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ベランダ菜園初心者におすすめの野菜12選!季節別に育てやすい種類をご紹介!

ガーデニング初心者でもベランダで簡単に栽培できる野菜を12種類まとめました。ベランダ菜園で野菜を栽培する際の注意点もご紹介。どれも育てやすい野菜ばかりなので、思い立ったその日からチャレンジできますよ。ベランダ菜園で美味しい野菜をたくさん収穫してみませんか。
2020年8月27日
吉岡てんぱ
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ベランダ菜園でたっぷり野菜を収穫するコツ

ベランダ菜園は露地菜園と異なり野菜の植え付け面積がどうしても限られてしまいます。そのため、ベランダ菜園で野菜をたっぷり収穫するには配置や植え付ける野菜の組み合わせを考えるのがポイント。

背の高い野菜ばかりを同時に栽培すると、どうしても日の当たらない部分ができてしまいますよね。植え付ける野菜の背の高さを考えるのが難しい場合は、プランターを置く台を活用するのもおすすめです。どんな野菜も日光が大好きなので、まずは日当たりのことを考えながら育てる野菜を決めていきましょう。

ベランダ菜園はガーデニング初心者にもおすすめ

ベランダ「菜園」と言うと、ガーデニング初心者にとってはハードルが高い気がするかもしれませんが、ベランダは限られたスペースしかないので野菜の管理が簡単。また虫も飛来しにくいので、病害虫による被害も露地栽培より格段に少ないです。プランターや鉢ごとに管理することになるので、万が一栽培に失敗しても被害が少ないのもベランダ菜園のメリット。花の栽培はうまくいかないけど野菜なら上手に育てられるという人も多いので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

春のベランダ菜園向き野菜1.インゲン

「インゲン」と聞くとツルがぐんぐん伸びてベランダ菜園で育てにくいのでは?と思うかもしれませんが、実はインゲンには「ツルなしインゲン」という種類があります。ベランダ菜園やプランター栽培でも育てやすい品種で次々に収穫できるので、ガーデニング初心者でも楽しく簡単に栽培することができますよ。

育て方のコツ

インゲンは種からでも簡単に育てることができますが、初心者の場合苗を購入して植える方が失敗が少なくおすすめです。インゲンは日光が大好きなので、プランターは日当たりのよい場所に置くことが大切。冬の寒さが長引いた場合は気温が少し上がってくる4月以降に植えるのがおすすめです。

収穫時期

インゲンは4月ごろ植えると約1ヶ月~1ヶ月半後の5月中旬ごろから収穫できるようになります。さやの表面にポコポコと実のふくらみが見えるようになったら順次収穫しましょう。約2週間、収穫時期が続くので収穫時期を迎えたインゲンがないか毎日チェックしましょう。

春のベランダ菜園向き野菜2.ニンジン

ベランダ菜園ではプランターや鉢に野菜を植えることになるので、根菜の栽培は難しいと思っている人も多いようです。しかしニンジンなら初心者でも簡単に育てることができますよ。浅いプランターしかない場合はミニキャロットもおすすめ。ニンジンは土づくりさえしっかりしておけば育てやすく食卓でも出番が多い野菜なので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてくださいね。

育て方のコツ

ニンジンは種から育てるのが一般的ですが、種まきの前にしっかり土を耕しておくのがポイント。土の中に肥料の塊があるとニンジンがまっすぐ育てなくなってしまうので、かたまりのないフワフワの土になるようしっかりと耕してから種まきをしましょう。

ニンジンは発芽さえすればしっかり育ちますが、種が感じる光や水分が少ないと発芽しないこともあります。種まき後に掛ける土は少なめにし、発芽までこまめに水やりをしてあげましょう。

収穫時期

ニンジンの収穫は種を巻いてから約100日後に行うのがよいと言われていますが、サイズによってはもう少し時間をかけた方がよいこともあります。ニンジンは間引いた小さなサイズのものも食べることができるので、少し掘ってみて納得のいくサイズになっていたら順次収穫するようにするといいですね。

春のベランダ菜園向き野菜3.シソ

シソには緑色のシソと赤シソがありますが、いずれもベランダ菜園やプランター栽培で育てやすく、初心者でもしっかり収穫できる野菜です。シソは日陰でも育てやすいので、北向きのベランダなど日当たりが悪い場所での栽培も簡単です。シソは種から育ててもいいのですが、苗から育てると収穫までの期間が短縮できるので、早く収穫したいと考えている方はある先にホームセンターや園芸店を覗いてみてくださいね。

