VE803 ブラクリ 2号 ささめ針
ネッタイミノカサゴ
ミノカサゴとは?
ミノカサゴってどんな魚?
皆さんは、ミノカサゴという魚をご存知でしょうか。かなり派手な見た目で、水族館でも人気のある魚の一種として、知っている方も少なくないでしょう。そんなミノカサゴですが、名称通りカサゴの仲間なのもあり、割と釣りでも見かけることも少なくない魚種でもあるのです。
ミノカサゴは、日本をはじめ、アジア、オセアニアの海域を中心に生息している魚で、非常に暖かい気候を好みます。後ほど詳しい説明をしますが、この魚は毒を持ち、危険な魚としても知られています。今回は、そんなミノカサゴの釣りや捌き方をはじめとして、料理等についても触れていこうと思います。
ミノカサゴの種類について
日本にいるミノカサゴ4種をご紹介!
ミノカサゴといっても、実は、日本にはミノカサゴの仲間に当たる種類の魚たちが、最低でも4種類は生息しているのが確認されています。
どれも細かく見れば特徴があり、見分けがつくのですが、わかっていないと、どれがどれだか見分けもつきません。なので、各ミノカサゴを見分けることができるように、特徴についても併せて触れていこうと思います。
ミノカサゴ
まずは、通常のミノカサゴからお話します。比較するうえで、すべてのミノカサゴの仲間の中心と考えてください。日本では、北海道より南の特に暖かい地域で生息しています。
注目すべき特徴としては、尾びれの形ですね。他のミノカサゴの仲間に比べると、派手さがない透明感のある尾びれをしています。ただ、幼魚のころには、ヒレに切り込みがあるので、注意したいところですね。
ハナミノカサゴ
続いては、ハナミノカサゴですね。こちらも通常のミノカサゴ同様、知名度の高いミノカサゴの種類の1つとなります。生息地域は、ミノカサゴと比べると、さらに南の海域で生息しているのがわかります。サンゴ礁などが多い熱帯地方での生息が多く確認されている模様です。
ミノカサゴと比べると、尾びれに斑点模様があり、大きく異なったデザインになっているのがわかります。また、胸鰭軟条が14~15本とミノカサゴより2~3本多いのも、見分けやすい特徴の1つですね。
ネッタイミノ
続いて、ネッタイミノについてです。ネッタイミノカサゴとも呼ばれています。名称通り、日本の南側をはじめとする熱帯地方に生息し、インド洋でも多く生息確認がされている種類のミノカサゴになります。
見分ける特徴としては、まずはサイズです。最大20センチほどにしかならないのもあり、やや小ぶりなのが特徴の1つです。また、大きな見分けるポイントとして、胸びれの斑点模様、頭部の縞模様のある皮弁などが該当するでしょう。
キリンミノ
最後に紹介するのは、キリンミノです。キリンミノカサゴともよばれています。こちらは、南日本海を含め、暖かい熱帯地域での生息が確認されています。紅海、アフリカにも生息している模様です。
見分け方としては、ネッタイミノよりもさらにサイズダウンし、最大18センチほどにしか成長しません。特に大きな見分けるポイントとして挙げられるのは、広がった大きな胸鰭でしょう。ほかのミノカサゴの仲間と比べると、切り込みがありません。ぱっと見、模様以外では、カサゴに寄っているようなフォルムにも感じます。
ミノカサゴを釣ってみよう!
ミノカサゴの釣り方と仕掛け
水族館での印象が強い方には、ミノカサゴ釣りがあるというのが意外に思うかもしれません。しかし、ミノカサゴは釣りでも顔を合わせるケースが、少ない魚ではないのです。では、ミノカサゴはどのように釣るのでしょうか。
その答えは簡単です。釣り方、仕掛けは、穴釣りです。メバルやカサゴなどを釣る「あの」穴釣り仕掛けで釣ることができます。名称通り、カサゴ同様、根魚に該当するのです。
ミノカサゴを釣る穴釣り仕掛けについて
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まずは、穴釣り仕掛けについて、わかりやすく説明しましょう。穴釣り仕掛けというのは、テトラポットなどの障害物の隙間に潜んでいる魚を釣り上げるためのブラクリと呼ばれるオモリと針が一体化している仕掛けのことを言います。
根魚を釣り上げるための専用仕掛けと考えて差し支えないでしょう。この仕掛けが、ミノカサゴを釣る際にも役に立ってくれるのです。なかなか専門的に狙う方も少ないですが、実績を残している方も、少なくはないでしょう。
ミノカサゴのエサは何が良いのか?
餌選びは、カサゴ釣りに習え!?
