釣って美味しくヒイカ
小さくて美味しいヒイカ
初心者でも釣ることのできるイカ「ヒイカ」の作り方と食べ方をご紹介していきます。初心者でもヒイカを釣ることのできるタックルと、ともに釣れる時期や人気のエギングまで細かくご紹介していきます。小さいので釣果が少ないとみんなで食べることができませんが、仕掛けなどを工夫して20杯以上の釣果を目指しましょう。
ヒイカの食べ方もご紹介
ヒイカのおすすめレシピも
美味しヒイカですが、見た目は小さなイカのため皮をむくためにはどういった処理や、どう料理したらいいのか、悩みどころです。そんなときに役立つレシピをご紹介していきます。味自体は、ヒイカといって普通のイカと一緒ですので、実を言うとそんなに悩むことはありません。そのため、下処理だけはしっかりと行い美味しいヒイカを食べましょう。
ヒイカとは
別名はチビイカ
ヒイカは別名チビイカと呼ばれ、漢字で書くと神頭烏賊と書きます。神頭はじんどうと読み、ヒイカの見た目から形が矢尻に似ているからではないかと言われています。生息域は、北海道南部以南沿岸部の日本各地で見ることができます。そして、主な漁法は底引き網量になっているので、市場には多めに出回っており安く手に入れることもできます。どうしても、食べたい場合は釣りよりも市場に出回っているものを狙った方がいいかもしれません。
毎日美味しく食べられる!?
ヒイカは毎日美味しく食べることができます。このように書くと少し違和感が出ますが、実はヒイカには明確な旬というものがないのです。つまり、味の落ちる時期がなくどんな時期でも美味しく食べることができるので、ふっと釣りに行きたくなった時に、狙うならヒイカはいい釣り対象になります。また、食べるにも普通のイカよりも身が厚く、皮が向きやすいイカで熱を通しても身が硬くなりにくいので釣ったあとの食べ方でもワクワクすることができます。
ヒイカの釣れる時期
釣りに最適な時期は8~2月
ヒイカの釣れる時期は多岐にわたりますが、ヒイカが釣れるメインの時期は、8月から2月になります。特に12月から1月は全国でイカ釣りが盛んな時期ですので多くの釣果が望める時期でもあります。仕掛けなども特に珍しいものはありませんですので、餌などもえびなどの手に入りやすいものを使うのでヒイカ釣れる時期には積極的にヒイカを狙ってみるのもおすすめです。
釣りのポイント「ヒイカの生態」を知る
生態を考えてエギングを判断する
ヒイカの釣れる時期といってもしっかりとエギングやタックルを考えなければなりません。そのな時に、考えなければならないのが、ヒイカの生態を考えなければなりません。特にエギングはヒイカに見えることで釣果を上げることができます。そのため、オレンジやピンクの1.5号のエギングを使うのがいいでしょう。このエギングを使う理由は、砂などで水が濁ったとしてもヒイカから見やすくなるためです。エギングの形はエビ型が適してます。
仕掛けは細く引きがわかるものを
小さなイカでも抵抗なく引っ張る
ヒイカ釣りはエギング以外にも、考えなければならないタックルの仕掛けがあります。それは、ウキです。ヒイカは小さく引く力も弱いので、あまり浮力が強くてもヒイカが引いているかどうかを判断できません。そのため、ヒイカを釣ろうとするときには浮力が弱いウキを使ってヒイカが引いているかはどうか判断できるようにしましょう。
ヒイカを釣るときのタックル
ヒイカを釣る時のタックル
ヒイカを釣る時のタックルは、軽量級の魚を釣るタックルをそのまま使うことができます。そのため、釣りを行う前に揃えておくのに必要なのがライトゲームタックルというメバルなどを釣ることのできるタックルを用意しましょう。あまり大きな釣り竿を使ってしまうと引きがあまり強くないヒイカでは、エギングを引張てる感触が感じることができないからです。
タックル以外に用意するもの
ヒイカを釣りにいかれるときに必要なのが、釣れるヒイカの墨を履かせるための「水バケツ」です。ヒイカもイカのため当然、墨を吐きます。そのため、墨を吐かせる用の水バケツを用意せずに、自宅で料理の下処理を行うとキッチンが墨だらけになってしまう危険があります。そのため、生簀用の水バケツと別に墨を吐かせる用のバケツを用意して、墨を吐かせてからザルを使って生け簀に移しましょう。
ヒイカが釣れる仕掛け
えさはエビを使う
