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イカに寄生するアニサキスは気をつけろ!見つけ方や除去/予防方法を解説!

アニサキスという寄生虫は、イカなどに寄生をしている寄生虫です。生のイカやサバなどの海鮮を食べる時にはこのアニサキスに注意しながら食べるようにしましょう。アニサキスを間違って食べてしまわないように除去方法や予防方法を解説します。
更新: 2024年9月19日
ゆうだい
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目次

アニサキスとは

イカに寄生していることが多い

イカや魚によく寄生しているアニサキスという生物を知っていますか?アニサキスとはどんな生物なのでしょうか?イカの身によく寄生している2㎝~3㎝くらいの白い紐のような寄生虫のことです。この寄生虫を生きているまま食べたらどうなってしまうのでしょうか?

胃の中で、胃の壁にもくぐりこもうとするため激痛を伴うことがあります。刺身で食べることによって多くの方がアニサキス症になってしまっています。イカの刺身を食べる時はアニサキスに注意をしましょう。スーパーで買ったものでもアニサキスが寄生している場合があるので注意が必要です。

危ないのはイカだけではない

アニサキスが寄生しているのはイカだけではありません。サバやアジなどの青物といわれる魚にも多く寄生している場合があります。さらにこのサバやアジ、イカを食べる大型の魚にも寄生している可能性があるのです。ということは、釣りをしていると釣れるような魚には、アニサキスが寄生をしている可能性があるということですね。

ちなみにアニサキスは最終的に、クジラやイルカに寄生して、成虫となりますので、食物連鎖でどんどん寄生を繰り返していきます。普段からしっかりとした知識をもってイカや魚を食べるようにしましょう。

寄生虫はアニサキスだけではない

寄生虫はアニサキスだけではないので注意が必要です。一番有名なのがアニサキスというだけです。アニサキス以外にも、ニベリニア、テンタクラリア、ブリ糸状線虫、サンマヒジキムシ、ディディモゾイドとたくさんの種類がいます。

しかし、どの寄生虫もしっかりと処理をして食べることで無力化することができます。しかし、一緒に食べたら、アレルギー症状が出てしまうことがあるので注意が必要です。もし見つけた場合は、必ず取り除いてから食べるように心がけましょう。

アニサキスの見つけ方

イカの身をなるべく薄く切る

アニサキスの見つけ方ですが、アニサキスはとても小さい寄生虫なので、刺身でイカを食べようとするときは薄く小さく切るようにしましょう。そうすることで、アニサキスが潜んでいるところを見やすくすることができます。

特にイカはイカそうめんにすることで、アニサキスが外に出てくる確率が上がります。ただ、これで完全に見つけることできるわけではないので注意しましょう。


切ったイカの身をライトに透かしてみる

イカそうめんや薄く切ったイカの刺身を最後にライトに透かしてみましょう。そうすることで、アニサキスがいる場所を見ることができる場合があります。それでアニサキスが見つかれば、その部分を捨ててしまいましょう。

しかしこの見つけ方も見落としが非常に多い見つけ方なので、十分に注意をしましょう。アニサキスは目視できないサイズではないので、切った時や、食べる前にしっかりと目視をしてから食べるように心がけましょう。

アニサキスを食べてしまったら

激痛に襲われる

生きたアニサキスを食べたら激痛に襲われることがあります。これはアニサキスが胃の壁に入っていこうとするため。この痛みはアニサキスが胃の中で死ぬまで続き、ほとんどの人が耐えられなくなると思います。

アニサキスは傷つくと死んでしまうそうなので、よく噛んで食べたら少しは早く死んでくれるので、激痛に耐える時間は少なくなるかもしれません。しかし、死んだアニサキスを食べてもアレルギー反応が出てしまう人もいるそうなので注意が必要です。

速やかに病院に行こう

アニサキス症と思われる症状が出たらとにかく病院に行きましょう。病院に行くことで、内視鏡を使ってアニサキスを取り除くことができます。痛みの原因はアニサキスが胃壁にかみついている為なので取り除けば痛みはすくに無くなります。

しかし、アニサキスが体内に入っていることで、まれにアレルギー症状が出てしまうことも。蕁麻疹が出たり、アナフィラキシーショックがでるという症状が出る場合があります。しかし、この蕁麻疹などの症状は、青物のアレルギー反応と同じ症状のため診断が難しい場合があります。

