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漫画家「守村 大」さんの自作ログハウスが凄い!その生活とDIY術をご紹介!

漫画家はクリエイティブな発想をしないといけないぶん、多趣味であったり、思わぬ面を持っている方も多いですが、中でも「守村 大」氏はなんと、雑木林を開墾しログハウスを自作したことで有名。この記事では守村大氏の代表作や、ワイルドなライフスタイルに注目していきます。
2020年8月27日
咲良09
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目次

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「守村大」はどんな漫画家

まず守村氏の「開拓精神」に触れる前に、漫画家としての氏や、氏が漫画家となった経緯、さらに氏の代表作を紹介していきます。氏の代表作こと「新白河原人」は氏本人の「雑木林開拓」や「自作ログハウス」と言ったエピソードを元にした漫画の為、氏の経緯を知ることで、さらに作品を楽しめるようになるでしょう。

「守村大」氏のプロフィール

まず「守村大」は「もりむらしん」と読み、県立大館南高校を卒業し、大学浪人中に双葉社などの週刊誌へ原稿を持ち込み、1980年にデビューした日本の漫画家の一人です。「守村大(もりむらしん)」というペンネームは、メビウスこと「ジャン・ジロー」氏、村野守美氏、大友克洋氏の影響を受け、彼らの名前を幾分か合わせたペンネームと言われています。

なんといっても「守村大」氏の特徴は、その数ある漫画家の中でも群を抜くDIY好き、且つサバイバル精神に溢れた人物であることでしょう。2007年から自宅を離れ、雑木林を開拓し「自給自足」を掲げ、妻とDIYしたログハウス暮らしをしているという、究極の「DIY」こと、家を自分で作り、そこで自給自足の生活をすると言う「夢」を体現した人物と言えるでしょう。

「守村大」の代表作

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守村大氏の代表作は「あいしてる」や「万歳ハイウェイ」。小池一夫氏を原作とする「ダット君」などですが、中でも最も有名な。氏を代表する漫画と言えるのが「まんが新白河原人ウーパ!」でしょう。「新白河原人」は守村氏本人の事を指し、漫画のアイデアを練っていたら「未開の山で自給自足の生活をすればいいのではないか?」と考え付いたのがきっかけと言う破天荒なものです。

漫画の内容も「新白河原人」というパワフルなタイトルに恥じぬソウルフルなもので、主人公の「しんちゃん」こと守村氏が「新白河原人」というタイトル通りの成長をしていく姿ほか、コミカルな動物とのやり取りや妻、個性的な山の住人達、さらに「ガスや水道がなくても、人間は幸せに生きられるのか?」という、普段は意識しない面にも注目できることにも目が離せません。


「守村大」自慢のログハウス

守村大氏の代表作や作風があらかたわかったところで、彼の「DIY」としての面に注目します。彼の代表作と言える漫画「新白河原人」は作者本人をモデルとしたものという事からわかる通り、そのDIY精神はすさまじく「究極のDIY」ことセルフビルドに挑戦するほど。漫画の題材にもなった、自慢のログハウスを紹介します。

「未経験」から始めたセルフビルド

守村氏のログハウスや、その生活スタイルが多くの人に注目されるのは彼が「まったくの未経験」からセルフビルドに挑戦したというのもあります。氏は建築系の知識は持たず、DIYもほとんど未経験と言う状態から雑木林を購入し、ログハウスづくり講座に参加し、五か月かけてセルフビルドを行ったそう。氏はさらっと「五か月で家を建てた」と語っていますが、雑木林の開墾も自分で行い、バイクコレクションを手放し、バイク代わりにユンボを駆ったそう。「虎の子」と呼ぶ程大事にしていたバイクを、ログハウス生活のため手放したあたりに、凄まじいバイタリティを感じさせます。

「漫画タイトル」の由来とログハウスの関係

自宅を離れ、バイクコレクションを手放し、ほぼ自力で開墾を行った、この時点でも到底マネできない行動力ですが、氏の妻は「ガスや水道」が完全に失われることを嫌い「自宅」を売却し、近代的な住宅を隣に建てることでログハウスづくりに取り掛かったそう。バイクのみでなく自宅をも売却し、五か月かけ完成させたログハウスを見た守村氏は、思わず感激のあまり「言葉にならない寄声」をあげたそうで、それが漫画タイトルでもある「ウーパ!」の由来となったそうです。

