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ヤーコンの栽培方法!気になる種芋や苗の植え方、収穫のポイントを解説!

ダイエットや便秘解消に効果があると噂のヤーコンですが、ご家庭で簡単に栽培することができます。育て方はとても簡単で、日当たりの良い場所に、畑でもプランターにでも栽培することができます。そんなヤーコンの種芋や苗の植え方から収穫までの栽培方法についてご紹介します!
更新: 2021年12月14日
plumini
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ヤーコンはお腹の味方

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最近ヤーコンは健康食材として知られるようになってきました。ヤーコンには特に便秘に悩む人へのおすすめの食材で、お腹の調子を整える『オリゴ糖』がたくさん含まれています。

このオリゴ糖は赤ちゃんの便秘にも良いといわれているくらい、老若男女体に優しい栄養素です。オリゴ糖は、善玉菌に活力を与え腸内環境を良い方向へと導くと言われています。

水溶性植物繊維も豊富

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ヤーコンには水溶性の食物繊維がたくさん含まれています。この水溶性食物繊維も便秘解消には欠かせない成分です。水溶性植物繊維は善玉菌を増やすとも言われているので、オリゴ糖と水溶性植物繊維のW栄養で便秘に悩む人の腸に刺激を与えてくれます。

ヤーコンは水分もたくさん含まれているため、便が柔らかくなり、排出しやすくなるだけではなく、食べた後も満腹感も得られやすくダイエットにもおすすめな食材です。

その他積極的に摂りたい栄養がたくさん

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ヤーコンにはオリゴ糖や食物繊維の他にも動脈硬化などに効果があるポリフェノールや、体脂肪に効果のあるカテキン、血圧上昇を抑制するカリウム等のミネラルもたくさん含まれています。このようにヤーコンには日々の食生活で積極的にとりたい栄養がぎゅっと詰まっています。

ヤーコンが栽培されている地域

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ヤーコンが栽培されているのは、主に北海道・香川県・富山県・神奈川県・愛知県・福岡県です。病気にもなりにくく、育て方も簡単なため、全国に渡って栽培されるようになったヤーコンですが、産地の中でも寒冷地である北海道は、生産量もひときわ多く育てられています。

ヤーコンは暑さが苦手

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ヤーコンは、暑すぎる気候や、寒すぎる気候では上手に育ちません。そのため、夏でも比較的暑くなりすぎない北海道は、ヤーコンの発育にはとても適しています。

北海道の冬はとても寒いですが、ヤーコンの収穫時期は10月~なので北海道の厳しい寒さがやってくる前に収穫ができます。このことからも北海道はヤーコンの育て方に適合した地域だということがわかります。

ヤーコンの栽培方法①:栽培時期

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ヤーコンは育て方は簡単ですが、真夏の暑さや、真冬の寒さにはとても苦手です。ヤーコンを育てるのには、日当たりの良い春の温かい気温や、秋の過ごしやすい気温の時期に栽培するのがおすすめです。早すぎても、遅すぎても成長不良になってしまうため、適度な気温を見極めて植え付けをします。

地域で時期が違う

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ヤーコンは暑すぎる気温や寒すぎる気温に弱いため、全国で栽培されていても、収穫時期が異なります。寒冷地と呼ばれる地域では、10月~12月までが収穫時期であり、温暖地と呼ばれる地域ではきちんとケアをしていけば、12月~4月と長い間収穫することができます。

寒冷地の植え付け

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北海道をはじめとした寒冷地では早ければ3月頃から販売され、霜が降りなくなる4月下旬ごろから種芋の植え付けができます。その後の成長も寒冷地は夏も暑くなりすぎずに、ヤーコンが植えてから収穫まで一貫して育ちやすい気温が続きます。

温暖地での植え付け

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温暖地では、2月頃から販売され、温かければ3月下旬ごろからGWを挟んで5月中旬まで植え付けができます。ヤーコンの成長に適している温度は17度~25度と言われているため、日当たりが良すぎ、夏がとても高温になってしまうときには成長がストップすることがあります。雨のみではなく水やりを適宜行います。

