はつか大根(ラディッシュ)の食べ方
サラダ以外の料理も!人気のレシピをご紹介
赤い色がサラダをおしゃれに彩ってくれる「はつか大根」。ラディッシュという名前でも流通しています。食べ方は…といえば、手軽に使えるサラダにする方も多いでしょうが、実はそのほかの料理にも使えます。ラディッシュの食べ方を8つご紹介します。
はつか大根(ラディッシュ)について
はつか大根(ラディッシュ)の基本情報
科・属:アブラナ科ダイコン属
原産地:地中海沿岸
学名/英語名:Radish
はつか大根(ラディッシュ)の特徴
おなじみのはつか大根の形は、かぶのような丸い形だという人も多いでしょう。最近では、長い実の形をした品種も多くなってきましたが、やはり丸い形が馴染みがあります。形だけみると、かぶの仲間のように感じますが、名前が示すとおり「大根」の仲間。品種によっては、ほどよい辛みもあるのが特徴です。
はつか大根(ラディッシュ)の収穫時期
収穫には20日ほど(正確には27日ほど)を必要とします。栽培期間がとっても短いので、真冬以外ならどの時期でも収穫可能となっています。具体的には3月から11月ころが良いでしょう。
はつか大根(ラディッシュ)には白い品種も
その名のとおり大根の種類のひとつであるはつか大根。赤いものがポピュラーですが、最近話題なのが、真っ白いはつか大根です。これは、ミニ大根に近い品種で、見た目も実が長く、大根のミニチュアといった様子をしています。
食べ方は、葉を切り取ってから丸のまま、つけものにして食べると美味しいです。形の面白さ、小ささが女性を中心にウケています。
はつか大根(ラディッシュ)の栄養
ジアスターゼ
大根類に含まれる栄養で、胃で糖分の消化吸収を助けるので、食べ過ぎた時の胸焼けを治すのにとても効果的。お正月に餅を食べすぎて苦しいというときは、はつか大根(大根でもOK)を食べるといいですよ。
プロテアーゼ
これも消化酵素。肉や魚の消化を助けるのがこの栄養です。焼き魚に大根おろしがついているのは、このプロテアーゼの助けを借りて、消化をよくしようとする意味もあります。美味しいだけではないんですね。
アントシアニン
アントシアニンといえば、有名なポリフェノールの一種。目の疲れに効果があります。スマホをよく見る人、パソコン作業が多い人は、ラディッシュを食べると、疲労回復の手助けをしてくれます。
ただし、赤い色に含まれているので、白い品種にはありません。できるだけ赤いものを選ぶことで、アントシアニン効果も大きくなるでしょう。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ①
そのまま食べる!塩レモン和えレシピ
収穫したばかりの旬な時期の新鮮な野菜なら、やはりそのままいただくのが美味しいですね。レモンの酸味と塩の旨味でいただく、レモン塩和えの作り方を動画で覚えましょう。下にダイジェストで作り方を抜粋いたしましたが、食材など詳しい作り方・材料・レシピは元動画でご確認ください。
料理の作り方
①はつか大根は食べたいだけ、少し厚めの2ミリ程度にスライスしておきます。
②レモン半個程度をしぼって1に回しかけます。
③塩で味を整えたら、盛り付けて食卓へ。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ②
切ってそのまま美味しいサラダに
ブロッコリーの芯は、捨ててしまう人も多い部分ですが、実は甘みがあって一番美味しいところです。茹でてミキサーに掛けて、生クリームでスープにするのがおすすめですが、今回はテーマ食材であるはつか大根と一緒にそのままサラダでいただきましょう。
旨味を加える食材としてツナ缶を使用しています。
料理の作り方
①ブロッコリーは茎の部分を使います。1センチ程度のサイコロ状にして、サッと湯がいておきます。
②はつか大根は、茎の部分と先の部分を切り取り、横向きにスライス。
③ボウルで1、コーン缶、つな缶、2を入れて塩コショウで味付け。
④オリーブオイルをまわしかけてよく混ぜれば完成です。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ③
甘酢でサッパリ!漬け物料理にも
大根の仲間ですから、漬け物にも合わないはずがありませんね。ここでは、切ったはつか大根をそのまま甘酢に漬け込んで作る、簡単即席甘酢漬けの料理方法をご紹介します。
甘酢は自分で作ってもいいですが、市販の甘酢漬けの汁をリサイクルして使ってもかまいません。ラディッシュの収穫時期でサラダだけでは食べきれないというときに、手軽につくれて、お口直し料理になるお役立ちレシピです。
料理の作り方
①はつか大根は薄切りにしておきます。
②ボウルで酢、佐藤、塩を混ぜ合わせ、1を漬け込みます。
③冷蔵庫で半日ほどで食べごろになります。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ④
調理中に、葉の塩もみを使っていますが、はつか大根の育った葉の表面には「トゲ」があります。知らずにぎゅっと握ってしまうと痛いことがあります。
使い捨てのビニール手袋をしたり、ビニール袋を手袋代わりにするなどして、予防するといいでしょう。しぼってしまえば、トゲも気にならないので食べるときには問題ないです。ディルがない人は、イタリアンパセリを流用しても。
料理の作り方
①紫玉ねぎ、はつか大根は薄切りにスライスします。
②はつか大根の葉は塩もみして絞って1に加えます。
③カニ缶、ディルを2に加え、塩コショウ、生クリームを入れて混ぜ合わせます。
④きれいに盛り付けたらできあがりです。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ⑤
