ヨシノボリとはどんな魚?捕まえ方から上手な飼育方法まで解説!のイメージ

ヨシノボリとはどんな魚?捕まえ方から上手な飼育方法まで解説!

川に生息するハゼの仲間であるヨシノボリ。実は身近な場所にも生息し、簡単に捕まえたり飼育したりすることができます。また、実は美味しく食べられる魚でもあります。今回はヨシノボリの捕まえ方や飼育方法、食べ方などを詳しく解説していきます。

2019年04月13日更新

のべじ
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目次

  1. はじめに
  2. ヨシノボリとは
  3. ヨシノボリの生態
  4. 代表的なヨシノボリの種類
  5. ヨシノボリの捕まえ方
  6. ヨシノボリの釣り方
  7. ヨシノボリの飼い方
  8. ヨシノボリの美味しい食べ方①:唐揚げ
  9. ヨシノボリの美味しい食べ方②:佃煮
  10. まとめ

はじめに

ハゼと聞くと、海に泳ぐハゼを想像する方も多いかと思います。しかし、実は淡水にもハゼが生息しています。その代表的な種類が「ヨシノボリ」というハゼです。日本の沢山の種類が幅広い環境に生息し、釣りや川遊びから水槽飼育、そして食の対象にもなります。今回はそんなヨシノボリの捕まえ方から飼育、食べ方まで詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ヨシノボリとは

ハゼの仲間

ヨシノボリはハゼ科ヨシノボリ属に属する淡水魚です。川に生息するハゼのため「川ハゼ」とも呼ばれています。日本国内では14種類のヨシノボリが生息しており、河川の下流域から渓流域まで幅広い環境に生息しています。

名前の由来

ヨシノボリは腹びれが変形した吸盤を持っていて、この吸盤を使って川底の石などにへばりついています。また、稚魚や幼魚は水辺の濡れた岩場を上ることもあり、その姿から水辺植物の「ヨシ」を登るようにみえ、ヨシノボリと名付けられたと言われています。しかし実際にヨシを登ることはありません。

ヨシノボリの生態

ヨシノボリの生息域

ヨシノボリの仲間は、ロシアから東南アジアの広い範囲に生息しています。どの種類も河川に生息し、種類によって、上流域から下流域まで好みが分かれます。身近な川にも生息しているため、川遊びをしていると比較的遭遇率の高い魚です。

ヨシノボリの食性

雑食性で、コケやでとり足す、水生昆虫などを主に食べます。しかし、空腹時など、時には他の魚の稚魚や幼魚も食べてしまう獰猛さも持ち合わせています。そのため、水槽で飼育をするときは混泳相手に気を付けなくてはなりません。

婚姻色

ヨシノボリの稚魚や幼魚はそれほど模様がはっきりしませんが、成長と共に徐々に種類ごとの模様が出現します。そして繁殖期に入ると、オスは派手な婚姻色になります。種類のよって異なりますが、赤や青、水色など様々な色を発色し、メスを誘います。

両側回遊性の魚

ヨシノボリは初夏に産卵し、オスが卵を守ります。その後孵化をした稚魚は海へと下ります。そして2~3か月して2cmほどの幼魚になったら再び川を遡上します。この生態を両側回遊性と言い、鮎と同じです。海の代わりに湖や池に下って成長する稚魚、幼魚もいます。

代表的なヨシノボリの種類

トウヨシノボリ

北海道から九州まで幅広い地域に生息する種類です。また、河川の上流域から下流域までの幅広い環境に生息しています。最大で7cmほどになり、体の側面に6~7つの斑紋があるのが特徴ですが、地域や個体によって差があります。

シマヨシノボリ

北海道以外の日本各地に生息する種類です。主に河川の中流域を好んで生息しています。最大で7cmほどになり、頬に赤色のミミズ模様が入るのが特徴で、見分け方は簡単です。生息数が多く、川遊びをしていると比較的よく見かける種類の一つです。

カワヨシノボリ

日本の固有種で、北海道を除く地域に生息している種類です。河川の上中流域に生息し、水のきれいな場所を好みます。最大6cm程度で、眼に赤色の線が2本入っているのが特徴です。きれいな川であれば比較的よく見かけることができます。他のヨシノボリと違って、稚魚や幼魚も一生川で過ごします。