育て方のコツ


シソはとにかく乾燥が苦手。特に根が張るまでの期間と夏は朝晩たっぷり水やりをすることが大切です。葉がなかなか大きく育たない場合は肥料切れを疑いましょう。肥料は化学肥料や液体肥料を使った方が害虫がわきにくいのでおすすめです。

収穫時期

シソは葉が10枚以上になったら収穫時期と言われています。ただ、株元側の葉はどうしてもかたくなりがちなので、できるだけ新しくついた葉を収穫するのがおすすめ。シソは収穫することで脇芽が生え、どんどん大きな株に生長しますよ。また晩夏に咲くシソの花も食べることができます。天ぷらにして食べると口いっぱいにシソの風味が広がり、美味しいですよ。

夏のベランダ菜園向き野菜1.ミニトマト

夏の家庭菜園の定番野菜と言えばミニトマトです。ミニトマトは背が高くなりますが、しっかり支柱を立てることでベランダでのプランター栽培が可能。ガーデニング初心者でも育てやすいため、毎日たくさんのミニトマトを収穫でき楽しいです。たくさんのミニトマトを収穫したい場合は、できるだけ大きいプランターに植えるのがおすすめですよ。

育て方のコツ

ミニトマトは乾燥気味に育てた方が味がよくなると言われますが、プランター栽培の場合は土の容量が少ないので乾燥しすぎには要注意。毎朝必ず土の状態をチェックし、乾燥しているようであれば水やりをしましょう。また、ミニトマトは雨に当たると破裂してしまうこともあります。ベランダ菜園でミニトマトを育てる場合は、雨の当たらない日向に置くといいですよ。

収穫時期

ミニトマトは苗を植えてから早ければ2週間前後で収穫ができるようになります。ミニトマトの実をしっかり赤くするには日光が大切。実を収穫することでほかの実に日光が当たりやすくなるので、完熟した実を放置するのは避けたいです。葉が茂りすぎた場合も日光を遮ることになるので、その際も葉を適宜摘み取りましょう。その際ははさみを使わず手で作業をすることが大切です。

夏のベランダ菜園向き野菜2.ナス

ナスはミニトマトと並んで初心者にも育てやすい夏野菜として知られています。夏の間に切り戻しを行えば秋ナスの収穫まで楽しめるので、1つの野菜を長く収穫したい方におすすめ。水切れの際もわかりやすく葉がしおれるので、水の管理も簡単です。支柱の立て方や脇芽の伸ばし方などこだわり始めるとキリがありませんが、プランター栽培の場合は株がそこまで大きくならないので神経質になりすぎなくても大丈夫ですよ。

育て方のコツ

ナスビは風通しが悪くなるとハダニやアブラムシがよくつきます。植える時も広めに株間をとり、できるだけ風がよく通る場所にプランターを置いて育てましょう。青枯病などの病気にもかかりやすいですが、発症した場合治す手立てがありませんので早急に廃棄し、ほかの野菜に感染しないよう注意してくださいね。

収穫時期

ナスの花が咲いて受粉が上手くできれば、15日~20日程度で収穫時期を迎えます。ただ受粉せずに花が落ちる場合は雌しべの長さをチェックしてみてくださいね。雌しべが雄しべより短い場合は肥料不足のサイン。夏野菜用の肥料を与えてあげましょう。

夏のベランダ菜園向き野菜3.ピーマン

ピーマンは夏野菜の中でも手入れがあまり必要なく、初心者にも育てやすい野菜と言われています。ベランダ菜園でのプランター栽培にも適していて、1株から数十個のピーマンが収穫できるため育てる楽しさも十分にあります。ピーマンの花は雨に当たると受粉せずに落ちてしまうことも多いので、ベランダに置く際はできるだけ雨が当たらない場所を選ぶのがポイントです。

育て方のコツ

ピーマンは乾燥に弱いうえ、土が多湿になるのも嫌います。そのため、プランター栽培をする場合は鉢底石を多めに入れると管理しやすくなります。また、ベランダ菜園で使用するプランターは深めのものを選ぶのもポイント。土の体積が増えることでピーマン自身が湿度管理しやすくなります。

