ゴーヤの栽培方法と育て方!種まきから収穫までのコツや摘芯の時期もご紹介!のイメージ

ゴーヤの栽培方法と育て方!種まきから収穫までのコツや摘芯の時期もご紹介!

とても栄養価が高く夏野菜として人気のゴーヤは、家庭菜園での栽培も比較的容易で人気があります。ゴーヤを家庭菜園で栽培する場合の種まきや日ごろの管理、収穫など、ちょっとしたコツを含めてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

2019年03月10日更新

のべじ
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目次

  1. はじめに
  2. ゴーヤとは
  3. ゴーヤの栄養
  4. ゴーヤの品種
  5. ゴーヤの栽培①:種まき(苗づくり)
  6. ゴーヤの栽培②:土づくり
  7. ゴーヤの栽培③:植え付け
  8. ゴーヤの栽培④:支柱の設置
  9. ゴーヤの栽培⑤:摘芯
  10. ゴーヤの栽培⑥:追肥
  11. ゴーヤの栽培⑦:収穫
  12. ゴーヤの栽培⑧:害虫対策
  13. ゴーヤの栽培⑨:病気対策
  14. ゴーヤの栽培⑩:グリーンカーテン
  15. まとめ

はじめに

近年、夏野菜として人気のゴーヤ。育て方が簡単で、栄養価も高いため家庭菜園でも人気があります。今回は、そんなゴーヤの育て方の一連を紹介します。種まきや収穫時期などの基本的なことはもちろん、肥料についてや、摘芯についても詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ゴーヤとは

ゴーヤの原産地

ゴーヤはインドが原産で、ウリ科ツルレイシ目の野菜です。標準和名では「ツルレイシ」と呼ばれ、もともと暖かい地方の野菜のため、日本では夏野菜として出回っています。1700年代には日本に伝えられたとされ、南西諸島では古くから栽培されていました。つる性で一年生植物です。

ゴーヤの特徴

ゴーヤはツルを伸ばして最大で4m近くの高さになります。品種によって大きさは違いますが、紡錘形で表皮がイボで覆われているのが特徴です。基本的には実が熟す前を食用とし、その特徴的な苦みから「ニガウリ」とも呼ばれています。皮が厚いため歯ごたえがあり、炒め物を中心としてりようされます。

ゴーヤの生産地

ゴーヤは八重山地方を含む沖縄県での生産が盛んです。沖縄料理にもよく使われるため、沖縄の野菜というイメージを持つ方も多いかもしれません。沖縄以外では奄美大島を含む鹿児島県や、宮崎県、熊本県など南九州地方で生産が盛んです。もちろん、本州などでも栽培は可能で、家庭菜園でも育てることができます。

ゴーヤの栄養

ビタミンCが豊富

ゴーヤに含まれるビタミンCは非常に多く、100gあたり76mg含まれています。この量はなんと、レモンの2~4培とされています。しかも、ゴーヤの特徴的な分厚い皮があることによって、炒めても壊れにくいとされています。一般的にビタミンCは熱を加えると壊れやすいとされていますが、ゴーヤであれば非常に効率的にビタミンCを摂取することができます。

夏バテに効果があるモモルデシン

ゴーヤには特徴的な苦みがありますが、この苦みは「モモルデシン」と呼ばれる物質です。モモルデシンは血圧、血糖値を下げる効果、肝機能を高める効果、疲労回復効果があるとされています。特に、食欲のない夏場に食べると胃腸を刺激し、消化液が分泌され食欲回復効果が期待できます。そのため、疲労回復と併せて夏バテに効果があるとされているのです。

食物繊維が豊富!

ゴーヤに含まれている食物繊維は、セロリのなんと、14倍です。セロリは食物繊維が豊富な野菜として有名ですが、それ以上の量の食物繊維がゴーヤには含まれています。食物繊維は腸内の善玉菌の餌となり、腸内にたまった不要物を押し出してくれます。腸内環境を改善してくれるため、便秘や肥満に悩んでいる方にゴーヤはおすすめです。

ゴーヤの品種

あばしゴーヤ

沖縄県の在来品種で、スーパーなどで見かける最も一般的なゴーヤの一つです。20~30cmほどになり、太くて短く、ゴツゴツとしたイボが特徴的です。この見た目がアバサー(ハリセンボンの沖縄名)に似ていることから名づけられました。肉厚で苦みが少なく、苦手な人でも比較的食べやすい品種です。

さつま大長れいし

名前の通り、鹿児島県の在来品種です。細長い実が特徴的で、35cmほどになります。一般的にイメージするゴーヤと少し形が違うかもしれません。苦みが強いですが、その苦みを好んで食べる人もいるほどです。また、果肉はやや硬めでシャキシャキとした食感が特徴的です。

白れいし

名前の通り、白っぽい品種です。長さは10~15cmほど、太短い形が特徴で、色合いも相まって可愛らしい見た目をしています。苦みが少ないため、サラダなどでも食べやすい品種です。料理のワンポイントの彩りにも向いています。

