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【早期発見が鍵】きゅうりのうどんこ病対策ガイド!原因や農薬の正しい使い方を解説!

きゅうりのうどんこ病という名前を聞いたことがあるでしょう。発生したものを放置すると大きなダメージを受けることもある病気です。軽く見てはいけないきゅうりのうどんこ病の病気の症状・病害。病害・被害の他に、対策や治療法も解説していきます。
更新: 2022年3月14日
佐藤3
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きゅうりのうどんこ病の症状や対策は

発病後の被害は?農薬の使い方など治療法を紹介

うどんこ病はいろんな野菜や草花に発生する植物がかかる病気の名前です。もちろん、きゅうりもうどんこ病があり、発病するとせっかくのきゅうりに被害が出てしまいます。植物の病気としてよく名前が登場するうどんこ病。大切な植物に被害が出る前に、発生したときの対策や農薬の使い方を予習しておきましょう。

うどんこ病とは?病害と病原菌

うどんこ病のきゅうりの見た目

うどんこ病にかかると、葉などに焚き火の灰が飛んできたのかな?と思うような白い粉が付きはじめます。この白い粉が小麦粉(うどんこ)のように見えるからうどんこ病と名前がつきました。葉が白くなりビジュアルが悪くなるだけではなくて、だんだんと枯れてきたり縮れたりしてきます。

うどんこ病の病原菌

うどんこ病の白い粉の正体はカビ菌の一種の病原菌です。一箇所出てきたなと思うと、アッというまに広がって病気が株全体に広がっていきます。菌で感染する病気ですので、風に乗って少し離れた場所にある、違う株にも伝染していくやっかいな病気です。

植物の病原菌被害の総称

うどんこ病はいろんな植物の病気として名前が出てきます。同じ病原菌が原因なんだろうと思う方もいるのでは?きゅうりにうどんこ病が出たから別の植物に伝染しないかと心配される方もいます。でも、うどんこ病は正確には植物ごとに病原菌の中の細かい種類が違います。だから、きゅうりのうどんこ病の病原菌で感染するのはきゅうりだけ。他の植物に伝染ることはないですし、他の植物からうつされることもありません。(写真はバラのうどんこ病)

きゅうりのうどんこ病対策①原因

うどんこ病にかかりやすい環境

うどんこ病は、よく出てくる病気ですが絶対にかかるものではありません。病気が発生しやすい環境があったり、被害を受けやすい株があったりするのです。まず、言われているのが「ジメジメした風通しの悪さ」です。株と株の間が狭かったり、ひとつの株でもごちゃごちゃと混み合って風が通る隙間がないような場所が、うどんこ病の病原菌が大好きな場所です。

肥料が原因になることも

肥料は植物を大きく育ててくれる、いわば植物の栄養剤。でも、栄養過多になると病気を引き起こす原因となることもあります。うどんこ病は、窒素成分の多い肥料のあげすぎにより発生しやすくなります。

元気な株はかかりにくい

元々の株の丈夫さも、病気にかかりやすいかかりにくいの差がでます。人もそうですね。少し体力が落ちていると風邪をひいてしまう…。それと同じです。きゅうりの場合は、大切なのは根の部分と葉の部分。水はけのよい土で、十分に養分を吸える根が張っている。葉が他の葉と重ならず、しっかりと光合成できる。この2つで株は病気に負けない丈夫で強い個体に育ちます。

きゅうりのうどんこ病対策②症状

症状①白い粉


比較的初期の症状として、白い粉が葉についているのに気づくでしょう。ある日気づくと、葉が白っぽくなっている部分がある。それが病気の影響・症状です。他の病気とはちがって、「これはうどんこ病だ」とハッキリわかる症状です。

症状②作物への影響

病気の発病により、次に起こる症状は他の植物の症状と似ているので比べるのが少し難しくなってきますが、以下のようなものがあります。
1.葉の端が縮れてくる
2.枯れて茶色くなってくる
これはうどんこ病の症状というよりも、病気が進行した被害といった方がよいでしょう。

症状③最悪の場合

病気が発病して、少しずつ被害が広がっていくと、葉がほとんど白くなったり枯れてしまったりします。こうなると光合成ができなくなります。最悪の場合、うどんこ病の症状として「株全体が枯れる」ことにつながってしまいます。早い発生時期のうちに、何かしらアクションを起こして対処しましょう。

きゅうりのうどんこ病対策③発病後の早期対策

病気の葉を取りのぞく

空気中に菌が飛んでしまう病気なので、葉を取っただけではパーフェクトではないのですが、きゅうりの生命力が強い時には有効な方法です。病気になった葉を徹底的に取り除いていく方法はうどんこ病初期のころには、ひじょうに効果的な方法といえるでしょう。農薬などを散布したとしても、一度感染して変形した葉が元に戻ることはありません。他の葉に移る前に、できるだけ早く取り除きます。

取った葉の処理で再感染を防ぐ

切り取った病気に感染した葉は、手早く確実に処分します。すぐに菌が飛ばないようにビニール袋に入れて、燃やす、ゴミに出すなど処分してしまいましょう。病気の葉は取ってしまったからといって安心して、そのへんに放置していては、病原菌を近くに置いておくだけです。少しでも早く、しっかり隔離、処分しましょう。

季節が変わるのを待つ

うどんこ病は寒い冬や暑い夏が嫌いで、夏や冬になると自然と治ってしまうという特徴があります。もし、春や秋でもうすぐ季節の変わり目というときにうどんこ病にかかったなら、病気の葉を取り除くなどの簡単にできる対処だけをして季節が変わって全滅するのを待つということもできます。