では、ミノカサゴを釣るには、何をエサにして釣りに挑むのが良いのでしょうか。通常のカサゴを狙う際は、主に虫エサやオキアミ、イカの切り身にさんまの切り身、きびなごなどなど、かなり幅広くエサとして使用することができます。
ミノカサゴの場合も同様です。割と何でも食いつくので、カサゴを狙っている際に、かかることも少なくないですね。
ミノカサゴを専門的に狙いたい場合はどうすれば?
ミノカサゴが生活するうえで、主に食べているのは、小魚とエビになります。なので、虫エサよりも活きエビやオキアミ、魚の切り身、キビナゴなどで狙ってみるのが、おすすめ度は高いです。
特にオキアミでの実績が高い印象をもちます。状況や環境によっても変わってくるので、オキアミを中心に、2,3個の選択肢を用意して狙ってみるのが、釣果につながりやすい餌での攻略手段となるのではないでしょうか。
ミノカサゴには毒がある!!
初心者、子供は特に注意が必要!!
ミノカサゴは、非常に強力な毒を持っている魚でもあります。背びれ、腹びれ、尾びれと様々な場所に毒針を隠し持っています。刺されてしまうと、痛みが即座に走り、長時間持続してしまいます。
吐き気や頭痛といった症状にも変わっていきます。基本的に処置をしないと7日ほどは痛みが続くともいわれています。現在、死亡の報告はないものの、細心の注意が必要となります。
刺されてしまった場合…
万が一、刺されてしまった場合、まず、真水で患部を洗います。ミネラルウォーターでもよいので、近くの自動販売機などで入手しておきましょう。毒針が刺さっている場合は、抜いておきましょう。その後、熱湯に患部をつけます。基本的に45度ほどの熱湯に約1時間つけるのが、ベストでしょう。
流石に現地調達が厳しい場合、熱湯のお茶などをかけて応急処置などを行っておくのがよいでしょう。その後、病状を見ながら、病院へ行くかを考えるとよいでしょう。迷うぐらいなら、診てもらうことをおすすめします。
ミノカサゴは水族館でも人気者!?
カラフルな模様の種類の魚は人気度が高い!?
ミノカサゴは、先ほどから触れているように、多くの水族館でも飼育されている魚でもあります。そのカラフルな体が人気を呼び、多くのグッズ販売もされている魚でもあります。
子供たちにも人気で、ぬいぐるみをはじめとしたグッズも人気を集めています。SNS映えする見た目というのも、ここ最近の流行にあっていて、さらなる人気を呼んでいるのかもしれませんね。
自宅でミノカサゴを飼育可能!?
ネッタイミノカサゴ
水族館の人気者、ミノカサゴは、環境さえ整っていれば、自宅で買うことも可能です。値段は1匹約2000円~3000円程度で取引されている模様です。
海水魚なのもあり、育てるのは、やや難易度が高いですが、買ってみたいと思われる方は、是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。カラフルな模様のミノカサゴを買って、癒しのある自宅へと変貌させましょう。
ミノカサゴは美味しく食べれる!?
実はおいしい味の持ち主!ミノカサゴの食について
続いては、食についてのお話しに入っていこうと思います。この見た目で味がおいしいといっても、本当かなと疑問に思う方が多いかもしれません。熱帯の魚は、派手な見た目で、おいしそうには見えないなんてことは、結構多いですからね。このミノカサゴの味に関しては、一級品といって過言ではありません。
大味になりがちな大型な魚であればあるほど、みずみずしい白身を味わうことができます。食べ方は、後ほどおすすめのものをご紹介しますが、出汁の結構な量でる魚なので、身から骨まの隅から隅まで使えるというのもGOODポイントといえるでしょう。
ミノカサゴのさばき方について学ぼう!
ミノカサゴのさばき方ってどうすればいいの?
まずは、文章で説明していこうと思います。まず、厄介になる背びれの取り外しから行っていきましょう。最も同が刺さりやすいのは、この背びれの大きな毒針です。底に刺さらないように先に取り外します。背びれの無いオコゼなどがスーパーで販売されているのを見たことある方は、想像しやすいかもしれませんね。
三枚おろしをする要領と同様に、切り込みを入れていき、背びれの良橋の付け根をきってしまえば、簡単に取り外せます。あとは、ほかの魚同様、三枚におろしておけば、ミノカサゴの異本的な捌き方としては、完成です。このさばき方をする上で、尾びれ付け根、腹びれにも毒があることを忘れないようにお願いします。
動画でさばき方をおさらいしよう!