エギングを使わずに、針でヒイカを釣る場合には当然ですが仕掛けにえさが必要になってきます。ヒイカ釣りに最適な仕掛けのえさが「エビ」です。エビは「モエビ」と言われる釣具屋で購入することのできるエビを手に入れましょう。この時に注意するのが、生きている状態で釣れる場所まで運ぶことです。ヒイカも馬鹿ではありません。新鮮な餌が仕掛けられているだけでそれだけで食付きが違うので注意して運びましょう。
光でヒイカを誘う
ヒイカを釣る時の仕掛けのポイントで重要なのが、光でヒイカを誘い込むことです。そのため、ヒイカを釣れるポイントは、自然とヒイカが集まる防波堤や漁港などの常夜灯の近くになります。もちろん、自分で持参できるなら仕掛けの中に、ライトを持って行ってもいいですが、重く安くもないのであまりおすすめはできません。そのため、常夜灯がついている場所でヒイカ釣りをしましょう。
ヒイカの釣り方
ヒイカが釣れる海
ヒイカを生息している海は、表層海になります。特に釣れる時間帯が夜のため、光に向かって浮き上がっていることが多く、針を入れるポイントはまずは、表層海を探りその後、中層、海底付近と移していきましょう。また、釣れるポイントとしては潮の流れがゆるい場所ということを忘れないようにしましょう。
フォールは5~10秒ほど
ヒイカを釣る際の操作は、ちょっとしゃくり、自然のままに沈ませる(フォール)を繰り返すことです。エギングの動きがエビに見えるようにしていきます。フォールさせる時間は大体5秒から10秒ほどです。ちなみに、ヒイカが食いつくタイミングはフォールのタイミングになるため、しゃくることよりも自然に任せる時間が多くなることを意識しましょう。初めに5秒ほどフォールさせて、手応えがない場合は少しずつ時間を伸ばしていき、自然と海の深さが変わるようにしましょう。
ヒイカを料理するときの下処理
ヒイカは様々な調理方法がある反面、下処理の方法が2種類あります。そのため、調理の方法によって下処理の方法を変えていきましょう。
まるごと料理するときの下処理
ヒイカは小型のイカになりますので、まるごと料理することも可能です。しかし、下処理はしなければなりません。まるごと料理するときの下処理は、胴の中にある骨を抜くことです。胴の隙間から指を入れて銅にある骨をとっていきます。そして、ゲソの付け根にある口も指で引っ張って抜き取りましょう。柔らかい身の中に硬いものがあるので、見分けるのは簡単です。もちろん、小さなものなので指が大きい人はピンセットなどを使って骨をとって下処理をしましょう。
ゲソと銅を分けて料理するときの下処理
ゲソと銅を分けて料理する時の下処理は、胴からゲソをぬきとります。その後、胴体の骨を抜きとります。ゲソの部分は、内蔵などがついてくるので内臓と口を包丁で切りとって置けば、下処理完了になります。
ヒカルイカのおすすめレシピ①
ヒイカと里芋の煮物
イカの食べ方と言えばメジャーなのが「イカと里芋の煮っころがし」です。普通のイカで美味しいことはもちろんのこと、ヒイカでも美味しくつくることができます。そこで、ここではヒイカのおすすめの食べ方としてまずは、ヒイカと里芋の煮っころがしのレシピをご紹介していきます。
材料
ヒイカ=大体5~6杯
里芋=5こ
砂糖=大さじ2
しょうゆ=大さじ1
みりん=大さじ2
酒=小さじ2
しょうが適量
作り方
ヒイカの数は大体の数になります。煮込むために必要な汁は、里芋が半分隠れる位がいいです。また、今回はヒイカのだしで風味をつけていくため、だしは使用しません。里芋にもヒイカの旨みを与えていきます。
ヒイカと里芋の煮物の作り方
まずは、「ヒイカを料理するときの下処理」の胴体と分けた時の処理方法を参考に、下処理をお粉てください。その後ヒイカは小さいのでそれ以外の処理は必要ありません。下処理が済んだら、鍋にイカが隠れるくらい水を入れてイカを投入し中火にかけます。そこに、しょうがと酒を入れて沸騰するで待ちます。
ヒイカと里芋の煮物のレシピ②
沸騰を待つ間に、里芋の皮をむいていきます。時期はずれのものですと少し固く分厚い皮があるので、上下の固い部分を大きく切って、厚めに皮をむいていきます。皮をむいた里芋を1分ほど電子レンジで温めていきます。そして、沸騰してきた鍋に砂糖や醤油といった調味料を入れて、3分ほど煮立たせます。その後、イカを取り除き少し汁も入れて別の皿に冷まして味を染み込ませていきます。残った汁に里芋を入れて、鍋の中で転がしていき色がついてきたら、イカを再度投入して温めたら完成になります。
ヒカルイカのおすすめレシピ②
ヒイカと大根のあっさり煮
