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屋根裏収納ってどう?リフォーム前に気になる魅力と活用アイデア術を解説!

屋根裏収納はアイデア次第で幅広い活用方法が期待できます。天井の小屋裏空間をリフォームして、好きな形にDIYすればオリジナリティ溢れた素敵な小部屋を作り出すことができるでしょう。この記事では屋根裏収納のメリット・デメリットと、注意点とオススメの使い方をご紹介。
2020年8月27日
sakakibara-tetuji
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屋根裏収納のメリット

屋根裏部屋(小屋裏)と言えば、どのようなイメージを思い浮かべますか。子供の秘密基地にしたり、年々嵩張る荷物の収納スペースにしたり、使用目的は多種多様です。屋根裏収納など、小屋裏に空間を作ることのメリットを確認してみましょう。

屋根裏収納のメリット①荷物を安全に保管

長く住んでいると、どうしても増えてしまう荷物。家の中の収納がいっぱいになってしまったら、庭に倉庫を設置するか、断捨離して物を捨てる他ありません。大事な物だから簡単には捨てられないし、外の物置だとセキュリティ対策や、雨風による劣化も心配です。そんなとき活用していきたいのが屋根裏収納です。大事な所有物を外気から守り、安全に保管しておくことができます。

屋根裏収納のメリット②趣味の部屋

小屋裏の断熱処理を正しく行えば、人が中に入って、読書や映画鑑賞など趣味の時間を過ごせる空間に作り上げることができます。休日や子供が寝静まったあとに、誰にも邪魔されない自分だけの小部屋で、趣味の世界に没頭できるのも屋根裏の魅力です。童心に帰って、思いつくまま小屋裏を自分好みにカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。

屋根裏収納のメリット③仕事場

平米も天井の高さも、直下の部屋と比べると半分ほどしかないのが小屋裏の特徴です。天井が低い部屋では、人の視線は一定のヶ所へ向けられやすくなり、作業の集中力が増すと言われています。勉強をしたり、事務的な仕事をされる方は、小屋裏部屋が仕事環境としても活用できるかもしれません。第二の仕事場として、小屋裏を有効活用してみてはいかがでしょうか?

屋根裏収納のメリット④子供の遊び場

屋根裏をおもちゃの収納スペースにして、子供の遊び場として活用する方法もあります。屋根裏特有の秘密基地のような雰囲気で遊べば、子供の遊び心に火がともり、これまで以上に創造力が掻き立てられるかもしれません。安全確認をしっかり行えば、子供が楽しめる小屋裏を作り出すことも可能です。

屋根裏収納のデメリット

屋根裏収納は良いイメージばかりではありません。リフォーム前に、きちんとデメリットについても理解しておかないと、あとになって悪い部分が大きく目についてしまうこともあるでしょう。ここからは、屋根裏収納のデメリットについて解説していきます。

屋根裏収納のデメリット①暑さ問題

屋根の機能は、雨風から家を守るためだけではなく、家の中の温度を涼しく保つ断熱材としての役割も果たします。ということは、小屋裏の中は物凄い高温にさらされていることが分かります。保管しておく所有物が、湿気や熱に弱い物であれば、長期保管しておくことで傷んでしまうリスクも生じます。対策としては、断熱材、空調、換気扇、などの処置すれば快適に過ごせるようになります。特に断熱材は必須ともいえる処置でしょう。


屋根裏収納のデメリット②荷物の出し入れ

屋内にある押し入れやクローゼットと比べると、比較的広いスペースを持つ屋根裏収納。スノーボードやゴルフバッグ、使わなくなったベッドなど、普通の物置にはしまいにくい大きな物を保管したいと思う人も多いでしょう。しかし屋根裏の入り口は大人1人が出入りするだけでギリギリのサイズしかなく、取り付ける階段も簡易的なタイプなので、重くて大きい物を運ぶのは苦労します。危険も伴うので細心の注意を心がけてください。

屋根裏収納のデメリット③費用

屋根裏収納を増築するなど新たに発生するリフォーム費用や、空調や照明などの電気代など、継続して快適に使い続けるには、設置費と維持費がかかることも視野に入れておかなければなりません。またシンプルな収納場所として使っている場合でも、定期的な掃除や換気もしなければいけないので、年齢を重ねた頃の自分の体力が追いついていけるかなど、長期的な計画で設計を考える必要も出てきます。

屋根裏収納のリフォーム費用

広さ6畳のリフォーム価格の相場(2019/3/21現在)

開口・ハシゴ設置 10万円前後
床工事 12万円前後
換気扇設置 およそ3万円
窓取り付け 4万円~6万円
電源コンセント設置 2万円前後
開口の柵 3万円前後
平均相場 25万円~35万円


上記の工事内容は、全てセットで注文しなくてはならないルールはありません。開口だけプロに任せて、あとはDIYする場合は、リフォーム費用は10万円以内に収めることもできるでしょう。また、ハシゴの種類や断熱材の有無などでリフォーム費用は大きく変化していきます。

屋根裏収納のリフォーム工期

小屋裏スペースを使う目的を、収納メインの簡単なリフォームされる場合は、工期は2日から3日程度です。趣味の部屋にするなど、人が活動するための部屋にしたい場合は、1週間前後かかることを把握しておきましょう。断熱素材や床施工を自身でDIYされる場合は、さらに時間がかかることが予想されるでしょう。

屋根裏収納のアイデア活用術6選!

