VKCHEF マイクロファイバークロス
CAPTAIN STAG M-3105
サーキュレーター 電池式 2in1
夜露や結露!テントの湿気ってどうしてる?
キャンプで気になるテントの湿気
気温差がある山でのキャンプや寒い時は、テントの中や外につく湿気が気になる人が多いですね。その湿気の原因が、夜露や結露と呼ばれるものです。夜露や結露は、どのような発生条件があるのでしょうか。
テントを片付けるのも大変だから、できればついてほしくないですよね。ここでは、夜露とは?をメインにして、夜露や結露の水滴がテントに付く理由と、その対策、おすすめグッズなどもご紹介していきます。
夜露とは
夜露はなぜできるの?
まずは、夜露とはというところから見ていきましょう。夜露とは「夜に降る露」のこと。よく似た現象に「霧」や「雲」があります。どれも空気中の水蒸気によっておこる現象です。
空で起これば雲となり、空気中で起これば霧と呼ばれます。露とは雲や霧などとは違い、空気中ではなく、"物"の上につく湿気。主に夜におこる現象を"夜露"と呼びます。
夜露ができるメカニズム
夜露も霧も雲もできかたの原理は同じです。空気中には地表や海上から蒸発した湿気を含んでいるというのは、学校で習うでしょう。その湿気を含んだ空気が冷やされることにより、空気中の水分の飽和量が減ります。
空気の中に含まれきれなくなった水分が、水として露や雲、霧として目に見える状態で現れます。
結露との違い
夜露とよく似た現象に、もうひとつ結露があります。キャンプにいったとき、外が寒くなる季節ならテントの内部に付くこともあるでしょう。
キャンプでなくても、冬の朝、カーテンが湿り気をおびるほど、結露がついていたという体験をした人もいるのではないでしょうか。
気温の変化によって、空気中の水分が水滴になるということは同じですが、結露は外気によって冷やされ、夜露は気化熱によって冷やされるというところが大きく違います。できかたの違いから、テントなどの外につくのが夜露、内側につくのが結露と判断できます。
夜露で注意したいこと【キャンプ】
カビ
まわりが自然ばかりで、昼と夜の温度差が厳しいキャンプ地では、とくに夜露や結露などがたくさん降りて、その水滴に悩まされます。
湿気が服や肌について不愉快というだけでなく、夜露に濡れたテントをそのままにするとカビが生えて、せっかくのテントがボロボロになってしまいます。夜露がついていたら、しっかり乾かして保管したいものですね。
機械の故障
夜露被害で、あまり多くはありませんが時々耳にするのが「機械が夜露で壊れた」という報告です。最近はタブレット端末などを持っている人も多く、キャンプの夜を映画鑑賞などして過ごす人も多いようです。
焚き火の周りでそのような電子機器を使い、うっかりそのまま外に放置すると、朝になって機械に夜露が降りて水による故障が起こります。スマホが雨に濡れてショートしたなんて話は聞いたことがないでしょうか。それと同じことがおこります。
夜露・結露が気になる季節・気にならない季節
春・秋から冬
テントがカビたり、うっかりで機械が壊れたりと、経済的にもダメージが多い夜露の被害。起こりやすい季節と、そうでもない季節があります。気をつけたいのが、夜になると気温が下がる春、秋から冬の季節です。
テントの屋根部分、外におきっぱなしの金属製のチェアなど、その表面からの気化熱によって主におこる夜露の被害。冷え込む季節には毎回といっていいほど報告されます。
夏
アウトドアでの夜露は、実は夏にもおこっていることがあります。しかし、夏は日が昇るのも早いですし、気温上昇も冬などの季節よりもずっと早い時刻からおこります。
夜露がおりていても、量も少ないですし、目が冷めて夜露が気になる前に乾いてしまうというのが実情です。夏は夜露が気にならない季節だというのには、そんな理由があるのです。
夜露がおこりやすい天気
晴れている夜
意味はわからなくても、曇っている日の朝は比較的暖かくて、雲がない冬の日の翌朝は、冷え込むというのを経験上知っている人も多いでしょう。この気温の差こそ、夜露の発生が起こりやすいか起こりにくいかに関係してきます。
地球を大きなテントと考えると雲は屋根になります。
屋根がオープンだと太陽が沈むとどんどん冷えていきますが、屋根があることで太陽が沈んだあとでも気温の下がり方が少なくてすみます。そのため夜露もできにくいというわけです。
夜露・結露対策どうしたらいい?
対策①タープを使う
キャンプ場を離れなければいけない時間もあり、少しでも夜露や結露を少なくしたいとき、あることをしておくと夜露に悩まされにくいという対策方法があります。
そのひとつとして、かなり効果的と言われるのが、テントの屋根の上にタープなどを張ってしまうという方法です。
さきほどもお伝えしたとおり、気化熱による温度差で夜露がおります。テントの屋根の上に空気の層を作ることで気化熱をおさえ、夜露がつきにくくしてくれます。
対策②外に置かない
夜露がついてこまるもの。先程のタブレットや、チェアなどのキャンプ用品は、できるだけ外に置かないことで夜露から守ることができます。
特に金属製のものは温度が上がりやすく冷えやすいという性質上、気化熱も発生しやすく、夜露が降りやすい材質ともいえるのです。夜露がついて困るものは、屋根のある場所に入れることで、屋根に夜露はついても、その中のものは夜露から守られます。
対策③換気する
最後に結露の対策もひとつご紹介しましょう。結露も温度差によって空気中の水蒸気が水滴になる現象。結露を防ぐには、室内の気温を下げてあげること。そのためには、換気が対策として効果的です。
あたためられた空気は上にあがっていくので、下の空気と混ぜてあげるだけでも、結露の発生をできるだけ少なくすることができます。
夜露・結露の悩みにおすすめアイテム①
サーキュレーター