ルリヨシノボリ

沖縄地方を除く日本各地に生息する種類です。河川の上流部に生息し、急流を好みます。比較的大型になり10cmを超える個体も多いです。名前の通り頬に瑠璃色の小さな模様が入るのが特徴です。ダムの建設や河川の護岸工事の影響で生息数が減っています。

オオヨシノボリ

北海道を除く日本各地に生息する種類です。河川の上中流域に生息し、流れのはやい場所を好みます。名前の通り他のヨシノボリに比べて大きくなり、12cmほどに成長します。胸鰭の付け根が黒くなるのが本種の特徴です。上流域に生息するため、ルリヨシノボリ同様生息数が減ってしまっています。

クロヨシノボリ

関東以南の日本に生息しています。他のヨシノボリと比べて生息範囲がやや狭いです。河川の上中流域に生息し、流れの緩やかな場所を好みます。最大で8cm程度で、頬に赤色の小さな斑点があるのが特徴です。

ヨシノボリの捕まえ方

網での捕獲

ヨシノボリの一番簡単な捕まえ方は、たも網での捕獲です。ヨシノボリがいそう場所の下流にたも網で待ち伏せし、上流から足で川底をガサガサと驚かせてたも網に追い込みましょう。ヨシノボリがいれば驚いて網に入ってくれるはずです。ヨシノボリ以外にも様々な生き物が捕獲できる捕まえ方です。

罠での捕獲方法

ヨシノボリは釣具屋で売られている集魚瓶やセルビンと呼ばれる罠を仕掛けることでも捕獲できます。罠での捕まえ方はまず、罠の中に釣具屋で販売されている練り餌と重りになる石をいれます。ヨシノボリがいそうな場所に仕掛け1~2時間置いて引き上げましょう。こちらもヨシノボリ以外に様々な生き物が捕獲できます。待っている間に他の捕まえ方や釣りで捕獲するのもいいですね。

捕獲後の管理

無事にヨシノボリを捕獲出来た場合、飼育をするのか、食べるのかによって管理の仕方が変わってきます。飼育をする場合はエアレーションを設置し、自宅に持ち帰るまで酸欠にならないように注意しましょう。食べる場合は鮮度を保つために、氷を入れたクーラーボックスに入れて持ち帰ります。いずれにしても、あまり小さな稚魚や幼魚は川に戻してあげましょう。

ヨシノボリの釣り方

実は釣りでも釣れる

あまりヨシノボリを釣るという話を聞いたことがないかもしれませんが、実は釣りでも捕獲することができます。川釣りでオイカワやカワムツを狙っていると時折外道で釣れることがありますが、本格的に仕掛けを作り狙うのも楽しいですよ。

仕掛け

ヨシノボリを釣るためにはシンプルな仕掛けで大丈夫です。道糸にガン玉をつけて、袖針の5号前後を結んで仕掛けの完了です。あまり小さすぎる針は飲み込まれやすいため注意しましょう。この仕掛けでは、ヨシノボリ以外にもオイカワやアブラハヤなども釣ることができます。

釣り餌

ヨシノボリを釣るためには、釣具屋で手に入る赤虫やサシ虫が手軽です。貪欲なヨシノボリはミミズなどの大きな餌でも釣れることはありますが、確実に釣るためにはそれほど大きくない赤虫やサシムシが適しています。また現地で石をひっくり返し、川虫などの水生昆虫を捕まえて餌にするのも良いですね。

一般的な釣り方

ヨシノボリは種類に岩陰に潜んでいることが多いです。そのため、ヨシノボリが潜んでいそうな場所を見極めて、岩陰に仕掛けを流していきましょう。また、ヨシノボリは川底にいますので、なるべく川底を流すことがポイントです。数回仕掛けを流してもあたりがない場合は、他の場所に移動して順番に探っていきましょう。

見釣りの仕方

水深が浅くてそれほど流れ長い場所では、川底にいるヨシノボリを目で確かめることができるため、見釣りも楽しいです。基本的には上記の釣り方と一緒ですが、まずはヨシノボリの姿を探しましょう。見つけることができたら、ヨシノボリの目の前に餌が流れるように仕掛けを流します。餌を口にしたのを確認したら合わせを入れて引き上げましょう。

