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クコの実の食べ方は?そのまま食べても大丈夫?効能含めてご紹介!

クコの実というと健康食材というイメージで、販売されていても食べ方がよくわからないので手を出しづらいと思う人も多いでしょう。クコの実はゴジベリーの名前で海外ではスーパーフードとされ、健康だけでなく美容目的でも沢山の食べ方が開発されています。
更新: 2024年6月27日
HI-D
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クコの実の食べ方

クコの実というとみなさんどんなイメージでしょうか?良く聞くのは仙人の食べ物というイメージですね。都会にはあまり生えていませんが、少し田舎にいけば海岸沿いや川沿いに沢山生えているのを見かける事が出来ます。

トマトに似た赤い実はとても美味しそうで生で食べてしまいたくなるものですが、生で販売されていることを見ることはありません。なぜでしょうか?そういった所も含めてご説明していきます。

クコの実は美味しいか

クコの実は美味しいかと尋ねられて即答出来る人はまずいません、それはクコは味が濃い食べ物ではなく、味よりも健康面が期待されて普及した植物だからです。現にクコの実は漢方薬の一種としても知られているほどで、ヨーロッパでもスーパーフードとされています。もちろん独特の風味を活かしたレシピにより美味しい料理に変身する事も出来ます。

クコの実の食べ方:クコの実とは

ナス科の多年草で、そのまま生食はされずに乾燥果実の利用が主です。木は細く長く伸び、ツルの様になります。葉は楕円形で、フシダニなどにより虫コブだらけになっていることが多いです。ただ強い植物なので、そのままにしておいても枯れることはなく、負けずに生育します。日本でも優良な品種が多くありますが、味よりも収穫量の多さで選抜されてきた歴史が有ります。

水辺の近くに多い

クコはナス科の中でも水分が好きな植物で、静岡県や岡山県で多くみることができます。味が薄い果実なので味で選抜するのが難しいのも、収量で選抜されてきた理由かもしれませんね。乾燥果実をたべてみると味のばらつきがあるので、味の良いものだけを選抜する事が出来たらさらに普及するかもしれません。食べ過ぎても良くない食材ですが、食べたほうが良い食材ではあります。

クコの実の食べ方:生のクコの実の味

クコの実を生でそのまま食べたことのある人はわかると思いますが、ハリナスビやオパクムなどの日本でマイナーなナス科の果菜に有りがちな生臭さがあります。味はトマトに近いですがとても薄味で、やや苦味がある場合があります。さらに生そのままのクコは日持ちせず、皮がすぐに敗れてしまいます。そのため生のクコが販売されていることが無いのでしょう。

クコの葉も食べられる

クコの炊き込みご飯を作る時に、クコの若い葉も一緒に入れる事があります。ほろ苦くて美味しい食材です。ただし、クコはナス科の中でも葉の害虫や病気が多い植物なので、そのまま食べずによく洗って火を通して食べた方がよいでしょう。綺麗な葉を見つけるのが難しいですが、入れすぎても美味しいとは限らないので少量有れば良いと思います。

クコの実の食べ方:乾燥クコの実の味

ミックスナッツや杏仁豆腐のトッピングとしてしられているので、イメージしやすいかもしれません。乾燥クコは成分の濃縮及びデンプンの糖化によりほのかな甘味をもちます。乾燥してもほのかに甘い程度なので糖質の少なさがうかがえますね。他の乾燥フルーツと比べても栄養素は高く糖質、カロリーが少ないので安心して食べる事が出来ます。

臭みが消える

クコの実は乾燥させることにより独特な臭みが消え、そのまま生で食べるよりもはるかに美味しい食材になります。そのまま生で食べた時には一応食べれるというレベルでしたか、乾燥果実は甘味が凝縮されて美味しくなります。さらに水で戻して食べたとしても臭みが無く食べられるようになっています。水で戻すときの戻し方は、完璧に戻すよりも半生にする戻し方の方が美味しいです・