テントなど室内の空気をまぜて、少しでも中と外の温度差を少なくするのに効果的なのが、サーキュレーターです。夏のキャンプに使う人は多いでしょうが、秋・冬のキャンプでも換気の目的で小型のものを持参すると、結露や夜露の被害が少なくなります。
換気には、ベンチレーターを開けて換気するという方法もありますが、真冬には健康を害する心配もあります。
完全に換気することはできませんが、サーキュレーターによる換気がわりの空気の撹拌がおすすめです。
ファン付きランタンなら一石二鳥
サーキュレーター 電池式 2in1
テント内の空気をかきまぜて、朝の結露を少なくするのに役立つ、サーキュレーターや小型ファン。キャンプに持っていくなら、コンビニでも電源としての乾電池が気軽にいつでも買えるであろう電池式で、消費電力も少ないLEDライト付きのものが便利です。
付属のUSBケーブルで充電できるので、電池不要で繰り返し使えます。また、こちらのタイプは吊り下げ式にもなります。
夜露・結露の悩みにおすすめアイテム②
マイクロファイバークロス
テントを片付けるためには、少しでも早く乾かしたいもの。そのためには、あらかじめ水滴を拭き取ることが効果的です。タオルなどでもよいですが、吸水性でスピーディーに水滴がとれるのがマイクロファイバークロスです。
飲み物をこぼしたとき、洗車の拭き取りにと。持っているといろいろと便利ですので、何枚か用意しておくとよいでしょう。
VKCHEF マイクロファイバークロス
VKCHEF マイクロファイバークロス
サイズ | 30×30cm |
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大きなタオルなどでも水滴を拭き取ることができますが、タオルがびしょびしょになると、スッキリと拭き取ることができなくなってしまいます。
マイクロファイバークロスなら、濡れても絞ればまた吸水性が戻ってきて、すばやく水滴を拭き取ることができます。テントの夜露や結露を拭き取る用であれば、大きめの洗車用のクロスがおすすめです。何枚かあるとさらによいでしょう。
夜露・結露の悩みにおすすめアイテム③
ダブルウォールテント

夜露の対策として、タープの下にテントを張るという方法をご提案しましたが、テントの構造が外と内の二重になっているダブルウォールテントなら、自然と空気の層ができているので、結露や夜露からテントの屋根を守ってくれます。
これからテント選びをするという人には、夜露対策には購入を視野に入れてほしいテントです。
空気の層で夜露・結露を防ぐテント
CAPTAIN STAG M-3105
サイズ | 3人用 |
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ダブルウォールテントは、フライテントとインナーテントの2つのテントで構成されたテントです。しかし、外側のテントとインナーテントがくっついていると夜露や結露対策としては意味はありません。
できるだけ空気の層ができるような、ダブルウォールテントを選ぶのがポイント。また、インナーテントはベンチレーター付きなので換気効果もあります。
【おまけ】夜露はキャンプ場選びでも軽減する?
夜露が多いキャンプ場
夜露や結露の意味とその対策、おすすめアイテムを見てきましたが、実はテントの夜露を対策するには、もっと根本的なことで軽減される場合もあります。
それはキャンプ場選び。夜露は外気中の水蒸気量が飽和することによって、水滴があらわれてくるものというお話をしましたね。元々の空気中の水分が多い場所では、夜露ができやすいのです。
そんな場所を避けることによって、夜露の程度が軽くなることは、よくあることなのです。
夜露対策は水場の近くを避けたテント設営!
空気中の水蒸気は、雨などによるものの他、海や川の水が蒸発しても増えます。ということは海や川などの水場の近くは、夜露も多い場所といえるのです。
キャンプ場を選ぶときに、遊び場として川のそばを選びたくなりますが、夜露対策には避けた方がよい場所。また、川や海が近くにあるキャンプ場でも、テントを張る位置を水場から離れたサイトにすれば、少しは予防になるでしょう。
まとめ
換気や拭き取りでテントを夜露から守ろう
知っていそうで知らないことも多い、夜露と結露の違いやその意味を、ご理解いただけたのではないでしょうか。自然現象ですので、完全に防ぐことは難しいですが対策をすることで軽減することは十分可能です。
また、テントの片付けという観点ならば、クロスを変えることですばやく夜露をぬぐい、乾かすこともできます。
これからテントを買う人ならテント選びから対策するのもおすすめです。自分に合った夜露対策で、快適なキャンプをしましょう。
キャンプが気になる人はこちらをチェック
キャンプをしていて疑問があること、これからキャンプなどアウトドアをはじめて見ようと思っている人。そんなキャンプが気になる人に向けてたくさんの記事を掲載しています。ぜひこちらのキャンプ記事もお役立ていただければ幸いです。

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