ゴーヤの栽培①:種まき(苗づくり)

種まきは暖かい時期に

ゴーヤは暖かい地方の野菜のため、寒い時期に種まきしてもうまく育てることができません。4月半ば~5月ころの十分に暖かくなったころに種まきしましょう。9cm~12cmのビニールポットに市販の種まき用土を入れ、3粒の種を1cm程度土に押し込みます。種まき後は十分に水をやり、濡れた新聞紙で覆いましょう。発芽するまでは毎朝水をあげます。

発芽したら間引き

種まき後2週間後程度で、発芽して本葉は2枚程度になったら、1番元気のよいものを残して間引きをしましょう。間引きをする場合は、苗を抜き取ってもいいですが、間引く苗の根本をハサミで切るだけでも大丈夫です。間引きをすると、少しもったいないようにも感じますが、元気な苗を育てるためには必要なことですので、しっかりと見極めて間引きをしましょう。

水切れに注意

発芽した後は、水切れに注意しましょう。しかし水切れを恐れるがために、水のあげすぎにも注意が必要です。夜間に水分量が多いと徒長の原因となってしまいます。毎朝水をあげ、風通しのいい場所に置き、夜間は暖かい場所に置くのが理想的です。

ゴーヤの栽培②:土づくり

苦土石灰と肥料

植え付けから2週間前までに苦土石灰を1㎡あたり150gまき、よく耕します。次に、1週間前までには化成肥料を1㎡あたり100gまいてよく耕しましょう。特に肥料は植え付け直前に施すと、ゴーヤの成長を阻害してしまう恐れがあるため、計画を立てて早めに実行しましょう。

マルチで地温を上げる

暖かい環境を好むゴーヤのために、黒マルチを張って地温を温めてあげましょう。畝の幅は1条植えの場合は70cm、2条植えの場合は120cmとります。マルチを張ることで苗の初期生育を促す効果と共に、雨による土の飛び散りを防ぎ、病気になりにくくなります。

ゴーヤの栽培③:植え付け

植え付け前日

植え付けする前日には苗を植え付けるための穴をマルチに開けましょう。60~100cm間隔でカッターに十字の切れ込みを入れれば大丈夫です。そして、それぞれの穴にしっかりと水をかけておきましょう。この水分があることによって、苗が土へとしっかり活着をしてくれます。

暖かくなってから植え付け

苗の本葉が5枚程度になったら、畑への植え付けをします。植え付けをすると保温をしにくくなるため、暖かくなってから植え付けをするようにしましょう。植え付けするときはなるべく苗の土を崩さないようにそのまま畑に植え付けます。植え付けたら土をしっかりと圧着し、苗の活着を手助けしてあげましょう。

直接種をまく育て方

ゴーヤは、苗を作らず直接畑に種をまいても大丈夫です。その場合もやはり、十分に暖かくなってきてから種をまきましょう。苗と同じ60cm間隔で、1か所に2~3粒の種をまきます。本葉が2枚くらいで一番元気な株を残して間引きをしましょう。あとは、苗を植え付ける育て方と同じで大丈夫です。

ゴーヤの栽培④:支柱の設置

支柱とネットを設置する

ゴーヤはツルを伸ばして成長するので、支柱をネットを設置する必要があります。支柱の高さは2m程で、横幅は苗の数に合わせて調整しましょう。風で倒れないようにしっかりと支柱を埋め込みます。ネットは市販のきゅうり用のネットが便利です。こちらも風であおられないように支柱にしっかりと固定しましょう。

ネットに誘引する

支柱とネットを設置したら、ツルをネットに誘引しましょう。誘引しなくてもいずれは絡みつくことが多いですが、絡む前に風であおられるとツルを痛めてしまう原因にもなるため誘引しましょう。市販の誘因用の紐がはツルを痛めにくいのでおすすめですが、少量であればビニール紐でも代用できます。強く結びすぎず、余裕をもたせてツルとネットを結んであげましょう。

ゴーヤの栽培⑤:摘芯

摘芯とは?

摘芯とは一種の剪定で、茎の先端を摘む=摘芯することで、脇芽の成長を促すことです。一般的に植物は茎の先端の芽を成長させようとしますが、その芽がなくなるおことで、他の脇芽を育てようとします。ゴーヤは摘芯をすることで脇から子ヅルがたくさん出て、結果的にたくさんのゴーヤを収穫することができます。

子ヅルに身をつけさせる

苗が成長し、50cmほどになったら先端を摘芯しましょう。摘芯すると子ヅルがのび、さらに孫ヅルも伸びてきます。最初の摘芯さえすれば後は自由に伸ばしても大丈夫ですが、あまりにもツルが混み入ってきた場合は孫ヅルを摘み取りましょう。時期が来ると少しずつ花が咲き、実がなり始めます。摘芯は難しそうに感じますが、難しく考えずにチャレンジしてみて下さい。