クコの実の食べ方:クコの実は天然のビタミン剤

クコの実は多くの効能が有ることは知られていますが、美容に効能を発揮するビタミンB群、それから20グラムで1日に必要なビタミンAを摂取できます。ビタミンAの効能は高く、不足すると皮膚障害やクル病、それから後進国では子供の失明などが問題になっております。

骨の発達をスムーズにする効能もあるのでビタミンAはとても大切な栄養素です。さらに健康に対する効能や美容に関する効能で知られるビタミンCの含有量はオレンジ以上です。つまりクコの実はビタミン剤としての効能があると考えられます。

ビタミンE

クコの実は他の果実にはほとんど含まれないビタミンEを持っています。ビタミンEが不足すると抗酸化力が衰えるために、肌の老化を招きます。さらに血行が滞るので冷え性などの原因になります。体に蓄積しないビタミンなので食べ物から摂取することが重要です。ただし、毎日食べ過ぎて量が増えすぎても骨粗鬆症の原因になると言われています。

クコの実の食べ方:クコの実は天然のアミノサプリ

クコの実はビタミン意外にも様々な効能があります。なんと人体の必須アミノ酸9種類を含めて合計すると18種類ものアミノ酸を含んでいます。

クコの含むアミノ酸のなかで最も注目されているのがベタインです、ベタインは脂肪肝の予防や過剰な糖分の吸収を防ぐ効能を持つアミノ酸です。さらに血糖値やコレステロールの上昇も防ぐので健康維持に持ってこいの効能を持っています。クコの実はまるで天然のアミノサプリですね。

必須アミノ酸

必須アミノ酸とは体内で満足に合成出来ないアミノ酸のことで、食べ物から摂取する必要があるアミノ酸の事です。イソロイシン、バリン、トリプトファン、スレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、リジン、ロイシン、メチオニンの9つのアミノ酸が必須アミノ酸です。必須アミノ酸が不足すると鬱病になりやすいともいわれているので積極的に摂取する必要があるでしょう。

クコの実の食べ方:クコの実は天然の内服目薬

カロテノイドは強い抗酸化作用などの効能で知られますが、調理師免許の問題などでは体内でビタミンAに変化する事などにも触れられています。肌や細胞の老化を防ぐ効能があるのでクコを食べていると長寿になれるかも知れません。

クコに多く含まれるルテインやゼアキサンチンなどのカロテノイドは、スマホやパソコンのブルーライトで傷ついた目を修復する作用もあります。カロテノイドが体内で変化して生まれるビタミンAも視力に必要なビタミンなので、クコの実は食べる目薬とも言えるでしょう。

ゼアキサンチン

ゼアキサンチンは、ルテインと並び目の網膜にとって重要なカロテノイドです。ゼアキサンチンは特に視力を司る黄斑部に多く分布するカロテノイドで、ゼアキサンチンを充分に摂取していないと加齢性黄斑変性の発症率に57%差があるとも言われています。

ルテインなどを多く含む緑黄色野菜は沢山ありますが、ほとんどの野菜にはごく微量しかゼアキサンチンは含まれていません。そのため、ゼアキサンチンを豊富に含むクコは注目されています。

クコの実の食べ方:クコの実の副作用

クコの実は大変おおくの効能がある果実ですが、大量に食べ過ぎると副作用が有ります。上記のアミノ酸の項でご紹介したベタインですが、詳細なデータは見つからないのであやしいですが、ベタインは月経の促進や妊娠中絶作用があるとも言われます。

さらに、ビタミンAの多い食べ物は過剰に食べ過ぎると死に至る場合もあるので気をつけるべきでしょう。例えば北極熊の肝臓はビタミンAが多過ぎるため、食べると毒性を発揮するようです。
 

ビタミンAの多い食材

クコの実はビタミンAと、体内でビタミンAに変化するベータカロテンを多く含みます。しかし、多いとはいっても他の野菜などと比べた場合の分量で、動物性食品と比べればそこまでの分量ではありません。

