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桜の挿し木での増やし方と育て方のコツ!時期や発根させるための方法を解説!

桜は挿し木で増やせることをご存知ですか?こちらの記事では、桜の増やし方や挿し木を上手に発根させるコツ、管理方法や育て方などを、わかりやすく解説しています。挿し木で桜を増やし、春の時期にたくさんの花を咲かせてみてはいかがでしょうか?
更新: 2024年4月12日
くずうまま
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桜の増やし方は?

桜の増やし方は挿し木と接ぎ木

春には、美しいピンク色の花を咲かせる桜。日本ならではの風情を感じさせてくれる花ですよね。ソメイヨシノやヤマザクラ、河津桜、盆栽向けの一才桜など、種類は多岐に渡ります。

桜は、挿し木や接ぎ木で増やすことができるので、今育てている桜の切り枝を使ったり、桜の切り枝をもらったりして、ぜひたくさんの桜を栽培してみましょう。

初心者は挿し木で増やそう

桜の栽培やガーデニングが初心者の方は、挿し木で増やすのがもっとも手軽です。しかし、桜はなかなか根が出てこないため、管理している間に失敗してしまうリスクも…。

ここからは、桜の挿し木の仕方や育て方、接ぎ木での増やし方など、分かりやすく解説していくので、コツやポイントを押さえて、挿し木の成功率を上げていきましょう!

【桜の増やし方】挿し木に適した時期とは?

梅雨の時期がおすすめ

Photo by k14

桜の挿し木におすすめの時期は、6月の梅雨の時期です。挿し木に使う切り枝は、根がまだ発根していないため、乾燥しやすくなっています。暑い時期に挿し木を行うと、水分がカラカラに蒸散してしまい、「せっかく挿し木をしたのに枯れてしまった」といった残念な声を聞くことも少なくありません。

だからこそ、湿気が十分にある梅雨の時期が、挿し木にもっとも適した時期だと言えるのです。

春の時期も挿し木ができる

Photo byshell_ghostcage

気温が暖かくなってきた3月下旬ごろの時期にも、桜の挿し木ができます。この時期は桜が芽吹き始めるころなので、葉や芽が出ている細い枝を使い、挿し木を行います。枝から根を発根させるので、根が出るまで管理が大変ですが、そういった過程も挿し木ならではの面白さですよね。楽しみながら気長に待ちましょう。

【桜の増やし方】切り枝に適したものは?

切り枝とは?

Photo byMabelAmber

切り枝とは、その名の通り、切った枝のことを指します。桜の挿し木や他の木を挿し木する時にも、切り枝を使って挿し木を行います。それでは、挿し木に適した切り枝とは、一体どのようなものが適切なのでしょうか?ここからは、発根しやすい切り枝について解説していきます。

切り枝には緑色の若い枝を

桜の木をよく観察してみましょう。枝から緑色の若い枝と葉が出ている部分がありませんか?このような、若くて新しい枝を切り枝として使うと、根が発根しやすく、挿し木の成功率も上がります。葉が多すぎる場合には、葉からの蒸散を防ぐため、ハサミを使って、葉を半分くらいに切り落とすといいでしょう。

芽がある切り枝を使おう


Photo byPeggychoucair

春の時期に挿し木を行う場合、まだ新しい葉や緑色の枝が出ていないことがあります。このような時には、枝にぷっくりとした芽がある部分を、切り枝にして使います。芽が1つか2つ、ついている枝を選び、10cmくらいに切り取りましょう。

あまり太すぎる枝だと、古くて生長が遅いこともあるので、なるべく若くて細い枝を使うことをおすすめします。

【桜の増やし方】挿し木の仕方

用意するもの

・挿し穂(上記に記載の適切な切り枝を選びましょう)
・清潔な用土
・容器
・発根促進剤
・つまようじ、割り箸など

挿し木の仕方1.土を準備する

それでは、挿し木の仕方をお伝えしていきます。はじめに、容器に清潔な用土を入れておきます。そして、ジョウロや霧吹き、底面給水などで、土を十分に水で湿らせます。そして、つまようじや割り箸の先端を使って、挿し穂を差し込む穴をあけておきましょう。

