カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例8選
屋内外問わず、さまざまなシーンで使える便利収納として人気のカラーボックスは、DIYで欠かせないアイテムでもあります。最近では、収納付きベンチとしてリメイクすることも流行っており、その活用方法は幅広く、クッション付きスツールや背もたれ付きチェストとしてリメイクすることも可能です。ここでは、カラーボックスをDIYで収納付きベンチにリメイクする技を8選ご紹介いたします。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例①
簡易背もたれ付きベンチ
カラーボックスに背もたれをDIYで取り付けようとすると、強度や安全性など専門的な知識と技術が必要です。誰でも簡単にカラーボックスを背もたれ付きベンチにアレンジする方法として、壁とクッションを有効活用した例が実践しやすいでしょう。見た目もスッキリして、シンプルで可愛い背もたれ付きベンチを作ることができます。カラーボックスを横に傾けて設置するだけなので、三段ボックスでも二段目ボックスでも活用可能です。
背もたれの簡単な作り方
まず、カラーボックスを収納口部分が見えるように横に傾けてください。次に、人が座る面にクッションを敷きたいのですが、その前に強度を高める工夫としてクッションに合板を取り付けます。合板の木目でケガをするといけなので、クッションと合板をカバーで包み込みましょう。クッションとカバーで包んだ合板は、ネジを使って直接カラーボックスに締め付けます、一体化させた方がより安定感が増します。背もたれ代わりのクッションを置くために、壁際にベンチを設置しましょう。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例②
古着を利用したオシャレスツール
ジーンズなど履かなくなった衣類と、カラーボックスがあれば、オシャレなスツールが作成可能です。古着を有効活用できるだけでなく、世界に1つしかない自分だけのオリジナルスツールが作れてしまうので一石二鳥です。使う材料はカラーボックスなので、側面にできた空間は収納スペースとしても役立ちます。製作費も1,000以内に収めることができますので、コスパ的にも最高ですね。
簡単な作り方
小さな子供が腰かける用のスツールでしたら、表面の素材となる古着を直接ボンドなどで接着して、その上に座布団などのクッションを敷けば完成です。大人が座る場合は、やはり強度が心配なのでクッションとカラーボックスの間に合板を1枚挟んで、衝撃を分散させましょう。合板の取り付け方が難しく感じる方は、収納スペースの空間に突っ張り棒を立たせておくことをおすすめします、強度は少なからず上昇します。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例③
簡易蓋つきチェストベンチ
蓋つきのチェストベンチなら、中の物が完全に隠れるので、見た目はさらにスッキリとした印象になります。子供のおもちゃ入れや雑貨などジャンルがバラバラなアイテムを、まとめて収納しておくのに役立つでしょう。蝶番(ちょうばん)と呼ばれる蓋とカラーボックスをつなぎ合わせる金具を使わないので、難しい作業も少なくDIY初心者の方でも、比較的気軽に作れてしまうのもメリットです。
簡単な作り方
二段もしくは三段ボックスの収納スペースを横ではなく、真上にあおむけで寝かせるように置きます。このままでは人が座るところが無くなってしまうので、収納スペースの穴を閉じるように上から合板をかぶせます。大事なポイントは、フタ兼ベンチとなる合板がズレ落ちないように、スベリ止めやスベリ防止の突起をフタ裏に設置するようにしましょう。また蓋がカラーボックスからはみ出ると、ぶつかった時にケガをする危険もあるのでサイズもしっかり計測して下さい。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例④
蓋付きチェストベンチ【蝶番つき】
蝶番という金具を使えば、見た目はカラーボックスには見えなくなり、店頭で販売されているような本格的な収納ボックスに早変わりです。取り外し可能な蓋と違い、開け閉めが非常に楽なので頻繁に使用する道具入れに最適です。蝶番の取り付け方に難しいイメージを抱いており、蝶番の扱いに苦手意識がある方も多くいますが、実際に付けてみると案外簡単にDIYできるのでチャレンジしてみて下さい。
簡単な作り方
一見すると設置が難しそうな蝶番ですが、取り付けの行程はいたってシンプルです。カラーボックスと蓋となる合板を、蝶番を使ってネジで固定してつなぎ合わせるだけです。注意したいのは、蝶番をつける作業よりも、蓋なる合板のサイズをカラーボックスと同一サイズになるようにカットすることです。少しでもはみ出てしまうと、見てくれも悪く安全面にも不安が生じます。完全にぴったりサイズにカット出来ないときは、クッションを活用して飛び出した部分をカバーしましょう。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例⑤
蓋付きチェストベンチ【横型】
もともと開閉可能な状態で販売されている蓋付きカラーボックスを用いれば、簡単に蓋付きチェストベンチが作れます。横開閉式がほとんどなので、座ったときに取っ手が邪魔にならないタイプのカラーボックスを選びましょう。金具の取り付けや蓋のサイズ計測など、面倒な作業を省くことができるのでDIY初心者さんにもおすすめです。安定感と通気性を向上させるために、カラーボックスの底に脚を取り付けてあげると、機能面の向上はもちろん見た目も可愛らしくなります。
