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ヤーコンとは?気になる味や効果・効能を解説!生でも食べられる?

ヤーコンとはアンデスを原産地とする根菜。生で食べられる美味しい芋で原産地では先住民が好んで食べていました。ヤーコンは低カロリーなのに豊富な栄養成分で美容や健康、ダイエットへの効果効能が期待されます。ヤーコンの効果効能や美味しい食べ方とは?詳しくご紹介します。
更新: 2021年12月13日
Yukari.S
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ヤーコンとはどんな野菜?

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ヤーコンは、アンデス地方を原産とするキク科に属する多年草で、アンデスポテトと呼ばれることもあります。原産地のアンデス山脈では、先住民が好んで食べていた根菜で、果物の梨のようなシャキシャキした食感と甘みがあります。

生で食べられる珍しい根菜ですが、日本ではスーパーであまり出回っていません。ですが、ヤーコンは低カロリーかつ豊富な栄養成分、さらに美味しいのでぜひ積極的に摂りたい野菜です。

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ヤーコンの花とは・その特徴

ヤーコンの花の咲く時期は、7~9月ごろです。ヤーコンは草丈を1.5~2メートルにまで成長させ、その先にまるでヒマワリのような黄色く可愛らしい花を咲かせます。ヒマワリのミニ版といった雰囲気で、ヤーコンの花の直径はだいたい3センチ前後です。

ヤーコンの葉とは・その特徴

ヤーコンの葉っぱの色は、明るいグリーン色です。ヤーコンの葉っぱは楕円形で先がとがっています。ヤーコンの葉っぱには、クロロゲン酸やコーヒー酸、フェルリン酸などの栄養素が含まれていて、煎じて健康茶にされることがあります。

ヤーコンを育てている場合は、簡単にヤーコンの葉っぱのお茶を作ることができます。葉っぱを収穫したら、2~3日日干ししてパリパリに乾燥させます。キッチンバサミで小さく切ったら完成です。ヤーコンの葉っぱのお茶は、身体にとてもよいのですが、かなり苦いのが難点です。

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ヤーコンの根とは・その特徴

ヤーコンは、土のなかで根っこが肥大したところを食べます。ヤーコンの根っこは真ん中の塊茎から四方八方に根っこが出て肥大します。真ん中の塊茎以外は、さつまいものように植えても発芽しないので、もっぱら食用とされます。

ヤーコンの根っこは生で食べることができ、フラクトオリゴ糖が含まれていることからダイエットによいと言われています。

ヤーコンの基本データ

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科名属名

キク科スマランサス属

学名

 Smallanthus sonchifolius

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和名

ヤーコン

別名


アンデスポテト

英名

Yacón

原産地

アンデス地方の国々

ヤーコンのカロリーとは

ヤーコンは低カロリーで、かつフラクトオリゴ糖が大量に含まれていることから、「究極のダイエット野菜」と呼ばれています。一般的に根菜というとでんぷん質が多く含まれているのですが、ヤーコンの場合、でんぷん質が少ないことからもダイエットに効果的だということです。

果物ような食感と甘さから、原産地では「畑のりんご」と呼ばれることがあります。また中国では、「雪蓮果」という名前でフルーツショップで販売されているそうです。

ヤーコンの栄養素と効果効能とは

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効果効能1・フラクトオリゴ糖でダイエットによい

ヤーコンには、フラクトオリゴ糖がたっぷり含まれています。フラクトオリゴ糖は、人間の体内の消化器官で吸収されにくい栄養成分なので、甘みがあるのにダイエットによい低カロリーな栄養成分です。

また、フラクトオリゴ糖には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす作用があるため、さらにダイエットによいそうです。また、フラクトオリゴ糖には、血圧や血糖値を低下させる働きもあります。

