ネパールへ旅行に行こう
ネパールをご存知ですか?首都はカトマンズで世界最高峰のエベレストがある国です。ヒマラヤ登山の入り口としての役割を果たしているため登山家やトレッキング、山登りが好きな方はネパールに興味があるかもしれません。民族も複雑に混じり合ったネパールは、最近観光にも力を入れています。今こそ秘境ネパールへ旅に行きませんか?ネパールに行くためにはビザの申告が必要になりますので、1つ1つ一緒に確認していきましょう。
ビザとは
ビザとは日本語で査証と書き、他国に入国する際、入国しても問題のない人物と証明するために必要なものです。観光ビザ以外にも多くのビザがありますが、今回は観光ビザの取得方法をみていきます。国によっては観光ビザでもビザを出さないという政策をとっている国もあります。
ネパールへ観光するにはしっかりと申請をしてビザを取得することが必要ですが、実は日本はビザなしで180カ国に渡航することができる、世界でも有数の信頼度の高い国と評価を受けています。ランキングはなんとシンガポールと並び1位です。
ネパールのビザ3種類について
ネパールに観光客として入国するためにビザの申請が必要です。観光ビザでも3種類と種類がいくつかあるので、それぞれの意味や期間、申請方法などを細かくみていきましょう。
ネパール観光ビザ:期間別
観光用ビザを取得する前に、何日間滞在するのか期間を把握しておきましょう。というのも、期間別に観光ビザが用意されているからです。最短で15日、その次に30日(約1ヶ月)、最長で90日(約3ヶ月)です。自分の観光目的に合わせて申請するようにしましょう。
ネパール観光ビザ:料金の違いとは
ネパールの観光ビザが期間によって申請する種類が少し異なると先ほど記載しましたが、申請料金もそれぞれで異なります。ここでは料金を見ていきましょう。最短の15日で料金は3,000円、30日(約1ヶ月)では5,000円、最長90日(約3ヶ月)で12,000円となっています。料金が違うので注意しましょう。(2018/12/29現在)
ネパールの観光ビザ:取得方法3通りについて
観光ビザの種類が3種類あると記しましたが、ネパール観光ビザの申請、取得方法も実は3種類あります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、それぞれの内容を確認してから自分にあった(やり方や安心感、スケジュールなど)方法で確実にネパール観光ビザを取得しましょう。
ネパールの観光ビザ取得法1:大使館経由
最もダイレクトな方法はもちろんその国の在日大使館へ行って、自分で直接申請してしまう方法です。わからないことがあれば係の方にも聞けますし、治安状況といった現地情報も得ることができますので便利です。
なお、日本の大使館では現在観光ビザしか発給されていません。直接在日ネパール大使館へ赴いてビザを申請するのと、最近ではオンラインで手続きも可能になりました。直接の申請方法とオンライン手続きはまた後ほど記載いたします。
大使館経由でビザ申請をする方法
まずは大使館にネパール入国申請、観光ビザ申請をする前に必要な書類を揃えましょう。持っていくものはパスポート(有効期限が6ヶ月以上あること)、申請書、証明写真(パスポートサイズで)、申請料金です。大使館経由で申請する方法としては、直接自分で大使館まで行って申請するか、下記に記載する通りオンライン上で申請するか、もしくは大使館宛に申請書を郵送する方法も可能です。
在日ネパール大使館の住所
在日ネパール大使館の住所を2箇所、こちらに記載しておきます。関東だと東京に、関西だと大阪になります。東京は目黒区下目黒6−20ー28、福川ハウスBというところです。ビザの申請は午前中が申請時間となっており、受領時間は午後になっています。
大阪は大阪市天王寺区上本町6−9ー1、FUSION+ビル8階にあります。申請時間は東京と同じく午前中のみですが、大阪では受領時間も午前中となっているのでご注意ください。
在日ネパール大使館に郵送で申請する場合
在日ネパール大使館に入国申請、ビザ発給申請を郵送にてすることも可能です。大使館に直接持って行くものと同様の必要書類、パスポートと申請書、申請料金、証明写真を同封して大使館宛に送りましょう。
大切なことは、現金書留で送ることと返信用封筒、返送分の簡易書留用切手も一緒に入れることです。ビザは到着後1週間程度で許可がおりて返送されるようですが、期間に余裕を持って送るようにしましょう。
オンライン申請でビザを取得する方法
