子どもと一緒に作ろう!七夕飾りの作り方
子どもの成長に合わせた工作を紹介
七夕飾り工作を作りたがる年頃の子どもさんといえば、幼児から小学生くらいまでです。少し大きくなるとだんだんと忙しくなったり、興味が別のことに向いてしなくなってしまうお祭りの飾り付け。せっかくなので、子どもさんと一緒に楽しんで作ってみませんか。幼児から児童まで、お子さんの成長に合わせた難易度で、順番に作り方を解説します。
七夕とお飾りについて
七夕の祭り
中国の祭事と日本の古い伝承が混じったものが、現在の日本の七夕のお祭りです。お祭りされる彦星(牽牛)と織姫(織女)は、それぞれ天界で農耕と養蚕している天界人でした。そのために、このお祭りは織物がうまい女性になってほしいという親ごころ、なりたいと思う女の子の願いが込められている…といういわれもあります。
七夕のお飾り
七夕のお飾りにはそれぞれ意味があることをご存知でしたか?よく使われるあみ飾りは漁業の大漁を願ったもの。長いふき流しは織姫の織る機織りの糸を表しているそうです。この他、鶴の折り紙には健康で長生きすることを、財布にはお金に困らないということを祈る飾り物といわれています。願い事を書く短冊は5色と色が決められていて、元々は願い事は何でも叶うわけではありませんでした。使う5つの色は下の引用より。中国の自然哲学から生まれた5つの色です。
五行説にあてはめた五色で、緑・紅・黄・白・黒
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】①
幼児でも簡単に作れる短冊飾り
とてもかわいくて目立つ五色の短冊の作り方です。三角に切った折り紙を少しだけずらして折ることで、着物の襟が作れます。下の短冊部分はあとから切って貼り付けるだけです。こんな短冊なら、お願いを書くだけでなく作るのも楽しくなりますね。
頭の星の飾りは100均パンチを利用して
星のお祭りなので、それにちなんだデコレーションをしましょう。頭の星の飾りは100均パンチを利用して、金色の折り紙で作ります。とっても簡単です。織姫と彦星のお顔は、子どもさんに書いてもらっても良いですし、丸型シールなどを利用して貼るだけでもいいですね。お子さんと楽しみながら作りましょう。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】②
幼稚園のお飾りに!簡単あみ飾り
定番のあみ飾りの作り方です。さきほどご紹介したように大漁の願がかけられたお飾りです。この作り方ではハサミを使用します。文房具屋さんには3才児(幼稚園)から使えるハサミが売られています。指先を使うことは子どもさんの脳の発達にとても役立ちます。折り紙を折って切るだけで作れる綺麗な工作は、幼児の発育のためにもおすすめのお飾りです。
幼児が作る場合のポイント
見本のお飾りは大人の方が作られているので、とても細かくハサミを入れています。もちろん、細かく切ったほうが綺麗なのはわかりますが、子どもだけにやらせてあげるなら、大きな切り方になっても褒めてあげてください。上を持って引っ張ると伸びるアクションも楽しいので、そちらで子どもたちを楽しませてあげるとよいですね。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】③
幼稚園のお飾りに!簡単天の川
こちらも、折り紙をハサミで切ることで作れる簡単な七夕飾りです。幼稚園児から作れるおすすめの作り方です。印つけをしてから切ることで、どこを切ったらいいのかわかりやすく、幼児でも取り組みやすい作品ですね。
印つけにも幼児用への工夫を
さきほどのお飾りと同じく、こちらもハサミでまっすぐに切るだけ。でも、まだまだ指を器用に動かすことができない小さな子どもさんには、大人が思っている以上にストレスがたまります。こちらは、目安に印つけをしてから作るよう教えてくれています。この印つけの幅を広くしてあげることで、少しくらい切り方が曲がっても仕上げることができます。幼稚園児用ならば、点ではなく、線で引いてあげてもいいですね。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】④
幼稚園のお飾りに!簡単ちょうちん
ちょうちんを飾りにするのは、日本の七夕流しという伝統から。カッターを使って切っていますが、こちらもハサミを使うことで幼稚園児のお子さんでも作ることができます。芯の部分から折り紙で作っていますが、トイレットペーパーの芯などに綺麗な紙を貼ってもいいですね。紙を円形にするのは幼稚園児には難しいですが、紙を貼るのであればゆっくり取り組ませてあげればできるお子さんも多いです。
細かいところはママと一緒に
ちょうちんの持ち手部分が細く細かい作業になります。幅を太くして、全てやらせてあげるのも良いですし、細くしたいという子どもさんには、ママが少しだけ手伝ってあげるのも良いでしょう。臨機応変に、子どもさんの成長に合わせたアレンジをしてあげてください。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑤
幼稚園のお飾りに!簡単ちょうちん
こちらは、色画用紙で作るちょうちん飾りです。七夕といえば星のお祭り。古くから灯りとして使われているあるちょうちんの飾りは、七夕の定番です。北海道では七夕の日に「ろうそくもらい」という、子どもたちが近所をまわって、ろうそくを集めるという風習もあるそうです。
力を合わせて作りましょう
設計図に合わせて線を引き切っていくので、子どもさんだけでは難しいです。保護者の方が切るところまで担当して、組み立てや貼り合わせを子どもさんに任せてみてはいかがでしょうか。笹飾りとの相性も抜群なお飾りです。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑥
小学生の子どもでも作れる!ボール飾り