効果効能2・ポリフェノールで老化防止

ヤーコンを食べると、ほのかに苦みのようなえぐみのようなクセを感じます。

この正体がポリフェノールという栄養素です。ポリフェノールは、体の酸化を防ぐ働きを持っているので、血管の老化を防ぎ動脈硬化を予防する、美肌を作る、といった効果が期待できます。また、体内から活性酸素を除去することから、がんを予防するメリットも考えられます。

効果効能3・ミネラル成分で健康に

ヤーコンには、カリウムやカルシウム、マグネシウムといったミネラル成分も豊富に含まれています。これらミネラル成分は、体内のナトリウムを排出してむくみを改善させる効果のほか、整腸作用、高血圧の改善、といった健康によい効果効能が期待できる栄養素です。

ヤーコンの美味しい食べ方1・きんぴら

ヤーコンのおすすめレシピとして、まずきんぴらが挙げられます。ヤーコンを細くカットします。ゴマ油を入れて熱したフライパンにヤーコンを加えて炒めます。お好みでニンジンやコンニャク、ミンチ肉なども加えると美味しいです。

具に火が通ったら、砂糖、しょうゆ、料理酒、みりんで味付けをして火をとめます。作り置きもでき、お弁当のおかずにもおすすめです。

ヤーコンの美味しい食べ方2・浅漬け

浅漬けは、生で食べられるヤーコンの特徴を生かした美味しい食べ方です。しかも低カロリーのヤーコンをそのまま低カロリーで食べられるので、ダイエットにもおすすめです。

ヤーコンの皮を軽くむいたら適当な大きさに切って、しばらく水に浸けておきます。水に浸けることでアクが減り苦みが減ります。水を切ったヤーコンをぬか漬けにします。数日で美味しい浅漬けになります。細かく刻んでお茶漬けにしても美味しいです。

ヤーコンの美味しい食べ方3・サラダ


ヤーコンをサラダにすると、シャキシャキとした食感が美味しくいくらでも食べられます。まずヤーコンを一口大にカットして水にさらします。水を切ったヤーコンとマヨネーズを和えると出来上がり。お好みでほかの野菜やハムなどを加えてもよいでしょう。

ヤーコンの美味しい食べ方4・ちらし寿司

ちらし寿司のれんこん代わりにヤーコンを使うのも美味しい食べ方です。ヤーコン、ニンジン、薄あげを細かくみじんぎりにします。醤油、砂糖、料理酒を鍋に入れ煮立たせたら、ヤーコン、ニンジン、薄あげを加え弱火でコトコト炊きます。

硬めに炊いたご飯に酢と砂糖を混ぜ合わせすし飯を作ります。すし飯に炊いたヤーコン、ニンジン、薄あげを加え、しゃもじで軽く混ぜ合わせます。お皿に盛り付けたら、錦糸卵やグリーンピースなどで飾り付けしましょう。

ヤーコンの美味しい食べ方5・天ぷら

生でも美味しいヤーコンですが、火を通しても美味しく食べられます。なかでも天ぷらは、ヤーコンのシャキシャキとした歯触りを楽しめる食べ方です。ヤーコンを一口大に切っててんぷら粉をまぶします。

火を通すてんぷらなどの場合、水にさらしてアクを抜かなくてもそれほどクセは気になりません。熱した油にヤーコンを入れ揚げます。ヤーコンは生でも食べられるので、さっと火が通ったら完成です。

ヤーコンの美味しい食べ方6・ジャム

フルーツのようなヤーコンは、ジャムにしても美味しいです。ヤーコンを小さくカットしたら水にさらしてアクをしっかり抜きます。アクを抜いたヤーコンを鍋にいれ、弱火でコトコト炊きます。

ヤーコンがやわらかくなってきたら、スプーンなどで少しつぶしましょう。最後にお好みの分量の砂糖とレモン汁を加えて完成です。パンに塗っても美味しいですし、濃いめに作ったものをお湯割りすると美味しいドリンクになります。

