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体が温まる食べ物って?冷え性にも効果がある食材や飲み物まで大公開!

寒い日はもちろん、冷え対策としても、ポカポカと身体の中から温めてくれる食べ物があると嬉しいですね。おなじみの生姜をはじめ、内臓を温める、冷えに効くなど、体を温める効果のある食べ物や飲み物を冷え性改善のための食事方法のポイントと合わせてまとめてみました。
2020年8月27日
kokorodrop
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はじめに

朝晩の冷える時間帯や野外での活動時、寒さを感じる季節はもちろん冷え性の方には季節を問わず、身体を温めてくれる食べ物や飲み物が欲しいと思う時も多いのではないでしょうか。

この記事では、冷え対策にも効果的な体を温める食べ物や飲み物、おすすめのメニューなどをご紹介します。

体を温める食べ物とは?

体を温める食べ物と言えばどんなものが思い浮かびますか。食材として真っ先に思い付くのは生姜(しょうが)かもしれません。

漢方では食材を身体を温める「陽性食品」と体を冷やす「陰性食品」、そのどちらでもない「中性食品」に分類します。生姜も陽性食品の一つですが、他にもさまざまな陽性食品があります。体を温める食べ物を効果的に取り入れるため、食品の種類をまとめてみました。

陽性食品とは(体を温める食べ物)

「陽性食品」とは、代謝向上、血行促進、発汗作用など体を温める効果のある食べ物の事です。見分け方として、根菜類など土の中で育つもの・寒い地域や季節に採れるもの・黒や暖色系の色のものに概ね当てはまるのでこれを目安に選ぶとよいでしょう。

食事をすると内臓の活動により食べたものの吸収・栄養素の分解・運搬が行われ、エネルギーを消費して身体が温まり食後は安静時も代謝量が増えます。これを食事誘発性熱産生(DIT:Diet Induced Thermogenesis)と呼びますが、陽性食品はこのDITを高めます。

陰性食品とは(体を冷やす食べ物)

「陰性食品」とは体を冷やす効果のある食べ物の事です。見分け方として、暖かい地域や季節に採れるもの、白や寒色系の色の食べ物に当てはまる事が多いのでこれを目安に選ぶとよいでしょう。

中性食品とは(体を温めも冷やしもしない食べ物)

「中性食品」とは、体を温めも冷やしもしない中間の食べ物です。見分け方として、芋類や穀物類などの主食になる食べ物や、黄色や薄茶色の食べ物が多く当てはまります。
 

体を温める食べ物【陽性食品】一覧

体を温める陽性食品には主にどんなものがあるのか、野菜、果物、動物性食品、調味料、その他食材に分け一覧にまとめてみました。

体を温める陽性食品の野菜

(陽性食品の野菜一覧)にんじん、かぼちゃ、れんこん、ごぼう、かぶ、山芋、生姜、玉ねぎ、ねぎ、にら、にんにくなど

根菜類やねぎ類などです。生姜やにんにくなどは料理の味付けや薬味としても活躍します。

体を温める陽性食品の果物

(陽性食品の果物一覧)りんご、ぶどう、さくらんぼ、もも、みかん、プルーンなど

りんごやさくらんぼなどは、青森県や山形県などの比較的寒い地域で採れる果物ですね。

体を温める陽性食品の動物性食品

(陽性食品の動物性食品一覧)肉、ソーセージ等の加工肉、レバー、卵、チーズ、赤身魚、たこ、エビ、あさり、小魚など

肉や卵などの動物性食品は食べ過ぎると血液がドロドロになってしまうので食べ過ぎには注意が必要です。レバー、チーズに含まれるビタミンEは末梢血管の血行を促します。

体を温める陽性食品の調味料とその他食品

(陽性食品の調味料とその他食品一覧)醤油、味噌、粗塩、黒砂糖、はちみつ、植物油、唐辛子、ごま、落花生、栗、黒豆、小豆、梅干し、納豆、キムチ、紅茶など

味噌や納豆、キムチなどの発酵食品は善玉菌を増やして腸の働きを良くし、消化吸収が活発になってDITが高まるので体を温める効果があります。


体を冷やす食べ物【陰性食品】一覧

体を冷やす陰性食品の野菜、果物、調味料、その他食材についても主なものを一覧にまとめてみました。

体を冷やす陰性食品の野菜と果物

(陰性食品の野菜と果物一覧)きゅうり、トマト、レタス、ほうれん草、アスパラガス、キャベツ、ナス、ピーマン、アボカド、セロリ、ブロッコリー、イチゴ、メロン、スイカ、バナナ、パイナップル、マンゴー、カキ、ナシなど

