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パロットファイヤーとは?種類や性格、飼育方法・注意点などを解説!

パロットファイヤーとはどのような熱帯魚かご存知でしょうか?綺麗な体色と可愛い体型、おちょぼ口がキュートな魚であり、人になつくのも特徴ですが、意外と性格が荒い魚でもあります。今回はそんなパロットファイヤーの種類や性格、飼育方法・注意点などを解説していきます!
更新: 2024年9月19日
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パロットファイヤーとは?

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大型魚の混泳相手にパロットファイヤーを入れようと考えている方も多いかもしれません。パロットファイヤーは丸い体とおちょぼ口、キレイな体色が大人気の熱帯魚で、写真映えする見た目がとても素敵な種類です。

ですが、パロットファイヤーは実は性格が荒い一面もあり、育てる時には知識が必要。今回はそんなパロットファイヤーの種類や性格、飼育方法・注意点などを解説していきます!

パロットファイヤーの特徴①

パロットファイヤーとは?

パロットファイヤーは丸い体におちょぼ口が特徴的な熱帯魚。幼魚の頃はスリムな印象ですが、大きくなるに従って可愛らしい体型に変わっていきます。大きさは種類にもよりますが、15~30㎝程度の中型魚の分類。

体色は赤色が基本ですが、カラフルに色付けされた個体も沢山います。飼育難易度は低めで、餌もよく食べてくれますので、初心者でも挑戦出来る中型魚と言えます。

パロットファイヤーは野生にはいない

実はパロットファイヤーは野生にいません。どうゆうことか不思議に思われる方もいるかもしれませんが、こちらは人間が作りだした、交雑種なのです。フラミンゴシクリッドという魚と、シンスピルムという魚を交雑させて作られました。

上記の画像はフラミンゴシクリッドなのですが、おでこが大きく、非常に迫力がありますよね。

パロットファイヤーの特徴②

パロットファイヤーの寿命は5~7年

気になる寿命ですが、本来中型魚や大型魚は寿命が長い傾向にあるものの、パロットファイヤーは交雑種の為、少し短めの5~7年となっています。小型魚よりは長めですが、大きさを考えるとあまり長くありませんよね。

ただ、寿命はあくまでも目安ですので、元気な個体を丁寧に育てられれば長生きすることもあり、10年以上生きてくれることもあります。

パロットファイヤーは安価で販売されている

これから育てるにあたって気になるお値段ですが、非常に安価で販売されており、大体1000~2000円ほどで買える場合が多いです。これくらいの価格帯であれば、気軽に購入して育てることが出来ますよね。色々な種類、色があったりしますので、お気に入りを探しましょう!

パロットファイヤーの種類

レッドパロットファイヤー

こちらは赤色の体色が特徴の種類。着色剤を使うことで鮮やかな色になっていますが、薄い色の個体も真っ赤な個体もいます。赤色が一番パロットらしさを感じますよね。

ブルーパロットファイヤー

画像の中央あたりにいるのが青色に色付けされた種類です。まるで海水魚のように綺麗な青色をしていますよね。こちらも薄い青や濃い青の個体など色々います。ちょっと変わったパロットを育てたい方におすすめです。

イエローパロットファイヤー

画像の下や右にいるのがイエロータイプのパロットです。赤色も綺麗ですが、黄色も非常に映えて良いですよね。他の種類と混ぜて育ててカラフルにするのも楽しいです。

パープルパロットファイヤー

画像左上のような紫色タイプもいます。熱帯魚で紫色の体をしたものはあまり多くないので、面白いものを育てたい方にピッタリですね。

キングコングパロットファイヤー

こちらはパロットの種類の中で最も大きく育つ種類です。大きさは最大で30㎝にもなりますので、育てる時は大型魚のつもりで育てましょう。立派な魚ですので価格も少し高く、一匹3000円以上で販売されていることが多いですね。因みに、小さい時は普通のパロットファイヤーと何も変わらない見た目をしています。

ハートテールパロットファイヤー

こちらは名前の通り、尾びれと背びれの形に特徴があります。背びれと尾びれの距離が通常のタイプよりも狭くなっており、ハートのような形をしているのが特徴。こちらも非常に可愛いですよね。

キャンディパロットフィッシュ


こちらは最も小さな種類で、大きさは10㎝ほどにしかなりません。小型魚が好きな方にオススメですね。元は白いのですが、画像のように色付けされた綺麗な個体が沢山います。小さな水槽で育てることができ、一匹あたりの値段が安いことが多く、初心者にもおすすめ出来ます。

パロットファイヤーの性格

パロットファイヤーは意外に荒い性格

パロットファイヤーはとても可愛らしい見た目をしていますが、実は交雑させている元々の種類は性格の荒い魚であり、その影響を受け次いで荒い性格をしています。縄張り意識もしっかりありますので、相性が悪いと喧嘩することもよくあります。

パロットファイヤーは人になつく

性格こそ荒いのですが、人になつくことでも知られています。なつく魚は非常に愛着がわきますので、育てる楽しさがより一層増しますね。すぐになつく訳ではありませんが、数ヶ月も育てていればなつくでしょう。なつくと触ったり撫でたりすることも可能です。

