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サカタのタネ イタリアンパセリ
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イタリアンパセリの育て方!挿し木はできる?
イタリアンパセリの収穫から使い方まで
やわらかな葉で、あまり癖もなく使いやすいハーブである、イタリアンパセリ。種まきから自宅で簡単に育てることができ、ハーブには珍しく1年だけでなく大切に育てれば2年、3年と収穫できる植物です。自宅の庭やプランターなどでイタリアンパセリを育ててみたい方へ、種まきから栽培して、収穫後の使い方レシピなどもご紹介していきます。
イタリアンパセリについて
イタリアンパセリの基礎情報
分類:セリ科
原産地:地中海沿岸
学名/英語名/イタリア名:Petroselinum neapolitanum/flat leaf parsley/Prezzemolo
料理の飾りとしても添えられている、一般的なパセリとの違いは、葉の様子です。パセリの葉が縮れているのに対して、イタリアンパセリの葉はたいらになっています。
特徴
イタリアンパセリは、セリ科の植物であるので、セリによく似た葉の形や香りがします。セリの葉を手にとったことのない方のために、少し説明しておくと、セリの葉は菊の葉のようにまわりがギザギザとした切れ込みが入った形をしています。三つ葉やパクチーのような葉の付き方といえばわかりやすいでしょう。香りは少しスーッとするような清涼感のある香りがします。この香りのおかげでハーブとして重宝されます。
イタリアンパセリの育て方①難易度
簡単に育てられる丈夫なハーブ
イタリアンパセリの育て方難易度は、初級者向けです。市販の種を買ってきて、種まきからじっくり育てたり、苗を買ってきて手軽に楽しむこともできます。ハーブ類は丈夫で放置してもすくすく育つものも多いですが、イタリアンパセリにもそれはいえます。美味しく、たくさん収穫できるようにするのは、それなりのコツは必要ですがお世話が大変ということはありませんので、誰でも育てやすいハーブです。
イタリアンパセリの育て方②土つくりと種まき
イタリアンパセリ用の土
植物を育てるのに大切な土。イタリアンパセリの種まきをするのに向いている土は、保湿力がある程度あって、酸性にかたむいていないものです。野菜用の土などが良いでしょう。庭に直接種まきする場合は、酸性を中和するために「苦土石灰」を混ぜ込んでから種まきするとよいですね。
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種まきの注意
種はホームセンターや通信販売、100円ショップなどでも売られていることがあります。2袋で100円くらいと、非常に安価な種です。形は三日月型をしており、それをパラパラと直播きします。日光を感じないと発芽しないので、土は数ミリ(2ミリ程度)を軽くかぶせるようにします。移植はできないので、苗を作る時は種苗ポットに種まきをします。そのまま、明るい日陰で発芽するまで育てます。
サカタのタネ イタリアンパセリ
イタリアンパセリの育て方③植え付け・植え替え
イタリアンパセリの苗
種から発芽させ育てた苗、または買ってきた苗を植え付けや植え替えをする時の注意点についてご紹介しましょう。まずは、自分で苗を育てる場合。ひとつのポットに数個まいた種は、発芽して本葉が3枚くらいになったら、元気の良い株を1つ残して間引きします。目安として発芽から3週間くらいを見るとよいです。
イタリアンパセリ 3号ポット苗
イタリアンパセリの植え替え
イタリアンパセリの根は下へ下へと長く伸びていくタイプです。発芽してから育ちすぎてしまうと、移植の時に根が傷つきやすくなってしまうので、間引きのタイミングに植え替えしてしまうと良いでしょう。買ってきた苗もの植え替え方も同じですが、大きめの鉢に1本、またはプランターや庭に15センチくらいの間隔を開けて定植します。間引きは、植え替えてから行うとよいです。できるだけ土を崩さないように注意して、植え替えていきます。
イタリアンパセリの育て方④日当たり・水やり
強い日差しはNG
イタリアンパセリは食用にするならば、日陰の方が向いています。日差し強い場所で育てると、葉が硬くなってしまって、生食するには向いていません。すこしもやしっ子くらいのものの方がおいしくいただけます。向いている日当たりは、「あかるい日陰」です。
水やり
水やりは他の植物を育てるのと同じように「乾いたらたっぷり」が基本です。ただし、カラカラに乾いてしまうとこれも味が落ちてしまうので、乾ききらないうちに与えるようにするとよいです。ただし、冬は青い葉をたたえているとはいっても、植物にとっては休眠期間にあたるので、少し乾燥気味にして株を休めてあげるとよいですね。
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イタリアンパセリの育て方⑤病気・害虫対策
発生しやすい病気
日陰で育てるのが良い植物ですが、風通しには注意しましょう。日陰で風通しが悪いとかかりやすい植物の病気がうどんこ病。イタリアンパセリには、うどんこ病への注意が必要です。ハーブという口にする植物なので、うどんこ病があらわれたら食べたくないですし、食べられないですね。株と株の間を十分に空ける、植え付ける場所を考えるなど、風通しを良くして、じめじめさせないようにしてあげます。