「守村大」のライフスタイルとDIYの真髄

「一から土地を開墾し、家を自作した」氏はライフスタイルも大変ワイルド。氏はハッキリ「金はない」と言い切っており、氏の漫画で約月収10万、さらに犬二匹の食費と固定資産税、さらに水道代やガス代を合わせるとさらに減り、金額面で見れば「ほぼギリギリ」といってもいい生活をされていますが「何もない」山の生活と言うのはかえって「余計なものがない」とほとんどストレスを感じないそう、自給自足生活と言うとシビアに感じますが、実際は「たまたまそれっぽい生活をしたら性に合った」と言うのが近いそうです。


自給自足生活をする以上、食べ物だって自分で作るの精神で、氏は鳥小屋を作り、そこで鶏を飼育し、畑で野菜を育て「ほぼ自分で作った食べ物」だけで生活しているそう。鳥小屋で育てた鶏は「山育ち」ということで「スーパーの卵より味が濃い」とかで、ほとんど買い物をすることがなく「自分で作った方がおいしい」の精神で、様々なものに挑戦しているそうです。

きっかけは「好奇心」から?

そもそも何故急にセルフビルドに挑戦しようと思ったのかと言うと、アウトドア系漫画を描きたかったのと「面白そうだから」挑戦したと至ってテキトーなもの。漫画家や小説家はよく「経験があれば、よりリアルに情景を描写できる」と聞きますが、氏は「アウトドア漫画を描くならまず、丸太小屋のひとつくれるようにならなければ」と考えたそうで、そこから開墾を始めたそうです。ただ、それは飽くまで「きっかけ」であり、現在は「DIY」の面白さに気づき、面白いから作るようになったとか。

暮らしは自作できる、氏の生きざま

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もうひとつ、氏がログハウス自作を行うという考えに至ったのは「都会」特有の狭苦しさに煩わしさを感じたのもあるとか、お気に入りのバイクに乗ってもすぐ渋滞に巻き込まれストレス発散にならないこと、さらに多忙だと周りに目が向かなくなり、思わぬケガをしてしまう事など、様々な事情が重なり「白河でなくてもいいので、山で妻と暮らしたい」という考えに至ったそうです。便利になると様々なものが狭苦しくなるのはやむを得ないと言っても良いですが「便利であればいいのか?」と一石を投じるような言葉に聞こえてきますね。

「守村大」氏と妻

守村大氏の開拓精神の他、もうひとつ忘れてはならないのが「妻」の存在です。新白河原人でも何度か姿を見せるなど「既婚」であることは確定していますが、残念ながら氏はブログ等を持っておらず、さらに妻も一般人の方の為、守村氏の作品について触れているブログでも、妻の存在に触れられることは少なく、氏の家族関係は「ほとんどが謎」と言ってもいい状態です。そもそも守村氏の作品に注目するブログ自体が限られる為、そのブログのさらに一部と言うのもあって「素性」を探るのは、ほぼ不可能と言ってもいいでしょう。

作品から見える夫婦関係


ブログを持たず、あえて山で生活しているため「どんな生活をしているのか?どんな夫婦生活なのか?」等は推し量る他ありませんが、新白河原人に出てくる主人公「しんちゃん」の奥さんこと「ミキちゃん」はしんちゃんを褒めたり、批判したり、付き合ったりと、この描写だけでも氏と妻の「夫婦生活」がどんなものか推し量ることが出来るでしょう。何よりも夫婦仲が悪かったら「いきなり山を開拓すると言い出した夫に、不満を言いつつもついていく」ことは考えにくいため、守村氏と妻の関係は非常に良好と言えるでしょう。

「守村大」の夢あふれる生活

蛇口をひねれば水が出る、ガスを使い料理する、スイッチを押せば灯りがつくと、普段は意識しないことばかりですが、いざそれなしで「全部自給自足で生活する」となると、中々出来ないという方が多いでしょう。守村氏の行動は「絶対できない」行動のように見えますが、ログハウスを自作する方法は意外とアリ、やろうと思えば意外とあっさり「山で自給自足」することが出来ます。究極のDIYを目指すのであれば、守村氏のような夢あふれる生活を考えるのもいいかもしれませんね。

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