ブロッコリーの栽培方法と育て方!苗の植え方や種まきのコツと時期もご紹介!のイメージ

ブロッコリーの栽培方法と育て方!苗の植え方や種まきのコツと時期もご紹介!

栄養満点のブロッコリー。TVなどでも特集され、人気のある健康野菜でもあります。そんなブロッコリーは家庭菜園でも簡単に栽培することができます。基本さえ押さえれば初心者の方でも十分に栽培することができますので、家庭菜園での育て方のコツをご紹介します。

2019年04月02日更新

のべじ
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目次

  1. はじめに
  2. ブロッコリーとは
  3. ブロッコリーの栽培①:土づくり
  4. ブロッコリーの栽培②:苗づくり(種まき)
  5. ブロッコリーの栽培③:苗の定植
  6. ブロッコリーの栽培④:追肥
  7. ブロッコリーの栽培⑤:病害虫対策
  8. ブロッコリーの栽培⑥:収穫
  9. ブロッコリー栽培のコツ
  10. まとめ

はじめに

緑が鮮やかなブロッコリー。栄養価が高く、家庭菜園での栽培も人気がある野菜です。今回は、ブロッコリーの栽培について、種まきから苗の植え方、追肥や収穫まで順を追って詳しく解説していきます。コツをつかめば初心者の方でも家庭菜園で簡単に栽培できますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ブロッコリーとは

キャベツの仲間

ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属に属する野菜です。キャベツの仲間を品種改良し、花蕾と呼ばれる花を食べるようになった野菜です。ただし、花と言っても一般的な「お花」ではありません。ブロッコリーの小さなツブツブが、実は花が咲く前の蕾で、蕾の部分を食べていることになります。

ブロッコリーの歴史

ブロッコリーはヨーロッパ生まれです。キャベツの仲間であるケールがもとに品種改良が進められました。明治の初めころに日本に伝わっていましたが、当初はあまり人気がありませんでした。1980年ころになると、徐々に栽培が広がっていき、近年、高い栄養価があることがわかり、非常に人気の野菜になりました。現在では日本各地で栽培されるようになっています。

ブロッコリーの栄養

ブロッコリーは緑黄色野菜の仲間で、栄養価が非常に高い野菜です、特にビタミンCとβカロテンが豊富に含まれています。また、スルフォラファンと呼ばれる成分を含んでおり、このスルフォラファンはがんの抑制効果があると言われています。まだまだ研究が続いていますが、がん予防に期待したいですね。

ブロッコリーの栽培①:土づくり

連作は控える

ブロッコリーは連作をすると連作障害の出やすい野菜です。そのため、できれば2年間は間を開けて栽培するのが望ましいです。また、ブロッコリーだけでなく、同じアブラナ科のキャベツや白菜、チンゲンサイや小松菜などを栽培した後も控えるようにしましょう。

苦土石灰で酸度調整をする

ブロッコリーは酸度の強い土ではうまく育つことができません。そのため、苗を定植する2週間前までに苦土石灰をまき、土の酸度調整をしましょう。苦土石灰の量は1㎡あたり100gを目安にし、まいた後によく耕しましょう。

肥料をまく

畑の土の酸度調整ができたら、次に元肥として肥料をまきます。1㎡あたり1kgのたい肥と、50gの化成肥料をまきましょう。肥料をまいた後はよく耕します。定植直前に肥料をまくと、苗に悪影響が出るため、しっかりと計画を立て、定植の1週間前までに終わらせるようにしましょう。

畝の作り方

ブロッコリーは成長すると幅が広がりますので、株間を十分に取らなくてはなりません。そのため、畝も広めに作る必要があります。畝の幅は70~80cm、高さは10cmほどにします。畝と作ったら黒色のマルチを張ると、泥の跳ね返りが防げ病気予防になりますし、除草作業の手間を省き、肥料の流出を防ぐことができます。

ブロッコリーの栽培②:苗づくり(種まき)