子どもさんも、もう少し大きくなって小学生くらいになると、コンパスで円を書くということも算数で習います。コンパスの使い方のお勉強も兼ねて、七夕飾りを作っていきましょう。とてもかわいくておしゃれなボールの作り方です。
大中小とボールの色変えを楽しもう
笹飾りにも合うシンプルな飾りですが、3つのボールを組み合わせて紐でつなげるので、お子さんのカラーセンスも磨けて一石二鳥です。作り方は、丸く切って半分に折り、貼り合わせるだけと簡単。色画用紙で作ると厚みもちょうどよいです。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑦
小学生の子どもでも作れる!星の壁飾り
笹飾りだけが七夕の飾りではありませんね。大きな笹飾りが部屋に置けないというお宅では、壁面を季節のイベントの飾り付けに使用しましょう。七夕の他にクリスマスにも使える星のガーランド。紐をつける穴はパンチで開けるので、とても簡単な仕上がります。
紙が薄いと感じたら包装紙でも
たくさんの作業工程がありますが、ひとつひとつおこなうことは、難しいことではありませんので小学生の子どもさんでも作ることができます。ただ、小さめなことと折り紙では紙が薄いので、作業しているうちに破れてしまう心配があります。そんなときは、集めの綺麗な包装紙で正方形を作って、それで飾りを作るとやりやすいです。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑧
小学生の子どもでも作れる!星飾り
もうひとつ、七夕の星飾りの作り方をご紹介しましょう。こちらは、折り紙で5つのパーツを作り、それを張り合わせてひとつの星にしています。星の作り方は簡単!小学生のお子さんならすぐに覚えられるでしょう。
フリンジ作りが難しかったら
星を作って3つを紐に付けて七夕飾りにしています。紐の先につけたフリンジがポイントになっていますが、子どもさん一人でこのフリンジを作るのは面倒だし大変だと感じるでしょう。アクセサリーパーツ用のフリンジが出来合いのもので売られていたらそれを活用しましょう。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑨
小学生の子どもでも作れる!簡単吹き流し
いろいろな地方で大きな七夕祭りのイベントがありますね。商店街のアーケードなどに飾られた吹き流しをご覧になったこともあるでしょう。お祭りの吹き流しも、小さく作れば笹飾りに付けることができます。お花紙で作ったポンポンと、折り紙で作る簡単な吹き流しの作り方です。
お花紙3枚で2つのポンポンを作る
折り紙で作る吹き流しサイズに合わせて、お花紙で作る花も小さめなものを使います。お花紙をジャバラに折ったら、半分にカットして2つのペーパーフラワーを作りましょう。吹き流しでも細かくハサミを入れる部分が出てきますが、小学生になればハサミの使い方も慣れてきたのではないでしょうか。幼児とは違い、一人で完成させることを目標に見守ってあげましょう。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑩
ママと作ろう!豪華な吹き流し
とても大きな吹き流し。大きな七夕祭りで飾られているようなものを、家でも作れます。その作り方は、とても簡単ですが、たくさんのパーツを使います。兄弟の多いご家庭なら小学生の子どもさんだけに任せても良いですが、子どもの数が少ないご家庭であったり、大変だとSOSが出たときは、大きいものだけに大人の方々もヘルプしてあげてください。お花紙の花飾りだけでも50~60個使います。
大きな飾りがほしい人にはおすすめ
地域のお祭りの飾りのような大きな吹き流し。自分でも作れるとなれば、一度は作ってみたいのではないでしょうか。特に子どもたちは大きなものには、とっても敏感に反応して喜びます。材料は100均で揃うものばかりですので、吊り下げる場所があれば、ぜひ一緒に作って七夕のお祭りをしてあげましょう。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑪
折り紙で笹飾り①
住宅事情や住んでいる場所によっては、笹の葉飾り自体が手に入りにくい方もいるでしょう。100均でもプラスチック製の笹の葉飾りが売られていたりしますが、それだけではなんだか寂しい。そんなときは、自分で笹飾りを作ってみましょう。折り紙で作る簡単な笹の葉の折り方です。ゆっくりと折れば、幼児くらいからでも折ることができます。
立体的な笹の葉飾り
1枚の折り紙を使ってつくる、3つの葉が出た笹の葉飾りです。最後にふくらませることで、立体的に仕上げています。100均で売られている小さなすのこに貼り付けて、七夕祭りコーナーを作ってそこにいろいろなお飾りを集めて楽しみましょう。
【工作】七夕飾りの作り方【おしゃれ】⑫
折り紙で笹飾り②
幼児から小学生まで簡単に作れるお祭りの笹の葉飾りをもうひとつご紹介します。こちらは平面に折ったものを、のりなどで貼り付けてひとつの作品を作っていきます。吊るしてディスプレイするお飾りに活用できます。
つなぎ合わせるコツ
同じものをいくつかつなぎ合わせて、ひとつの作品にするときに大切なのが「バランス」と「動き」です。きれいにつなぎ合わせるコツは、向きを左右に変えながら貼っていくこと。ひとつだけの時よりも、ボリュームが出て、サラサラと笹の葉が流れていくような動きも表現できます。飾ったときに、見栄えがよくなるのでおすすめです。
まとめ
七夕飾りを子どもと工作しよう
七夕祭り定番のアイテムの作り方から、立派な吹き流しまでいろいろなお飾りの作り方をご紹介してきました。用意した笹に市販のデコレーションと短冊を飾るのも良いですが、自分で作るお祭り前の楽しさも子どもたちに味わってもらいたいですね。
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