触れ合って楽しみたい方は、単独飼育にして、ストレスの無い環境で育ててあげることをおすすめします。なつくまでじっくり丁寧に育ててあげて下さい。

パロットファイヤーの混泳

パロットファイヤー同士の混泳

沢山の個体がなつくと可愛いのですが、性格が荒いので、パロットファイヤー同士を混泳させるとすぐに喧嘩してしまう可能性があります。数が少ないほど喧嘩しやすくなりますので、縄張りを持てない程度の数を入れることで逆に喧嘩が無くなります。混泳させる時は5匹程度入れておくと良いでしょう。

他の熱帯魚との混泳

他の大型魚の混泳相手として最適で、アロワナやポリプテルス、ガーパイク、エイなどとよく混泳しています。相手が大きければ喧嘩になってもあまり心配はいりません。逆に、相手が小さすぎると危険ですので、サイズに気をつけましょう。

また、種類やサイズに問題が無かったとしても、相性が悪いと危険な場合もありますので、混泳させる時は避難用の水槽も用意しておきましょう。

パロットファイヤーの飼育方法①用意

用意するもの①水槽

用意する水槽は、一匹だけ育てていくなら60㎝水槽で構いません。ただし、キングコングは大きいので、その場合は90㎝水槽、もしくは60㎝ワイド水槽で育てると良いでしょう。他の魚も混泳させる時は、その魚の大きさ、数、種類に合わせて水槽サイズを大きくしていって下さい。

用意するもの②照明

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照明は特にこだわらなくても問題ありませんが、もし色揚げを狙う場合は強めの光がおすすめです。混泳させる魚によっては強すぎる光はデメリットとなることもありますので、他の魚とのバランスを取りましょう。

用意するもの③ヒーター

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熱帯魚ですので水温を調整する必要があります。適した水温は25度~28度ですので、常にヒーターを付けておきましょう。水温25度を下回ると体調が悪くなっていきますので、水温計も付けておいて、水槽を見るたびに水温チェックをしてあげて下さい。下記記事でおすすめのヒーターを紹介しています。

用意するもの④フィルター

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糞の量が多い魚ですので、扱いやすい上部式フィルターを使用すると良いでしょう。周囲に一回ゴミ掃除をしつつ使っていきます。他の魚を混泳させると更に汚れやすくなりますので、その場合は投げ込み式フィルターを追加するなどして濾過能力を上げて下さい。

用意するもの⑤底砂

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糞の量が多いので、底砂を敷かずにベアタンク式で育てた方が掃除しやすくてオススメですが、底砂を敷かないと色揚げに支障が出る可能性があります。射を防ぐ目的で、2㎝程度の厚みで底砂を敷くと良いでしょう。色を気にされないのであれば、敷かずに育てても大丈夫です。

用意するもの⑥餌

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餌の好き嫌いはありませんので、中型~大型魚用の人工飼料を与えましょう。サイズによって餌の大きさも変えてあげて下さい。画像のキャットがよく使われています。人工飼料を与えながら、色揚げ用の餌や生き餌などをたまに与えつつ育てていきましょう。

用意するもの⑦カルキ抜き

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水道水をそのまま使うと魚は死んでしまいますので、塩素を中和する為のカルキ抜きを使いましょう。おすすめのカルキ抜きは下記記事でも紹介しています。カルキ抜きを使わずに天日に当てる方法もあるのですが、カルキ抜きが手っ取り早いのでおすすめです。


用意するもの⑧掃除道具

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週一回水換えをする際のホースも用意しておきましょう。画像のホースは非常に使いやすく、多くの方が愛用している製品です。抜いた水を受ける為の大きめのバケツや、コケ掃除に使うスポンジも用意して下さい。

パロットファイヤーの飼育方法②準備

水槽の立ち上げ

まずは水槽を設置して立ち上げていきましょう。強度のある台に水槽を置いて、各機材をセットします。底砂をつかう場合は底砂を敷いてから、カルキ抜きをした水を入れましょう。各機材の電源を入れて、ちゃんと水温が温まっているか、フィルターが問題なく動いているかをチェックします。

パイロットフィッシュを入れて一ヶ月待つ

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水槽を立ち上げたら、バクテリア材がある方は入れて、一ヶ月ほど待ちます。この期間に水質を維持してくれるバクテリアが増えて、魚を入れる時の環境が良くなります。メダカやネオンテトラ等の小さくて丈夫な魚、パイロットフィッシュを20匹ほど入れておくと、より早く良い環境になっていきます。

パロットファイヤーの飼育方法③導入

パロットファイヤーを購入

パロットファイヤー シクリッド

出典:Amazon

準備が整ったら、パロットファイヤーを購入しましょう。お店では通常の個体が販売されていることが多いですが、通販であれば面白い個体も見つけやすいですね。お店で選ぶ際は、色がしっかりしていて元気そうな、病気の様子が無い個体を選びましょう。

