ウズベキスタンとは
ウズベキスタンとは、1991年12月のソビエト崩壊後に独立した国の一つで、中央アジアにあります。言語はウズベク語で、英語が通じないという言語的な不安要素はありますが、滞在費用がとても安く、食事がおいしく日本人にあっていて、世界遺産を含めた魅力的な観光地もあり、最近注目の旅行先となっています。格安旅行をしたい人たちにとって、ビザが不要となった今、ウズベキスタンはとても魅力ある国なのです。
ウズベキスタンへの観光とビザ
ウズベキスタンには、昨年まで観光目的でもビザが必要でした。2018年の2月10日から、日本を含めた7か国(韓国、イスラエル、インドネシア、マレーシア、シンガポール、トルコ)に対しては30日間の観光目的の入国に限り、ビザが不要になりました。これによって、多くの旅行会社でもウズベキスタンへの団体旅行の販売が増えてきました。ビザ免除になることで、個人でも旅行する人がこれからもさらに増加していくことが予想されています。
そもそもビザとは?
海外旅行を何度もしている人なら、ビザが必要な国と免除される国があることに気づいているでしょう。それで、そもそもビザとは一体何か、よく知らない人もいるでしょう。ビザとは、国が自国に入国することを外国籍のものに許可するために発行する、入国許可証のことです。2018年の2月から、日本人はこの30日以内の観光目的のビザが免除でウズベキスタンに入国できるようになったのです。
ちなみに、パスポートとは、自国の海外へ行く国民に対して、国家がその身分を保証する証明書です。ビザには、観光用や商用、就労、そして、留学などの種類があります。しかし、日本人がウズベキスタンに入国する際、30日以下の観光目的ならビザは不要なので、短期間の観光旅行ならプランを立てるだけで十分のとなりました。ビザが不要なのは、日本人旅行者にはとてもうれしいですね。
ウズベキスタンへの旅行
現在、ウズベキスタンへの旅行は、団体旅行、いわゆる旅行会社が販売するパック旅行と、自分で航空券や滞在するホテルを手配する個人旅行が可能ですが、日本で手配する場合はその両者にそれほど旅行費用の差がほとんどありません。これは、滞在費用がとても安いこと、そして航空券がそれなりに高いことによる影響のようです。航空券の値段が高いのは、ビザが不要でも、まだ就航している便数は少ないからですね。
人によっては、タイまで格安航空券で渡航して、そして、タイからウズベキスタンに行ける格安航空券を買ってウズベキスタンへの旅行を楽しんでいるようです。2国を楽しめるので、お得なのかもしれませんね。なお、タイでウズベキスタンの観光ビザを取ることも可能です。しかも、日本よりも安くビザを取得できます。発行もそれほど日数がかかりません。
ビザをウズベキスタン大使館に取りに行く
昔から、ビザを取りに行くにはその国の大使館に行くのが常識でした。当然、ウズベキスタンの大使館でも、ビザの発行の申請が可能です。ウズベキスタン大使館の所在地は、東京都港区高輪2丁目1−52にあります。電話番号は、03-6277-2166です。大使館は、土日は休みで、平日は午前10時30分から午後5時まで空いています。ですから、普通のサラリーマンが大使館に申請に行くのは難しいかもしれません。
ウズベキスタン領事館でもビザは取れます
関西在住の方が、大使館までビザを取りに行くのは大変です。そのため、領事館が大阪にあります。在大阪ウズベキスタン共和国名誉領事館は、大阪府大阪市北区中之島3-3-3にあります。電話番号は、06-6445-3925です。しかし、最近は様々な国で領事館が閉鎖されているので、事前に電話で確認してから訪問してください。
ウズベキスタンのビザは郵送でも申請が可能
ウズベキスタンへの入国に必要なビザの申請は、郵送でもすることが可能です。まずは、銀行にビザ手数料を大使館が指定する銀行口座に送金して、次に、利用明細書を他の申請書類と一緒に、大使館へ郵送します。このやり方なら、大使館や領事館に直接足を運ばなくても、入国のビザを申請が簡単にできますね。
ウズベキスタンのビザはネットで申請書が作成可
ウズベキスタンへの旅行で、滞在期間が30日を超える場合は、ビザの申請をすることになりますが、大使館や領事館に行かなくても申請用紙がインターネットで入手が可能となっています。このため、日本に住んでいれば誰でもビザの申請が自宅にいながら作成できるようになっています。ただし、インターネット環境とプリンタのような印刷する方法が必要となります。自宅にプリンタがないのなら、コンビニのコピー機で出力するのもいいですね。
とても手軽で、しかも時間や曜日の制限もないので、よりウズベキスタンに旅行するのが手軽になったといえます。作成後は、郵送が便利ですね。
ウズベキスタンのビザ申請書作成法
ウズベキスタンの長期滞在に必要なビザ申請の書類は、インターネットで作成することが可能です。インターネトのブラウザでどのようなものが使えるかという情報や、また、英語でしか入力できないので、ラテン系の独特の文字はアルファベットに書き換えて入力するように求められます。また、グループやビザの日付けが同じ人、15歳までの子供などは人数を付け加えて入力することができるようになっています。
