ジェックス ピュアソイルブラック2kg
テトラ (Tetra) コントラコロライン プラス 100ml 76115
ボトルアクアリウムの作り方は?
ボトルアクアリウムは人気ですが、まだまだ持っている・育てている方は少ないかもしれません。初心者でも気軽に始められて、コストもあまりかからず、簡単に癒しを得られるとして人気なのですが、生き物を育てるとなると、少し身構えてしまう部分がありますよね。しかし、ボトルアクアリウムではデリケートな生き物を入れず、強い生き物を入れるので安心です。今回はそんなボトルアクアリウムの作り方や注意点などを解説していきます。
ボトルアクアリウムとは?
ボトルアクアリウムは瓶・ボトルで作る
その名の通りですが、瓶やボトルなどで作る水槽を指します。通常、熱帯魚や金魚、メダカなどを飼育する際は水槽を使いますよね。ただ、水槽となるとある程度サイズがあり、ちょっとしたところに置けません。ボトルアクアリウムでは画像のような瓶を使いますので、どこでも置けるのがメリットです。中には貝類やエビ、メダカなどの小さな魚と水草を入れて、小さな生態系を作ります。水替えなども非常に簡単なので、是非作ってみて下さい。
ボトルアクアリウムの魅力
どこにでも置けることが大きなメリットですが、コストパフォーマンス面もメリットの一つです。気軽に始めるセットであれば大体2000円もあれば揃えられますね。しっかりしたものを用意していくと、ある程度コストがかかってしまいますが、100均アイテムを駆使すればかなり低価格で楽しめます。100均アイテムだからといって困ることはありませんので、まずはコストをかけず、気軽に始めてみて下さい。
ボトルアクアリウムの作り方①ボトル・瓶の用意
0.5~1Lの瓶を用意
まずはボトル・瓶を用意しましょう。特にコレといった決まりはありませんので、ご自分のお好きな形・デザインのものを使用して構いません。すでにご自宅にめぼしい瓶がある場合はそれを使って下さい。蓋があるものと無いものがありますが、蓋がないものを使う場合はご自分で蓋を作りましょう。また、瓶のサイズは1L程度あると水質が安定しやすくおすすめです。0.5L以上あれば使えますので、検討材料として覚えておいて下さい。
おすすめは100均の蓋つき密閉瓶
これから始める初心者の方におすすめしたいのが、100均で購入出来る、蓋つきの密閉瓶です。完全に密閉する訳では無いのですが、蓋があれば中の生き物が逃げないので良いですね。魚やエビは結構飛び出しますので、蓋は必須です。100均のものと言うと低品質なイメージがあるかもしれませんが、最近の100均アイテムのクオリティは高く、上記画像のような瓶が気軽に買えます。蓋つきの密閉瓶は見た目もおしゃれでおすすめですね。
ボトルアクアリウムの作り方②底砂の用意
底砂はソイルがおすすめ
底砂をソイルに変えてリセット。水中にも水草植えたくなりました。今からゆっくり注水の儀(^^) pic.twitter.com/aqzz9EcDbU
— 【生き物大好き】むじなはん (@KEN_SSY) March 6, 2018
次に用意するのが「底砂」です。底砂は、その名の通り底に敷く砂のこと。この底砂にバクテリアが繫殖して、水質を保ってくれますので、非常に重要なアイテムです。底砂には色々な種類がありますが、ボトルアクアクアリウムに使う場合はソイルがおすすめです。ソイルはバクテリアが繫殖しやすく、水草にも良いのでおすすめです。ペットショップはもちろん、最近では100均でも少量販売されていますのでチェックしてみましょう!
おすすめの底砂はこちら
ジェックス ピュアソイルブラック2kg
ソイルはペットショップや100均でも販売されていますが、もしお近くにお店が無い場合、またはネットショップで揃えたい場合は、「ジェックス ピュアソイルブラック」がおすすめです。ネットショッピングサイト「Amazon」で沢山売れている製品であり、高品質で価格もお手頃なのが魅力。小さな瓶であれば2㎏も使いませんので余ってしまいますが、複数瓶飼育にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ボトルアクアリウムの作り方③カルキ抜きの用意
カルキ抜きとは?