種まきの時期

家庭菜園でブロッコリーを栽培する場合、種まきの時期は年に2回あります。2月~3月の冬から春に種をまくパターンと、7~8月の夏に種をまくパターンがあります。春にまくと5~6月頃に収穫でき、夏にまくと10~12月に収穫できます。寒い時期は苗を育てるために簡易温室などで保温が必要な場合もあります。

苗の作り方(育苗数が少ない場合)

ブロッコリーの苗の作り方はまず、9号のポリポットに市販の種まき用土をいれ、5~6粒の種をまきます。薄く土をかぶせ、しっかりと鎮圧をしましょう。種まき後に水やりをし、発芽するまで濡れた新聞紙で保湿をします。発芽し本葉が2~3枚になったら一番元気な株を残し間引きをします。

苗の作り方(育苗数が多い場合)

育苗する数が多い場合は、セルトレイを使って育苗しましょう。作り方はまず、72穴のセルトレイを用意し、市販の種まき用土をしっかりと詰めます。種まき前にたっぷりと水やりをし、用土に水分を含ませます。1穴に2~3粒の種をまき、土をかぶせしっかりと鎮圧をしましょう。種まきをしたら改めて水やりをし、新聞紙で保湿し発芽を待ちます。発芽し、本葉が2~3枚になったら1株を残して間引きしましょう。

元気な苗の作り方

野菜作りの世界では「苗半作」という言葉があるように、苗の出来が野菜の出来の半分をしめると考えられるほど苗づくりは重要です。ブロッコリーの元気な苗の作り方のポイントは水やりです。朝に水やりをし、余分な水分は流れるようにポットやセルトレイはすのこなどの上に置くようにしましょう。夕方以降に水やりをすると徒長の原因となるため注意が必要です。

ブロッコリーの栽培③:苗の定植

本葉4~6枚で定植する

苗を育て、本葉が4~6枚になったら定植します。定植の前に苗に一度、十分な水やりをするのが畑の土と苗を早く活着させるコツです。そして、ポットの大きさに合わせて穴を掘り、ポットから出した苗を入れて土をしっかりと密着させます。この時にポットから抜いた土の形を崩さないように丁寧に扱いましょう。

株間は45cmで定植する

畑にブロッコリーを定植する場合は、株間を45cmにしましょう。ブロッコリーは成長すると横に広がるため、株間が狭いと十分に成長することができません。また、2条で植え付ける場合は、条間は同じく45cm開けて定植するようにしましょう。

プランター栽培での株間

プランターでブロッコリーを栽培する場合も、なるべく株間を広く取りたいですが、現実的ではありません。そこで、20~25cm程度の株間にして植え付けましょう。株間が狭い分、畑で栽培するより大きくなりませんが、十分に食べられるサイズまでは成長してくれます。

防虫ネットをかぶせる

アブラナ科の仲間であるブロッコリーはアオムシの大好物です。そのため、定植したらすぐに防虫ネットを張り、蝶々がブロッコリーに卵を産み付けられないように予防をしましょう。畝の幅に合わせた支柱と防虫ネットを用意し隙間がないようにしっかりと被せましょう。隙間があるとせっかくの防虫ネットが台無しになってしまうため気を付けましょう。

ブロッコリーの栽培④:追肥

1回目の追肥

定植から3週間ほどたったら1回目の追肥をします。1㎡あたり50gの化成肥料を、株の周りに一周させるようにまきます。追肥をしたら株本に土寄せをし株が倒れるのを防ぎましょう。風の強い地域や、砂の多い畑では土寄せでは不十分な場合があるので、支柱を立てるとより安心できます。

2回目の追肥

ブロッコリーが成長し、花蕾が見え始めたころの2回目の追肥を行います。1回目と同じように1㎡あたり50gの化成肥料をまきましょう。花蕾をつけるためにエネルギーが必要となりますので、しっかりと追肥することが大切になります。