きゅうりのうどんこ病対策④病害

病害①生育が悪くなる

病気が発生した株にきゅうりがなると、生育が悪くなってしまうことがあります。一日でグーンと大きくなるきゅうりですが、何日たっても大きくならないというときは、病気が発生した被害でしょう。

病害②最悪こんな状態にも

ここまで生育が悪くなることは、あまりないのですが、場合によってはこのように実が生育しないまま終わってしまうこともあります。かからない事が一番だけど、うどんこ病はよくある病気と安心せず、しっかりかからない対策や、発生後の駆除をしていきたいですね。

きゅうりのうどんこ病対策⑤無農薬の対策


うどんこ病の天敵「キイロテントウ」

うどんこ病には天敵農薬という駆除方法があります。農薬といっても薬は使わない方法ですので、地球にも人にも優しい方法。きゅうりなどウリ科のうどんこ病のカビが好物なのが、この「キイロテントウムシ」です。もし発病しても、このキイロテントウムシがいれば、カビをどんどん食べてくれます。天敵の力でおこなう治療法として、このキイロテントウムシの天敵治療法も注目を集めています。

無農薬スプレー液①お酢+唐辛子

病気だけでなく虫よけの効果もあるといわれて、広く無農薬野菜栽培に使われているのが、お酢と唐辛子の液のスプレーです。使い方は30倍から50倍くらいに水で薄めて、うどんこ病が発生しそうな季節に「予防」として噴霧するのがコツです。葉の裏表、水がしたたるくらいたっぷりとスプレーしないと効果がないことと、お酢のニオイがきついのが弱点。ご近所にもご迷惑がかかってしまうかも。使うときは、近所づきあいにも気をつけましょう。

無農薬スプレー液②木酢液

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木酢液は木炭を焼くときにできる煙からできる、酸っぱい香りがする褐色の液体です。除菌効果があるとされ、ペットのシャンプー、まな板の除菌、水虫の方が足を洗ったり…といろいろな使い方をされる、天然の薬のようなもの。農薬としての使い方は、木酢液に唐辛子を漬け込んで、500倍くらいの水で薄めたものを、お酢と同じようにたっぷりスプレーします。こちらも、発生前の予防として効果がある使い方です。

トヨチュー 有機酸調整済み 木酢液

出典:楽天

無農薬スプレー液③重曹水溶液

カルメ焼きというお菓子を食べたことはありますか?それにも使われているのが、この重曹です。発泡作用があり、ベーキングパウダーのようにふくらし粉代わりにも使われます。人が口にするものですから、安心して使える無農薬農薬になります。使い方は、800倍の水によく溶かして、病気の葉に散布します。乾くと溶かした重曹が白く葉に残るのでうどんこ病がひどくなったと感じてしまうこともありますが、それは重曹成分なので心配ありませんよ。

無農薬スプレーの使用目安

いろいろなタイプの無農薬のスプレー液がありますが、どれも週に1度の使用を目安にします。ただし、使っていてもどんどん病状が悪くなる。うどんこ病が広がってしまうというときは、薬剤散布も考慮しましょう。少し迷っているうちに、大切な作物が全滅してしまうこともあります。

きゅうりのうどんこ病対策⑥農薬

オーガニック栽培に使える農薬

住友化学園芸 家庭園芸用 カリグリーン

出典:Amazon
出典:Amazon

口にするものだから、できれば科学的な農薬は使いたくないですね。そんな気持ちは、誰でも同じです。大手通販サイトで、オーガニック思考の農薬として評判が良いのが、こちらのカリグリーンです。除菌殺虫剤として病気だけでなく虫除けとしての効果もあります。

食品由来の成分で収穫前日まで散布できる


農薬といっても、食品由来なものも売られています。それだけでなくこちらの農薬は、スプレー式なので買ってすぐにそのまま使えます。はじめて農薬を使う人が大変だなと思いがちなのが、〇〇倍希釈という薄めて使うタイプ。その点、ストレートタイプの農薬なら薄める心配なく簡単に使えておすすめです。

きゅうりのうどんこ病対策⑦注意点

農薬やスプレーは葉の裏側にも

カビ菌による病気の場合は、葉の表面だけでなく実は裏側にも病原菌が潜んでいることがあります。農薬の場合も、お酢などで自分で作ったスプレーの場合も、薬を散布する場合は全体にムラなく。とくに裏側へも液がしたたるくらい十分に散布します。

触れる時はそっと

病気にかかった葉を取り除くとき、スプレーを裏側に噴霧しようと葉にふれるとき。雑に扱うと、病原菌の白い粉のような菌があたりに飛散してしまいます。駆除しようとしているのに、まわりに広げてしまうことになってしまいますよ。できるだけ、白い粉を飛ばさないようにそっと扱うようにしましょう。

我慢させすぎない

季節によって自然と全滅したり、手作りや自然派のお酢スプレーなどで消滅することもありますが、農薬を使うことを躊躇しているうちに被害が拡大して全滅してしまうこともあります。農薬を使うタイミングは逃さないように。オーガニックな農薬や、食品由来成分など比較的安心度の高いものもありますので、それらの使用も考えてみてくださいね。

まとめ

きゅうりのうどんこ病もう怖くない!

白く粉を吹いた見た目で、触れるのにも躊躇してしまいそうになるうどんこ病。野菜や果物、バラの栽培では珍しい病気ではありません。病害が出るまえに、風通しをよくしたり、発病後すぐにお酢で殺菌してあげたりと無農薬でできる対策法から、市販の強い農薬による治療法まで、人がきゅうりにしてあげられることはたくさんあります。もし、大切なきゅうりが病害にあっても、あわてず対処してあげたいですね。

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