カラーボックスの収納
収納に欠かせないカラーボックス
カラーボックスは価格が安くて使い勝手のよいことから、どのお家でも1台はあるはずです。さまざまなメーカーから販売されているカラーボックスは、素材やサイズもいろいろあります。ですがどのカラーボックスであっても、軽量でほどよいサイズ感をしていて、扱いやすいというのが共通認識ではないでしょうか。このカラーボックスを大いに活用し、おしゃれにもっと便利な収納アイテムになるようリメイクする方法があります。
カラーボックスは見た目が寂しくなりがち
カラーボックスは扱いやすく使い勝手のよさがメリットではあるものの、価格が安いこともあって家具としては寂しくなりがちです。そのためインテリアにこだわっておしゃれさを追求していると、カラーボックスは便利だと分かっていても置きづらい場合があるかもしれません。手の込んだインテリアほど、シンプルなカラーボックスはチープに見えてしまいます。おしゃれなカラーボックスであれば、気にすることなく置くことが可能です。
しっかりとした収納家具にはならないカラーボックス
説明するまでもありませんが、カラーボックスはボックスの中に棚があるだけの構造です。その棚へただ物を収納するだけの目的で使用するのが普通でしょう。でもその状態だと、収納している物が外から丸見えになりますし、ホコリなどがたまってしまいます。来客の際には恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。こういったことからカラーボックスは物を収納できますが、しっかりとした家具にはなりません。
カラーボックスをリメイクでおしゃれな家具にする
見た目が寂しい、収納物が丸見えでホコリがたまりやすいなど、カラーボックスのデメリットを解説しました。実はこれらは簡単に解決できます。DIYによりリメイクすることで、おしゃれなしっかりとした家具に変身させられるのです。リメイクについての詳細は、次項以降の事例集でご紹介していきます。カラーボックスを使いたくもデメリットなどの問題で見送っていた人は、これから活用できるようになることでしょう。
簡単にできるカラーボックスのリメイク
DIYについてよく分からない人は、リメイクなんて難しいことだと思うかもしれません。でもカラーボックスのリメイクDIYは簡単です。手先が器用でない人でもスムーズにおこなえます。重要なのは作業自体よりもアイデアです。どの材料をどうやって組み合わせるのかということが分かれば、誰でもリメイクできます。次項以降の事例集を参考にして、自分にとっておしゃれで使い勝手のよいカラーボックスに仕上げてください。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例①リビング
カラーボックスでソファの背面を活用する
リビングに置くソファーは大きなサイズの場合が多いです。基本的にソファーの背面は何もないので、サイズが大きいほど無駄なスペースが生まれてしまいます。そこへカラーボックスを並べれば、無駄にしたままにしがちなソファーの背面を収納にすることが可能です。棚に直接物を置かず、ボックスに入れて収納すれば中身を隠せますし、引き出しのように使えます。
収納ボックスとカラーボックスを組み合わせる
収納ボックスに物を仕舞って、それをカラーボックスへおさめるというアイデアになります。収納ボックスは100均ショップに100円(2018/5/24時点の価格)で販売されているものがおすすめです。カラーボックスに塗装をほどこすリメイクをすれば、どんなリビングのテイストにもあわせられることでしょう。オイルやワックスを使うとアンティーク感を演出できます。
カラーボックスに扉を取り付ける
リビングは家族がくつろぐ場所です。来客があった際にもお客さんを招く場所になります。そのためリビングの収納は、なるべく中身が見えないように隠した方が落ち着けるはずです。カラーボックスはそのままだと中身が丸見えなので、扉を取り付けて中身を隠してしまいましょう。コンクリートパネルなどをDIYで簡単に取り付けることが可能です。そしてリメイクシートを貼れば、おしゃれに仕上がります。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例②テレビ台
カラーボックスをテレビ台にする
