぽっかり口を開けています。煉瓦を重ねたトンネルはいかにも朽ちた印象で、夏のお盆休みの頃にも次々人を飲み込んで行きます。と言っても全長667ｍのトンネルはきちんと生還できるので、新潟の肝試しイベントにもぴったりです。
観光地情報
【所在地】新潟県糸魚川市市振119
【電話】025-553-1785（糸魚川市観光協会）
【アクセス】北陸自動車道の親知らずICから国道8号を西へ10分。
夏は新潟の絶景を求めて
旅行で色んな絶景を訪ねてみよう
心に景色を刻みつける夏の絶景が、北陸の新潟では幾つも見つかります。景色のいい場所では、イベントや温泉といった楽しみも付きものだったりもします。夏になったら新潟の絶景的な名所を幾つも訪ね歩いてみる、そんな泊りがけの旅行もしてみたいものです。
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