和室を洋風に変えるリフォームに挑戦!
和室をリフォームしたい理由は?
和室を洋風にリフォームしたいと考えている方は、年々増加傾向です。和室が古くさく感じてしまったり、他の洋風の部屋のインテリアにあわないなど、洋風インテリアが好きで全体の雰囲気を統一したいという理由の方が多いようですね。モダンな雰囲気やナチュラルテイストが好きで、和室とのミスマッチに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
メンテナンスが面倒なら洋室に
また、和室の畳や障子のメンテナンスが面倒な方は、洋室にリフォームするのがおすすめです。最近では親が高齢になって、段差をなくしたい方も多いようです。和室は畳の厚さの分だけフローリングの床の高さよりも高く、段差があります。
和室の段差解消のためのリフォーム
近年では段差のない和室も多く施工されていますが、昔に建てられた住宅の和室だと段差が多いです。ただ、段差を無くしたい場合は、難易度の高いリフォームの工事をしなければいけませんので、施工業者に相談・依頼することをおすすめします。
和室を自分でリフォームしたい!
自分で和室をリフォームできる範囲は?
和室をリフォームする機会は、めったにない貴重な機会です。せっかくなら自分でDIYしたいという方も多いのではないでしょうか?あまり費用をかけたくない、一部分だけリフォームに挑戦してみたい方にDIYはおすすめです。日常で自分が使う部屋はとことんこだわって作ると、毎日が楽しくなりそうですね。
自分でリフォームできる範囲は?
まず最初に「どのような部屋にしたいか?」という計画を立てます。本格的DIYのプロ並みの方からDIYの初心者さんまで、自分で和室をリフォームできるのはどこまでか?を考えることが重要です。壁塗り、天井貼り、壁紙張り、などは難易度が低いので挑戦してみるのがおすすめです。
畳を撤去するリフォームは工事が必要
畳を全て撤去してフローリングに張りかえるのは、本格的な工事が必要になります。知識や経験がある方以外は、施工業者に頼むことも検討しましょう。また、畳を処分するための費用が追加で必要になります。畳を処分する方法は自治体によって違いがありますので、お住いの自治体に確認が必要です。
本格的になるときは業者を頼りましょう
DIYで安くリフォームしたいと考えていても、和室の間取りを変更するくらいの大幅なリフォームは、施工業者に相談することがおすすめです。配線や配管にダメージを与えてしまうと、取り返しのつかない事態になってしまう恐れもあり、結局余計に費用がかかってしまうかもしれません。はずしてはいけない構造的に必要な部材にダメージを与えないように、リフォームをするときには注意が必要です。
和室のリフォームの具体的な計画
インテリア雑誌などでイメージ作り
それでは、自分でリフォームする部分を決定したら、次はもっと突き詰めた計画を立てます。統一感のあるインテリアにしたいなら、リフォームを始める前にきちんと準備するのが重要です。全体の雰囲気はどのようなテイストにするか、インターネットや雑誌をみて研究しましょう。雑誌を切り取ってコラージュしてレイアウトを確認すると、材料を購入するときにお店の人に相談しやすくなります。
リフォームを始める前の準備
事前に材料の計算をしておきましょう
リフォームしたい場所を、どこをどうするか?どのような材料が必要で、いくらくらい費用がかかるか、どのくらいの量の材料が必要かを計算しておくことが大事です。必要な工具も確認が必要です。このとき、一般的なリフォームにかかる費用の相場も調べておきましょう。リフォームは、相場がわからないとどんどん費用が大きくなってしまうことがあります。
始める前に自分で確認しましょう。
いざDIYを始めてから足りない材料があると、そこで中断してしまうことになります。中断してしまうと、集中力が途切れて面倒になってしまうかもしれませんので要注意です。
賃貸住宅の和室のリフォームはどうする?