個人情報の入力
パーソナルインフォメーションでは、パスポートに記載している氏名やパスポートの番号などの情報を入力するほか、性別などプルダウンリストから選択していきます。珍しいところでは、「Marital Status」という既婚か未婚などの項目があることでしょう。
入国目的などの入力
トラベルインフォメーションでは、滞在期間を日付で、また、ビザを取得した国などをプルダウンリストから選択します。また、入国する目的や招待された場合、その団体などを英語で入力しなければなりません。
詳細情報の入力
アディショナルインフォメーションでは、ウズベキスタンでの滞在先や、以前ウズベキスタンに滞在した経歴、同行者、職業、勤務場所、職場や学校の電話番号、自宅電話番号などを入力します。あとは、印刷フォームにしてからプリントアウトするだけです。
ウズベキスタンでの滞在先の確保
ウズベキスタンでのビザの発行には、滞在先が必要です。もちろん、短期間でのビザ浮揚の観光目的の入国でも、入国カードに滞在先を記入する必要があるので、滞在先の確保は必要です。おすすめは、初日に宿泊するホテルは空港から近いタシュケント市内のホテルでしょう。
とりあえず、初日の滞在先さえ確保してしまえば、それでビザ申請の書類も、入国カードの記入もできるので、ホテルの名称や住所、電話番号を記録しておくのがおすすめです。2日以降の宿はビザの書類作成後に確保しても十分に間に合います。
ウズベキスタン大使館の口座への振り込み
ビザを取得するときは、銀行振り込みで料金を振り込まなければなりません。窓口となる金融機関は、三菱東京UFJ銀行の目黒駅前支店で、口座番号は普通預金 1196059です。受取人名は、「EMBASSY OF THE REPUBLIC OF UZBEKISTAN」です。振込名義人はローマ字アルファベットでの記入をしなければなりません。
料金の支払いは事前に
ビザ発行の料金の支払いは、銀行振込に一本化されています。つまり、大使館に直接申請するのにも、郵送で申し込むのでも、、いずれのケースでも事前に指定された銀行口座に送金を完了していなければなりません。そして、利用明細書を持って窓口に行くか、郵送の時に書類と一緒に送付しなければなりません。
ビザの受け取り
ビザの申請が終わったら、次にビザの受け取りがあります。大使館での申請をした場合と、郵送での申請の場合でかかる時間が違ってきます。大使館に提出するものは、1パスポート2パスポートコピー3申請書4写真5ビザ申請手数料の振込明細書で、郵送の場合はさらにレターパックが必要となります。
大使館での申請の場合は、およそ1週間後の午後4時から午後5時までの1時間というかなり短い時間帯にビザを張り付けたパスポートを受け取ることになります。郵送の場合は、およそ15日ほど受け取りにかかり、申請の時に同封したレターパックに入ったビザを張り付けたパスポートが送られてきます。時間的な余裕がない場合は、大使館に出向かなければいけなくなるので、少なくとも出国予定の1か月前には郵送申し込みはしておきたいですね。
ビザ取得前に航空券は必要?
ビザの申請の前に航空券の購入は、現在は必要となっていません。ですから、ビザが下りてから飛行機のチケットを確保しても大丈夫です。しかし、入国したい日付に乗れるようにするためには、プランを立てたときには速やかに飛行機の座席を確保するべきでしょう。やはり、確実に入国するには、飛行機に乗れるかどうかは重要なファクターです。
トランジットの場合は、ビザは不要
ウズベキスタンの空港で飛行機の乗り継ぎをして別の国に行く場合は、ビザは不要となっています。これは、飛行機の乗り継ぎをしてすぐに第3国に向かう場合だけで、ウズベキスタンに1度でも入国する場合は観光目的を除くと必要となります。日本人の場合は観光ビザが免除なので、トランジットのついでに少し観光したいという場合は便利ですね。
ウズベキスタンの空港でビザは取れる?
国によっては、国際空港でビザを取得することができますが、ウズベキスタンではそれができません。ですから、ビザ免除の対象となる目的以外の入国の場合は、日本人は入国前にビザを取得しなければなりません。ですから、可能ならば日本国内でビザを取得しておくのがおすすめですね。
ウズベキスタン観光ビザのまとめ
ウズベキスタン観光ビザのまとめはいかがだったでしょうか。日本は30日以内の観光目的ならばビザが不要となっているので、ほかのビザが免除となあっていない国の人々よりウズベキスタン旅行がしやすくなっていてお得です。まだ行ったことがない人にとっては、食や文化、観光などでとても魅力的な国ですね。長期休暇が取れる人は、是非ビザを取得して滞在してみてください。
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