ネパール大使館に観光ビザを申請する種類として、今まで2種類、直接大使館まで行って自分でやりとりする方法と郵送で申請する方法がありました。最後の種類として、自分でオンラインで申請する方法もあります。まずネパール出入国管理局のオンラインサイトを開き、ビザ申請をクリックしましょう。サイトはこちらです。
オンラインで申請の前に、必要物品を手元においておきましょう。パスポートと証明写真のデータをご用意ください。記入事項はサイトに表示されますが、パスポートナンバー、氏名、国籍、誕生日、ネパールで過ごす場所を記入し、証明写真を挿入しましょう。submit(提出)を押し、間違いがなければ確認ボタンを押します。その後バーコードが表示されている画面が出たら完成です。このオンラインページを印刷してパスポートと同じサインを記入します。このサインした紙が現地空港で入国審査の際に提出するビザとなります。
オンライン申請でビザを取得する際の注意点
オンラインを使って自分で申請するのが一番簡単な種類となりますが、期日に気をつける必要があります。申請可能となるのはネパール入国15日前からとなります。それよりも前に申請しようとしても、データが保存されないので一から自分で打ち直さないといけません。準備期間に入ってゴタゴタしているときに申請し忘れがないか、申請できる期間に入っているのか、確認する必要があります。
ネパールの観光ビザ取得法2:旅行代理店経由
自分で直接大使館とやりとりをしなくても、旅行代理店を利用するという手ももちろんあります。飛行機、ホテルやツアーなどを含めて丸ごと任せてしまえば、忙しく働いている方は気づけばあっという間に手配がすんですぐにネパールへと旅立てます。
旅行代理店経由でネパール観光ビザを取得する際の注意点
旅行代理店を利用しての観光ビザ申請には、旅行代理店への提出物が増えるのと余分なお金もかかってしまいます。申請書を大使館に提出するために、各代理店が用意した申請フォームに記入することが必要となります。
また、この代理店の申請書とパスポートを代理店に送るときに、紛失すると大変なことになるので、手渡しか確実な方法で送付することが必ず求められます。そこから旅行代理店と大使館のやりとりがあり、そしてようやく自分の手元にパスポートと観光ビザがやってくるので、お金と時間はかかってしまいます。
ネパールの観光ビザ取得法3:現地空港で取得
実はカトマンズ トリブヴァン国際空港(KTM)にて、入国直前にビザを申請、発給してもらうこともできるのです。現地にさきに到着しておいて現地で申請とは、とても面白い仕組みですよね。すぐにもネパールに行きたい、日本での準備時間がないという方は現地で直接観光ビザを取得しましょう。取得方法は後ほど記載いたします。
ネパール現地空港でビザを申請する方法
ネパールの現地空港でビザを取得してから入国する手もあります。必要な書類は入国審査前の場所においてあるので、そこから書類を取り、自分で記入して出来たら入国審査官の元へ持って行きましょう。支払いにかかる料金は滞在期間によって変わります。15日、30日、90日間と期間を選んで支払いをしましょう。
ネパール現地空港で直接ビザを申請取得する方法
それでは現地空港でのビザ申請方法を見ていきましょう。紙での申告も可能ですが、最近では機械を使っての申告が主流となっています。現地空港に到着後、入国審査の方へ向かうと、その前に機械が設置されています。
自分のパスポートをかざし、滞在先、自分の連絡先を打ち込み、そのままその機械で証明写真を撮影、滞在期間を選んでそれに見合った料金を支払えばビザ申請は終了です。この時、支払いはアメリカドルでの支払いがベターと言われています。
ネパール現地空港でビザを取得する際の注意点
入国審査直前での機械でのビザ申請ですが、もしかしたらこの制度は予告なく変更、あるいは廃止される可能性もあるそうです。確実に入国したいときは、やはり事前にビザを取得しておいたほうが無難でしょう。また、航空会社によっては、搭乗時や、チェックインカウンターで席を確認する際にビザを持っているかどうか確認される場合もあります。前もって航空会社やネパールでのビザ取得に関して情報を持っていると安心です。
ネパール旅行の観光ビザの3種類の取得方法を比較
ここまで、ネパール観光ビザの内容や取得方法をそれぞれ見てきましたが、いくつか種類があるため自分にはどれがいいのか、わからなくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。まとめとして、それぞれの方法をかかる期間の差、料金の差、手間や申請のしやすさなどに分けて比較していきます。