ブロッコリーの栽培⑤:病害虫対策

ブロッコリーにつきやすい害虫

ブロッコリーにつきやすい害虫としては、アオムシ、ヨトウムシ、コナガが挙げられます。特にアブラナ科の天敵であるアオムシは非常によくついてしまいます。いずれの害虫も、見つけ次第捕殺しましょう。苗が小さいうちに成長店を食べられてしまうとその後大きくなりません。そのため、定植と同時に防虫ネットを張るのが一番効果があります。

ブロッコリーがかかりやすい病気

ブロッコリーは比較的病気に強い野菜ですが、時として病気にかかってしまうこともあります。特にアブラナ科に発生しやすい軟腐病が発症しやすいです。軟腐病は高温多湿が続くと発生しやすくなります。マルチを張って泥跳ねを防ぐようにしましょう。また、傷口から細菌が入りやすいため、定植時に傷をつけないように気を付けましょう。万が一発症した場合は、株を抜き取って畑の外で廃棄します。

ブロッコリーの栽培⑥:収穫

頂花蕾と側花蕾

ブロッコリーが成長すると、株の頂点にできる蕾のことを花蕾と言い、一般的なブロッコリーの可食部となります。この頂花蕾を収穫した後に脇芽として成長する部分を側花蕾と言います。頂花蕾だけを収穫する場合と、両方を収穫する場合があります。最近では側花蕾がよく育つ品種も開発されています。

頂花蕾を収穫

花蕾が成長し、15~20cmほどに成長したら収穫の時期が到来です。頂花蕾だけを収穫する場合は、20cmより少し大きくなってから収穫しても大丈夫です。蕾と蕾の間に隙間ができる前に収穫をしましょう。包丁で茎を切ると簡単に収穫することができます。側花蕾を収穫する場合は、頂花蕾収穫後に3回目の追肥を行いましょう。

側花蕾を収穫

頂花蕾を収穫すると、次第に脇芽が伸びてきます。そのまま成長させると小さな花蕾ができてきます。より多くの側花蕾を収穫するためには、頂花蕾を収穫する際になるべく上の方でカットすることです。そうすることで脇芽が沢山残り、成長して側花蕾となってくれます。側花蕾は1つ1つが小さいですので、ピンポン玉くらいになったら収穫しましょう。

ブロッコリー栽培のコツ

品種選び

ブロッコリーの栽培は年に2回できますが、春にまく場合と、夏にまく場合で、適した品種が違うため注意しましょう。それぞれ耐寒性のある品種と、耐暑性のある品種があるため、種子を購入する際はしっかりと確認しましょう。また、側花蕾ができやすい品種もあるため、沢山収穫したい方はそのような品種を選びましょう。ブロッコリー栽培はスペースを取るため、側花蕾を含めて長く収穫を楽しむのがおすすめです。

土寄せをしっかりとする

ブロッコリーは意外と背丈が高くなる野菜です。そして花蕾が成長し重心が高くなっていきます。ブロッコリーの栽培には、土寄せや支柱は不必要に感じる方も多いかもしれませんが、大きく育った花蕾を支えるためにもしっかりとした土寄せや支柱の設置が必要となります。せっかく成長したブロッコリーが倒れてしまっては元も子もありません。特に冬は風も強くなるため、ダブルで対策するのが効果的です。

まとめ

以上、ブロッコリーの育て方について紹介しました。ブロッコリーは家庭菜園でも簡単に栽培出来て、実は複数回収穫できる野菜です。うまく側花蕾を育てれば美味しいブロッコリーを何度も楽しめます。栄養価も高くて美味しいブロッコリーを、家庭菜園でもぜひ栽培してみて下さいね。

ブロッコリーが気になる方はこちらもチェック!

今回はブロッコリーの家庭菜園での育て方についてご紹介しましたが、その他にも様々な野菜の育て方や作り方などに関して、詳しく紹介した記事が沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

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