アニサキスの予防

加熱してから食べよう

イカなどを刺身で食べたい気持ちはわかりますが、加熱してから食べることによってアニサキス症になることが防ぐことができます。60度以上の温度で1分以上加熱をすればアニサキスは死滅します。刺身で食べたいという気持ちもわかりますが、イカは加熱しても十分においしい食材なので、加熱をしてから食べることをおすすめします。


冷凍してから食べよう

アストロ 623-07

出典:楽天
出典:Amazon
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アニサキスは低温にも弱く、そのため-20度で24時間冷凍してもほぼ死滅します。そのため、スーパーなどで売っているイカは基本的に釣ってからすぐに冷凍されているためほとんど大丈夫ですが、100%大丈夫というわけではありませんので注意が必要です。

最近は、冷凍技術が向上したため-20度で24時間冷凍しなくても出荷できるようになってしまったのがアニサキス症の原因にもなっています。家庭用の冷凍庫は-10度くらいにしかならないので、48時間以上の冷凍保存をしてから食べることが望ましいです。

酢につければよいは間違い

サバなどは、酢で締めることがありますね。それにより寄生虫は死滅すると勘違いしている人がいますが、酢ではほとんどアニサキスが死滅するまでの効果はないので注意をしましょう。

酢で締めたものを食べてアニサキス症にかかったという人もたくさんいるので、酢で締めてあるから大丈夫というわけではありません。正しい知識を持っておきましょう。

自分で釣ったイカや魚のアニサキス予防

すぐに内臓を出そう

スーパーなどで買った魚などは、しっかりと漁師であったり、スーパーの店員がしっかりと処理をしてくれている場合が多いので、大丈夫だと思います。しかし、釣り人なら自分で釣った魚はどうしたらよいのでしょうか?

まずは、釣ったすぐに締めて、内臓を取り出すことで予防ができます。アニサキスなどの寄生虫は主に内臓の中に居ます。そのため、内臓を早めに取り出すことによってアニサキスを食べる確率を減らしておきましょう。ですが寄生主が死んでしまうと身に移動し始めるので注意が必要です。

青森県 八戸産 スルメイカげそ

出典:Amazon

キモは食べないようにしよう

イカや魚のキモはトロッとしていて、あまくてとてもおいしいですね。しかし、アニサキスなどの寄生虫は内臓に居ることが非常に多いです。だから、素人が食べようとするとキモの中にアニサキスが寄生している可能性が非常に高いです。なので、なるべく食べないようにしましょう。

それでも、キモを食べる場合は、一度加熱することで、アニサキスが外に出てくるかもしれないので、一度湯煎をして、様子を見てから食べるようにしましょう。もしくは、細かく切って食べるようにしましょう。


まとめ

正しい知識を持っておこう

日本人であれば、やはり刺身でいろいろな食材を食べたいですね。しかし、刺身で食べるのはそれなりのリスクがあるということなので注意をして食べるようにしましょう。

自分で少し注意をしながら食べることによってアニサキスと一緒に刺身を食べてしまうという確率がとても下がります。ちょっとした心がけでお腹の激痛から逃れられるかもしれないので、日ごろから刺身を食べる時は意識するようにしてみましょう。

症状が出たらとにかく病院へ

イカや魚を食べて数時間後にお腹に激痛を感じたら、とにかく病院へ行って医者の診断を受けるようにしましょう。そしてアニサキス症と診断されたら、内視鏡で取り除いてもらいましょう。

しかし、病院へ行くまでに自分で痛みを和らげることもできます。実は、正露丸を飲むことによってアニサキス症の痛みを少し緩和することができます。ただし正露丸を飲んだから大丈夫というわけではありません。あくまで家でできる応急処置なので痛みが和らいでいるうちに病院へ向かいましょう。

イカの魅力についてもっと気になる方はこちらもチェック

今回はイカに寄生するアニサキスの怖さを紹介してきましたが、本来イカは食べてもおいしいし、釣っても楽しいという生き物です。

だから、イカ釣りの魅力であったり、イカのおいしい食べ方についてもしっかりと知っておいてほしいです。注意点を守って釣ったり、食べたりするのは非常によいことなので、ぜひ皆さんも注意点を守って楽しく釣りを楽しんでくださいね。