現状復帰ができるような洋室にリフォーム
賃貸住宅の方は、退去時に現状復帰しなければいけない場合が多いです。こういう場合は、残念ながら制限がありますが、自分で少し和室をリフォームするだけでも雰囲気はぐっと変わります。
できる範囲を自分でリフォーム
例えば和室の襖を変えて、床にカーペットをひいて、照明を変えるだけでも洋室になります。モダンな雰囲気になれば和室には見えないでしょう。貼ってはがせる壁紙やひくだけでいいマットなど、自分で簡単に取り外すことができて傷が残らない方法でリフォームできないか検討します。
和室のリフォーム事例.1
和室を洋室にしたい!まずはフローリングから
和室のイメージといえば、一番に畳が思いつく方が多いのではないでしょうか?床が畳でなくなるというだけで、部屋のイメージが新しくモダンになります。和室の床のリフォーム事例は、フローリングで床を張りかえる、クッションフロアやカーペットをひくという方法があります。
和室の床をフローリングにリフォーム
本格的に和室をリフォームしたい方は、畳を完全に取り除く方法がおすすめです。床に根太をはり、その上に床板をのせていきます。大工仕事なので、経験がない方はサポートしてくれる人か施工業者に頼みましょう。
和室のリフォーム事例.2
畳の上にタイル状のフローリングをひいてモダンに
大変な工事はしたくないが、和室の畳から本物の木材のフローリングにリフォームしたいという方は、タイル状にカットされたフローリングをひくと、モダンな洋室へとイメージチェンジします。木材のパーツを並べていくだけでいいので、少しずつ施工できるというのが嬉しいポイントです。施工するときに大きな材料を持たなくていいので、重たいものを持つのが苦手な方でも大丈夫です。
簡単にDIYしたいなら、クッションフロア
クッションフロアは柔らかい素材でカットや施工が簡単なので、初めての人でも自分でDIYできるのが特徴です。費用が安くなり、様々なカラーバリエーションや模様があるので、好みのものを見つけやすいのがメリットです。ただし、ビニール製というところが好き嫌いがあるかもしれません。
お子さんやペットがいても安心のクッションフロア
昨日リビングにクッションフロアを敷きました。猫がラグ食べるからラグ捨てて、ラグなしでもしっくり来るように敷いたんだけど大満足:laughing:猫部屋と床の繋がりも良くなった。あとは早く猫部屋の天井や入り口の木目を色塗って元和室感なくしたい。襖リメイクもあともうちょっとで完成! pic.twitter.com/HuBXhimTWt
— yuiii@猫6匹 (@yy221126) February 20, 2018
マットに抗菌、抗カビ機能があるものを選べば、和室のリフォームの床材料がこれ一枚ですむところが嬉しいポイントです。汚れがつきにくいので、小さなお子さんやペットがいるご家庭に最適です。
和室のリフォーム事例.3
モダンで温かみのある洋室にしたいならカーペット
和室の床材をカーペットにリフォームすると、足元に温かみが生まれます。断熱性と保温性があり、フローリングの冷たさが苦手な方はカーペットにするという方法があります。もし転倒したり、物を落としても、カーペットに衝撃を吸収する役割があるので、小さいお子さんや高齢者の方がいるご家庭でも安心です。
防音効果が嬉しいメリット
DIY部屋にしてた和室を片付けてタイルカーペットを敷いた。
— ともえ@宮崎でリモートワーク (@tomoeine) February 3, 2019
思いのほか重労働だったけど、なかなか気持ちいいビフォーアフターで満足:smiley: pic.twitter.com/7XSMks1Nc3
クッション性があるので防音効果もあり、マンションなどで騒音が気になる方にも適しています。施工方法はカーペットをひくだけなので、とても簡単に自分で和室の床のリフォームができます。
和室のリフォーム事例.4
モダンな部屋にリフォーム
モダンな部屋といえば、スタイリッシュで洗練された雰囲気が魅力です。温かみがある和室とは遠いイメージですが、いかにモダンな雰囲気を出すかということを考えるのも自分でリフォームする楽しみの一つになります。流行に流されにくい安定した人気のモダンなインテリアは、実用的で使いやすいのもメリットです。
簡単なリフォームでイメージチェンジ
床にカーペットをひいて窓をスクリーンで隠すだけで、和室感が一気に消えてモダンな洋室になっている事例です。照明器具をシャンデリアにすることで、豪華な雰囲気になって、お客様がきてもすぐに対応できそうな空間になっています。このようなインテリアだと、おもてなしが楽しくなりそうですね。
和室のリフォーム事例.5
押入れをクローゼットにリフォーム
和室の押入れが、そのままだと使いにくいという方はクローゼットにリフォームするのがおすすめです。押入れとクローゼットの違いを比較してみます。押入れは、布団をしまうために奥行き(75cm以上)があり、腰の位置に一段棚があるのが特徴です。クローゼットはハンガーが並ぶように奥行き50cmと、押入れと比べるとクローゼットは奥行きが狭いのが特徴です。
押入れの中板をとってクローゼットにリフォーム
意外と邪魔な和室の押入れの中板を取ってしまえば、長い洋服もかけることができるクローゼットが完成します。押入れの壁に有孔ボードをとりつけて、そこへフックやパイプをつければ、棚の完成です。有孔ボードを使えば、自分の好きな位置に微調整ができるクローゼットの完成です。
押入れの中板をとってオープンクローゼット風にリフォーム