ウナギやサバなどの魚にも多く含まれていますが、これはビタミンAを作る微生物を魚が餌にするためで、必然的に魚をたべる北極熊の肝臓には毒になるほど大量のビタミンAが蓄積されます。毎日食べ過ぎればクコでも過剰症になるかも知れません。


クコの実の食べ方:クコの実の作り方

クコの実は日本にも自生している植物なので、栽培が簡単です。しかし、害虫被害が多いので出来るだけ日の当たる場所に植えましょう。日当たりが良い場所であれば、水切れさえさせなければそのまま放っておいても育ちます。

乾燥には弱いですが過湿も良くないので、砂質土壌で水を切らさず日に良く当てるのが基本です。ある程度大きくなれば日陰に植えても育つので、日陰に植えたい場合は1メートルを超えてから植えると良いでしょう。大きく育ちますが、枝はしだれるように下垂れるのでさほど収穫の手間はありません。

乾燥させるときには

クコの実は日本の野生動物にとって重要な食料でもあるので、何も保護をせずにそのまま天日干しをしていると、ハトやヒヨドリに食べられることが多いので注意しましょう。他には乾燥果実にも食害するメイガの仲間や、ハエ類などがつくので、網戸越しの太陽光で干すか、天日干し用のネットにいれて干すと良いでしょう。

クコの実の食べ方:クコの実の種類

クコの実にはいくつかの種類があります。まず大きく分けると3つに分けられます。一番有名なものは普通のクコの実で赤い実が鈴なりになるのが特徴です。次に最高級で、最高の効能を持つとされる黒クコです、見た目がかなり普通のクコと異なりますが、その効能の高さから高値で取引されています。最後に、普通のクコとほとんど同じですが、アンバーゴジと呼ばれる黄色い実がなる品種が知られています。

黒クコ

黒クコはその名の通り黒い実を付けるクコですが、クコとは全くの同種ではありません。クコと異なり枝にはトゲが多く、葉は多肉質で細長いのが特徴です。全ての果実のなかで最もアントシアニン含有量が高いので、乾燥果実の戻し方には注意しましょう。

何故なら、水に漬けておくとアントシアニンが抜けてもったいないばかりか、その水が服につくと染みついて落ちません。黒クコの戻し方はクコの実が半分浸かる程度の水にいれる方法が最も良い戻し方ですが、できるだけ戻さずに食べる方が良いと思います。

クコの実の食べ方:クコの実のレシピ1

乾燥クコの実をそのまま食べても良いのですが、ちょっとした工夫で美味しいおやつに早変わりします。その工夫とは戻しクコの実です。水だけの戻し方でも食べられなくはありませんが、リンゴ酢と蜂蜜を混ぜたものを使った戻し方が一番美味しい戻し方でした。

他にはグレープジュースを使った戻し方も美味しいです、甘味を付けることが美味しい戻しクコを作る秘訣です。リンゴ酢と蜂蜜であれば、どちらも健康食材なので健康にも一番良い戻し方ではないでしょうか?

リンゴ酢と蜂蜜の分量

リンゴ酢と蜂蜜を使った戻し方の場合、甘さの調節が重要になると思いますが、これを糖度に変換して考えると分量の目安を付けやすいと思います。例えば、蜂蜜は糖度70%でとても甘い食材です、イチゴの糖度は12~15が一般的です、糖度10度以上で人は甘いと感じ、12以上で果物の甘さ、14以上でとても甘いと感じます。

つまりは、蜂蜜を20%いれてようやく甘く感じるというワケです。糖度が40%を超えると甘すぎると感じるので、リンゴ酢の20~30%の蜂蜜をいれるのがこの戻し方のキモになります。お好みで調節すると良いでしょう。

クコの実の食べ方:クコの実のレシピ2

クコの実は大量に食べ過ぎると副作用がある食材なので、少量ずつ食べられるレシピも必要かもしれません。そこでベストなのがヨーグルトのトッピングに混ぜる事です。クコは目にも良い食材なので冷凍ブルーベリーなどと合わせても美味しいです。ストロベリーピューレとあわせてヨーグルトソースに加えるレシピもあります。