初心者の方がよく失敗してしまう原因の一つが「カルキ抜き」をしていない水を使用することです。私たちが普段使用している水にはカルキが含まれているのですが、実はこのカルキは水草や魚などに有害で、そのまま使うと状態が悪化して死んでしまうことも珍しくありません。カルキは水道水を1日程度日光にあてることでも抜けますが、より手軽なのがカルキ抜きを使うことです。100均でも販売されていますのでチェックしてみましょう。
おすすめのカルキ抜きはこちら
テトラ (Tetra) コントラコロライン プラス 100ml 76115
カルキ抜きでおすすめしたいのが、テトラのコントラコロラインです。カルキ抜きは色々なめから販売されていますが、テトラのコントラコロラインは昔から販売されている定番製品であり、価格も高くなく、信頼感のある製品ですね。熱帯魚などを販売しているペットショップでは必ずといっていいほど置いてありますので、見てみて下さい。もしお近くにペットショップが無ければ、ネットショップもチェックしてみましょう。
ボトルアクアリウムの作り方④水草の用意
水草が最重要
ボトルアクアクアリウムにおいて最も大切なのが水草です。基本的に濾過機などを使わずに育てていきますので、水草が大事な酸素供給源となります。どんな水草でも良い訳ではなく、厳しい環境でも耐えられる種類がおすすめですね。植物は基本的に二酸化炭素を必要としますが、二酸化炭素があまり無くても育つ種類を選びましょう。下記におすすめの水草を三種類紹介しましたので、是非検討してみて下さい。
おすすめの水草①アナカリス
最もおすすめの水草がアナカリスです。アナカリスは金魚やメダカ水槽でも定番の水草で、生命力が強く、二酸化炭素が少なくても育ってくれます。また、価格も安いので気軽に購入出来るのもメリットですね。画像のように地面から生えているような形で植えられることが多いのですが、水槽に浮かべておくことも出来ます。とりあえずアナカリスを入れておけば、良い酸素供給源となってくれますのでおすすめです。
おすすめの水草②ウィローモス
次におすすめしたいのがウィローモスです。こちらはボトルアクアクアリウムでよく使われている定番の種類で、画像のように、大きくなるとフカフカとした見た目になります。流木や地面に這わせるように飾れますので、とてもおしゃれですよね。ウィローモスも二酸化炭素をあまり必要としない植物で、水質の変化にも強く、初心者でも育てやすい水草です。南米のものと普通のものがありますが、普通のものがおすすめですね。
おすすめの水草③アヌビアスナナ
熱帯魚水槽でもメダカ水槽でもよく見かけるアヌビアスナナもおすすめです。アヌビアスナナは厚めの葉が特徴で、画像のように流木等に活着します。少しエキゾチックな雰囲気があり、独特な魅力がありますね。こちらも二酸化炭素をあまり必要としない水草なので、ボトルアクアクアリウムに合っています。これら三種類の他にも初心者におすすめの水草はありますが、まずはこの3種類から始めてみることをおすすめします。
ボトルアクアリウムの作り方⑤装飾物の用意
小さな流木を飾るとオシャレになる
必要不可欠という訳ではありませんが、流木を飾ると途端におしゃれになりますので、是非用意しておきたいですね。流木はホームセンターなどで販売していますので、お近くにある方はチェックしてみて下さい。大きな流木は瓶に入りませんので、小型のものを選びましょう。また、海岸などに落ちている流木を使っても構いませんが、天然の流木は汚れていますので、煮沸して、よく洗ってから使うことをおすすめします。
石も定番の装飾物
流木と並んで定番なのが、石を装飾物として使うことです。石もとても良い雰囲気を作ってくれますね。流木も石も入れると瓶がいっぱいいっぱいになってしまいますので、どちらか選んで入れると良いでしょう。小さめの物をいくつか入れても良いですし、大きな物を厳かに配置するのも素敵です。販売されている石でも良いのですが、天然の石を使用してももちろん大丈夫です。よく洗ってから瓶に入れましょう。
ボトルアクアリウムの作り方⑥照明とヒーター
照明は必要?
これから始めるにあたって初心者さんが疑問に思うのが照明かもしれません。植物には光が必要ですので、真っ暗闇の場所では確かに照明が必要となります。置き場所にもよりますが、カーテン越しの光が少し当たる場所であれば、照明無しでも大丈夫でしょう。先述して紹介した水草はいずれも生命力が強いので、光量が多少少なくても育ってくれます。もし暗い場所に置く場合は、画像のような小さなライトを当ててあげましょう。
ヒーターは必要?