リビングに設置したカラーボックスの上へテレビをのせれば、収納スペースを持ったテレビ台になります。リビングにあるテレビは家族が利用するため、大きめサイズを遠くに置くことになるでしょう。なので高い位置にあった方が見やすくなります。カラーボックス1つだけだと低い場合には、2つ重ねるとちょうど良い高さになることが多いです。
テレビ台に収納する物を考える
リビングのテレビは複数人が利用することから、テレビ台にしたカラーボックスは共有になります。みんなが適当に収納し、あまり派手な物を入れたりゴチャゴチャしていたりすると、テレビ画面よりも目立ってしまい目障りになるものです。そのため落ち着きのある物をテレビ台に収納するようにしましょう。テレビ台を収納スペースにする場合は、中身が見えないようにリメイクするのもおすすめです。
リビングのテレビ台には扉付きカラーボックスが最適
リビングのテレビ台まわりは物が多くなりがちです。それらの収納に適しているのがカラーボックスで、直接テレビ台として活用していなくても、近くに置いておけば便利に利用できます。中身が丸見えだと上記で説明したような問題も起きることから、扉付きのカラーボックスが最適です。もともと扉付きのタイプを購入するか、余裕があるならDIYで扉を取り付けるのがよいでしょう。
カラーボックスに天板をのせたテレビ台
カラーボックスを横向きに置いて、その上へテレビをのせればテレビ台になるとこの項の最初に説明しました。でもカラーボックスだけだとリビングのテレビ台として寂しい場合には、大きな天板をのせてみてください。それだけでもちゃんとしたテレビ台に変わります。さらに観葉植物を上手に配置することで、カラーボックスを使っているとは思えないおしゃれなインテリアにすることが可能です。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例③キッチン
キッチンの天井にカラーボックスを取り付ける
キッチンは必要な物がたくさんあるにも関わらず狭い空間です。そのため収納を増やせるとしても、カラーボックスを置くことはなかなか難しい場合もあるでしょう。それなら無駄になっているキッチンの天井スペースを活用するのがおすすめです。まずカラーボックスに扉を取り付けてください。そしてL字金具などを使えば、意外と簡単に天井へ設置できます。
カラーボックスの裏側をおしゃれにする
キッチンにカラーボックスを置くスペースがあれば、キッチンカウンターを簡単にDIY可能です。収納がある側はキッチンを向くので、裏側がダイニングに向いてしまいインテリア的に問題がでてきてしまいます。でもカラーボックスの裏側をおしゃれに加工することで解決できるのです。黒板シートや黒板塗料を使えば、チョークで描いて消せます。毎日メニューを書いておくと家族のテンションも上がるはずです。
キッチンの収納物を扉で隠す
キッチンにある物の多くは、収納している状態が見えると生活感が出てしまうものばかりで、おしゃれなインテリア的によくありません。なのでカラーボックスの収納側がキッチンではなく、ダイニングに向いている場合には、扉を取り付けるなどして中身が見えないように隠してしまいましょう。これで気兼ねなくキッチン用品をカラーボックスへ収納できます。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例④パントリー
色合いに気をつけて無機質なパントリーにする
パントリーはキッチン用品や食品を置いておく場所で、ゴチャゴチャしてしまいがちです。人に見られる場所ではないため、おしゃれなインテリアにあまりこだわる必要性はありません。ですがすっきりとしていれば過ごしやすくなります。加えて無機質な雰囲気にすると清潔感が出て、掃除もこまめにおこなう気になるはずです。白のカラーボッックスに、白または黒の収納ボックスを組み合わせると実現できます。
狭いパントリーにあると便利なカラーボックス
普通のパントリーは狭いので、なるべく効率よく収納したいことでしょう。それにはやはりカラーボックスが最適です。事例の画像では向かって左下に置かれているのがカラーボックスになります。数が少なくても収納量の多いカラーボックスは重宝すること間違いなしです。扉付きならホコリやゴミがたまる心配もありません。
カラーボックスの高さを最大限に活用する