クコの実ソースのレシピ

クコの実の摂取量を考えてソースを作らないとあとで大変なめに合うかも知れません。クコの実の摂取量を考えると30グラムで1日の摂取量の2倍近いので、クコの実は15グラム、多くて20グラムの分量が適当でしょう。

まずクコの実を水かクコの実ジュースで戻します、その倍の量のストロベリーピューレとハンドミキサーでまぜ、最後にピューレとクコのその3分の1の分量の蜂蜜をまぜて完成です。このレシピであれば毎日飽きずに摂取出来るでしょう。


クコの実の食べ方:クコの実のレシピ3

クコの実は鶏肉と相性が良いので、鶏肉を合わせたレシピが沢山あります。例えば最もポピュラーなレシピはクコの実の炊き込みご飯で、炊かれることによりそのままクコの実を食べるよりも甘味を感じやすくなると思います。鶏肉とタケノコ、そしてクコの実をめんつゆで炊くのが一般的です。食べ過ぎても良くない食材なので、分量を守り食べ過ぎない様に考えて量を決めると良いと思います。

クコが鶏肉と合う理由

クコは鶏肉料理のトッピングに良く使われます。なぜクコと鶏肉があるのでしょうか?理由はどちらもクセの無い食材であり、クコには独特な風味がありますが強烈な甘味や酸味があるわけではありません。つまりクコあ鶏肉料理においてハーブと同じ役割をしていると考えられます。食べ過ぎると良くないとはいえ、鶏肉とクコの実は食が進む組み合わせであることは間違いではありません。

クコの実の食べ方:クコの実のレシピ4

クコの実の食べ方で意外と人気があるのはクコの実ジュースです。水で戻したクコの実をミキサーにかけるだけなので簡単です。出来たマストを絞ってジュースにしたら、搾りかすは炊き込みご飯などに使うと良いでしょう。ジュースを煮詰め蜂蜜と白ワインヴィネガーで味をつけて、そのままガーリックオイルで焼いた鶏肉のソースに使うと美味しいです。

クコの実と油

ガーリックオイルで焼いた鶏肉とクコを合わせるときには、まずクコの実ジュースとワインヴィネガーをまぜます。次に肉を焼くのですが、このときに肉を焼いた後の油にクコを投入するのです。そしてクコと油を軽く馴染ませたら鶏肉にかけて完成です。

クコと油を馴染ませるとクコのカロテノイドが油に溶けて吸収しやすくなるほか、加熱されてクコの甘味が増します。ソースに使うのであれば食べ過ぎる心配もないのでオススメです。

クコの実の食べ方:クコの実のレシピ5

ナッツのキャラメリゼによくレーズンやクコが入っていることがあります。ナッツもクコも健康機能や美容に効能がある食材なので、この組み合わせはとても素晴らしい組み合わせです。クッキーの型にバターを塗りナッツとクコ、レーズンを入れます。

そしてフライパンで砂糖を焼き、カラメル化したところで型に流し入れます。ナッツとクコを合わせた6分の1くらいの分量流し込めば充分です。型によってはおしゃれなキャラメリゼになるのでお試し下さい。

ナッツも食べ過ぎ注意

キャラメリゼはとても美味しいので食べ過ぎてしまうことが多いですが、ナッツは意外とカロリーが高く、また砂糖も使われているので食べ過ぎには注意しましょう。ただおしゃれなので、よくできたものはプレゼントなどにも使え大変便利です。

まとめ

クコの実は健康にも美容にも効能がある素晴らしい食材です。しかし、栄養分がおおいサプリメントのようなものなので、分量には注意が必要でしょう。栽培する場合、日照りと水分さえ確保できれば思った以上に簡単に育つのでお試し下さい。クコの実は世界でも最も注目されているスーパーフードの一つなので、日本で簡単に手に入ることは大変幸運だと思います。