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注意する害虫
注意する害虫は、アブラムシとハダニです。どちらも植物の汁を吸って弱らせる虫。ハダニは葉の裏につくので、気づいたときには被害が大きくなってしまっていることもあります。発生しやすい梅雨時には、特にイタリアンパセリの様子をよく見てあげて、元気がないなと思ったら葉の裏を見てみましょう。
害虫予防には木酢がおすすめ
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ハーブには食べることを考えると簡単には農薬は使えませんね。イタリアンパセリのハダニ予防には、天然の木酢液がおすすめです。パッケージ通りの割合で薄めて、葉の表や裏にスプレーすることで、ハダニを寄り付かなくすることができます。梅雨時から夏の間に、時々木酢液スプレーをしてください。
イタリアンパセリの育て方⑥増やし方
増やし方は3種類
種まきや苗を買ってきて植える増やし方と、挿し木での増やし方があります。種まきで簡単に増やせるので、何株も数を育てたい方には種まきがおすすめ。株数は少なく、りっぱな株を集中して育てたいなら、苗を買ってきて植え付けするのが良いでしょう。挿し木ですが、ハーブは1年で耐えてしまうものも多く、挿し木というイメージがないでしょうが、イタリアンパセリは挿し木もできます。
挿し木は水挿し法で
イタリアンパセリの挿し木は、赤玉土に植えて…などの挿し木とはちょっと違います。いわゆる、大根やニンジンのヘタを水を入れた容器で育てて、葉を収穫するような方法といえばわかりやすいでしょう。「水挿し」といいます。キレイな水の中に、葉を何枚かつけたイタリアンパセリを挿しておくだけ。水が腐らないよう、毎日取り替えれば、新しい葉が出てきて、必要なときに摘んで食べることができます。
種での増やし方のコツ
自分で育てたイタリアンパセリから種を収穫、それで増やせば好きなだけ好きな時に栽培することができます。ただし、イタリアンパセリは2年目に花を咲かせて枯れる2年草です。花を咲かせるともうそれ以降は収穫ができなくなりますので、種をとる株と食べる株は分けておくとよいでしょう。種の収穫は、株が枯れるまで土に植えたままにしておきます。その後は株ごと刈り取り、ドライフラワーの要領で紐でくくり風通しの良いところで乾燥させ、しっかり乾いたら種を取ります。
イタリアンパセリの収穫・使い方レシピ
収穫時期
収穫はほぼ1年中できます。種まきから育てた場合、3ヶ月ほどして十分大きくなってから収穫しましょう。あまり小さなうちから摘んでしまうと、光合成ができる葉が足りなくなって、枯れてしまうこともあります。花を咲かせるのも同様です。種を取る目的でなければ、花芽は見つけ次第摘んでしまった方がたくさん収穫できます。
主な使い方レシピ
丹精込めて育てたハーブ。観賞用植物ではないので、収穫しておいしくいただくのが目的ですね。茎はスープに、葉は付け合せ、サラダなど…。そのほか、全体をちぎったりみじん切りにしてすり込むことで、肉料理や魚料理の臭み取り用のハーブとしても使えます。パセリといっても苦味が少ない品種なので、使い方がとっても豊富なのがイタリアンパセリの特徴です。
簡単オムレツレシピ
料理の臭み取り、付け合せ、香り付けだけでなく、メインの食材としてもいろいろな使い方ができるイタリアンパセリ。たくさん収穫してレシピに困ったら、簡単に作れる朝食にピッタリなオムレツレシピを作ってみませんか。卵液に刻んだイタリアンパセリを混ぜて焼くだけです。ビタミンの他、カルシウムや鉄分などの栄養も豊富です。味付けは塩コショウ。ケチャップやソース、醤油など、食卓でお好みの味をプラスしていただきましょう。
卵3個 牛乳大さじ2~3 イタリアンパセリ 15グラム
詳しい作り方レシピはこちら
ご紹介したオムレツレシピをもっと詳しくみたいという方は、下記リンクからどうぞ。おしゃれな写真つきで紹介されています。
使い切れないイタリアンパセリは乾燥させる
セラーメイト 220018
イタリアンパセリの使い方として、乾燥させて細かくして瓶詰めなどで保存。乾燥パセリとして、グラタンやパスタにふりかけて使えます。市販の乾燥パセリとは種類が違うので、また違った香りが楽しめます。
乾燥パセリのレシピ
乾燥パセリの作り方もいろいろありますが、簡単なのは電子レンジで作る方法。クッキングシートの上に重ならないように広げて、1分~2分くらい加熱します。様子を見ながら、一度表裏をひっくり返して加熱すると成功しやすいです。この他、100均などにも売られているドライフルーツなどを作る網の上に広げて、風通しのよう日陰で自然乾燥させる方法もあります。乾燥したら、袋にいれ手で揉むようにして細かくします。煮沸消毒したガラス瓶でしっかり封をして保存します。
ハンギングドライネット2
まとめ
イタリアンパセリを栽培して活用しよう
イタリアンパセリ栽培のやり方から増やし方、収穫したハーブの使い方までご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。1度種まきすれば、長く収穫できるし、いろいろな料理に活用できるのでとてもおすすめな植物です。食べても美味しいですが、彩りとして添えるだけでおしゃれに皿を彩ってくれます。たくさん収穫できたら、乾燥パセリ作りにも挑戦してみてくださいね。
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