ヤーコンの栽培方法②:種芋の選び方

ヤーコンは、ペルーの国境近くの村が原産なので、ペルーA,ペルーBという品種の種芋があります。また、品質改良を経てサラダオカメ,サラダオトメ,アンデスの雪という品種も販売されています。今年初めて家庭菜園を始める初心者にはサラダオカメという品種がおすすめです。

おすすめのサラダオカメ

サラダオカメは、クリーム色の薄い色か、クリームから少し濃い橙色のような色をしています。ヤーコンのサラダオカメの種芋の選び方は、皮がぱりっと張っていて、芽が適度にまばらについている種芋が良い種芋です。大きい種芋ほど、生育が良いといわれているので、大きめのものを選ぶようにします。

ヤーコンの栽培方法③:ヤーコンの苗

ヤーコンの5月中旬になると、ホームセンターや園芸センターにて、苗も販売されます。始めてヤーコンを栽培する人や、家庭菜園の初心者の人は苗からのほうが植え方も簡単なので、苗の植え付けがおすすめです。苗は、葉の色が濃く、枝が太いものが良い苗です。土の付き方もよく、しっかりと根が張っているものを選びます。

ヤーコンの収穫量で選ぶ

ヤーコンをたくさん栽培して、たくさん食べたい!と考えている方には種芋がおすすめです。種芋からは約10本もの芽が出てきます。今年は少しだけ育てたい、今年初めてヤーコンを栽培したいと思っている方には苗の購入がおすすめです。

ヤーコンの栽培方法④:植え方

ヤーコンの植え方は、地植えはもちろん、プランターでもすくすくと成長します。ヤーコンはとても太陽の光が大好きです。日当たりが良いところだととても発育良好になるので、必ず日当たりが良いかを確認してから栽培するようにします。

また、ヤーコンは風通しが悪いと病気になったり、発育不良につながったりするため、風通しが良く、日当たりが良い場所を植える場所に選びます。

ヤーコンを畑に地植えする植え方

一番日当たりの良い場所を選びます。水はけの良いところがベストですが、少し水はけの悪いところならば、植え方として畝を作る方法もあります。種芋と種芋、苗と苗の間を60cm程あけて植えます。

種芋がしっかり埋まるほどの10cm程の大きな穴を掘り、しっかりと水をやります。水やりをした後に種芋や苗を植えて土寄せをして、再度しっかりと水やりをします。

ヤーコンのプランターへの植え方


ヤーコンをプランターで栽培するには、深さのある大型のプランターを用意します。鉢底石を敷き、野菜用の土を入れ、植える2週間前までに苦土石灰を混ぜておきます。土の中で成長するので余裕を持たせるため、植え付けはプランターに2株です。

プランターは日当たりがよく、風通しの良いところへ設置します。室外機の風がもろに当たらないように気を付けます。温暖地では、夏場の厳しい日差しは成長不良につながるので、半日陰のところへ移動します。

ヤーコンの栽培方法⑤:ヤーコンのかわいい花

ヤーコンの種芋や苗を植えてから4カ月後ぐらいには、背丈がぐんぐんと伸び、2m近くまで大きくなります。秋が終わり冬に近づくころにひまわりような黄色く丸い小さい花が咲きます。花が咲く頃から霜が降りる時期までが収穫の時期になるので、花が咲いたら、収穫だ!と分かります。

ヤーコンの花言葉

ヤーコンのひまわりを小さくしたような黄色い花は見ているだけでも元気になれます。ヤーコンの花言葉は、「優しい愛、素敵、多彩」と言われています。実である芋や、葉も食用として用いられるほかにきれいな花に花言葉もある魅力たっぷりなヤーコンです。

ヤーコンの栽培方法⑥:収穫

ヤーコンを植えてから約5か月~半年を経った頃に収穫の時期を迎えます。ヤーコンは霜が降りて冬が始まると、地面の中でひび割れしてしまうと言われているため、花が咲き少し枯れ、葉が黒くなったなと感じたところで収穫をします。