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挿し木の仕方2.挿し穂を差し込む

次に、先ほど作っておいた穴に、挿し穂を3cmほど入れていきます。この時、挿し穂の断面に、ルートンなどの発根促進剤をつけておくと、挿し木の成功率が上がるので、ぜひやってみましょう。

メネデールなどのように、水に希釈して使うタイプもあるので、自分にあった使い方の発根促進剤を選んでくださいね。挿し木が完了したら、発根するまでは日陰の風通しのいい場所で管理します。

土の表面が乾いたら、水やりのタイミングですので、乾燥しないよう注意してくださいね。

【桜の増やし方】ペットボトルを使って挿し木をしてみよう

ペットボトルなら気軽に挿し木ができる

ペットボトルのような身近にあるものを使って、挿し木をすることができます。わざわざ育苗箱やセルトレーを用意するなんてことをしなくても、いらなくなったペットボトルを再利用して、桜の挿し木ができたら嬉しいですよね。

2Lのペットボトルから500mlのペットボトルまで、工夫次第で幅広い使い方ができるので、桜の挿し木にペットボトルを使ってぜひチャレンジしてみましょう!

500mlペットボトル挿し木!作り方の例

「500mlのペットボトルで挿し木なんてできるの?」と、不安に思う方もご安心を。まずは、ハサミやカッターを使って、ペットボトルを上下半分に切ります。

この時、手を切らないよう十分に注意してください。これで、下側のペットボトルに土を入れて挿し木をし、上側でフタをすれば完成です。

ペットボトルの中に挿し木をすることで、風で倒れる心配がなく、害虫避けになり、蒸散を防ぐといったメリットもあります。さまざまな大きさのペットボトルを使って、挿し木用にアレンジしてみてくださいね。

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【桜の増やし方】挿し木の重要な管理方法

挿し木で重要なのは管理方法です!


ここまで、桜の挿し木の仕方を紹介してきました。挿し木をした後、もっとも重要なのは、適切な管理方法です。

特に、乾燥させないことが挿し木の成功に欠かせませんが、加湿にしすぎると、かえってカビを発生させたり、病気になってしまったりして失敗することもあります。

桜は、根が発根しづらいので、挿し木が難しいとも言われますが、成功した時の喜びはひとしおです。発根するまでの間、挿し木の管理を頑張りましょう!

挿し木の管理には葉水が効果的!

Photo byjplenio

基本的には、挿し木をしている用土の表面が乾いてから水やりを行うようにしますが、直接日が当たったり、気温が高かったりすると、挿し木自体が乾燥してしまいます。この時、土がすでに湿っているような状況の場合には、葉水を葉にかける方法が効果的です。

霧吹きを使って、葉の裏側までしっかりと葉水をしましょう。こうすることで、葉から水分を吸収でき、乾燥防止に繋がります。ハダニ予防にもなるので、定期的に葉水をするといいですよ。

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【桜の増やし方】桜は接ぎ木でも増やせるけれど…

接ぎ木とは?

Photo by JIRCAS

桜の増やし方は、挿し木だけではありません。接ぎ木という方法を使って増やすこともできます。接ぎ木は、台木となる木に切り込みを入れ、そこに桜の切り枝を差し込み、テープで巻きつけて活着させて増やしていく方法です。しかし、桜の接ぎ木を一般家庭で行うのは難しいと言われています。それはなぜでしょうか?