ヨシノボリの飼い方

水槽のサイズ

ヨシノボリは体のサイズが小さいため、小型の水槽でも飼育ができそうですが、オスは縄張り意識が強いため、複数を飼育する場合はなるべく広い水槽を用意しましょう。また大きな水槽の方が他の魚との混泳もしやすくなります。周辺機材の充実性や、購入しやすい価格から60cmの水槽がおすすめです。

飼育環境

ヨシノボリは国内の河川に生息していることから保温をする必要はありません。しかし、夏場などに水温が上がりすぎると、上流域に生息するヨシノボリにはストレスを与えてしまうため注意しましょう。流れがある場所に生息しているため、フィルターで適度な水流も作ってあげましょう。また、けんかをするため、隠れる場所を石や流木などで作ってあげると複数の個体での飼育がしやすくなります。

飼育の際の餌

ヨシノボリは雑食性のため、比較的どんな餌でも食べてくれます。しかし、底生性のため、底に沈む餌を与える必要があります。冷凍赤虫や粒状の人工餌料がおすすめです。また、同じ場所で採れる小魚や小さなエビなども良い餌となります。

混泳相手

ヨシノボリは、縄張り意識が強く、他の魚の稚魚や幼魚を含めて小魚を食べてしまうこともあるため、混泳相手には注意が必要です。最低でもヨシノボリと同じ大きさの魚と混泳しましょう。同じような場所に生息するアブラハヤやオイカワ、カワムツなどがおすすめです。同じように、身近な川で捕まえられるメダカは、食べられてしまう恐れがあるため、混泳にはおすすめしません。

同種間の混泳

ヨシノボリを飼育する場合、同種間での混泳にも注意しましょう。特にオスは縄張り意識が強く、近づいてきた相手を追い払います。飼育数が多すぎると、けんかが増えるため、水槽サイズに合わせた数を飼育しましょう。もちろん、違う種類のヨシノボリであっても、ヨシノボリの仲間同士けんかするので注意が必要です。

ヨシノボリの美味しい食べ方①:唐揚げ

定番の唐揚げ

それほど大きな魚ではないヨシノボリを食べるのは、唐揚げにするのが定番です。一般的な小魚の唐揚げの作り方と変わりません。丸ごと食べられるのでお子様からお年寄りまで喜んで食べてもらえるでしょう。ビールなどお酒のおつまみとしても相性抜群です。

唐揚げのレシピ

まず、流水で汚れとぬめりを取ります。内臓はそのままで大丈夫ですが、気になる方は指でお尻に向かってお腹をしごくと内臓を取り出すことができます。市販の片栗粉をまぶして熱した油でキツネ色になるまで揚げましょう。お好みでレモン汁をかけて食べると一層味が引き立ちます。

ヨシノボリの美味しい食べ方②:佃煮

内陸部の郷土料理

琵琶湖の周辺や岐阜県などでは昔から馴染みのある食べ方ですが、漁獲量が減った現在では高級料理となっています。ご家庭で少しいただくだけであれば、川で捕まえてくるだけでも十分です。甘辛く煮つけたヨシノボリはご飯が進みます。

佃煮のレシピ

まず、流水でヨシノボリを洗います。鍋に酒:醤油:みりん:砂糖を1:1:1:1で混ぜ合わせ、一度煮立たせます。煮立ったら火を止めてヨシノボリを入れます。再び煮立ってきたら落し蓋を入れ、煮汁がなくなるまで弱火で煮込んで完成です。お好みで山椒を混ぜたり、他の川魚を混ぜても美味しく食べられます。

まとめ

以上、ヨシノボリについて捕まえ方から飼育方法、食べ方まで詳しく紹介しました。ヨシノボリは比較的簡単に捕まえることができます。飼育も混泳相手に気を付ければ難しいことはありません。食べても美味しいですし、ぜひ身近な川で捕まえて楽しんでみて下さい。

ヨシノボリが気になる方はこちらもチェック!

今回はヨシノボリの捕まえ方、釣り方などについてご紹介しましたが、その他にも様々な身近な生き物の捕まえた方や食べ方などに関して、詳しく紹介した記事が沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

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