少し変わったラディッシュレシピ
材料 (2人分) ラディッシュ3個 バター(室温でやわらかくしておく)30g 塩コショウ少々
材料もシンプル、作り方も簡単。なのに、とっても美味しいと話題になっているはつか大根を使ったレシピがあります。それがラディシュバター。みじん切りにしたものをバターにまぜて、味を整えるだけ。フランスパンやクラッカーなどに乗せて、カナッペにしていただくのが、一般的な食べ方。
ラディッシュバターレシピはこちらから
サラダ、漬け物、葉を味噌汁にするくらいしかないと思っていたはつか大根に、こんなレシピがあったなんてと、試す人多数!簡単にできますので、ぜひ一度作って食べてみてはいかがでしょうか。材料も作り方も簡単ですが、詳しい作り方を見たいという方は、下からどうぞ。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ⑥
はつか大根で作るドレッシング
材料 ラディッシュ2個(40g) 玉ねぎ40g サラダ油1/4カップ 砂糖小さじ1 トップバリュ穀物酢1/4カップ 塩小さじ1/2 ブラックペッパー少々 味の素(無くても可) 少々
サラダとして食べるだけでなく、ドレッシングにしても綺麗な色がついて綺麗なものができます。玉ねぎと一緒によく混ぜるだけ。ブラックペッパーがピリッとアクセントになっています。色はまるでいちごジュースのようで甘そうなのに、しっかりドレッシングなのも楽しい。
詳しい作り方はこちらから
詳しい作り方が気になる方は、下のリンクからレシピページに移動します。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ⑦
はつか大根(ラディッシュ)の葉っぱも食べられる
ここまで、はつか大根の実の食べ方レシピについての料理ばかりでした。しかし、もっとこの植物を食べ尽くしたいと感じるなら、葉っぱにも注目してみてくださいね。捨ててしまう人も多い、この葉っぱの部分も料理法次第で、おいしくいただくことができます。葉っぱの食べ方レシピを最後に2つご紹介しましょう。
葉っぱの食べ方①サラダで
間引きしたベビーリーフをいただきます。かいわれ大根よりも辛くなく、やわらかでこれが好きで間引きを楽しみにしている人もいるというほど。まだ若い葉っぱは、ぜひ生で召し上がってみてくださいね。
葉っぱの食べ方②味噌汁の具に
はつか大根の葉っぱはやわらかく美味しいので、ハモグリバエなどの害虫のかっこうの餌食になってしまいます。もし、奇跡的にあなたの栽培したものが葉っぱが無傷であれば、ぜひ火を入れた調理法で召し上がってください。
おすすめは、味噌汁の具です。すぐに火が入りますので、味噌を入れる少しまえに入れましょう。煮すぎると美味しくありませんので、加熱時間に注意します。
はつか大根(ラディッシュ)人気レシピ⑧
葉っぱの食べ方③炒めもの
材料 (2人分) ラディッシュの葉90g ベーコン2枚 白炒りゴマ大2 ゴマ油 大1
葉っぱもたくさんあったら、ベーコンと炒めてふりかけ風にしていただきましょう。和風な味付けで、白いご飯によく合います。冷蔵庫でしばらく保存できますので、おにぎりの具にしたり、卵焼きに混ぜて味付けをしたりと、いろいろ食べ方の応用も効きそうです。
葉っぱはいつもは捨ててしまうという人は、ちょっともったいないですね。綺麗に洗って水気を切って、炒めものにしましょう。
詳しい作り方・調味料はこちらから
ベーコンの旨味と白ごまの風味もいい味を出している、はつか大根の葉っぱを使った炒めものレシピ。材料に調味料は入っていません。詳しい作り方や調味料は下のサイトで確認できます。
はつか大根(ラディッシュ)栽培
はつか大根を自宅で収穫しよう
小学生のころ、理科の授業ではつか大根を育てるという課題があった方も多いのではないでしょうか。20日という短い期間で収穫することができることから、成長記録をつけるのに適した野菜として、よく授業の教材として抜擢されています。子供のころに育てた思い出がある方も、昔を思い出してはつか大根を育ててみませんか。
簡単な収穫までの育て方
種まき時期は春から秋まで。土は普通の培養土が何でも使えます。家の中の窓辺やベランダでも育てられるような、小さな鉢やプランター栽培がおすすめ。
筋蒔きというライン状に種をまく方法で浅めに種まきをして、ふたばが出たら間引きをします。毎日水をあげ、日当たりのよい場所におけば、種まきから1ヶ月もかからずに収穫できます。
収穫時期は土の上に赤い実が見えてきたら。欲張って長い間育てつづけると地上に出てきた実から割れて美味しくなくなってしまうので、小さめでも1ヶ月以内を目安に収穫して料理しましょう。
育て方注意
葉を食べる害虫に注意します。季節によって違いますが、モンシロチョウの幼虫やハモグリバエが、代表的な注意したい害虫です。そのほか、連作障害がでる植物ですので、一度二十日大根を育てた土は2~3年は他の作物を育てるなどしてください。
まとめ
旬の時期ならそのままで美味!はつか大根
はつか大根は実の部分と葉の部分で、栄養が違います。大根部分には、消化酵素や抗酸化作用のあるポリフェノールなどが含まれる体に良い野菜。葉の部分は緑黄色野菜でカロチンが豊富です。実も葉も残さず美味しく召し上がってくださいね。
サラダ、漬け物、味噌汁の具と食べ方もいろいろです!自宅で栽培すれば、間引いたベビーリーフもまた美味です。スーパーには売られていない、家庭菜園ならではの味ですので、こちらもぜひ、試してみてはいかがでしょう。
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