和室の押入れの中板、壁、襖を取り除いた、本格的なクローゼットにしたリフォームです。もはや押入れだったとは想像できないほど、クローゼットの完成度が高い事例です。レンガ調の壁紙や古びて味のある木材の棚が魅力的で、おしゃれなセレクトショップのようですね。
和室のリフォーム事例.6
襖を黒板にリフォームした事例
和室の襖に貼るだけで簡単に黒板にできるシートを使って、おしゃれなカフェや雑貨屋さんのようなモダンな雰囲気を演出している事例です。自分でイラストや伝言を書くのにぴったりで、落書きができる壁としてお子さんが喜びそうですね。黒板の黒で、洋室の雰囲気を引き締める効果があるのが嬉しいポイントです。貼ってはがせるタイプなら、もし貼るときに失敗してもやり直せるので便利です。
襖にお気に入りの壁紙を貼ってリフォーム
お気に入りの壁紙を襖に貼ってリフォームすると、和室の雰囲気がなくなる効果をもたらしてくれます。襖は結構面積が多いので、色や模様によって、お部屋のイメージを変えることができます。リメイクシートを貼るとやり直しが簡単にでき、もし飽きてもきれいに取り外し可能なのが嬉しいポイントです。
和室のリフォーム事例.7
壁にペンキを塗ってリフォーム
和室の壁に自分でペンキを使用する場合は、水性ペンキが使いやすく適しています。メリットは、刺激臭が少ないこと、水に溶けるので道具の水洗いが簡単だということです。道具は、広範囲を塗りやすいローラー、細かいところをぬるための刷毛、塗りたくないところを隠しておくためのマスキングテープが必要です。
インパクトのある色を和室の壁にペイント
お部屋のアクセントになる、インパクトのある色を選ぶと個性的な洋室になります。好きな色が選べるのはDIYならではのメリットです。窓からの光の反射具合によって壁の色が変わるのが、毎日の楽しみになりそうですね。壁以外にもクローゼットや扉も同じ色にすると、統一感がでてモダンになりそうですね。
壁紙を貼って洋風にリフォーム
和室に壁紙を貼り、壁全体が統一感のある雰囲気になっている魅力的な事例です。和室特有の柱や長押をあえてそのまま残しておくと、ナチュラルテイストのお部屋に暖かさを与えてくれます。フローリングや木目調の家具とあわせると、より効果的です。グリーンを飾って癒しの空間を演出することもできます。
和室のリフォーム事例.8
子供部屋にリフォーム
リビングのすぐ隣にある和室を洋室にして、お子さんの遊ぶスペースを作っている事例です。洋室にリフォームすることで、お部屋全体の統一感がとれていますね。畳だとメンテナンスの心配がありますが、フローリングだともし汚れてもさっとふきとれるので安心です。
ホワイトで統一感を出したリフォーム
こちらもお子さんのお部屋を、和室から洋室にリフォームした事例です。床をホワイトのクッションフロアに変えることで、明るくて広い部屋の印象になっています。クッションフロアなら、もし転んでしまっても耐衝撃性があるので怪我をしにくくなり安心ですね。
アクセントクロスでおしゃれ空間に
壁にアクセントクロスを張って、隣のリビングとのインテリアに差をつけるアイデアです。色が違っても、トーンが同じなので違和感がないのがおしゃれですね。床にはクッション性のあるものをひいて、赤ちゃんにも優しいインテリアになっています。
和室をリフォームする費用の相場:床
リフォーム業者とDIYでかかる費用の相場は?
DIYでリフォームした場合と、施工業者に頼んだ場合、それぞれどのくらいの費用が相場なのでしょうか?使用する材料や施工業者によって、かなり費用に差はあるのが実情ですが、相場の平均値とお考えください。6畳の和室にかかる費用で比較しています。
和室の畳をフローリングにリフォームする相場は?
床の畳を撤去した後にフローリングの板をひく場合、業者に頼むと和室の6畳でかかる費用は、10〜20万円が相場といわれています。価格の差は主に材料費の違いです。いい材質のフローリング材を使うと、それだけ価格が高くなります。材質の相場をあらかじめ調べておきましょう。
DIYの方が費用が安くなります
DIYの場合は、こちらも材質によりますが、フローリング材で3〜6万円が費用の相場の平均です。床を合板にする場合の費用は2万円くらいでDIYできるようです。DIYするとかなり費用が安くなりますが、自分で床を張るスキルや道具が必要になります。
自分で手軽にするならウッドカーペット
手軽に和室をフローリングにしたい場合は、ウッドカーペットがおすすめです。カーペットを引く要領で簡単にでき、6畳の和室で約2万円くらいで購入できます。一般的なカーペットをひく要領でフローリングにできるので、時間もかからず手軽にリフォームできます。
和室をリフォームする費用の相場:壁
和室の壁をリフォームする場合は?
次に、和室の壁をリフォームする場合です。施工業者に頼むと、クロスの張り替えで和室6畳で4〜5万円が相場となっています。自分でクロスを張りかえると、材料費のみで1万5千円〜2万円が相場で、DIYだと業者に頼むよりも約半額でリフォームすることができます。
簡単に安くしたいならペンキがおすすめ
壁をペンキで塗る場合、和室6畳なら平均で6リットルのペンキで足ります。この量の水性ペンキだと3000円〜1万円程度が相場です。クロスを自分で張るのが難しいという方は、ペンキを塗ると簡単にDIYできます。
【和室のリフォームガイド】まとめ
いかがでしたか?和室に不満があれば、ぜひできそうなリフォームから挑戦してみてくださいね。自分でリフォームする場合は、自分のペースで一気にすることも、少しずつ改良していくこともできるのがメリットです。あなただけの素敵なアイデアで和室から洋室へ、快適なお部屋にして変身させてみましょう!
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