目安は霜が一度降りたタイミングです。1つの株から約10個以上のヤーコンがとれるといわれているので収穫も楽しみの一つです。

ヤーコンの収穫の方法

ヤーコンを収穫する前に、太陽の日差しをいっぱい浴びて成長した茎や葉を地面から20cmの高さを残し、ばっさり切り落とします。ヤーコンは土の中でたくさん実っており、さらに実も傷つきやすいので、大きなスコップで周りから土を掘り起こす感じで掘り出します。

ヤーコンの収穫後

ヤーコンを収穫した後すぐに食べると甘みが少ないように感じるので、収穫が終わった後、日光によくさらし、土がついたまま新聞紙で包み冷暗所にて1週間ほど放置します。放置をしている間に甘さが広がるので、その後食卓に出して是非生のまま食べてみてください。

ヤーコンの保存方法

ヤーコンの保存において大敵が乾燥です。収穫した後、一度日光をたくさん浴びせたあとは、再度地中50cm程の深さに埋めます。そうすることで乾燥を防げ、春ごろまで土の中から掘り出して食べることができます。

収穫したヤーコンの中に紫色の突起があるヤーコンがありますが、これが次年度の種芋です。種芋も土の中で保存し、また種芋として植えることができます。

ヤーコンの育て方①:肥料の与え方

種芋や苗を植える2週間前にしっかり土に肥料を混ぜ、ヤーコンが好む弱酸性の土に調整します。植え付けをした後は、1か月に1度の頻度で肥料を与えます。肥料は直接土の上にばら撒くのではなく、肥料を混ぜた土を株のそばに土寄せするようにして肥料をあげます。

ヤーコンは肥料が少なすぎても多すぎて上手に育たないので、葉の様子を観察し、下の葉が枯れそうなら少し多めに、そうでなければ普通に、量を見ながら肥料を与えます。

ヤーコンの育て方②:水やりのやり方


地植えの場合は特に水やりに注意をしなくとも恵みの雨で大丈夫です。真夏に地面が乾燥したら水やりをしましょう。プランターは乾燥しすぎる場合があるので、土の表面が乾いたなと感じた時に水やりをします。乾燥しすぎるとヤーコンがしわしわになってしまいます。また、滞水した状態だと根腐れしてしまうため、水はけもとても大事です。

ヤーコンの育て方③:害虫と病気

ヤーコンは家庭菜園で栽培される野菜でも虫がつきにくく、病気にもなりにくい野菜と言われています。そのため、薬剤を使用せずとも丈夫に育ちますが、まれにヤーコンにつく害虫として知られているのは、「ヨウトムシ、小型のダニ(新種でチャノヒメハダニと命名されました)、アブラムシ、ヨウトガ、ネギアザミウマ」と言われている害虫です。

対策は、葉が生い茂らないように手入れをして風通しをよくすることや、木酢液やトウガラシスプレーがおすすめです。

気を付けたいハキリムシ

種芋から栽培を始めた場合、発芽の際に寄って来るのがハキリムシ、ヨウトムシです。葉物の野菜や、草花を好んで食べてしまいます。新芽も食べてしまうため、ハキリムシをついたもまま放置をしておくと、ヤーコンが上手に育たなくなってしまいます。

葉の裏に黒い卵を見つけたり、葉に虫を見つけたらすぐに駆除するようにします。1.5Lのペットボトルを8cmほど輪切りにしたものを、苗を囲むように置くだけでも対策になります。

連作障害に気を付ける

ヤーコンは連作障害のある野菜と言われているため、今年植えた場所と同じところに植えず、違ったところに種芋や苗を植えるようにします。同じところに植えると上手に成長ができずに、病気にかかりやすくなります。また、ゴボウやレタスなどのヤーコンと同じキク科の野菜も同じところに植えないように気を付けます。

まとめ

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ヤーコンは家庭菜園の初心者でもチャレンジしやすく、育て方も難しいことはありません。。北海道のような涼しい気候が育てやすいですが、収穫時期をずらすことで日本全国どこでも栽培でき、食すことができます。

栄養がたくさん詰まったヤーコンを是非ご家庭で栽培し、新鮮なうちにヤーコンを食べてみてください。今回は、ヤーコンの栽培方法!気になる種芋や苗の植え方、収穫のポイントについてご紹介しました。

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