水合わせ

購入したパロットファイヤーは、画像のように袋に入った状態で持ち帰ることになります。この袋を水槽に30分ほど浮かべることで水温を合わせましょう。水温が合ったら、次は袋の中に水槽の水を入れて水質を合わせていきます。

コップ一杯程度の水を入れて、1分待ってからまた入れて、一杯になったら半分捨てて、また入れてを繰り返し、3周ほどしたら水槽にパロットだけを入れて下さい。

パロットファイヤーの飼育方法④管理

餌やり

餌やりは一日一回。3分ほどで食べきれる量を与えましょう。大きく育てている途中であれば一日二回でも構いません。一回に与えすぎて食べ残しが出ると水質が悪くなってしまいますので、与えすぎにはご注意下さい。人工飼料を与えつつ、メダカなどの生き餌もたまに与えていくと良いでしょう。

水換え

水換えは週に一回、3分の1ほど交換しましょう。水を抜きつつ、上の動画のように、下に溜まった汚れを抜いていきましょう。水換えを怠ると水質が一気に悪くなっていきますので、定期的に、確実に行ってください。水を入れる際は、水温が一気に変わらないように、水温を合わせてからいれるか、少しずつ入れて下さい。

パロットファイヤーの飼育方法⑤その他

餌を食べてくれない場合

餌をあまり食べてくれない様子であれば、体調不良の可能性があります。水質と水温チェックを行い、水換えをしてみましょう。何か他にもストレスがかかっていないか調べてみて下さい。

病気について

丈夫な魚ですので、病気にかかることは少ないですが、病気にかかってしまうと治すのが大変ですので、予防に専念しましょう。かかりやすい病気は白点病で、体の表皮に白い点が付くので分かりやすいはずです。

薬が苦手な魚ですので、そもそも病気にならないよう育てることや、病気の魚と混泳させない、また購入の際に病気の個体を買わないよう注意しましょう。病気にかかった際は下記記事を参考にしてみて下さい。

パロットファイヤーの色揚げ

周りが白いと色揚げされにくくなる

色揚げを考えている方は、なるべく周りの色を暗めにしましょう。魚は周りの環境に合わせて色を変えますので、色が暗いほど濃い色になります。水槽の周りを黒いもので覆ったり、暗い色の底砂を敷いたりすると良いですね。

ストレスが強いと色揚げが阻害される


個体の状態も色揚げを左右します。ストレスが強いほど色揚げしにくくなりますので、常に快適な環境を維持してあげて下さい。

色揚げしやすい餌を使う

色揚げ効果の高い餌を使うのも有効です。画像のクリルは色揚げ効果が高いことで有名ですね。パロットだけじゃなく、アロワナなども好んでたべますのでおすすめです。

PHを少し高めにする

パロットファイヤーは中性~弱アルカリ性を好む魚で、PHが弱酸性に傾いていると色が薄れる可能性があります。色揚げを狙いたい方はPH調整もしてみましょう。PHを高くするには、カキ殻をネットに入れ、フィルターの中に入れておくのがおすすめです。PHのチェックをしつつ、微調整してみて下さい。

パロットファイヤーの繫殖について

パロットファイヤーは繫殖が出来ない

魚を育てる楽しみの一つが繫殖ですよね。しかし、パロットファイヤーは繫殖を狙えない魚です。卵は産みますので繫殖出来そうに思えるのですが、交雑種の為、オスが発達しておらず、繫殖を狙えないのです。残念ですが、繫殖は狙わずに育てていきましょう。

流通しているのは繫殖させた個体ではない

繫殖が出来ないのなら、流通している個体はどうやって生まれたのか疑問に思いますよね。実はこれは、パロットを繫殖させた個体ではなく、元々のフラミンゴシクリッドとシンスピルムを掛け合わせた個体が流通しているのです。

パロット同士が親となって繫殖したものではないのですね。ちなみに、繫殖しようと産んだ卵は、放っておくと水質悪化の原因となりますので、見つけたら取り除くようにしましょう。

パロットファイヤーに関するTwitter

なつくのは事実だけど金魚ではない

こちらのツイートでは、パロットがなつく様子と、なぜか金魚として販売されていることが書かれています。確かに一見すると金魚のようにも見える魚ですが、もちろん違う魚ですので、混同しないようにしましょう。

パロットのベストショット

こちらのツイートでは、パロットを前から撮影した画像が紹介されています。パロットは横から見ても可愛いのですが、前からみるとこのように、笑った顔をしています。人になつく性格とこの表情で大人気ですね。是非前から写真を撮ってみて下さい。

まとめ:パロットファイヤーとは?

今回の「パロットファイヤーとは?種類や性格、飼育方法・注意点などを解説!」はいかがでしたでしょうか?

カラフルで可愛らしく、人になつく性格をしており、丈夫な魚ですので非常にオススメですが、水温や水質チェックを怠ると病気になる危険性もあります。毎日チェックして、病気にならないよう丁寧に育てていきましょう!

パロットファイヤーが気になる方はこちらもチェック!

今回はパロットファイヤーについてご紹介させて頂きましたが、他にも熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。