ゴーヤの栽培⑥:追肥

追肥は化成肥料を月に1~2回

沢山の実を収穫するため、追肥は欠かせません。最初の追肥は植え付けから20日ころの時期に行います。その後は目安として、月に1~2回ほど、化成肥料50gを株本にまきましょう。肥料が少ないとしっかりとした実をつけず、数も少なくなってしまいます。

雨が降らない時期は液体肥料を

時期によってはあまり雨が降らないことがあります。雨が降らないと肥料が土に溶け込まず、あまり肥料効果が期待できなくなってしまいます。そんな時は市販の液体肥料を追肥として与えましょう。各製品の既定の量に薄めてジョーロで株本にまいてあげます。水やりも兼ねることができ効果的です。

ゴーヤの栽培⑦:収穫

採り遅れに注意

収穫の時期は品種によって違うので、種の袋などの情報を参考に、収穫時期を逃さないようにしましょう。多くの品種では実が10~20cmほどで採りごろとなります。採り遅れると実が黄色になり割れてしまうので、早めに収穫をするようにしましょう。

オレンジ色になっても食べられます

一般的な収穫適期を逃したゴーヤは黄色になっていきます。これはゴーヤの実が熟した証拠ですが、実は黄色になったものでも食べられるのです。黄色になって熟したゴーヤは特徴的な歯ごたえと苦みがなくなりますが少し甘味のある味に変わります。あえて熟してから収穫してみるのもいいのではないでしょうか。

たくさん採れたら冷凍保存

収穫時期になると、場合によっては次々に採れて食べるのが追い付かない場合もあります。ゴーヤはそのまま冷凍庫で冷凍しても、それほど食感などが変わらず食べることができるので、ぜひ冷凍保存をしましょう。ひと手間かけて、薄くスライスして、軽く茹でてから冷凍すると、食べるときに簡単に使えるのでおすすめです。

ゴーヤの栽培⑧:害虫対策

ウリハムシ

オレンジ色が特徴的な害虫で、ウリ科の野菜の葉につきます。葉を少し食べる程度であれば問題ありませんが、大量発生し実を食べられてしまうこともあります。基本的には捕殺しますが、飛んで逃げるため、なかなか捕殺できないこともあります。そんな時は市販の殺虫剤をしようしましょう。また光るものが苦手な性質を利用し、反射テープを設置することで予防もできます。

アブラムシ

全ての野菜に寄生する可能性のある害虫です。ゴーヤの汁液を吸うことで成長を妨げ、時にはウイルス性の病気を媒介することもあり、注意しなくてはなりません。捕殺してしまうのが一番ですが、非常に小さいためガムテープでくっつけて捕殺するのが効果的です。市販に殺虫剤を使用するのもいいでしょう。

ゴーヤの栽培⑨:病気対策

つる枯れ病

梅雨~夏場の高温多湿の時期に発症しやすい病気です。感染すると茎や葉っぱが茶色くなり、やがて枯れていってしまいます。排水性の悪い土に植えたり、雨による土の飛び跳ねによって発症しやすくなります。発症した場合は市販の薬剤をしようしましょう。ウリ科の野菜を連作すると発症しやすくなるので、なるべく連作をしないようにしましょう。

うどんこ病

葉っぱの表面に白いカビが生える病気です。乾燥した時期に発症しやすく、カビの胞子が飛んでくることで感染します。発見した場合は速やかに発症している葉っぱを取り除きましょう。予防として、市販の殺菌剤を散布したり、晴れの日が続く場合は、水やりをして適度に湿度を保ってあげるのも効果的です。

ゴーヤの栽培⑩:グリーンカーテン

プランターで栽培

ゴーヤのツルを伸ばす特徴を利用して、グリーンカーテンとしての育て方もあります。グリーンカーテンにする場合は、プランター栽培が便利です。プランターに市販の土を入れ、苗を植え付けましょう。設置したい窓枠に合わせてネットを張り、ツルを張りまぐらせるために摘芯をしましょう。効果を高めるためにはあまりツルを摘み取りすぎないようにしましょう。

もちろん収穫もできます

グリーンカーテンとしての育て方でも、実を収穫することができます。ゴーヤは丈夫な野菜なのでプランター栽培でもしっかりと実をつけてくれます。沢山の実を収穫したい場合は、肥料を施し、適度にツルを整理しましょう。しかし、ツルを整理しすぎると、カーテンとしての効果が薄れるため、適度な所で調整しましょう。日よけになって実も食べられて、まさに一石二鳥ですね。

まとめ

以上、ゴーヤの栽培方法と育て方について紹介しました。ゴーヤは種まきの時期さえ間違えなければ、栽培はそれほど難しくありません。管理に手がかからず、栄養満点で、夏の夏バテ防止にも効きますので、ぜひこの夏はゴーヤの栽培にチャレンジしてみて下さいね。

ゴーヤの栽培が気になる方はこちらもチェック!

今回はゴーヤの特徴や育て方をご紹介しましたが、その他にもゴーヤ以外の様々な野菜の育て方や食べ方に関する記事が沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

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