屋根裏収納のメリット・デメリット、リフォーム価格の相場など、増築前に注意しておきたい点は理解いただけましたでしょうか。ここからは実際に自分でDIYして楽しめる、屋根裏収納のアイデア活用術を紹介したいと思います。

屋根裏収納のアイデア活用術①書斎

小屋裏は天井の高さが140㎝と法律で定められているため、本棚をセットするにはちょうど良く、書斎にするにはぴったりの環境です。屋根裏収納のメリットでも説明したように、天井の低い部屋では集中力が高まるので、じっくり本を読みたい時は屋根裏部屋が大活躍するでしょう。

DIYするさいのポイント


本棚を四方に設置するだけなので、特別難しい作業はありません。入り口が狭いので、本棚は屋根裏部屋に入ってから組み立てるようにしましょう。壁に直接べニア板を打ちつけるなど、手作り本棚を作成すれば、さらに費用を抑えつつオリジナリティあふれる部屋にDIYすることができます。

屋根裏収納のアイデア活用術②クローゼット

季節ごとに着用頻度が減ってきた衣類を保管しておくのに、屋根裏収納は重宝します。メイン部屋のクローゼットにはよく着るお気に入りのアイテムを保管しておき、屋根裏には出番を控えたシーズン別の衣服を眠らせておくなど、用途別に合わせた活用法が期待できます。家族でシェアするファミリークローゼットにしても、十分屋根裏の機能を発揮できるかもしれませんね。

DIYするさいのポイント

角度が斜めになった天井を活かして、高さに合ったサイズの洋服掛けを設置することで、貴重なスペースをもれなく有効活用することができるでしょう。注意したい点は、屋根裏は夏になると湿気がこもりやすいくなるので、クローゼットにする場合は換気扇や窓の取り付けも併せて行うことをおすすめします。

屋根裏収納のアイデア活用術③ヨガルーム

読書や映画鑑賞など、静かに過ごす分には最適な天井裏ですが、もっとアクティブなことをしたい時はヨガがおすすめです。天井が低く大人は立って歩くことができないので、座ったまま汗をかくことができるヨガは、屋根裏でできる唯一の運動法でしょう。ドタバタ音を立ててしまうことも少ないため、下の階にいる人にも迷惑がかかりません。

DIYする際のポイント

室温40未満の暑い部屋で行うホットヨガという仕法の健康法があるくらいなので、ストイックに汗を流したのであれば断熱材はあえて使わずに、灼熱の中おもいきり体を刺激するのも良いかもしれません。ただし換気だけは施工していきたいので、窓や換気扇は設置した方が良いでしょう。

屋根裏収納のアイデア活用術④ペットの家

この機会に、屋根裏収納部屋まるまる1部屋を愛するペットの為に与えてみてはいかがでしょうか。特に猫は身軽で高いところや狭い空間が大好きですし、日頃の運動不足解消にも繋がります。3畳くらいの小規模な小屋裏なら、ペット専用の部屋にぴったりかもしれません。

DIYする際のポイント

壁に段差をつけてペットが昇り降りして遊べる遊具を設置したり、隠れられるミニハウスなど置いてみたり、普段の生活スペースでは設置できないことも屋根裏では自由なDIYが楽しめます。愛するペットの性格や年齢、飼っているペットの数などに合わせて、最適な遊び場を提供できるとよいですね。

屋根裏収納のアイデア活用術⑤暮らす

窓を多めに取り付けて、24時間換気扇や断熱材の取り付け工事も行えば、人が生活する部屋としても使えるケースがあります。このとき知っておきたい点は、天井の高さを140㎝以上にしたり登る際の階段を固定式の階段にすると、屋根裏ではなく「3階」という名称に切り替わると法律で定められています。3階になると固定資産税が発生してしまいますので、屋根裏スペースを生活の場とする場合は、求める快適さによって税金が関わることを理解しておきましょう。


屋根裏としてDIYするポイント

天井の高さを140㎝以下にして、階段は簡易ハシゴを使う場合は、追加の固定資産税はかかりません。その時意識したいDIYは、まずベッドの脚の高さを低くすることです。布団を敷いても良いのですが、やはり屋根裏は湿気が心配なので寝具はベッドにすべきです。ベッドすると今度は天井の低さが気になるので、ベッドは10センチ以下の脚を選ぶことで、腰をかけたさいに天井との距離感がちょうど良くなります。

3階部屋としてDIYするポイント

はしごではなく固定階段の設置工事を施せば、屋根裏ではなく3階の部屋あつかいになります。普通に立って歩くことができるので活用範囲がいっきに広がります。ただし天井が三角部屋であることには変わりないので、部屋の両角だけは突起を無くすことができません。なので家具を置くスペースを天井の低い位置に配置したり、頭をぶつけないために、ベッドは突起部分の下に置かないなど工夫が大事になってきます。

まとめ

屋根裏収納活用術といっても、使用目的によっては工事は広範囲変わっていきます。場合によっては税金も発生しますので、リフォーム前には最低限の情報を把握しておきましょう。また10年後20年後のライフスタイルも視野に入れて設計プランを考えないと、のちに空き部屋化してしまう恐れもあるので、やはり計画は大事だということを覚えておきましょう。

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