パントリーとしてのお部屋がない場合は、キッチン近くの押入れなどをパントリーとして利用できます。普通のパントリーよりもさらに狭い空間ですが、カラーボックスを活用すれば多くの物が収納可能です。カラーボックスの棚は高さを活かせます。天板部分にも物を置いて高さを最大限に活用し、無駄なく収納してください。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑤ダイニング
カラーボックスを引き出し収納にする
キッチンカウンターの下も収納スペースとして活用できます。カラーボックスを横向きに並べるだけで、一段の収納棚のできあがりです。収納側がダイニングに向いているなら、中身を隠すのがよいでしょう。扉付きでは不便な場合、取っ手付きの収納ボックスを入れれば、引き出し収納になります。
カラーボックスをカラフルな引き出し収納にする
上記事例のカラーボックスを活用した引き出し収納は、収納ボックスを白で統一してシックなおしゃれさを演出していました。この収納ボックスをカラフルにするだけで、ポップな印象を与えることが可能です。ダイニングのインテリアにあわせて、引き出し部分の色合いを変えてみてください。
収納ボックスで変わるカラーボックスの引き出し収納
カラーボックスに入れる収納ボックスの色合いしだいで、DIYで自作した引き出し収納は、ダイニングのインテリアにマッチさせられることが分かりました。色合いだけでなく、素材を変えると印象は大きく変わります。ナチュラルな雰囲気を演出したい場合には、木製の収納ボックスを使った引き出し収納にするのがおすすめです。
カラーボックスでダイニングテーブルをDIYする
1人または2人暮らしなど、ダイニングテーブルが狭くても問題がない場合には、カラーボックスでDIYできます。カラーボックスを脚にして天板をのせ、金具やネジなどで固定するだけです。このダイニングテーブルも色合いしだいでおしゃれに仕上げられます。ダイニングのインテリアにマッチする塗装をほどこしましょう。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑥共有部屋
カラーボックスの扉にラベルを付ける
家族の共有スペースはリビング以外にもあります。そういった場所で収納に扉付きのカラーボックスを使っている場合は、扉が閉まったままでも何が収納されているのか分かると便利です。家族の誰もが迷わずに、収納と取り出しをおこなえるようになります。そうするために扉へラベルを取り付けましょう。収納物の種類を簡単に書いておくと分かりやすくできます。
空間にあわせてカラーボックスを配置する
ロフトの階段下など、特殊な形で無駄なスペースが生まれてしまう場所があります。カラーボックスは複数個を組み合わせることができるため、この事例のように空間にあわせることが可能です。大きな収納家具は設置できない場所へカラーボックスを置けば、お家の中の収納を効率よく増やせます。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑦クローゼット
収納しやすいクローゼットにする
クローゼットの収納を最大限に活用するならカラーボックスは必須です。突っ張り棒のハンガー部分へは洋服をかけますが、その下部分を無駄にしている人は多いことでしょう。そこへカラーボックスを置くだけで、収納量が大幅に増えたクローゼットへと変えられます。
カラーボックスでクローゼットをDIYする
簡単なクローゼットならカラーボックスでDIYできます。1つのクローゼットは、段ごとに何を収納するのか決めておいてそのまま使用します。もう1つのクローゼットは棚板をすべて取り除き、上部へ突っ張り棒を張って洋服を掛けられるようにしてください。この2つのパターンのクローゼットを必要に応じて増やしていきます。
カラーボックスを土台に大きなクローゼットを作る
カラーボックスを土台にして、SPF材などで拡張すれば大きなクローゼットをDIYできます。強度が弱いと倒壊の恐れがあるため、各接合箇所はしっかりとネジどめしてください。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑧子供部屋
カラーボックスで子供部屋もすっきりインテリア
散らかりやすい子供部屋もカラーボックスを活用できます。収納ボックスを入れて引き出しタイプにすると、中身を隠せる上に子供が収納と取り出しを簡単におこなえるようになるでしょう。
色違いの引き出しで片付けやすくなる
収納ボックスをカラーボックスに入れて、引き出しタイプにするのが子供部屋にあっています。その収納ボックスを色違いにすると、色ごとに片付ける物を決められて便利です。