陰性食品でも加熱したり、きゅうりに塩を加えて漬物にする、スイカやトマトに塩をふるなど調理方法に工夫をすると体を冷やす効果を和らげ冷え対策になります。

体を冷やす陰性食品の調味料とその他食品

(陰性食品の調味料とその他食品一覧)白砂糖、胡椒、カレー粉、精製甘味料、精製塩、化学調味料、缶詰、冷凍食品、防腐剤や添加物入り食品、アルコール、アイスクリーム、スナック菓子など。

調味料にも白砂糖など体を冷やすものがあります。インスタント食品や添加物入りの菓子などは健康面でも身体に良くないので控えた方がよいでしょう。

体を温めも冷やしもしない食べ物【中性食品】一覧

体を温めも冷やしもしない中性食品の食材についても主なものを一覧にまとめてみました。

中性食品の食材一覧

(中性食品の食材一覧)玄米、麦、じゃがいも、さつまいも、こんにゃく、大豆、とうもろこし、きのこなど

主食になる食材や食べ応えのある食材が多いですね。ちなみに白いパンや麺、白米は陰性食品ですが、蕎麦やライ麦を原料とした黒パンは陽性食品です。

冷え性改善のための食事のポイント

体が温まるものを食べる事は冷え対策になり冷え性改善にも効果がありますが、他にも重要なポイントがいくつかあります。そこで、冷え性改善のための身体が温まる食事方法のポイントをまとめてみました。

体を温める食べ物【陽性食品】を効果的に取り入れる

まずは体を温める陽性食品を多めに、体を冷やす陰性食品を控えめに摂ることがポイントです。たとえば白砂糖と黒砂糖で迷ったら、陽性食品の黒砂糖を選ぶとよいでしょう。

また、肉やソーセージなど摂りすぎると血液がドロドロになってしまう陽性食品もあり栄養のバランスも考えて食事を取ることが大切です。

加熱して温かくしたものや常温のものを食べる

加熱した温かいメニューで内臓を温める事もポイントです。陽性食品でも冷たいものを食べれば体は冷えてしまいますし、陰性食品にも季節の野菜や果物など栄養価の高い食べ物は多いのでむやみに避けるのはよくありません。

健康志向の人が増え昨今人気の野菜スムージーなども冷やさず常温または温めて飲むとよいでしょう。また、陰性食品の野菜なども加熱調理する事で陽性食品に近付けられます。

よく噛んで食べる

よく噛んで食べる事も大切です。よく噛むことで交感神経が刺激され内臓の働きが活発になりエネルギーの消費量が増えるので、より体を温める効果があります。一口に対して30回程度を目安に咀嚼するとよいと言われています。

体を温めるおすすめ料理

体を温める料理のおすすめメニューをいくつかご紹介します。内臓を温め身体の芯から温まるような、陽性食品を取り入れた温かいメニューを選びました。


クリームシチュー

野菜たっぷり、コトコト煮込んだあったかいクリームシチューは寒い日に食べたくなる定番メニューですね。じゃがいもとお肉、にんじんやたまねぎなど、アレンジ次第で様々な食材を入れて栄養満点に作れます。

豚汁

豚汁も寒い日に食べたい定番料理です。主に鍋に豚肉とにんじんや大根やごぼうなどの根野菜、ねぎなどを入れて煮込み、味噌で味付けします。じゃがいもや里芋、こんにゃくなどを入れれば食べ応えもたっぷりで野菜もたくさん摂れる万能メニューです。

おでん、ポトフ

おでんやポトフも体が温まり心もほっと安らぐ温かい鍋料理です。おでんは醤油ベースの味付けで、しっかりとつゆが染みた大根やたまごなどの美味しさは格別です。

洋風おでんと言われるポトフはコンソメベースの味付けで、にんじんやじゃがいも、玉ねぎ、ブロッコリーやキャベツ、お肉やソーセージなど、具だくさんで栄養満点です。

生姜を使った料理

体を温める食べ物の代表格、生姜を使った料理もおすすめです。生姜は調味料としてさまざまな料理に加えることが可能です。生姜入りのタレに漬けた豚肉を焼いた生姜焼きなどは有名ですね。