収穫時期

ピーマンは開花後約2週間で収穫が可能になります。カラーピーマンは果実が変色する時間が必要になるまで、収穫時間は60日前後と言われているので、初心者は一般的な緑色のピーマンを選んだ方が上手く育てられるかもしれませんね。収穫時期を過ぎたピーマンをずっとそのままにしていると株が弱ってしまいます。苗や種に書かれている収穫サイズの目安に達したら、こまめに収穫してあげましょう。


秋のベランダ菜園向き野菜1.イチゴ

秋からのベランダ菜園向け野菜苗を探しに行くと目につくのがイチゴの苗です。イチゴは果物ですがプランター栽培でも育てやすいため、初心者でも簡単に育てることができますよ。イチゴをプランターで育てるなら「四季なり」イチゴがおすすめ。四季なりイチゴは春から秋の間花を咲かせ実をつけるイチゴで、一季なりのイチゴより味は劣るものの長く収穫ができるととても人気があります。

育て方のコツ

イチゴはプランター栽培もできますがイチゴ栽培専用の「ストロベリーポット」に植えるのも育てやすいのでおすすめ。見た目もとてもかわいいので、玄関先で育てるのにも向いています。イチゴを植えるときは、株元にある葉の生え始めである「クラウン」を土から出すようにしましょう。また乾燥に弱いので水やりはこまめに行うことが大切です。

収穫時期

イチゴは授粉後50日前後で収穫が可能です。ただベランダ菜園は虫が飛来しにくいため受粉できないことも多いです。可能であれば絵筆などを使って人工授粉をしてあげましょう。日当たりがよい方が早く赤く色づきますが、地域によっては鳥類に食べられてしまうことも。不安な場合はネットなどで保護しておくと安心です。

秋のベランダ菜園向き野菜2.ラディッシュ

ラディッシュは「ハツカダイコン」とも呼ばれますが、その名の通り20日で収穫ができる育てやすい野菜。栽培スペースも取らないので、数日おきに種をまくことで継続的に収穫を楽しむことができます。もちろん育て方も簡単。病害虫にも非常に強いので、ベランダ菜園でも気軽に育てることができます。

育て方のコツ

ラディッシュは実は秋だけでなく春や夏も種まきができる野菜です。ただ秋は最も管理が簡単になるので、ラディッシュをはじめて植える人にもおすすめしたい季節。ラディッシュの種は筋蒔きにしますが、発芽率が高いため本葉が生え始めたら株間が3cmくらいになるよう間引くとよく育ちますよ。

収穫時期

ラディッシュは20日で収穫ができるとご紹介しましたが、気温が下がると生長が穏やかになり30日~40日後に食べごろを迎えることもあります。ラディッシュは品種にもよりますが、通常直径が3~4㎝になったら食べごろと言われているので、収穫時期の見極めが難しい場合は少し周りの土を掘って実のサイズを確認してみましょう。

秋のベランダ菜園向き野菜3.ワケギ

ワケギはスーパーで購入したワケギの根元を植えるだけでも簡単に育つので、ベランダ菜園に最適。ネギは病害虫にも強く、ガーデニング初心者でもたいへん育てやすい野菜です。ワケギは料理の主役にはなれないものの、ちょっと彩りが欲しい時に重宝します。省スペースでも育てやすいので、初めてのベランダ菜園にもおすすめですよ。

育て方のコツ

ワケギは夏の終わりごろから「種球(たねきゅう)」が出回るようになるので、しっかり育てたいなら種球を利用するのがおすすめ。ワケギは肥料分が多いほどよく育つので、植える前に化学肥料などを元肥としてたっぷり入れておくといいですよ。ワケギは背が高くなると倒れてしまいがちです。15cmくらいまで成長したら株元に土を寄せて、倒れないための支えを作ってあげましょう。

収穫時期

ワケギは草丈が20cmくらいになったら収穫できます。必要な分だけハサミでカットすればいいのですが、その際株元を2~3cm残してカットするとそこからまた葉が伸びてくれます。見た目を気にしない場合、1つの株から何度も収穫することができますが葉が細くなりすぎたら収穫をやめ、翌シーズンに備えて種球が大きく育つよう放置しておくのもおすすめです。