もう一つの疑問点が、ヒーターが必要かどうかですよね。熱帯魚であればヒーターは必須となりますが、ボトルアクアクアリウムでは基本的にヒーターが必要な生き物を育てません。もしヒーターが必要な熱帯魚を育てたい場合は、小さなオートサーモのヒーターを入れると良いでしょう。どこにでも気軽に置きたい方は、ヒーターのいらないエビやメダカなどを育てるのがおすすめです。
ボトルアクアリウムの作り方⑦魚・エビの用意
ボトルアクアリウムはエビが重要
ボトルアクアクアリウムには小さな魚が入っているイメージが強いですよね。しかし、魚よりも大切なのがエビです。エビは水槽を綺麗に保ってくれる生き物であり、苔掃除のプロフェッショナル。沢山入れる必要はありませんが、1~3匹程度入れておくと良いでしょう。上記画像の真ん中にいる透明なエビがミナミヌマエビ、赤と白が綺麗なエビがレッドビーシュリンプと言います。初心者の方はヌマエビ系から始めてみましょう。
小さく強い魚を用意
生命力が強い魚で、水温変化にもある程度対応出来る種類が理想です。また、サイズの大きな魚ですと水質悪化しやすいので、なるべく小さな魚を選びましょう。一番おすすめなのは、画像のアカヒレという魚です。水質悪化にも強く、寒さにも強いので初心者でも簡単に育てられます。また、メダカも生命力が強いのでおすすめです。最近は綺麗なメダカが流行っており、まるで鯉のような柄のメダカもいますね。
ボトルアクアリウムの作り方⑧立ち上げ
瓶を置く場所を決める
密閉瓶などを用意したら、置く場所を決めていきましょう。仕事場のデスクに置いても良いですし、窓際に飾るのも良いですよね。一日中騒がしい場所ではなく、昼間は明るく、夜は暗い場所が良いでしょう。照明を使わない場合はカーテン越しの光が当たる場所に置いて下さい。照明を使うのであれば、どんな場所でも構いません。重量もあまりありませんので、置く場所の耐久性を気にしなくても良いのが嬉しいですよね。
ボトルに底砂と水を入れる
置く場所を決めたら、瓶に底砂を入れて水を注ぎます。まずは瓶をよく洗って下さい。この時、洗剤を使うと後々に影響する可能性がありますので、水洗いにしましょう。次に底砂を入れます。底砂の厚みは1㎝~2㎝程度で良いでしょう。底砂を敷き詰めたら、カルキ抜きをした水を入れます。水を入れると底砂の汚れが舞い上がって、水がしばらく曇ってしまいますが、しばらく放っておくと綺麗な状態になっていきます。
水草を入れて安定状態を待つ
水の曇りが無くなったら、購入した水草を植えましょう。アナカリスであれば浮かべておくだけでも構いません。初心者の方は水草を植えてすぐにメダカやエビを入れてしまうのですが、実はそれは危険。立ち上げ当初の水槽にはバクテリアが少ないので、ちょっとしたことですぐに水質悪化し、魚が死んでしまうことが多いのです。まずは水草だけにして、2週間程待ちましょう。次第にバクテリアが増えて、良い環境となっていきます。
ボトルアクアリウムの作り方⑨魚とエビを入れる
先に生命力の強いエビを入れる
魚よりもエビの方が強い場合が多いので、立ち上げから2週間経ったタイミングでエビを入れてみましょう。ペットショップに行くと、透明なヤマトヌマエビなどが販売されていますので、2~3匹購入して水槽に入れます。入れる際に注意して頂きたいのが、ペットショップの水を水槽に入れないことです。購入した袋に入っている水に、何かしら菌が入っている可能性がありますので、小さな網などでエビを掬って入れましょう。
問題無ければ魚を入れる
エビを入れて更に1週間ほど待ち、元気に過ごしているようであれば魚を入れましょう。エビの糞によりバクテリアの繫殖も早まっていますので、大分水質が安定しているはずです。濾過器を入れない場合は酸素供給源が水草だけですので、あまり沢山の魚を入れると酸欠状態になります。水草をたっぷり配置して、魚は2匹程度に抑えることをおすすめします。
ボトルアクアリウムの作り方⑩管理
基本は水を足すだけ
立ち上げが完了したら、あとは魚に餌を与えながら見て楽しむだけです。また、水分が少しずつ蒸発しますので、水が減っていると感じたら少し足してあげましょう。密閉瓶であれば蓋がありますので、水分の蒸発を多少抑えることが出来ます。水替えをする場合は、水替えの際に水量を調節しましょう。
たまに水替えも
魚を入れている場合は水替えも定期的にしましょう。1週間に1回が目安ですが、魚が多めの場合、または瓶が小さい場合は1週間に2回すると良いですね。水替えと言っても水を全て替える訳ではなく、3分の1程度で十分です。また、水替えのついでに、スポイトを使って底砂の表面にある汚れを吸い取ってあげましょう。魚の糞を放置しておくと水質悪化の原因となります。
苔の掃除
水替えのタイミングで行いたいのが、苔の掃除です。エビなどを入れて苔を綺麗にするようにしても、ある程度苔は増えていきます。水草や底砂についた苔はエビが食べてくれるのですが、瓶について苔は人の手で綺麗にしてあげましょう。化学成分のついたスポンジを使用すると生き物に影響が出ることがありますので、カードのようなものでこそげ落とすと良いでしょう。
ボトルアクアリウムの作り方⑪ラムズホーンとは?