生姜の温め成分には、生の生姜に含まれ血行促進の効果がある「ジンゲオール」と加熱や乾燥をするとジンゲオールから変化し内臓を活性化させ体の芯から温める効果のある「ショウガオール」があります。料理や飲み物などに加えると手軽に体を温める効果をプラスできます。

体を温めるおすすめドリンク

次に、体を温める飲み物のおすすめメニューをいくつかご紹介します。冷えに効く陽性食品を取り入れたホットドリンクは内臓を直接温め、食材の効果もプラスされて体の中からポカポカと温まるので冷え対策にピッタリです。

外出先で飲む場合は、長時間温かいままで持ち歩ける保温マグボトルなどに入れて持って行くのもおすすめですよ。

ジンジャーティー

発酵食品の紅茶には内臓を活性化させて代謝を上げ体を温める効果がありますが、おろし生姜やドライ生姜を加えてジンジャーティーにするとさらに効果が上がって冷え対策に効果的です。甘くしたい時は黒砂糖やはちみつを入れるとよいでしょう。

チャイ

チャイは紅茶にミルクや豆乳、スパイスを加えた飲み物です。主なスパイスは生姜、シナモン、カルダモンなどです。血行促進、発汗作用があるシナモンに生姜を組み合わせるとなおよいでしょう。

ココア

ココアには血管拡張、血行促進の効果があり身体を温めます。比較的冷めにくいので冷え対策にも最適でリラックス効果もあります。食物繊維も豊富で便秘解消にも効果的です。

また、ココアに含まれるカカオポリフェノールには抗酸化作用、血圧低下、善玉コレステロール増加、免疫力UPなど多くの効果があります。

黒豆茶

黒豆茶は陽性食品の黒大豆を原料としたノンカフェインのお茶です。黒豆には抗酸化作用、血行促進、血圧低下などの効果があり、冷えやむくみにも効果的でアンチエイジングにピッタリの飲み物です。

ごぼう茶

ごぼう茶は体を温める陽性食品のごぼうを原料に作られたお茶です。ごぼうの香ばしさがありつつ、すっきりとした味わいです。食物繊維も豊富なので便秘解消にも効果的で、ノンカフェインなので就寝前でも安心です。


ほうじ茶

ほうじ茶も紅茶と同様に発酵食品の一つで、血行促進の効果があり身体を温めてくれます。生姜や黒砂糖を加えてもよいでしょう。

体を温めるおすすめおやつ

続いて、体が温まるおやつでおすすめのメニューをいくつかご紹介します。アイスクリームなどの冷たいものは避け、体を温める陽性食品を取り入れたものを選ぶのがポイントです。

ドライフルーツ

果物の多くは陰性食品ですが、天日干しなどで乾燥させると甘みが増して栄養分が凝縮され、陽性食品になると言われています。そのまま食べても良いですし、紅茶などに入れても美味しく頂けます。

スライスした生姜を砂糖漬けにしたものを乾燥させたドライ生姜もドライフルーツの様に食べられ、おすすめです。

ナッツ類

血行促進効果のあるビタミンEを豊富に含むアーモンドなどのナッツ類もおやつにピッタリです。ドライフルーツに混ぜても良いですし、蜂蜜に漬けてハニーナッツにしてもよいでしょう。食べ始めると止まらなくなる美味しさです。

あんこを使ったおやつ

あんこを使ったおやつもおすすめです。原料の小豆には冷えの原因となる水分を出してむくみを解消するサポニンが含まれています。鍋で煮てお餅を入れたおしるこやぜんざいは、ほっとする甘さで体もポカポカ温まります。

まとめ

体が温まる食べ物やメニューを選ぶことは冷え対策としてとても効果的です。体を温める温かいメニューや陽性食品などの食べ物を上手に取り入れて、元気に過ごして行きたいですね。今回ご紹介したメニューもぜひ参考にして頂けたら幸いです。

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