冬のベランダ菜園向き野菜1.サニーレタス

あたたかい季節は虫も多いので葉物野菜の栽培が難しいですが、冬になると虫も活動しなくなるため葉物野菜が育てやすくなります。そんな葉物野菜の中でも育て方が簡単なのがサニーレタス。サニーレタスは葉をちぎって収穫できるため、晩秋~初冬に植えると冬の間も長期間にわたって収穫し続けることができます。サニーレタスにも葉が緑のもの、紫のものなど種類がさまざま。基本的にどのサニーレタスも育て方は同じなので、いろいろな品種を一緒に育てるのもおすすめです。

育て方のコツ

サニーレタスは種からも育てることができますが、ベランダ菜園の場合は苗から育てた方が失敗が少ないです。苗を選ぶ際は葉がみずみずしく虫食いなどがないものを選びましょう。サニーレタスは直径20㎝~30㎝くらいまで育つので、植え付けの際は株間をしっかり開けるのがポイント。株全体に日が当たるようにすることで、収穫量もうんと増えます。

収穫時期


サニーレタスを苗から育てる場合は植え付け後すぐに収穫することもできますが、しっかり育てたい場合は植え付け後30日くらい経ってから収穫するといいですね。収穫した際の切り口が雨に濡れると腐ることもあるので、収穫は天気の良い日の水やり後に行いましょう。

冬のベランダ菜園向き野菜2.ミズナ

水菜は種からでも簡単に育てることができる野菜で、ベランダ菜園にも向いています。冬はマルチングやトンネルを使って保温する方がよく育ちますが、日当たりのよい場所に置けば特に保温をしなくてもよく育ています。水菜は鍋物の具材として使われることが多いですが、穫れたての水菜をサラダにして食べるとくせがなくて本当においしいですよ。

育て方のコツ

水菜は種から育てるのが一般的で、発芽率も高いです。ただベランダ菜園で数株のみ育てたい場合は、苗を購入するのもいいですね。水菜は「水」という名前がついているだけあって水分が大好き。草丈が15cmくらいになるまではしっかり水をあげましょう。プランターのサイズによっては土が乾きやすいこともあるので、そういった場合は敷き藁などで保湿してあげるのもおすすめです。

収穫時期

水菜は種まき後約2ヶ月で収穫期を迎えますが草丈が20~30cmになったら収穫できるので、必要な時に随時収穫するのもいいですね。水菜の収穫の際は必ず根ごと引き抜きましょう。根を土に残すと病気が蔓延してしまうこともあるので注意が必要です。

冬のベランダ菜園向き野菜3.タマネギ

タマネギは12月中旬まで植え付けが可能なので、冬のベランダ菜園におすすめの野菜です。ただタマネギの苗は10本単位で売られていることがほとんど。植え付けの際は大きめのプランターを複数個用意するのがおすすめです。秋~冬に植え付けるタマネギを「新タマ」として楽しみたい場合は早生種を選ぶようにしましょう。

育て方のコツ

タマネギは土壌が酸性だと育ちにくいため、新たに購入した用土を使用しない場合は植え付け前にしっかり石灰をすき込んでおきましょう。また寒冷地では霜柱で苗が土から押し上げられることもあるので注意が必要です。もし苗が押し上げられているのを見つけたら、手でやさしく押し込んであげましょう。また霜柱ができるのを防ぐために、敷き藁やマルチを敷いておくのもおすすめです。

収穫時期

タマネギは茎(緑の部分)が倒れたら収穫します。品種により収穫までの日数は異なりますが、約5ヶ月後から収穫できるようになる品種が多いようです。玉ねぎは収穫したら茎をつけたまま風通しのよい日陰で3日程度乾燥させ、茎同士を結んで物干しざおなどに吊るしておくと日持ちがよくなります。

ベランダ菜園は自由に楽しもう!

ベランダ菜園は露地菜園に比べて自由度が高く、デザイン性にこだわろうと思えばおしゃれな菜園を作ることも簡単です。特に初心者の場合はデザインにこだわって選んだプランターや鉢を利用することでモチベーションが上がって、結果的に上手に野菜を育てられたということも多いようです。ここでご紹介したような簡単に育てられる野菜をまずはしっかり育てて、徐々に栽培可能な野菜のバリエーションを増やせるといいですね。

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