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接ぎ木が難しいと言われる理由

Photo bySanta3

接ぎ木をする前には、まずは台木を準備しなければならないことが、一般家庭では難しいと言われてしまう理由です。桜の台木は、ネットでも手に入りにくく、接ぎ木と台木の種類が近いものを見つけなければなりません。

桜を接ぎ木する前に、まずは種から台木づくりをしようというのも、効率的ではありませんよね。切り口に失敗してしまったり、テープでの巻きつけが甘かったりすると、そのまま枯れてしまうリスクもあります。

そのため桜の増やし方は、挿し木が一般的なのです。もし、接ぎ木にチャレンジしてみたいのなら、まずは台木を見つけてから、おこなうようにしてくださいね。

【桜の育て方】環境

日当たりのいい場所で育てよう

Photo bykkw0812

ここからは、桜の育て方について解説していきます。桜を育てるうえで大事なポイントは、日当たりのいい環境で育てること。日光に当てることで、花付きや生長がよくなるので、一年を通してなるべく日が当たる場所で栽培してください。暑さや寒さに強いので、一度植え付けて根付いてしまえば、管理や手入れは楽になるでしょう。

室内で育てられる?

桜盆栽のように、開花中を室内で育てている方も少なくありません。このような場合、開花期を過ぎたあとは、戸外で育てることをおすすめします。室内で育てていると、どうしても日光不足に陥ったり、貧弱になってしまったりします。

本来桜は、外の環境で自然に育つ木なので、桜の見頃が終わったら、外に出して育てるようにしましょう。急激に日光に当てると、葉焼けを起こしてしまうことがあるので、はじめのうちは半日陰で日光に慣れさせてあげるといいですよ。

【桜の育て方】日常の手入れ

水やりの仕方

Photo byMonikas_Wunderwelt

桜を鉢植えで育てている場合、水やりは必ず行います。基本的には、土の表面が乾いてからが水やりのタイミングです。しかし、天候や気温によって、実際の水やりの仕方は変わってきます。桜の様子を見ながら、ベストな水やり方法を探っていきましょう。

地植えしてある桜に関しては、ほとんど水やりは不要ですが、植え付けてから1年目の桜は、まだ根付いていないため、ときどきホースを使って水やりをしてあげてください。

特に夏場は、地植えの桜であっても、水切れを起こして枯れてしまうこともあるため、夏の高温期、暑くて風が強い日、雨が降らない日が続くなど、しっかり水やりをしてあげましょう。

肥料の与え方

肥沃な土を好むので、地植えする際には、元肥に有機肥料や緩効性肥料を施します。堆肥や腐葉土を十分にすき込み、土壌を改善しておくといいでしょう。冬には寒肥を施します。

株元から30cmほど離れた場所に穴を掘り、そこに有機肥料や緩効性肥料を混ぜ合わせたものを入れていきます。鉢植えは、土の中の養分がなくなりやすいため、3ヶ月に一度は緩効性肥料を与えるといいでしょう。

剪定の仕方

Photo byCouleur

桜は剪定を嫌います。必要な限りは行わないようにしましょう。花芽を剪定してしまうと、花が咲かなくなるリスクもあります。特に、6月〜8月末までの生育期は、剪定を避けてください。

冬になれば剪定をしても構いませんが、混み合った枝や樹形を乱す枝など、剪定する枝は最小限におさえましょう。

桜を育てよう

桜を挿し木して育ててみませんか?

Photo by houroumono

今回は、桜の挿し木の仕方や育て方について紹介しました。桜は、日本ならではの四季を感じさせてくれる花。春になって桃色の花が咲き乱れる様子は、とても美しく、風情がありますよね。

庭に植えて育てたり、桜盆栽として育てたりしてみるのもおすすめですよ。桜の挿し木は、発根するまでの管理が特に難しいので、管理の仕方をぜひ参考にしてみてくださいね。

桜が気になる方はこちらもチェック

Photo by cotaro70s

桜について気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみましょう。選定方法や枯らさないためのコツ、緋寒桜や桜盆栽など、さまざまな情報をお伝えしているので、下記のリンク先をのぞいてみてくださいね。