では、さばき方を動画で振り返りましょう。文章だけだとさばき方がわかりづらいとおもいますので、さばき方の動画を合わせてみていただくとわかりやすいかと思います。では、ご紹介しましょう。
猛毒だけど大して美味しくないミノカサゴを激ウマにする方法!
調理も含まれますが、非常にしっかりとミノカサゴのさばき方がわかる動画だったので、こちらをご紹介させていただきます。毒針の扱いについても離してくれているので、是非、参考にしてみてください。
ミノカサゴのおいしい食べ方、料理とは?
ミノカサゴをおいしく食べれる料理5選をご紹介!
ここからは、食べ方編にうつっていこうと思います。ミノカサゴの料理ってパッと浮かばないかもしれませんが、様々な料理に合うおいしいお魚です。今回は、特におすすめできる料理をレシピを添えてご紹介させていただきます。
刺身(レシピ無し)
まず、魚のベーシックな食べ方の刺身からです。みずみずしい白身が非常においしくいただける食べ方なので、非常におすすめできます。弾力のある食感がお好みの方には、少し合わないかもしれませんね。裁き方の方でもお話しましたが、毒針に気を付けて、調理することが必要です。レシピは、刺身ということもあり、割愛させていただきます。
お寿司(レシピ無し)
続いての食べ方は、お寿司ですね。こちらも魚料理といえば、代名詞の1つでもある料理の1つです。ややみずみずしすぎるという方も多いので、ミノカサゴのお寿司の場合は、バーナーなどを使って、炙りで食べるのが、特におすすめできる食べ方といえるでしょう。
皮の厚み、さらなるうまみを引き出した白身を一度に味わうことができるので、かなりお得であり、贅沢な食べ方といえます。
塩焼き(レシピ有り)
続いての食べ方は、塩焼きになります。こちらもベーシックな食べ方の1つですね。さきほど、刺身、お寿司をご紹介しましたが、どちらかというと、このミノカサゴは、生食よりも火を通すことで、余分に持っている水分を飛ばした方が、おいしくいただくことができます。おすすめは、塩を振って、水分を絞ったうえで焼いていくのが良いでしょう。
ハナミノカサゴの半身 塩(適量)
お味噌汁(レシピ有り)
続いての食べ方は、お味噌汁です。こちらもベーシックな食べ方ではありますが、特に汁物は、ミノカサゴの強みを引き出すおすすめの食べ方といえます。なんでも、ミノカサゴの身は勿論ですが、アラからよい山車が取れるので、かなり味わい深いみそ汁を作ることが可能です。
塩焼きなどで使わない部位が出た場合、その部位でだしを取って、お味噌汁を作るというのも、無駄がなく、一匹丸ごとおいしくいただけるので、かなりおすすめできます。レシピは、通常のカサゴの味噌汁と変わりませんので、そちらの方を載せておきます。
カサゴ1匹 水800cc ワカメ大さじ1 大根5cm 味噌大さじ1 だしパック1個
煮物、アラ煮(レシピ有り)
最後にご紹介する食べ方は、煮物になります。こちらもお味噌汁同様、ミノカサゴが飯田市を出してくれるので、おすすめ度の高い料理となっております。身に関しては勿論のこと、アラ煮などの存在から、1匹丸ごといただくことのできる食べ方ができるというのも、この食べ方ならではの良い所ですね。
こちらもミノカサゴの煮物のレシピはありませんでしたが、カサゴの煮ものと段取りは同様のものとなりますので、そちらのレシピを載せておきますので、ご活用ください。
カサゴ2尾 生姜千切り少々 茄子中2個 ■ 煮汁 水500ml 醤油大さじ3 みりん 大さじ3 酒大さじ3 砂糖大さじ1
ミノカサゴの魅力に惹かれよう!
華やかなものには毒があるが、美味である!?
いかがでしたでしょうか。ミノカサゴは、華やかな見た目の裏では、かなり危ない毒を持つ魚であるというのを分かっていただけましたでしょうか。初心者の釣り人やファミリー連れの方は、特に触らないように心がけてほしい魚です。美しい物には、毒があるといいます。また、毒を持つ者は美味であるともいわれます。
例えば、フグなどもかなり危険な毒を持っている魚ですが、非常においしくいただくことのできる魚です。ミノカサゴに関しても同様に、毒を持ちつつ、美味な魚です。釣りでもふれることができる魚なので、是非、ミノカサゴが手に入る機会があれば、是非、食べてみてはいかがでしょうか。
ミノカサゴが気になる方はこちらをチェック!
当サイト「暮らしーの」には、ミノカサゴのほかにも危険な毒魚について詳細を扱っている記事が多数掲載されております。海だけではなく、川に生息している毒をもった魚について知りたい方はぜひ下記の記事も読んでみてください!
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