簡単な作り方
蓋付きのカラーボックスを横に寝かして、床に設置するだけです。初めから横置きに設計されたカラーボックスなら、そのままの状態でチェストベンチにDIYすることも可能です。子どもや女性だけが腰かける程度の使用範囲なら、座る面にクッションを敷くだけで良いかもしれませんが、心配なら合板を取り付けて補強することをおすすめします。補強するときは、合板の木目で手を怪我しないようにヤスリがけや塗装、カバーを取り付けるなどの工夫を加えましょう。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例⑥
ローラー付き収納スツール
カラーボックスを収納つきベンチにリメイクするDIYに加えて、ローラー(キャスター)を取り付ければ移動式スツールにもなります。ローラーをつけることで、部屋から部屋への移動が気軽にできますし、重量のある荷物を入れたとしても持ち運びに生じる負担が軽減します。ローラーはホームセンターで1個200円ほどで販売されていますので、設置費用はそこまで高くはなりません。
簡単な作り方
まずは、カラーボックスの四つ角に設置するためのローラーを用意します。二段ボックスであれば4つで構いませんが、三段ボックスを使う場合や中に入れる物が重くなると想定されるときは、四つ角に加えて中央にも2つつけたいので合計6つのキャスターを用意しましょう。ローラーはネジで固定するだけで簡単に取り付けることができます、カラーボックスの素材は合板なので、ネジを締め付けるさいに板が割れないように気を付けましょう。電動ドライバーではなく手動で締めることをおすすめします。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例⑦
収納部分に垂れ幕をつける
「中がむき出しになった収納カラーボックスは嫌だけど、開閉式にするのも難しそう。」このように感じられる方は、収納スペースに布で垂れ幕を付けてあげることで、簡単に気になる点が解消します。生地を被せるだけなので、デザインや色柄などのチョイスの幅が広がり、自由な発想で楽しみながら垂れ幕をつけることができるでしょう。とても簡単に作れるので是非試されてみてください。
簡単な作り方
垂れ幕を外れないようにしっかり固定するには、座る部分に取り付ける合板(補強の為)とカラーボックスの間のすき間に、忍び込ませるように布を入れ込めば幕がズレ落ちることはありません。合板で補強しないのであれば、簡単な作り方としてボンドで直接接着する方法がおすすめです。釘や画びょうでも貼り付けることは出来ますが、突起部分が危険な点と打ち付ける行程で板が割れる恐れがあるので、安全なボンドを使うようにしましょう。
カラーボックスをベンチに!リメイク&作成例⑧
レンガ造り風にDIY
シール壁紙を使えば単色だったカラーボックスが、あっという間にレンガ造り風などのアンティーク感あふれる姿になります。レンガは一例ですが、ほかにも草原の絵だったりビーチと太陽が描かれたシール壁紙を使えば、お部屋の雰囲気は一瞬にして明るくなるでしょう。ちょっとした一手間をかけてあげるだけで、驚くべく変貌をとげることができるシール壁紙は、遊び心を表現したい方におすすめのアイテムです。
簡単な作り方
お好きな柄のシール壁紙を用意したら、カラーボックスの形に合わせて丁寧に張り合わせていくだけです。シール壁紙は安いものでは100円代から購入可能で、高い商品になると2,000円くらいすることもあります。中には立体的なレンガの凸凹を表したシール壁紙もあり、良質であればホンモノのレンガのように錯覚して見えます。リアルな質感を上手くカラーボックスに張り付けて、家に招いた友人を驚かせてみてはいかがでしょうか。
【番外編①】一段ボックスで作るオットマン
三段ボックスを使って作る収納ベンチの紹介をしてきましたが、あえて三段ボックスを使わないアイデア収納としてオットマンがあります。作り方は蓋付きチェストベンチと同じですが、材料に使用するカラーボックスを三段ボックスから一段に変えるだけです。使用目的は足を置くためのオットマンなので、補強も必要なく簡単に作ることができます。
【番外編②】三段ボックスで作るベッド
三段ボックスで作る収納付きベンチの作り方を応用すれば、大人が寝れるシングルサイズ級のベッドすら作ることができます。三段ボックスを並べただけでは通気性が良くないので、ボックスの上にすのこを挟むようにしましょう。強度については明確な値を計ることが難しいので、ご自身で横になってみて観察してみるのが一番理解が早いかもしれません。DIYで作られる場合は自己責任で取り組んでください。
まとめ
家のどこかに使わなくなって眠っているカラーボックスがある方は、この機会にベンチとして活用できるアイテムに復活させてみてはいかがでしょうか。簡易的な収納機能付きベンチなら簡単に作れます。少しだけ手間をかけてあげれば、お店で売られていても違和感のないレベルのオシャレなベンチに生まれ変わらせることも実現可能です。費用も少なく抑えられるので、気軽に本格的なDIYを楽しみたい方にカラーボックスベンチはおすすめです。
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