1:ネパールの観光ビザ申請にかかる期間の差
ネパールの観光ビザ取得のスピードを見るのであれば、現地空港での取得>在日ネパール大使館での申請>オンラインでの取得>旅行代理店での取得、という順番になるでしょう。どうしても時間がない、ネット環境もない、代理人に頼んだりする時間もなくでもネパールに行きたい、あるいは行かなくてはとお急ぎの方は現地空港で取得するのがマストかもしれません。
2:ネパールの観光ビザ申請にかかる料金の差
ネパール観光ビザ取得に関して、金額で差はあるのでしょうか。それぞれの種類で見てみましょう。オンラインでの支払い>大使館での支払い>旅行代理店への支払い、という順番になるでしょうか。滞在日数によって申請料金が変わるのですが、空港で申請する場合アメリカドルでの支払いになります。1ドルが120円より円高であれば日本での申請より料金は低く抑えられます。大使館で申請する方法では、直接行ったり郵送することでその分のコストがかかりますので、料金に関してはオンラインでの取得が安心かもしれません。
3:ネパールの観光ビザ申請の取得の手間の差
ネパール観光ビザの申請方法や取得のしやすさ、あるいは手間に関してはどのような差があるでしょうか。何もかもセットで任せたいということであればやはり旅行代理店経由で取得するのが一番楽でしょう。オンラインでの取得と現地空港での取得がその次で、最後が直接大使館に行ったり郵送などの方法を用いてビザを申請する方法といえます。ホテルと飛行機もセットで、コストもかかってもいいので任せたいということであれば旅行代理店を利用しましょう。
もしネパール観光ビザを延長したくなったら
ヒマラヤ山脈や独自の文化、ネパール。ネパールにもう少し住んで旅を延長したいと思うこともあると思います。その場合ビザはどうしたらいいのでしょうか。延長したくなったらカトマンズかポカラの入国管理局にて延長手続きをするようにしましょう。料金は1日あたり2アメリカドルです。ちなみに、最大150日間までと決まっております。きちんと届出をしないと料金が加算されてしまいますのでご注意ください。
ネパール観光ビザに関する注意点
特に注意ということでもないかもしれませんが、空港でビザを申請する方法を選ぶ方と滞在期間を延長する方は申請時期や時間に気をつけましょう。世界最高峰のヒマラヤ山脈をめがけて観光や登山にくる方が世界中から押し寄せてきています。登山期間中の空港でのビザ申請は混雑が予想されます。また、滞在延長を移民管理局に行って申請や登録をする場合も、ゆったりとしたところなので待ち時間が1時間、2時間…と待つ場合も少なくありません。比較的空いてそうな時間帯などを狙っていくようにしましょう。
ネパール空港での注意点
神々が多い国ネパールといえども、やはりスリなどに注意を払うにこしたことはありません。空港でバゲージを受け取りタクシーに乗るまで、よくあるパターンとして見受けられるのがカバンを運ぶ手伝いをするのでチップをください、というタイプです。本当に重くて頼むなら良いのですが、軽いリュックなどもヒョイと持って高額なチップを要求することもありますので、いらなければハッキリとノーということが大事です。国際線は様々な観光客と現地の方とで非常に入り混じっているので、カバンは肌身離さず、手が伸びてきたらノーという勇気を持つようにしましょう。
ネパール観光中に注意するべき点
場所にもよりますが、スリに気をつけるようにしましょう。リュックを後ろに下げてそのまま寺院前で待っていたりすると少し危険なので、前に持ったり、とにかく貴重品を自分の手や目で監視できるようにしましょう。また夜はとても暗くなり心細くなると思います。夜中の11時12時はとても暗いので、どうしても緊急の用事がない限りは無用の外出は控えましょう。
気軽に観光ビザを取得してみよう
自分で観光ビザを取得する、と思うとなんだかわずらわしそうで難しそうだなと思われるかもしれませんが、思ったより簡単そうに感じませんでしたか。取得方法も何通りかあるので、気負わずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ネパール旅行前に大切な「ビザ」の申請・取得方法が気になった方はこちらもチェック!
いかがでしたか?ネパール旅行に行く準備や観光ビザ申請に対する不安が少しでも緩和されたらと思います。そのほか旅行に関するおすすめの記事もこちらに掲載しておきます。
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