子供部屋のクローゼットもカラーボックスで作る
上項で解説したように、カラーボックスでクローゼットをDIYできます。子供部屋のクローゼットにも最適です。洋服を掛けるスペースは、カラーボックスの内側以外にも作れます。カラーボックスを離して置き、その間に突っ張り棒を張る方法もおすすめです。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑨個室
リメイクシートで男前デザインにする
かっこいい男前インテリアの個室などでカラーボックスを使う場合、そのテイストにあわせたいことでしょう。カラーボックスに入れる収納ボックスへ、リメイクシートを貼ると実現することが可能です。
高級感のある引き出しをセットする
カラーボックスに高級感のある収納ボックスを引き出しとしてセットすれば、カラーボックスとは思えない収納家具に生まれ変わります。さらにグレードをアップさせるなら、塗装をほどこしてください。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑩アトリエ
収納と実用を兼ね備えた作業台を作る
カラーボックスを脚にして天板をのせれば、テーブルがDIYできると先項で解説した通りです。アトリエにある作業台も同じように自作できます。広くて実用性があり収納量が多いという、使い勝手のよい作業台に仕上げることが可能です。
作業机もカラーボックスでDIYする
テーブルや作業台の他に、作業机もカラーボックスでDIYできます。カラーボックスの収納スペースを内側と外側のどちらへ向けるかで使い勝手が変わってくるため、自分が便利だと感じる方を選んでください。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑪寝室
寝室で便利に使えるカラーボックス
寝室のベッドまわりは意外と物が多くあります。寝室にあるアイテムを収納するのに、カラーボックスがちょうどよいです。枕付近に収納スペースがあると、本やライトなどを置けます。また、寝室は自分好みのディスプレイがあると気持ちが落ち着き、よく休めるようになるはずです。カラーボックスは寝室のディスプレイスペースにも役立ちます。
寝室のベッドテーブルに最適なカラーボックス
寝室にはベッドテーブルやナイトテーブルがあると便利です。この寝室のテーブルにカラーボックスが最適で、サイズ感も多くの寝室に適していることでしょう。それと寝室は布団やベッドによってホコリがたまりやすいです。カラーボックスに扉を取り付けた方が掃除は楽になります。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑫押入れ
カラーボックスで押入れを物置にする
押入れはもともとたくさん収納できる場所ですが、カラーボックスを上手に使うと効率よくさらに収納量を増やせます。収納ボックスも組み合わせて物置並みの収納ができる押入れに仕上げ、お家の生活スペースをもっと広くしましょう。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例⑬いろいろな場所
場所を問わずに使えるカラーボックス
カラーボックスに扉を取り付ければ中身が外から見えないので、どの場所に置いても目障りでなくなります。リメイクシートを貼ればこの事例のようにおしゃれに仕上げることが可能です。カラーボックスを場所ごとのインテリアにあわせた見た目にリメイクしてみてください。
カラーボックスの収納アイデアDIY事例/まとめ
カラーボックスを使ったおしゃれな収納アイデアを、場所別にDIY事例集としてご紹介してきました。カラーボックスは扱いやすい収納アイテムです。どの場所でも使い勝手のよい収納として活用できます。収納ボックスを入れて引き出しタイプにしたり扉を取り付けたりして、中身を隠すことも可能です。おしゃれなリメイクをほどこして、各所で便利に活用しましょう。
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今回はカラーボックスの収納アイデアについて解説しましたが、カラーボックスのDIYについてもっと詳しく知りたい、他の収納DIYが気になるという方は、下記のリンク記事を読んでみてください。
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