ラムズホーンは巻貝
エビと魚以外にも、巻貝を入れるのもおすすめです。画像の巻貝はレッドラムズホーンという巻貝で、小さくて綺麗な種類です。こちらは水槽の側面についた苔を食べてくれる巻貝として多くの方に育てられており、苔掃除の手間が省けます。また生命力も強いので、ボトルアクアリウムにも最適ですね。
1匹入れておけば水槽を綺麗に保てる
注意して頂きたいのが、複数飼育しないことです。レッドラムズホーンは雌雄同体ですので、2匹以上入れると繫殖します。繁殖力が非常に強いので、放っておくとどんどん増えてしまいますので、ボトルアクアクアリウムに入れる際は1匹だけにしておくとお良いでしょう。1匹だけでも十分掃除してくれます。
ボトルアクアリウムの作り方⑫注意点
直射日光を当てない
初心者の方に気を付けて頂きたいのが、直射日光を当てないことです。直射日光を当てると、途端に水温が上がってしまい、急な水温変化に生き物がついていけず、死んでしまう可能性があります。光はカーテン越しに当てましょう。冬は寒いので、少しの間当てても構いません。
蓋で完全に密閉してはいけない
100均で販売されている密閉瓶をおすすめしましたが、蓋で完全に密閉してはいけません。完全に密閉してしまうと空気の出入りが無くなってしまいます。密閉瓶ではありますが、密閉はせず、蓋を被せる程度にしておきましょう。また、蓋の無い瓶を使う際は、ラップで覆って穴を開けておくのも良いでしょう。
ボトルアクアリウムに関するTwitter
100均でほぼ揃えられる
全て100均にあったものでボトルアクアリウムを組んでみようと思う。 pic.twitter.com/0RhlNWQ2xU
— まいザウェイ (@seafriend101) August 14, 2018
こちらは100均アイテムでボトルアクアクアリウムを製作している様子が紹介されています。ソイルも画像のようなものが販売されており、カルキ抜きなども販売されていますので、ほぼ100均で揃えられるのが魅力的ですよね。メダカやアカヒレも安く、コストパフォーマンスの良い趣味です。
メダカが猫に狙われる
ボトルアクアリウム作ってきたー!前メダカおったけど猫にやられて全滅したんよね:crying_cat_face:今度は大事に育てます pic.twitter.com/pPdSvfoPcM
— PK (@PK_333) November 10, 2018
こちらはメダカが猫に狙われてしまったことが書かれています。初心者の方で、猫を飼われている方は十分気を付けて下さい。蓋もしっかり締めて、少し空気が出入りするように穴を開けておきたいですね。
まとめ:ボトルアクアリウムの作り方
今回の「ボトルアクアリウムの作り方は?魚を育てる際の注意点も合わせて解説!」はいかがでしたでしょうか?初心者でも簡単に始められますので、是非参考にして立ち上げてみて下さい。メダカなどの魚を入れる際は、すぐには入れず、バクテリアが繫殖してから入れるのがポイントとなりますので、じっくり立ち上げていきましょう!
ボトルアクアリウムが気になる方はこちらもチェック!
今回はボトルアクアリウムの作り方をご紹介させて頂きましたが、他にも魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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