ヤーコンの美味しい食べ方7・肉巻き

ヤーコンを千切りにして水にさらします。ニンジンも同じように千切りにしておきます。豚薄切り肉でヤーコンとニンジンを巻きます。油を入れて熱したフライパンにヤーコンとニンジンを巻いた豚薄切り肉を入れて火を通します。

巻いた端っこを下向きにして先に火を通すと、形が崩れにくいです。火が通ったら、砂糖としょうゆを合わせたものを加えて煮詰めて完成です。お皿に盛ったら、お好みでねぎのみじん切りをかけるとよいでしょう。

ヤーコンの育て方とは

ヤーコンは、原産地であまり土の肥えていないところでも育つ野菜として重宝されてきました。強くて育てやすいので、初心者でも比較的簡単に収穫できます。

土作り

ヤーコンは水はけのよい土壌を好みます。また根菜で土のなかでたくさんの根っこを膨らませるので、しっかり土を耕して、畝を高く仕上げましょう。畑の土が粘土質の場合は、少し腐葉土を混ぜ込むなど水はけのよい環境を作りましょう。

肥料

ヤーコンはあまり肥料を必要としない野菜です。はじめに種芋を植え付ける際に、元肥として少し堆肥などを土に混ぜ込んでおくとよいでしょう。そのあとはほとんど追肥の必要はありません。花が咲いたあとに根っこを膨らませるので、生育が気になる場合は少し堆肥や穏効性の固形肥料をほどこすとよいでしょう。

水やり


ヤーコンを畑で栽培する場合、ほとんど水やりの必要はありません。はじめに種芋を植え付けてから芽が出てくるまでのあいだのみ、しっかり水やりをしましょう。一度芽が出てきたあとはそれほど水やりは必要ありません。よほど乾燥が続いてヤーコンの葉っぱがしおれてきた場合のみ、少し水やりをしましょう。

場所

ヤーコンは、日当たりのよい風通しのよいところを好む植物です。ヤーコンはとても強い野菜なので、多少環境が悪くても育ちます。ですが日当たりがよくないと、根っこのふくらみが悪くなり食べる部分の収量が減ってしまいます。よく太陽の光の届く場所で栽培しましょう。

植え付け

ヤーコンは、種芋もしくは芽出しされた苗を購入して植え付けます。食用に販売されている芋の部分を植え付けても芽は出ないので気を付けてください。ヤーコンの植え付けに適した時期は、4月ごろです。

ヤーコンの種芋を比較的浅めに植え付けます。植え付けの際は、芽が出る方を上にしましょう。植え付けたら土を軽く被せて、芽が出てくるまで水やりを続けましょう。

病害虫

ヤーコンには、ほとんど病害虫の心配はありません。ヤーコンの葉や茎はとても苦く、虫は寄り付きません。ただし、収穫間際のヤーコンの根っこは、虫や動物に食べられることがありますので、食べられる前に収穫しましょう。

収穫

ヤーコンの収穫に適した時期は、ヤーコンの花が枯れて葉っぱが枯れてきたころです。地域にもよりますが、だいたい11月くらいでしょう。土からヤーコンを掘り起こします。

ヤーコンはさつまいもやじゃがいものように長く根っこを伸ばさずに、中心の種芋にくっついているので収穫しやすいです。なお、ヤーコンは収穫直後はまだあまり甘くありません。

冷暗所で1カ月くらい置くと、甘みが増します。冷暗所で保存する場合は、収穫後の土は水洗いしません。水洗いしてから保存するとどうしても腐りやすくなります。

ヤーコンとはダイエットや美容によい野菜

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ヤーコンは、まだメジャーな野菜ではなく馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、美容や健康によいとても美味しい根菜です。甘くて果物のようなのに低カロリーで生で食べられます。原産地はアンデス地方。

原産地の先住民は、ヤーコンを「畑のりんご」と呼び好んで食べていたそうです。フラクトオリゴ糖たっぷりでほかの根菜とは一線を画する野菜ヤーコン。ダイエットや美容にもよい健康野菜なので、もし見つけたらぜひ食べてみてくださいね。

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