ヒイカの食べ方はやはり、イカ特有のダシを染み込ませた料理が合います。そこで、煮込むと言えばトロトロになるまで、煮込める大根がおすすめです。ということで、ここではヒイカのダシをしっかりと染み込ませたヒイカと大根のあっさり煮の作り方をご紹介していきます。レシピも簡単なので是非、チェックしておきましょう。
材料
大根=1本
ヒイカ=7杯
万能ネギ=1房
白だし=適量
塩コショウ=適量
大根のとぎ汁
作り方
白だしとヒイカの出しをダブルで使って大根を炊いていきます。シンプルで最もヒイカの味を楽しむことができる食べ方ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
ヒイカと大根のあっさり煮のレシピ
まずは、白だしとまるごとの下処理したヒイカを煮てダシをとっていきます。冷たい状態から白ダシとヒイカを煮ていき、アクを取りながら沸騰してから2分くらいでヒイカを取り出して、冷ましていきます。大根は、皮をむいて輪切りにしていき、面取りと十字の切り込みを入れていきます。その後、米のとぎ汁で5分ほど煮ていきます。そして、煮込が完了したらヒイカのダシで再度ヒイカと塩コショウをして一緒に煮ていきます。そして、10分ほど温めたら万能ネギを加えて完成です。少し味が足りない場合は、醤油を回しかけましょう。
ヒカルイカのおすすめレシピ③
ヒイカの梅酢漬け
ヒイカのやわらかさを活かした料理が梅酢漬けになります。梅酢は簡単につくることができますが、今回は梅肉を使って梅酢の中にも彩をもたせます。もし、食感を出したい方は市販されている「カリカリ梅」を使うとダシの味と一緒に食感も出すことができるので、おすすめです。
材料
ヒイカ=5杯
玉ねぎ=1/3玉
梅=2個
酢(すし酢)=大さじ2
砂糖、醤油、塩こしょう=適量
万能ネギ
作り方
玉ねぎも使ってあっさりとした酢の物を作っていきます。彩りを持たせるならば、きゅうりを入れても美味しく食すことができます。ここでは、まるごとヒイカを使っていきますが、食感の違いを出したいならばゲソと胴体をバラバラにしても大丈夫です。
ヒイカの梅酢漬けのレシピ
まずは、下処理したヒイカを沸騰した塩水の中で茹でていきます。3分ほど茹で終わったら、取り出し冷蔵庫で冷やしておきます。その後、玉ねぎを1mmくらいの薄さにスライスしていきます。そして、冷えたヒイカとオニオンスライスを合わせて、叩いておいた梅肉とすし酢、砂糖、醤油、塩コショウで味を整えて、冷蔵庫で30分ほど冷やし、最後に万能ネギをかければ完成になります。ご飯と合わせるよりも、酒と合う食べ方ですので、お酒と合わせることをおすすめします。
ヒカルイカのおすすめレシピ④
ヒイカのパスタ
ヒイカのやわらかさとダシを効かせた食べ方の1つが「パスタ」になります。今回作っていくパスタは、ヒイカをゲソと輪切りにした胴体で作っていきます。また、少しの辛みを与えていきたいということに加えて、濃い味付けではヒイカの味が隠れてしまうので、メイン食材の目立つペペロンチーノ風味でヒイカのパスタを作っていきます。
材料
ヒイカ=4杯
パスタ=200g
キャベツ=1/3玉
にんにく=3カケ
鷹の爪、しょうが=適量
塩コショウ
オリーブオイル
作り方
ペペロンチーノですので、あまり多くの食材を使いません。しかし、豪華さを演出したいばいいは食材を増やしていくのも面白い料理ができます。
ヒイカのパスタレシピ
まずは、ヒイカを下処理して胴体とゲソを1口サイズに切り揃えていきます。キャベツは、ざっくりと手でちぎれば下ごしらえは完了になります。にんにくは細かく刻み、鷹の爪はも同じく細く輪切りにしていきます。さて、弱火で熱したフライパンにオリーブオイルを引いて、ヒイカを1分ほど炒めていきます。そこに、にんにくと鷹の爪、そしてキャベツを同時に入れて塩コショウで味を整え、キャベツが色鮮やかになったらしょうがと、ゆでたパスタを入れて、さっくりと味を合わせれば、ヒイカのペペロンチーノの完成になります。
釣って美味しくヒイカ:まとめ
いかがでしょうか。今回は、チビイカと呼ばれるヒイカの食べ方や釣り方をご紹介していきました。イカの釣りは専用のエギングやタックルが必要になってきますが、ヒイカはライトゲームタックルをそのまま使用することもでき仕掛けも簡単なので、ふと夜釣りがしたくなったら狙ってみてください。
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